2010年10月23日土曜日

Uさんにささぐパート3

補色の代表 赤と緑。

どもどもみなさまこんばんわ。



今日は営業風味な言葉で始まらずに済みましたね。

でも別にお休みでもなんでもございませんNAWOです。


え?なんですか?今日は土曜日?

もうそんな曜日なんですかそうですか。


私はまだ水曜くらいだと思ってましたけども何か?



まあ人間こう忙しいとですね、本当に時間の概念なんかどうでもよくなってきますものでしてね。



ちょい昔の話ですけども、私がまだ大きめの印刷会社さんに勤務してました頃は、一般の印刷物ですとか、卒業アルバムを作ってたのは前々から申し上げておりますのでいいんですけども。

その卒業アルバムってのもですね、やはりシーズン物ですので、

デザイン業務もDTPのオペレーションも、写真の分解やなんかも、全ての作業がだいたい10月くらいから、年明けの2月くらいまで続くわけなんですけどもね。


だいたい秋の紅葉の時期くらいから、DTP室には悪臭と死臭が漂い始め、朝の始業チャイムには、徹夜後の椅子寝や床寝のゾンビ達が呻き声とともに作業を始めるような状況が続いていくわけなのですけども。


ですけどもそういうゾンビ状態のDTPでの編集業務ってのも、永遠に続く訳ではありませんでしてね。

DTPっていうのは、あくまで「版下」データを作る仕事ですので。


版下データが完成したとこで、それを肝心の「印刷」と「製本」の行程に回さん限りは、最終卒業式のその日までに、アルバムを納品する事は当然出来無い訳です。



DTPも含めて、版下データが大量に出来上がった = 印刷製本行程が地獄の忙しさになる。というのは、まあ嵐山の山に居ますサルでも解る事なんですけども。

印刷工場も緊急にアルバイトさんを大量に募集して、24時間体制で印刷製本ラインを回し続けていくんですけどもね。


でも超繁忙期になりますと、その工場にたとえ何百人居たとしても、人はぜんぜん足りない訳でございます。


ですのでDTPやデザイン室のスタッフも、ある程度データの作成作業が終った後はですね、決まって今度は朝一番から大型のワンボックスに乗せられて、ドナドナドーナードーナーな具合に印刷工場に応援に行く訳なんですね。




でもって、超多忙な印刷工場の中は、まあ工場って言うくらいなので、窓もありませんし、外気もそんなに入らないとこなんですけども。


というよりも、DTPのよにデータを扱うのではなく、「紙」を扱う仕事なので、

日差しや湿気も入りにくいようになってる都合上、窓は無いのが当然ですし、温度や湿度に至るまで、完全に空調やらで調整されてますので、或る意味すごい良い環境なのですけどもね。


ですけどもそういう環境の最大の欠点は何か解りますかね?


それは「時間」とかの概念が全く効かなくなるって事なんですねこれが。



そこでのハードワークな話も話し始めますとまたまた嫌がらせの如く長くなっちまいますので、またの機会のネタにとっとくとしまして。

今働いておりますとこの事務所は、窓もありますし、空気も入替できますので、そんな時間の概念が無くなるってことはありませんけどもね。


ですけどもやっぱり仕事が忙しくて集中する時間が長くなってくると、ふと気がつくと夕方だったり、夜だったりってことが多分にある訳でして。

まあそこで夜とか思えるだけまだまだ全然余裕で人間らしいとは思いますけどもね。



でもって、前から続いております、デジカメにはまったUさんに捧ぐシリーズもとうとう三回目になっちゃいましてね。

こうやってグダグダ前フリ書かなきゃ、こんな引っ張らなくても済んだだろうなんて言う人は沢山いらっしゃいますけども。


いいじゃないすか。すこしぐらいだべってもねえ。


まあ本題はそんなに大したこと書いてませんので、それを補完する為に必要な儀式みたいな物だということで・・・

あるていどこうやってボリュームあるほうが、なんだかすごい事書いてるように見えませんかねどうですかね。ああまったく見えませんかそうですか失礼しました。




ささ(汗)じゃ続き書きますか。


最初の1回目は「線」

で昨日の2回目は「形」「立体感」「質感」

にそれぞれ着目して、それの面白いものを見つけて撮影してみたらどうですか?って感じだったんですけどもね。


今日はその次にこれ見て面白そうだったら撮ったらいいんじゃないの?という物で、写真で一番重要なものであろうという

「色」

について。



基本色ってのは、まあどんな状況でも、何にでも付いてるものでしてね。

中にはモノクロの写真でないと出ない色ってのもあるのはありますけども、

でもデジカメ全盛期の昨今では、あえて彩度を排した写真を狙うよりも、色に注目して撮影する事のほうが圧倒的に多いと思いますけどもね。



でも、そういう色に注目する時でも、

それぞれの色の関係性ですとか、簡単な色の組み合わせによる心理的効果やなんかも知っておくと、もっと写真に納める場面を探す時に楽しくなったりするもんです。



カラーと言いますのは、明度・色合い・彩度という3つの素材から出来てるものでして、それぞれの色が独立して個性を持っています。


赤や黄色、オレンジなんかのカラーは

「エネルギー」「面白さ」「動き」「活発」


青だとか緑は

「安らぎ」「癒し」「慰め」


とかのイメージを与える効果があり、大きくわけて暖色系と寒色系とで、上記のような印象を受けます。


こども服やなんかで、こういった暖色系が多く使われたりするのも、元気よく活発なというイメージでつかわれる事が多いのですね。


暖色系に限らず、こういう「原色」を沢山使用した写真や絵と言うのは、それだけですごく賑やかに、それでいてかわいらしく感じる事もできます。

印象の残りやすいような写真を撮る!ってとこには、こういうカラーにより受けるイメージというのも考えながら撮影すると、色々意図するイメージに近いものができやすいんですね。


たとえば子どもの写真を撮る時に、

背景が何にもない、コンクリートのグレーの壁の前で撮るよりも、

原色の鏤められた、公園の遊具の前で、その遊具をわざと単焦点の望遠でぼかして撮影してみるとか。


それだけでもその写真から与える印象は全く変わってくると思います。



で、もう一つは、色というのは「足し算」と「引き算」の色があるという事でして。


ここからはカラーホイールで説明しましょうか。


見ての通り、このカラーホイールで色の関連性が解るんですけども、

赤と青と黄色が「引き算」の色。

その3色のそれぞれ中間の色が、

紫、オレンジ、緑の「足し算」の色。

ですね。


赤と青を混ぜると紫、

青と黄を混ぜると緑、

黄と赤を混ぜるとオレンジ。


なのでそこから「引き算」と「足し算」の色と呼ばれるわけです。



でもって、上のカラーホイールには、それぞれ互いに反対になる色があると思うんですけども。

たとえば赤に対しての緑とか。青に対してのオレンジとか。

その対になってる色を「捕色」と呼んで、それらを組み合わせる事によって、お互いの色を補完しあい、強いイメージに変化する。という特徴があります。



皆さんもおなじみの。人によっては大好きな人も、大きらいな人も居るであろう、

「クリスマス」

これも実はこの補色の関係の色合いになっておりまして。


今回の記事のトップ画像は、そのクリスマスの補色である、「赤」と「緑」の関係の写真を集めた画像なんですけどもね。

まあ使い方によっては、補完しすぎて目がチカチカしてくる事もありますけども。



 ほかにもたとえば青とオレンジとか。


こんなふうに色合いとして補完しあうので、マッチングすることはもちろん、

その色が組み合わさってるだけで印象深くなったりもします。



ついでに紫と黄色も。


こういう具合に、マクロで近接撮影で、お花ですとか。

あと人によって好き嫌いは激しいかもしれませんけども、昆虫ですとか。


特に昆虫は好き嫌い的に撮影対象として危険かもしれませんけども、色彩の宝庫だったりします。

昨日話した「質感」とかの面でも、ここまでズームできると面白いものが発見できますので、レンズお持ちであればマクロにはまってみるのもいいかもしれません。


とにもかくにも、これもまた同じ話になっちゃうのですけども、

色んな「色」を見つけられるような眼を持つことも大事だよーって事なんですかね。




まあこうやって三日間に渡って、

「どうやったら普通のんじゃなくて、何か印象深くなるような写真が撮れるのん?」

というUさんのリクエストにお応えして記事を書いてきましたけども。

最終的には線にしても形にしても色にしても、基本的にそれを見つける「眼」がどうしても必要なんですね。そっからしか始まりませんので。

ですけども、別にそれは遠くに旅行に行った先で無くとも、本当にごくごく普通に日頃生活してます身の回りで、普段は興味もわかなくて見向きもしてない物ばかりに感じるかもしれませんけども、ちょっと角度を変えてみるとか、普通上からしか見てないものを真下から見てみるとか。

