2010年5月9日日曜日

カメラマンの話 その2



たまには綺麗な画像も貼らなくちゃ。


夕方になってきてだんだんと仕事のテンションがあがりにくくなってきたので、ブログの更新という理由を言い訳にサボろうとするずるいやつです。


今日の昼にカメラマンの話を少ししましたので、その続きなんかを。


えっと、何を見てすごいて思うねん?て話でしたっけか。


というよりその前に、これは私の個人的な感想で、写真てのはあくまで観る人の主観によるとこが大きいと思いますんで、あんまり気にせんといてくださいね。


で、本題に戻りますが。


まあ私自身は正確な数は把握できませんけども、仮に月20冊アルバムを作るとすると、1冊あたりだいたいカメラマンは500〜600枚以上は写真を撮ってきますんで、月で軽く見て10000枚、年間だと120000枚の結婚式や披露宴の写真を見てる事になります。


でも、式場さんやカメラマンによって写真はそれぞれ全然違うんですが、やっぱりCM写真ではなくて、記録としての意味もあるスナップフォトなんで、こう、なんていうのかわかりませんが、基本ってのが多分あるんだろうと思います。


その基本をおさえてる上で、色々なサービスショットやら、アレンジショットを混ぜ込みながら、それぞれのカメラマンの個性が出てきてるみたいな感じですね。


まあ中には非常に厳しい規律を持ってる式場さんもありますので、毎回かならず決まったカットを撮影してくるところもあります。


そう書くと、なんかつまらん写真なんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、写真を見てる私からしても、毎回違う人でも同じような写真をおさえる事ができるってのは、ある意味自由に撮影するより難しいんだと思います。


でもそうする事で、まず失敗はなくなりますし、確実にお客様には満足の出来る写真を提供できるって訳でして。


婚礼写真に失敗は絶対に許されませんからね。厳しい世界でございます。


「えへへ、撮るの失敗しました〜」なんて言った日にゃ、下手すりゃ損害賠償請求とかになっちゃいますんでね。(;´Д`)


まあそれはさておき、そんな色んな状況の中で、カメラマンは自分の身を削って撮影してくる訳ですが、その中で「なにこれスゴイ」て思うのもたまにあります。


写真を見せる訳にはいかないので、かいつまんで説明しますと、


1 新郎新婦の表情がスゴイ。
たぶんですね。恐ろしく新郎新婦とのコミュニケーションとってるんやと思います。たぶん「友達かっ」てくらいに。新郎新婦が撮られる事のストレスを全く感じていない様子。


知らん人に写真撮られるって、やっぱ何かしら緊張するんですけどね。それを打ち崩す何かをしてるんでしょう。写真見てるだけで「ああ、このカメラマンめっちゃ信用されてはるわ」って思えるくらいです。


2 アレンジがスゴイ。
会場なんてそれぞれ違うし、そこにある調度品なんかも全然違うもんですが、まるでもう何十年もそこで撮影してるみたいにうまく新郎新婦にからめて撮影してます。しかも綺麗に。まあ下見とか行ってるのかもしれませんが、にしても即興でそういう構図撮れるのはスゴイ。しかも季節感バッチリやし。


3 色がスゴイ。
今はデジタルデータなので、カメラマンの方の中では自分で補正してから入稿される方もいらっしゃいますが、本当にスゴイ人は補正無しでもアルバムに使う時に修正無しで使える写真を撮ってきます。


おねがいだから私の仕事取らないで・・・


3 枚数がスゴイ。
最近はデジカメ撮影がほとんどですね。あれ知ってます?撮ろうと思えば2000でも3000でも撮れる事。
そりゃそんだけ撮れば、良いのが絶対あるわな。て思うんですけど、上手な人は撮れるのに最低限しか撮ってきません。


そんだけたくさんの写真はデータになりますが、多く撮れば撮るだけ、データ保管するメモリーカードも必要ですし、メモリーカードが沢山あればあるほど、管理も大変です。
その中の一枚紛失とか、データ飛んだとかは許されないので、最低限のデータをきっちり保管してくれます。そのほうが安全ですからね。


4 体力がスゴイ。
挙式と披露宴て、始まりから終わりまでだいたい3時間以上はあります。その時間内、一眼レフと超重い望遠レンズ数本と、電源用の電池パックをスーツの上に袈裟懸けにして、ずーっと忍者のように走り回る。


あえて言おう。「引っ越しのバイトよりキツイよ」と。


でも知ってる限りでは、女性で一日で挙式&披露宴のセットを3回こなす猛者も知っております。もうね。バケモノかと。


で、たまに観るんですが、撮影の最初は良い写真が撮ってあるんですが、最後のほうではカメラマンの疲れが出て、多分集中力なくなるんでしょうね。なんとなく冴えないカットになってしまうパターンがあります。


まあでも多分一般の人にはわからないかもしれませんけど。


でもこの前見た時には、挙式が10:00からなのに、7:00に現地に入って調度品を撮りまくり、新郎新婦や親族らが会場に集まってくる所から撮影しだし、披露宴が終わって二人が私服に着替え終わって、帰りのタクシーに乗り込んでそのタクシーが夕日を浴びながら坂を下っていくシーンまで撮っている恐ろしい方も居ました。


( ゚д゚)・・・やりすぎやろそれ。


まあ他にも本当に色々あるんですが、私は撮影はしない人間なんで、カメラマンの方に言わせると「何を言っとんねんこの素人がっ」っておこられるかもしれませんが。


てかよう怒られてますけどね。あまり気にしてません。ごめんなさい。


でもさっきも言いましたけど、写真てのは本当に観る人の主観に左右されやすい物だと思います。


知らん人からしたら普通の写真でも、その人からすれば「一生の思い出」になる一枚かもしれませんからね。


そんな「神の一枚」を撮るために頑張ってはるのかもしれません。


私の働いてる会社のカメラマンも、ええ人いますよー。
てか、皆スゴイ写真撮る人ばっかです。
まあ、だから好き放題言えるってのもあるんですけどね。


また気が向いたらカメラマンの話でも書きますかねえ。


今回はこのへんにて・・・

2 件のコメント:

  1. はじめましてmasahiroっていいます。

    私のBlogの読者になってもらいありがとうございます。

    ブライダルアルバム制作の仕事ってなんだかすごく興味があります。私も数年前に結婚したのですが、カッチョ良く結婚式のアルバムをつくってもらった覚えがあります。なんだか人の笑顔が見れる仕事って素敵ですね。

    また、私のBlogにも遊びに来てくださいね。
    それでわ…

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  2. ありがとうございます。
    masahiroさんの写真が個人的に気に入ってしまいまして(*´д`*)
    ふつつかながら読者にならせていただきました。
    また素敵なお写真拝見できるの楽しみにさせていただきます。

    ブライダルアルバムって聞くと皆さんどういう印象をお持ちなのか、私は中の人ですのでよくわかりませんが、外側から良いも悪いも色んな意見が聞けたらいいなあ。と思って色々やってます。

    また何でも意見聞かせてくださいね。
    ありがとうございます。

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