そういう感じで見方を色々変えてみたりする事から始めるのがいいんじゃないですかね。


その人それぞれで好きな物も違いますし、好みもありますし、

でもそういう好みが、ゆくゆくは撮影される方の「センス」とかになってくんでしょうしね。

なにより、「写真を撮る」為に、「色んな物を見る」のが好きであり続ける事が、プロであろうとアマであろうと、一番難しい事なんだろうなあと思います。


私の回りでも、そりゃあ本当に色んな種類のプロのカメラマンもいれば、昨日ドンキホーテで買ってきた10000円のデジカメで写真を撮り始めた人まで色々居ますけどね。


でも、たとえ昨日から撮り始めた人でも、長年写真を見続けているプロのエディターやデザイナーを唸らすような写真を撮る事もあります。



それは本当に「撮るのが好き」で、「見るのが好き」なだけから来てるんでしょうけども。

その基本的な「好き」が素直に出せる人ほど、人の心を動かす「画面」を知らず知らずに切り抜くんでしょうね。


まあでもね。Uさん。別にあなたの写真で誰かにお金もらうのでないのなら、本当に自分がいいなあーって思うもの、何にも考えずに撮るのが楽しいですよ。

せっかくの写真なんですもの、楽しくなけりゃ駄目でしょ。


というわけで、さんざん色んな事書いてきましたけども、基本楽しく嬉しく、これからも末永くUさんのカメラライフが続きますように。




プロでもね、なんかこう、撮影が仕事になりすぎてしまって、撮影自体が嫌いになってる人って結構多いんですよね。


そういう人みると、本当にプロのカメラマンは大変やなあ・・と思うと同時に、可哀想に・・・という気持ちにもなったりします。


だってその人も最初はすごく嬉しく楽しくシャッター切ってたと思いますのでね。

できればカメラを持つ人全員が、そうやって楽しく写真撮れたらいいのになあ・・

そんな風に繁忙期のブライダルフォトグラファー達に思いを馳せるのでした。




今日も頑張れ!我がカメラマン達よ。

私はシロクマ食べながら、MACの前で待ってるでよ。

何か失敗しても私が万全にフォローしてあげるから、思いっきり楽しく、色んな新しい事思いつくままに試行錯誤しながら、新郎新婦を撮影してきてあげてください。

きっとその楽しんで撮影してる姿に、撮影される側の新郎新婦も喜んでくれるはず。



作る側が楽しくないのに、もらう側が楽しくて嬉しい訳がないでしょ。

私達はそういう仕事してるんですからね。



とか言う感じで今日も締めくくるのでした。

まあ楽しくはしてますけども、どんどん雪のように積もっていく仕事はぼーっとしてても片付きませんのでね。

うひょうひょ言いながら、また私も作業に戻るとしますか。


明日から何書くかなあ〜

ま、明日は明日の風が吹くのさ♬ フヒヒ


ではでは〜アディオスでございます。

.

2010年10月22日金曜日

Uさんにささぐパート2

まさにShape&Formな写真その1。

毎度ありがとうございます。TAKE6のNAWOです。



ああ、もう営業用の電話応対用語は良いですかそうですか。

ちがいますよ。普通に何かの冒頭で出るんですよ。


私も製作とシロクマ食べてばっかりに見られがちですけども、普通に勤務先に居てますときはこうやって電話も出ますよ。

そりゃもう普通の企業とかに勤務されてる方々から見れば、ふざけんじゃないわよてな具合のユルユル人生ではございますけども。

今時どんな状態でも、電話くらい普通に応対できんとご飯食えません。



そういえば、ちょい最近思う事がありましてね。


冒頭の電話の応対の話題でついつい思い出したのですけども。


もうかれこれ10年以上前になるんですけどもね。まだ私も右も左も訳分からん社会人になりたての頃に、とある営業とか販売のお仕事をさせて頂きました時にですね、

電話の応対で、いつも自宅で電話に出た時に、

「はい。もしもし」

と電話に出ていたせいもありまして、その会社にかかってきた電話に出た時に、

「はい。もしもし。○●●○でございます」

て電話に出てましたら、それを聞いた上司が顔色変えて走って来て、何を言われるのかと思ったら、

「会社にかかってきた電話で、もしもしというのは大変に失礼にあたるから、今直ぐに止めろ」

と言われた事がありましてね。



でもって今その理由を延々思い出そうとしてるのですけども、未だに思い出せなくて悶絶しまくっております私なのですが。

なんであの時上司はものすごい怒り心頭だったんだろうかと。

というよりも、なぜ「もしもし」という言葉を発する事で失礼に当たるのかと。


多分インターネッツで調べればすぐにでも分かる事なんでしょうけども。

しかしながら我が脳細胞をもうちょい信用して、思い出すのを頑張ってみたりしていますNAWOでございます。


誰かその失礼に当たる正当な理由を、このアルツハイマー気味な私にも分かるように説明できる世界一親切な人は居ませんかね?

なんて人任せにしてみたり。



そんなことを思いながらも、天高い秋の青空をあおぎつつ、ファミマ前で齧るシロクマは今日も美味しいのでございますけども。


でも最近は気温も低くなってきたせいもあってか、なかなか夏場のように、Tシャツ姿で涼しげにシロクマを食べると言う事も難しくなってきたりしておりまして。


いやいや、食べる事は私は全然苦にはならんのですけどね。

それよりも、回りの人の目が気になりまして。


私がアイスを齧ってるのを横目で見ながら歩いていった女子中学生の三人組が、あきらかに私のアイス食べてるのを見ながらひそひそ話の後に爆笑してたりしてるのを間の当りにしますと、

「ああ、なんという世知辛い世の中よ。アイスを食うのも憚れるのか」

などと歌人のように優雅な思いに身を委ねるわけでございます。



なんて素敵な言い方してますけども、まあぶっちゃけ言えばですね、

「なんであの人、この少し寒い時期なのに腰に手を当てて偉そうにアイス食べてるの?フヒヒ」

て笑われるのが恥ずかしいって事ですわね。


まあでも隠れてシロクマ食べようなんて事は全くこれっぽっちも思わなかったりするわけなんですけども。



私の勤務先にも、同じように・・・というかその人はシロクマは食べませんけども。

チョコレート大好きなKさんという男性がおりましてですね。


そのあまりのチョコ大好きぶりに、とうとうグリコボックスの内容も、誰が指示を出したのかはしりませんが、その殆どがチョコに埋め尽くされておる程でございます。


そのKさんは毎日毎日、出勤と同時にその日食す分のチョコレートを冷蔵庫に入れて、定期的に数時間おきに冷蔵庫から一粒づつ、

まるで聖母が我が子を慈しむように取り出しては食べるというのが習慣になっておるのですけども。


私の作業デスクはちょうどその冷蔵庫の真横にありますので、そのたびにKさんのふくよかで柔らかそうなお尻が私のちょうど顔の真横に来るわけなんですけどもね。

少し申し訳なさそうに冷蔵庫を開けて、ちょっとずつしか食べない割には、大胆に人の眼前に尻を突き出すそのあまりのギャップに、最近少し萌えを感じざるを得ない状況になってきております。


まあ私は男性の臀部には全く微塵もこれっぽっちも魅力は感じませんけどもね。

でも同じ場所で働いております女性の社員は、

 「きっとあのお尻はさわり心地が良いにきまっておる」

と、毎日その冷蔵庫の開け閉めを羨望のまなざしで見ている始末。


ああ、我がTAKE6の、明日はどっちだ。

私がコンビニ前でシロクマを食べる姿に、誰か萌えを感じてくれる人は居ませんですかそうですか。




まあ余談はそんくらいにしましてですね。


昨日より、デジタル一眼レフにはまっております私の知人のUさんに、どれだけわかりやすく

「印象的な写真」

の撮り方を説明できるのかに挑戦しておりますけれども。


昨日も言ってましたが、これは撮影者ではございません処の私の私感も多分に含まれておりますので、ベテランでセンスも抜群のカメラマンの方々からしますと、

「わかってるよーん。そんなこたあ」

てな事も多いとは思いますが、重ね重ね言いますがそういう人は華麗にスルー頂いて、大人のご対応をお願いできましたらと思いますです。はい。


で、早速昨日の続きなんですけどもね。

引き続き、1枚の写真を印象的にするために、その写真の中に含まれている要素を分かりやすく説明して理解してもらう事で、Uさんに役立てるかなあと言う事なんですけどもね。


昨日は私が思う、要素の中でも一番重要、かつ一番シンプルな

「線」

についてあーだこーだと色々書いてましたので、今日はそれ以外の要素を色々説明してみよかなと思いますです。




今日の1つ目。「形」と「立体感」


線の次に重要だと私が思うのは、その線から画面内に構成される、

「形」と「立体感」

ですね。



形と立体感とか言うと、結構難しく思うかもしれないので、もっと分かりやすく説明すると、

形を印象づける=撮影対象の奥からか、もしくは手前からからの前後の光。

立体感を印象づける=対象の横方向からの光。


をそれぞれ意識するって事になります。


人間は誰でも、形を認識できて、それが何であるのかを把握して理解するのですけども、そんなあたり前の事ですが、光の当り方によってそれが強くもなり、弱くもなります。


たとえば逆光で、対象の向こう側から強く光りがあたっていて、対象物が黒くシルエットになってしまっている写真であっても、

真っ黒になっている事でよりコントラストが強調されて、まわりとの差別化が計れて印象深くなったり。


順光で柔らかく光があたっている状況ですと、逆にさきほどのシルエットほど目立つことはありませんけども、柔らかく対象を認識する事が出来ます。


この写真なんかは、ただ単に、夕暮れ時に椅子を正面から低めのアングルで撮影してるだけかもしれませんけども。


シルエットになるほどコントラストを上げてしまう事で、その形が一層際立って、逆に椅子の質感ですとか、素材やなんかを見てるうちに頭の中で想像してしまいます。


それと真っ黒の椅子のおかげで、より背景の夕暮れの綺麗な空模様も際立って、なお一層印象深くなってたり。


普通にデジカメでオートで撮影してると、最近のカメラさんは性能も非常に良いのと、いくらでも増感できたりしますので、意図してこういう撮り方をしないとなかなか難しいかもしれませんけども。

ですが実際にこうやって極端にコントラストを上げたりする事で、写真は非常に印象深くなるものです。



ちょい説明が難しいかもしれませんけども、そういう「形」に着目してみると印象深くなるよ。ということですね。




次は横からの光である「立体感」


形よりも、二次元であるはずの写真に与えられる表現として付加できる最大のメリットでもあると思うのですけども。


これは先ほどの前後の光ではなくて、横方向の光があたる事で、その対象物の深さから来るメッセージ性や、説得力が生まれます。


これを一番一目見て理解しやすいのは、かの有名なロバートメープルソープさんの写真見てたら分かりやすいかなと思いまして。

1枚載せてみました。


この人は性的に色んな含みのある写真を多数撮ってたり、植物のものすごい繊細な写真を、あえて色を排したモノクロで撮ってたりする人なのですけども。

どの作品もコントラストは非常に滑らかで、粒子感の細かい繊細さの上での、質感を大事にした写真が多いのですけどもね。


シルエットでの表現とは違い、その物を精密に、しかも繊細に表現できるのは、横からの光なのだろうなあというのが良く分かります。


写真集もちょいお高いですが、多数販売されてたりしますので、興味のあります人は見ていただけたらと。


さっきは「形」に着目して、その部分を強調。これは形そのものよりも、その被写体の質感ですとか、立体感に着目して、それを強調。

いずれも、普通にそのままパシャっとするんじゃなくて、被写体の形や立体感を見通して、着目する「眼」が必要にはなりますけども。


でもそれを見つけたら、より強調してそれをカメラに納める事で、印象深い写真が出来るんじゃないですか?って事ですね。

Uさん、わかるかなあ。。




次は、テクスチャ。

テクスチャって一言で言いましても、何のことやら?という人も居るかもしれませんけども。

写真に納めようとする被写体の、表面の質感やなんかに着目してみるって事です。


これはマクロで思いっきり寄った植物の拡大写真。

この植物独特の、ちょいざらっとした質感をメインに注目してみたって訳ですね。


写真はモノクロですけども、面白いちょいギザギザした形とあいまって、なかなかに面白い写真になったりしています。

というより、インパクト抜群ですね。



別に思いっきり寄らないと質感に注目できない訳ではありません。


この写真は、ベッドルームのブラインド越しに入って来る光での、壁の質感を切り抜いたもの。

昨日話してました、対角線と合間って、普通の部屋内の壁の写真なんですけども、色々と面白い形と質感を醸し出してますです。


これも壁のテクスチャに注目した例ですね。


まあこれも同じ話になるんですけども、いつも見てるものの中で、改めて見てみると色々変わった質感も物って以外と沢山ありますのでね。

そういうのに気づける「眼」がまず必要ではあるんですけども。

でもそれに気づければ、それこそ色んなシャッターチャンスも生まれる訳です。



そんなわけで、今日で2回目のUさんへ捧ぐ記事だったわけなんですけども。

実はまだ続きがあるんですけどね。もう疲れたので今日はこのへんにしときます。



昨日からこうして記事にしてますとね、いかにカメラやレンズや、それこそPCも高性能になってきてるとは言いましても、被写体を見つけたり、注目してみたりする

「眼」

が絶対的に必要なんだなあと実感する訳なんですけどもね。



私も経験あるんですけども、カメラ片手に色々被写体を探しまわってて、そういう物に気づけた時って、ものすごい嬉しいんですよね。

まあでもそれを自分の思った通りにイメージを撮るのいうのも結構難しいんですけども。


今はデジカメで、物理的にはフィルム時代よりも撮影出来る量は桁違いに多くなってますのでね。

そういう意味では、私がF4片手にヒイヒイ言いながら走りまわってた当時よりも、撮ってまえーって感じでパシャパシャ色んな事を試せるのでは無いかなーとか思います。



そりゃ、地面に寝転がって撮影したり、なんだか訳の分からない体制でジーーーッとシャッターチャンスを待ってるとかすると、相当不審者っぽいですけどもww

でもですね、そうしてしまうくらいに、被写体を見つけた時ってのは夢中になるもんだってのも知ってたりします。


Uさんにもそこまでしろーとは言いませんけども、この記事がそのきっかけになっててくれたら嬉しいなあと思いますけどもね。



というわけで明日に続きます。

多分明日終ると思われ。多分。


とりあえずまたお仕事に戻りますですー

ではではアディオスでございました。

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2010年10月21日木曜日

Uさんにささぐパート1

奥行きのある、これも「線」

どうも毎度お世話になります。TAKE6のNAWOです。



・・・・・すいません。仕事のメールのしすぎで冒頭の言葉を間違えてしまいました。

キーボードを打つ動作をすると、この言葉が勝手にタイプされてしまいますNAWOです。



こういうお仕事しておりますと、制作になるべく時間をかけたいが為に、緊急ですとか急用の用事以外はなるべくメールでのやりとりを皆様にお願いしておるのですけどね。

そのメールも、一日50通を超えてきますと、まあこれがなかなか返事をするのも超大変になってきましてですね。

といいますか、見てるだけでも相当数の時間を使ってしまいますけれども。



なので上の冒頭分のようなご挨拶は、何も考えなくとも指が勝手にタイプしてしまうように体が反応してしまいます。



PCのある場所にずっと居れる事が無いときもありますので、そういう時の為に、PCにメールが届きますと、携帯電話にも転送されるよになってるアドレスもあるんですけどもね。

そうするとひどい時には、5分おきにピロリン♫というメール着信の合図音が聞こえてきますので、何かに追われてる気分になれること間違いなしです。




私ですね、自分でもってます携帯電話は1つしか持ってませんでして。


いろんな人から

「仕事用と自分用の携帯電話分けたほうがいいよー」

とか言われるんですけどもね。


確かに経費ですとか、その辺もあるんでしょうけども。

私が複数台携帯電話を持たないのは全く別の理由があったりしましてね。


まあ簡単に言いますと、「忘れる」か「無くす」かするからなんですけどもね。


1個の携帯電話でさえ、狭い我が家で行方不明になったりして、あわてて探したりするもんですのでね。

複数台なんて持った日にゃあ、一瞬で行方不明になるのは目に見えておりまする。



あとは〜、そうですね。たかが携帯電話といえども、やはり愛着が湧かないとどうしても使う気になれなかったりするもので。

機能はまあ、メールと通話と、携帯向けのHPがちょい見れる程度で、そんな困る事ないんですけどもね。

それよりも携帯電話自体の見た目が私にはとてもとても重要なもんでして。



今使ってます携帯電話は、

もうかれこれ何年使ってるか忘れましたけども、ドコモのN703iDてやつでしてね。

まあ、今の最新の携帯電話からすりゃ、もう既に骨董品のような扱いを受けたりするもんですけども。


これを買ったのがこの機種が発売されてから、もうすぐ無くなるよ〜という時期だったものですので、多分在庫処分みたいなもんで安く買ったと思うんですけども。

でもデザイン的には、その時に出ていた携帯の中では一番好き♫でしてね。


本当は白が欲しかったんですけども、そのときにはもう白は売り切れしてまして。黒を勝って、今でも気に入って使っておりますです。



一年くらい前に、高さ20cmくらいの場所を落下して、本体の真ん中の蝶番のとこがバッキバキに割れた事があったんですけども、それ以外はいたって良好。

まあ、電池の持ちが悪いのは仕方ないという事で。毎日充電器ブッ挿してがんばっております。


ひどい時は4時間くらいで電池無くなりますけどもね。通話多いときとかは。




その前の携帯はコレでした。


なんだったっけかな。

三菱のMusicporterだったっけか。これの白でしたね。


これ持ってた頃は、まだ今みたいにiPodもそんな普及してなくて、音楽携帯ってのも出始めくらいだったような気がしますね。



この携帯はものすごく小さくて、文字盤も実はものすごい押しにくいんですけどもね。

でもこの頃は携帯でそんなに頻繁にメールする事もありませんでしたのでそれに困ったこともありませんでしたねえ。


それよりも、なんだか化粧品のコンパクトみたいな見た目が好きで、音楽聞けるとか、ラジオ聞けるて機能より、見た目だけで買った記憶があります。


でも実際は音楽とかラジオ聞いてたら、ものすご早く電池無くなっちまいますのであんま使えなかった記憶が。


今ではもうほとんどのドコモの機種がFORMAなんですよね。

でもこの機種は今は亡きMOVAだったような気が。

ですけども電波はMOVAのほうが良かった気がするんですけどねえ。どうなんでしょ。

ものすごい山奥でも、日本海のど真ん中の漁船の中でも電波届いてましたからねえ。それに絶句してた記憶があるんですけども。


FORMAになってからは、そこまで電波に追いかけられる事は無くなりましたもんね。

良いのか悪いのかよくわかりませんけども。



というわけで最新の携帯電話なんて全く興味の無い私なのでした。

というかもっと変わったデザインの携帯出して欲しいです。ドコモさん。

めんどくさいのでキャリア乗り換えしませんし、もっと力入れてください。

機能は3の次で構いませんので。




で!

こうして無駄話ついでに本題に入っていったりするのが私の悪い癖だと知りつつも全くもってそれを改善しようと言う気は無いのですけどもね。

最近、私の身の回りでは、デジタル一眼レフを購入する知人が増えてきまして。


仕事でクリエイティブ系の仕事してる人も居れば、そうでない人も居ますけども、基本趣味で写真を撮ってみようかなーという人が増殖中でございます。



カメラの本体や、レンズのセレクトやなんかに関しては、私よりも私のブログのお友達の方々でその筋に詳しい方々がぎょうさんいらっしゃいますので。

たとえばmasahiroさんですとか、はねなしさんですとか、よいはるさんに、おーにっちゃんさんに、Shibazoさんに・・・

って、今思ったらなんて多いんでしょ。


でも機材やレンズや、撮影手法やなんかに関しては、この方々のブログ読んでたら面白い事いっぱい書いてありますのでね。そちらを参考にしていただけたらいいかなと思うんですけども。


で、私は撮影には直接タッチしませんでして、その撮影された写真を使って色々コチョコチョするのが本業ですのでね。

そういう関連性もあってか、上記のような、デジカメ始めた知人に、

「どうやったら上手な人が撮ってるような、印象深い写真や作品が撮れるのん?」

てよくよく聞かれます。


最初は

「私のブログのお友達リンクのとこに上手な人イパーイ居るんだから、そこの人のブログさんにお邪魔して聞けばいいじゃないのん」

と申し上げておったのですけどもね。


誰が聞きに行ってるのかまでは把握してませんけども。


まあ写真の事は、カメラマンに聞くのが一番でしょ。というのはどう見ても明らかですのでね。


皆さんそれぞれ本当にきれいな作品を撮られる方ですので、まあ見ていただいたらすぐにわかるんじゃないの?とか思うんですけども。


でもそういうデジカメ始めたばっかりの知人で、まだしつこく食い下がって聞いてくるやつがおりましたもので、

日頃レイアウトばっかりやって写真を撮影してない人から見る、印象的な写真のポイントってのを、できるだけ解りやすく説明してみようの巻!

にしようかと思うんですけども。



まあですけども、写真って風景や画面を切り抜いて保存するって作業には代わり有りませんのでね。どう切り抜くのか?てのは、その人の感性だとか、センスだとかって問題でして。

ただ私が思うのは、その切り抜くだけっていうシンプルな作業だけに、ものすごい奥の深いものなんだろうという考えはあります。



といいますか、普段何気なく目にしてる物や風景の中で、その切り取った絵がその人の目にまず入ってくるのかどうなのか?ってとこも重要だとは思うんですけどもね。


絵描きさんではありませんので、頭の中で思い描く絵ってのは、そうそう写真で同じように再現できるものではなくて。

プロセスとしては、その全く逆になりますから、日頃からそういう「眼」を持てるのかどうかってとこが一番重要だとは思うのですけども。



そういうとこらへんをふまえた上で、私なりの

「こういうのを意識したら、印象的な画面て切り抜けるんじゃないのん?」

というのを説明しよかなと。


ああ、でもカメラに詳しい人とかでしたら、

「んなもん一万年前からわかってるわい」

と言われるかもしれませんけどもね。まあそういう方々は生温い目でスルーいただけたら良いかなと思ったりしとりますです。はい。



で、まず写真一枚で印象的な絵にするのは、そんなに難しい事じゃないと思うんですけども、用はその一枚の中にある

「要素」

がどんなもので構成されてるのか?という事を、できるだけ理解してしまうのが一番てっとりばやいと思いまして。


私が思う重要度から順番に説明したいなあと思うんですけども。多分長くなるので今日だけでは終わりません。あしからず。




まず一つ目

「線」


線て言いましてもね、いろんな線が存在します。

縦、横、斜め、波線まで、


あと建築物とかですと、パース(奥行き)のある風景も、全部線で構成されてます。


普段は生活する風景の中で、私たちもずーーっと線に囲まれて生活してますけども、

それをどう見るとどういう風に感じるのか?という事を知っておくと、写真で切り抜くときに、どういう風に構図をフレーミングしたらいいのかって時に非常に面白くなります。



写真の中における「線」というのは、その中に含まれる要素の中で、一番影響力が大きく、その写真を見たときに見落としてしまうという事はまずありえません。

多数の色や面で構成される写真だからこそ、そういった中に1本や複数の線があるというのは、本当にものすごく目立ちます。



それと写真というのは、何かしらの「形」を切り抜く作業でもあります。

ですけども、その「形」を形作るものは、「線」以外にはあり得ません。


ですので、まずその「線」をどう構図の中で生かすのか?それとその線を足したり引いたりする事で、その写真にどういう「意味」や「印象」が生まれるのか?という事なんですけどもね。




まず線の中でも、一番写真に納める事が多いであろう、

「縦線」。


人物の髪の毛、棒、樹木、建築物。

ありとあらゆる所にこういった縦線はありますね。


写真の中の垂直のラインというのは、見たときに

「強さ」ですとか、「上昇」、「成長」を無意識にイメージさせます。

でもってその線の強弱、あと長さ次第で、

細い線は不安定、弱いイメージを、

太いラインは堅実、頑丈、というイメージのほかに、支配や厳格さ、従属なんていうイメージももたらします。



この写真は、垂直にのびるビルの写真ですけどもね。

一番右のビルの垂直線が一番上まで画面をぶった切っていまして、いかにも上昇ですとか、成長をイメージできます。


画面内で閉めるその上昇線の範囲も大きいので、一番に感じるイメージとしてはそれかと。

でもって、支配ですとか、頑丈ってのもうなずけますね。



逆にこの写真は、沢山棒が垂直に並んでますけども、どれも天まで届かず、中途半端に並んでいるだけで。

中には垂直でさえなく、少し歪んでるものもあったり。


周りの暗さとも相まって、見てるとなんとなく寂しさや、不安さ、欲求不満な感じがしませんかね?

上の月の光も相まって、どことなく「届かない欲望」とか、「墓標の群れ」みたいなイメージが植え付けられると思います。

ダークな感じですね。




次の線で「横線」

写真の中の横線は、「安らぎ」「安定」「安心感」を意識に埋め込みます。

なので写真の中で、そういうテーマを埋め込みたいときは、水平線をメインにした構図にするとうまく行くはずです。


先ほどの垂直線も多いですけども、水平線もものすごい私たちの身近に沢山あります。

それこそ地平線、水平線、建物の床、地面。ありとあらゆるとこにありますので、そういう意味では縦線よりも、構図に入れやすいかもしれませんね。


道路の中央線もそういうふうに使うには使いやすい線だったりします。



この写真なんてまあそういうイメージにはもってこいの写真ですけども。

けっこう旅行先やなんかでも、無意識に撮影してる事が多いであろう、水平線。


安心感、安定、まさにそのもののイメージですね。


天候だとか、光の加減で印象は多少変わるものの、水平線や地平線というのは、

「揺るぎない」「動じない」「変わりようが無い」

という「安定」を意図する一番の素材だと思います。


人間が意識せずに欲する気持ちでもある「安定」なので、そういう所から、撮影時に意図せずに撮ってらっしゃる方も多いのではないですかね。



同じ水平線の写真でも、こちらはメインの水平線とは別に、手前に波の影で別の線が何本かあるパターン。


ここで言いたいのは、水平線が複数存在すると、上のような1本しかない状況から一変して、急激にドラマチックになってくるという事なんですね。


極めて安定してる状況から、複数の横線が加わることで、シンプルながらもそれぞれの横線がストーリーとリズムを刻むので、安定から打ってかわって物語的な写真になります。


てか、言い方がものすごいややこいので、極めて簡単に言い直しますとですね。

「線がものすご気になる」

ようになるってことですね。


意識しなくても、その複数の線に意識を奪われやすくなって、無意識にその線のある理由を考えたりしてる事が多いです。




次に波線。

波線と言いましても、やわらかいのもあれば、固いカクカクした線まであるのですけども。当然それぞれで印象は変わってきます。


この写真のような、柔らかい波線はソフトな、

「落ち着き」

ですとか

「リラックス」「柔らかい」

というようなイメージを植え付けますね。


これは写真というよりも、広告なんかでも言えるんですけども、女性ターゲットの広告や写真なんかでは、こういう「柔らかな曲線」を意識したデザインですとか、写真をメインに進める事が多いです。

作り的な意味でも、カチカチの直線ばったデザインより、柔らかな波線を使ったもののほうが「安らぎ」であるとか「優しさ」や「やわらかさ」を印象づける事が可能ですね。


女性ターゲットでは、まずその女性に好まれないと話になりませんので、そういった事を意識して作ったりするわけです。


日頃目にする広告やなんかでも、私の日頃やってますブライダルですとか、あとエステ、アロマ系なんかの広告では、こういった波線や曲線メインでの広告が多いと思います。

中で使ってる写真やなんかも、例えば美容室の広告でメインで写ってる女性のモデルさんの髪の毛はふわふわパーマだったり、けっこうクリクリパーマだったりして。

写真にもそういう意識や意図があるって事ですね。


植物やなんかを撮影すると、そういう印象になりやすいのもそのあたりが関係してるのかと思います。



波線でも、ギザギザの線は全く印象が変わりまして。

こちらは強く、「混沌」「精彩」「脅迫」のようなイメージになります。

どちらかというとあまり好まれるイメージではありませんね。

ですけども、先ほどの柔らかな波線よりも、線のもたらすインパクトは相当協力になります。


例えば写真の画面の中の、隅っこの一部に先ほどの柔らかな波線が入っててもそんなには気にはなりませんけども、こういう鋭角なギザギザ線が入ってると、とても目立ちます。


ですのでその写真の主題にしたい物に影響を与えやすいという意味で、すごく強い線でもありますね。

使い方が難しい物でもあります。


刺々しいというか、痛々しいと言うか、そういう「痛み」を無意識に連想してしまいますのでね。普段は生きてく上で、避けるものだったりする訳ですので。

というか、この写真はもう痛みそのものですけどもね。




で、線の最後は対角線。

パースの効いた建築物ですとか、あとこの写真のような橋の写真や、今日の記事のトップの画像みたいな道路の写真。

どれも言ってしまえばこの対角線で構成されています。

この対角線は、写真の内容に対して、直接見る人の気を方向付ける事ができる、非常に注目度の高い線でして。

イメージさせるものとしては「動き」「ダイナミック」「奥行き」「方向」とかを植え付けようとします。


写真をよりダイナミックに面白く、印象深くすることで広告写真やなんかでは多いに使われる事の多いものでもあったりしまして。

見る人に印象づける方向性が、写真の主題とマッチングした時には、それはそれはもうその写真一枚で凄まじい量のストーリー性を盛り込む事ができます。


ですけども撮影時に見つける事が難しいのもたぶんこの線でして。

どうやったらその写真の内容にあった対角線の使い方ができるのか??とか考えだすと、そうそううまく撮れなかったりして。


ですので、とりあえず何かしら奥行きのある物を見つけたときには、対角線になるような構図を考えて、

わざといつもは水平垂直に構えるカメラを、たまには斜めにしてファインダー覗いてみたりすると、そこに面白い絵ができてると思いますので、それをとりあえず押さえる。みたいに撮影してると撮れるかもしれませんね。


ブライダルでも、例えばウエディングドレスの長いトレーンを、そのまま垂直の構図で撮影してるだけだと普通のポーズ写真なんですけども。

わざと新婦の頭を右上に、トレーンをそこから流すように左下に持ってきたりすると、急激に印象深い写真になってたりしますので。


建築物や風景だけじゃなく、人物撮影にもそういう「対角線」の面白さや、ダイナミックさというのは盛り込めるってことですね。


風景の中での対角線といいますと、それこそ建築物全般、あとは道、川、かわったとこだとフェンスや手すりとかもそういう物になりますね。

視線の動きを直接ナビゲートできる線でもありますので、その対角線の進む線上に、一番の写真の主題があったりすると、写真自体が言葉を発するようになってきます。

まあ好みもあるとは思いますけどもね。




というわけで、今日は私の知人の質問食い下がりから、写真のエディターから見る、効果的な写真の内容の使い方その1。をお送りしました。

写真の内容を構築するパーツはもう少しあるんですけどもね。今回の「線」は一番重要なものですので、これだけでも意識して撮影するしないでは、多分全く違うと思います。

なので知人のUさん。まあがんばって新製品のニコンのカメラ、使ってあげてね。


明日はこの続きと、またグダグダ話を折り込みながら続きます。

さて、また私もお仕事しますかね。


ではではごきげんよろしゅう

アディオスでございます。

.

2010年10月20日水曜日

ランランルーと昨日の続き


ども。ども。

みなさまこんばんちわ。



まいどまいど忙しい身ながら、今日も打ち合せの連続の日々で、

京都駅のビジネスマンの混雑する人波の中を吹き抜ける少し肌寒い秋の風のように颯爽とDS片手にiPod片手に少し場違いな格好で思慮深く何かを考えてるように見せながら立ちすくみつつも本当は頭の中は全く何も考えてないので急に話しかけられるとものすごい挙動不審になってしまうNAWOです。



おじいさん。京都駅の新幹線乗り場はここの階段を降りて、右に曲がってずーっといった突き当たりですよ。


おねえさん。伊勢丹はこのエスカレータあがって右に2回曲がって改札出て、また右曲がって20M左側ですよ。右側はホテルグランビアなんで間違いなく。。


おにいさん。京都市バス乗り場は改札出て左曲がってまっすぐ行って階段降りてすぐですよ。


ん?どうしたぼく。ポケモン?そうやでホワイトやで。なに?持ってる?じゃあやるか!



もうですね。なぜ私は電車待ちしてるだけなのに、こないによく声をかけられるのか。

そんなに私は道を聞きやすいのか。

というか目の前に駅員さんイパーイいるぢゃないか。


まあ、いいんですけどね。そういうの好きだし。

今日は外人さんに声かけられなかっただけマシか。うんうん。


まあそんなこんなで、相も変わらず働き盛りな人間を演じるシロクマだったりするのですけどもね。

それはまあいいとしまして。

昨日ちょいといつもいくニュースサイト見てましたらですね、こんな記事がありまして。




ファーストフード大手のマクドナルドが、香港の店舗で挙式を行うサービス

「マックウエディング」を始める。


東方日報によると、マクドナルドは、香港にある3店舗で来年からこのサービスを導入する予定で、先週から予約の受け付けを開始。サービスにかかる費用は公表されていない。

同社担当者はサウスチャイナ・モーニング・ポストに対し、マクドナルドでデートをしたり、出会ったりしたというカップルの話を聞いており、店舗での挙式を希望する声もあったことから、このサービスは良いビジネスチャンスになると考えたと述べている。

伝統的な中国の結婚式では新郎新婦がサクランボを一緒に食べてキスをするが、「マックウエディング」では、サクランボの代わりにフライポテトを食べてもらう計画だという。





そうですか。

香港ではマクドナルドで結婚式や披露宴ができるんですねえ。

2人でポテト食べながら愛を誓ってランランルーですねわかります。



まあ私は実はほとんどファーストフードには食べに行ったりしないもんでして。

いや、別に健康に気を遣うとか、そんなんじゃないんですけどね、


根っからの貧乏性なので、どうもマクドナルドやなんかのファーストフードって、贅沢品な気がしましてね。行きづらいといいますか。

今は100円マックとかもありますんでね。安いんでしょうけども。


でも100円あったら、目の前のコンビニでシロクマを衝動買いするのがオチだったりしますのでね。なかなか足を運ぶ機会が無いのです。


ごめんよドナルドマクドナルド・・・って、こうやって書くとけっこうウザイくらい長い名前なのねランランルーの白い人。


まあ他にも昔深夜の掃除のバイトしてる時に色々なトラウマもあったりしますのでね、そういうのも含めて何かしら足が遠のいてしまっております。



でも、思い出のお店であるレストランで、人前式と披露パーティーやりたい!って方も結構沢山いらっしゃいますのでね。

マクドナルドが2人の出会いの場だった。という事もそらあるでしょうし。

ケーキやスィーツの代わりに、ハンバーガーとかチキンナゲットてのも、ネタ的にはまあ面白いんじゃないでしょうかね。



カロリーを気にしてなのか、それとも何か他の事を気にしてるのかは存じませんけども。

私の回りの女性の方々でも、そういったファーストフードは嫌いじゃないけど、太るかもしれないからあえて行かない。とか言う人はおりますけどもね。


でも実際聞いてましたら、「嫌いで嫌いで無理」という人もそんなおらんのです。

けっこう万人向けだったりすると思いますけどねえ。どうなんでしょ。


そんな話題をしてたら、ちょい昔に、職場の同僚とつるんで、一年に1回、近所のマクドナルドで面白い事をしようって企画したとあるイベントを思い出しました。

けっこう面白かったんですけども、京都銀行のCMじゃないですが、話が長〜〜くなるのでまたの機会に。


そんな話してたらハンバーガー食べたくなってきたじゃないかこのやろう。




まあ、食べ物ネタはそんなもんにしときまして。

ようやく昨日の記事の続きに移行することができるわけなんですけどもね。毎度毎度前フリが長くてすいませんねえ。

反省なんてこれっぽっちもしてませんけどね。それはまあいいんです。


トップの画像はですね。SwatchSpotていう、カラーリングジェネレータ。

というかそれなんですのん?という事ですわね。


昨日は色の種類ですとか、組み合わせでさんざん10円ハゲが出来る程悩む・・・なんて申し上げておりましてですね。

なんで色を考えると、そんなに円形脱毛するほど悩むのか?

それは、たとえば紙に色の組み合わせをメモとかで簡単に書ける・・・なんて事ができないからなんですよね。



脳内で色々な色彩を思い浮かべる事は出来ると思います。

時期的に、紅葉の赤とか。銀杏の黄色とか。

でもって風景として、何かを思い浮かべる事も割合簡単なんですけどもね。


ですけども、漠然と一色づつ、この色とこの色をこういう感じで組み合わせて・・・と言う風に考えようとすると、具体的な風景とかでは無いので、案外難しいものです。


たとえそれをふと、何かの拍子に思い浮かべる事が出来たとしても、PCのモニタ上にその色目を並べる前に他の組み合わせを忘れてしまったり。

でまた振り出しに戻る。。。みたいな悪循環になってたりするんですね、これが。



昨日画像で貼ってました、色見本帳ですとか、ちょい前の記事で載せてました、カラーイメージスケールとかですと、ある程度の組み合わせのパターンですとかは載ってるのですけども、それをそのまま使おうか。という事はほとんど無かったりするんです。


そりゃ、たとば広告にしたって何にしたって、その色そのものが主役ではありませんのでね。あくまで商品であったり、告知したいタイトルだったり。


アルバムとなれば、それが結婚式や披露宴の写真を引き立てる

「脇役」

でないといけませんので。


なので最初から「この色の組み合わせ」って決めてかかれたら作業も楽なのですけども、なかなかそういう訳にはいかないのが現状だったりします。



そんなこんなで、色の組み合わせを何かでシュミレーションする事はできないのかなあ・・・と思って探してて見つけたのがこのSwatchSpot(スウォッチスポット)でございます。


使い方は押すだけ超簡単。 って言い方すると何か電気ポットのCMみたいですけどね。



とりあえず、ページのタイトルの下の、色付きの四角が並んでるところに、まず1色、自分の好みの色があるかどうか見ます。



もし無かったら、色付き四角の下の、

[Shuffle Colors]

のボタンを押すと、並んでる色の四角が変わるので、それで好みの色が出て来るまで頑張る。


でもって、1色自分の好みの色が出てきましたら、その色付き四角の下のとこに、南京錠のマークがついてますので、その気に入った色のとこだけ南京錠をクリック。

するとその色だけ変更されなくなります。


そして再度、2色目も気にいった色がでてくるまで先ほどの[Shuffle Colors]をクリック。

でまた、2色目の気にいった色が出てきたら南京錠かけて・・・の繰り替えし。




で、最終的に全ての色に納得できるとこまでできたら、右下の

[Save Palette]

のボタンを押したら、PNG型式で、その作ったカラーの組み合わせが画像としてダウンロードできますです。


なーんにも考えずに、ただただ思うがままにポチポチ押して、なんとなく気に入った色の組み合わせになるのを楽しむのもよし。

最初から例えば何かのテーマを決めて、それに対しての自分の思う色を決めていくもよし。


色んな使い方が出来ますけども、

最終的に一つの画像としてダウンロードできて、そこから色をパレット替わりに拾えますので、WEBページを作ったり、印刷物の色見本パレット代わりにしたり、色んな用途に幅広く使用できます。



で、何個か作ってみた。



テーマ「お茶」

お茶のパッケージ関係で、種類の違うお茶の色をイメージしてみた。

基本は日本茶のみ。

どの色がどのお茶か分かったあなたは立派なお茶フェチです。一緒にお茶しませんか。




テーマ「桜」

春になるととにもかくにも桜入れろ入れろと色んな方面から言われるもので。

桜を表現できるであろう色の組み合わせを適当にチョイス。

所要時間わずか2分少々。はええ・・・



とまあ、こんな風に、なかなかに面白い機能として使えます。


ダウンロードした画像は、勿論RGBですので、そのまま印刷物には持ってけませんけどもね。

でもこのままCMYKに変換して、そっからパレットで色を拾ってもよほどの蛍光色で無い限りは使えないってことはありませんです。


もちろん6色全部セレクトしなくても、もっと少なくてもOKですのでね。


あと外国のサイトなんですけども、自分が思い描く色でもって、上のような「和」の色相も全然可能なので。

そこもポイント高いんちゃうかなあとか思うわけです。


ま、仕事に使うもよし、暇つぶしにポチポチ押してみるもよし。

色合いに興味があれば、まあ1回遊んでみてくださいね。


私もまた日頃の広告ですとか、その他アルバムの製作で、色に迷いが生じたりしたときにはお世話になろうかな・・・と思いながら、おもしろがって色々脳内設定を勝手に作って、ポチポチ遊んでおりますけどもね。


いやいや、そないに遊んでいる暇は無いのだ・・・とふと我に帰って、再度アルバム作りに戻るのであった。


今日は・・・えっと、水曜ですね。
早いですねえ・・・もう10月も20日も過ぎたのか。

あいかわらず私の体内時計はまだ10月前半なんですけどね。

またもや時空を超越しそうな勢いでございます。



まあ本格的に作業に戻る前に、コンビニでも行ってシロクマでも食べましょかね。

冷静さを取り戻すにはシロクマが一番♬


脳内のブドウ糖の補給にもなりますのでねー、ちょうどいいんですよ。


でも食べ過ぎるとさすがに寒い時期になってきましたねえ。ほんと。


でも私は食べますけどね。ええ。食べます。凍えても食べます。



みなさんも脳内血糖値アップにシロクマを是非どうぞ。

私もまたがんばりますですーー


また明日〜 アディオース


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2010年10月19日火曜日

やっぱりRGBが綺麗だと思うのです。


どうもみなさんこんばんわ。


週明けの超忙しいブルーマンデーを越えて、少しおちついた火曜になるのかとおもいきや、やはりブライダルシーズン中はなんとも予測不可能な忙しさがあったりして。


まるでわんこそばの如く、次々におかわり!!の仕事が入ってくるので、まさに作業も自転車操業のNAWOです。



今のシーズンが私のまわりのブライダル業界では、一年で最も急がしい時期だと聞いてますので。


今忙しくなかったら、まあご飯食べれませんのでね。

まるで冬眠前の熊のよに、仕事を漁って捕食しておきませんと、とてもじゃないですが冬は超せません。



まあでもですね。私のさせて頂いておりますお仕事は、忙しくて時間が無いからといって、何かしらショートカットしたりだとか、手を抜くてことは出来ないお仕事なので。

増えても何かしら質を落とすという訳には絶対にいきません。

ですので必然と仕事に従事する時間も増加してしまうのですけどもね。


ですけども好きでさせて頂いてるお仕事ですので、私も忙しいながらも楽しくさせて頂いておりますです。

だって、写真のアルバム作る仕事なんですのでね。

作る人が笑顔で楽しくつくれなきゃ、それを見た人は笑顔になれませんからね。

せっかく見て頂けるのなら、何年後でも笑顔になれるようなアルバム作りたいものですので。

ですので冬眠前のクマが食いだめするが如く、今日もコツコツ作っておったりしますです。



まあでも、日頃こうやってアルバム作るにしても、何かの広告作るにしてもですね、必ずつきまといますのが、

「色の組み合わせ」

でして。


中には世間では、カラーコーディネーターという職業もありますので、無限にある色の組み合わせの中から、どういう効果を狙って、どういう色を使うのか。

印刷物やインテリアやファッションに限らずとも、最近では何かと重要になっておったりしますですね。



写真の世界では、RGBという三原色が基本になっておりまして。そのまま赤と緑と青の組み合わせで色が決まっていくのですけども。

印刷物の世界では、ものすごい大雑把に言うと、「版画」と一緒の考え方で、CMYKという4色のインキの組み合わせで色を決める事になります。

Cはシアン、Mはマゼンタ、Yはイエロー、Kはブラックですね。

なんでブラックなのにBじゃないん?という突っ込みはおいといて。


RGBは色が重なれば重なるほど、白色になっていき、CMYKは重なれば重なるほど、交ざり合って黒になっていく。

そういうふうに考えると分かりやすいかもしれませんね。



ですので、私はブライダルやその他のアルバムを作る時は、基本データはRGBで。

印刷物やその他の出版物を作る時は、CMYKでデータを作る事になるわけなんですけども。


RGBの色というのは、以外と補正や修正しやすい色でして。

頭の中で直感的に浮かんだ色とかも割合と簡単に再現できたりするんですけども。


ですけどもCMYKと言いますのは、思い描いてる色を出すのが本当に苦労する場合も多々ございます。



いくら仕事で使用するPCのモニタと、印刷物のカラーリングをぴったりの数値で合わせていましても、PCのモニタは後ろから光があたって透過しながら見て、印刷物は紙の上にインクを乗せて刷りますので。

几帳面に色を合わせていたとしても、印刷があがってきましたら全然違う別の色・・という事もあったりします。



ちなみに画面の色っていいますのは、PCを持ってる方であれば全て同じ色で表示される訳でもありませんでしてね。

基本的には、モニタ一個一個が、全て色が違う訳なんですけども。


ですけども最近は、作成したアルバムや写真、印刷物も、PC上で画像を確認してもらったり、校正してもらったりする事が普通になってきておりまして。

遠方の方々とのやり取りができるようになってる分、こちらで見ている色と、先方さんのほうで 見ている色の食い違いが出て来たりする時もあります。


とは言いましても、まあ赤色が青色に見える事はありませんから、大体のイメージですとか、雰囲気とかというのは十分にそれでも通用するのですけどもね。

しかしながら致命的なのは、アルバムにしても印刷にしても、出力された状態と、データをモニタで見てる状態との差が出ることに大いに問題があったりします。


私が仕事場で、ものすごい大きくて重たい骨董品のCRTモニタを使ってるのもそのせいもあるのですけども。

実際隣の席の別の者が使用している液晶モニタで見た場合とでは、それはそれは恐ろしく色が違ったりする場合もあります。


じゃあ基本、どうやって画面の色と、出力された状態の色を合わせるのん?と言う事なんですけども、そこはキャリブレーションツールてのを使うわけなんですけども。



こんな風に、画面に貼付けて、画面に映る色と、実際の出力見本との色を視覚的に合わせてくれる機械があるんですね。

とはいえ、私は使ってませんけども。

モニタの調整はアナログですけども、自分の手と目でモニタを調整してやってたりします。


画面に映る色と、実際の出力された色の違いといいますのは、ある程度脳内で変換できますのでね。

「あー。この位の色だったら、こういう感じで出力されるんだろなー」

なんて感じで考えながら補正してたり。



実際、アルバムはRGBで銀塩の写真ペーパーに出力されますし、印刷物でも、オフセット印刷やらグラビア印刷やら、はてはオンデマンド印刷まで、印刷する機械でも全く色が違う事になりますのでね。

実際それように全て色合わせするとなると、それだけでどんだけ時間かかるねん。ということになってしまいますので。

今の仕事場のモニタの色は、基本的に銀塩出力の再現性で調整してあったりします。



ですけども、印刷物は特にそうですけども、校正データを画面で見てる時と、実際の印刷物になった時に、色が違いが非常に出やすくてですね。

大概が全体的にくすんだ色あいになって出て来るもんです。


パっと見てる分にはわかりませんけども。

RGBと比較して、CMYKといいますのは色の再現性が すごい狭いので。


たとえば、銀塩では再現できる蛍光色やなんかは、CMYKでは全て全滅になって、ものすごいグレーな写真になったりしますね。



極端な例でいいますと、ブライダルでおなじみの演出ですとこのフェアリーイリュージョンですとか。

新郎新婦がそれぞれの違う液体を容器に同時に入れることで、容器内の液体が蛍光色に光るというものなんですけども。

これもRGBとCMYKでは、見てのとおり全然違うものになってしまいます。


あ、ちなみに左がRGB、右がCMYKです。

簡単に言えば、同じデータでも写真で出力してもらうと左の状態で出てきて、印刷屋さんに頼むと右になるってことですね。


まあ実際にはこうやって見比べたりする事ありませんけども、これくらいの差が普通に出るってことです。



でもって、そういう時には一番上の画像がはってありますような、色見本帖が大活躍するんですけども。

お客様に直接色の説明を出来る時には、こういう手帳を持っていって、こうこうこんな風な色になるんですよーてな具合に説明したりもしますです。

それぞれの色の濃度を、どれくらいでやったら、どういう色になるのかってのがほぼ全部の組み合わせが書いてありますので、これ見ながらインクジェットとかで出力した見本を見て説明するんですね。

実際に印刷された色が載ってるので、ほぼこれで説明すると間違う事もありません。


そんかわりに、どこにどういう色を使ってるのか、全部把握してなきゃ駄目ですけどね。そっちのほうがめんどくさいかもしれませんが。



色のセレクトや組み合わせといいますのは、私みたいな印刷物に限らずにいろんな業界で使われておりましてですね。

それぞれの業界さんで、色見本を必ず作ってらっしゃるのですけども。


私の収集癖の中の一つに、いろんな物のカラーチャートを集める!というのもありましてですね。

いろんな広告ですとか、パンフレットだとかに掲載されてたりするカラーチャートを集めておったりもしてますです。



たとえばこれとか。

色鉛筆(水彩鉛筆)の色見本。


基本的に私、文房具フェチでもありますのでね。

そんなに頻繁に使わない色鉛筆ですとか、パステルとかも、たまの落書きの時の為にあったりするんですけども。

色んな色が並んでるの見てるだけで幸せになれたりしますのでね。



 もひとつおおいのは、やはり化粧品。

女性だって、肌の色も色々で、合う化粧品の色も様々ですからね。

そりゃこういう色見本あって当然なんですけどもね。

これも色の組み合わせ見てるだけで楽しい。

実際使うかどうかは別なんです。当然ですが。





これはちょいと普通ではあまり見ないもの。

なんでしょね。これ。


これはあれですよ。大学とか修了時に、皆で一斉に空に向かって投げる帽子ですよ。

これもこんな色一杯あるんですねえ。すっかり黒だけなんかと思ってましたけども。

というか、あのタイミング以外で、この帽子を使う機会があるのかどうかと問いつめたい。

でも昔から「博士」っていうイメージには、この帽子が必需品ですね。



とまあ色んな色見本があるんですけどもね。

結局のところ、どの色を、どういう組み合わせで表現するのかってとこがキーになってるわけですが。

それを決めるのはやはり製作サイドの中の人が決めるのですけどもね。



私も何か作る時に、例えばアルバムのバックグラウンドの色を何にしようか??とか、バックの色がこうであれば、文字やラインや、飾りの色の組み合わせは何色にしようか?とか、組み合わせで非常に悩んだりする事があったりします。


もう悩みすぎて、自慢の鳥の巣ヘアーが抜けて抜けて、10円ハゲができそうなくらい悩みます。


嘘です。ハゲたりはしません。



でも、色の組み合わせは本当に無限にありますので、一番の正解ってのは存在しませんからね。

より「コレ!」って思える色を探すのが、それまでの経験の中からしか出て来ないので大変なんですけども。


でも最近はインターネッツの世界でも、そういう色を選択する時のお手伝いしてくれるようなサイトもありましてね。

そういうのを今日は紹介しようかと思ったんですけども。

余談が長くなりすぎて私もキーボード打つのがしんどいので、それはまた明日に引っ張ろうかと。



いやいや、別に手抜きしてるわけじゃありませんですよ。

ただただあまり長過ぎるのもどうよ?と思うだけなんですけどもね。

え?もう十分長い?

そりゃ失礼いたしました。


でも反省はしていない。フんだ。



と言う訳で、また明日にでもダラダラ続きやら枝葉やら書きたいなと思っております。


今日はですね、実は打ち合わせ祭りなもので、今からまた出かけなくてはいけないんでございますですよ。


最近多いな。お出掛け。


回りでは変な風邪が流行っておりますので、皆様もお気をつけあそばせ。

私はなんとかは風邪ひかない!って言うように大丈夫でございます。

また明日〜

アディオース!

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2010年10月18日月曜日

大きなお友達とYellow Dog



どうもみなさんこんばんわですです。



ああ、とうとう日曜も終わって、みなさんの憂鬱な月曜日が始まってしまいましたね。

いやあ、残念残念。ははははは・・・・・


ってか、私にはなんにも関係ございませんけどもね。曜日は。



というわけで、

昨日はあんなに空いていた通勤電車が、月曜になると途端に満員電車と化し、とても人が多いので窮屈な思いをするかわりに、ポケモンの通信人数もうなぎのぼりで、とうとう100人を突破したのが嬉しいので、プラスマイナス0じゃん!

と思いながら出勤してまいりましたNAWOです。



いやいや、通勤電車は確かに満員でものすごい人口密度ではありますけども。


でもそういう普段ものすごいしんどい思いする満員電車も、ポケモンとDSだけでこんなに気持ちがかわるものなんですねえ。

まあ満員電車の中で、普通にDSを開いてゲームするわけにはいきませんのでね。ゲームを立ち上げながら通信状態を保持して、カバンに入れて電車に乗ってるだけなんですけどね。


電車降りて、ふうーーっと一息いれるついでにDSの通信人数チェック!してみますとですね。


普通に通勤の片道だけなのに、

しかも駅で言うと本当に三つ四つだけなのに、

通信人数が10人オーバーてどういうことですかね?



シートに座ってる人の中でも、DSをプレイしてるような人は一人も居ませんでしたけども。

皆私みたいに、電源ONの状態で、通信状態を保持したまま、カバンに入れて持ち歩いてる人が多いということですねわかります。



このポケモンは発売が先月の18日だったと思いますので、まだそれから一月経たないくらいのはずなんですけども。

とにかく普及率が半端無く多いんでしょうね。



でもって、すれ違い通信するだけで、何が面白いの?とか、いろんな人に聞かれたりするわけなんですけども。


これがある一定の人数とすれ違うことによって、色んなイベントがゲームのシナリオ内で発生することになってましてね。

たとえば100人突破すると ゲームの中のお店の販売価格がものすごい安くなったりしたりとか。


なので一概にすれ違って終わりーてわけではないので、今日みたいにゲームしなくても電源ONにして持ち歩いているって人が多いんでしょうね。


でもって、この前ゲーム雑誌の方が、いったいこれだけ所持率の高いポケモンで、どのくらいの人数ですれちがえるのか?というのを調査されていましたけども。


なんでもポケモンセンター東京っていいます、ポケモン関連のグッズだとか、おもちゃだとかを専門に扱うショップがあるのですけども。

そこで通信してみた結果。一時間で307人とすれ違ったそうです。


307人ですよ。307人。


なんかですね。ある意味恐ろしくないですかね?この人数。

いまどき生徒が集まらない集まらないって言って、廃校だの統合するだの言う学校があるにもかかわらず、こんな5000円程度のゲームひとつで、すれ違いできる人が307人も居るなんて。


ああ、こんなところにも格差社会の縮図が見えてるな。。。なんておかしな解釈をしてしまいましたけども。


いまどき307人も人集めるのって、コストも時間もめちゃくちゃかかりますですよ。

つくづく恐るべし。



といいましてもね。ポケモンセンターって、私の住んでます京都からでしたら、大阪の梅田にもあるんですけどもね。

そりゃポケモンの専門店なもんですから、そこにくるお客様はそりゃ、DSとポケモンのソフトくらいは持ってきてるでしょうしね。


というのも、ポケモンセンターにDSとソフトを持ってきて、そこで通信しないと手に入らないポケモンとかもおるんですよこれが。



中には私のように、小中学生やらに混じって、そのポケモンを貰いにポケモンセンターにDS持ってくる、俗に言う

「大きいおともだち」

も多数おったりするもんですからね。


ま、確かに売り子のお姉さん方には当然のことながら冷たい目で見られますけども。


でも大きいお友達暦の長い我々としましては、世間の冷たい視線なんぞ全く気にしないどころか、最近では

「もっと冷たい目で見てくれ」

と、とってもドM振りを発揮しておりますものですので。


ですのでそんな場所で通信人数は多いにきまってるんですけどね。



で、もうひとつ、私は殆ど乗ったことありませんけども、東京をぐるぐる回っております、

「山手線」

で一周したときに、どれくらい通信できるのかも調べておりましたけども。

夕方のそんなに人の出入りの少ない時間で、79人すれ違ったそうです。



いやいや、何週もぐるぐるはしてませんよ。一周してるだけです。


私は山手線一周したことはありませんけども、これも相当な人数だと思いませんか?


別にゲームやポケモン好きな人が集まる場所でもないんです。

その環境で、しかも電車内で普通に待ってるだけでも、これだけの人数の人とすれ違えるというのは。まあ見事だなとしか言葉が出ません。


ああ、にしてもこんなこと記事にしてていいんだろうか。。。

まあいいのさ。大きいお友達なんだから。




まあ、今日の余談はこんなもんなんですけども。


今日はですね。トップの画像はなぜかマガモさんです。

いやいや、本当に、普通のマガモさんですよ。普通に池とかに居る、あのマガモさんです。


なんでマガモなのかはまあ後で説明するとしまして。


みなさんは目の錯覚ってしたことありますよね。

日常生活でも結構あるのですけども。


私は広告でもアルバムでも、比較的写真を取り扱うのがメインのお仕事で、しかも撮影サイドではなくて、その見せ方等を考える側の人間ですのでね。

こういう事には結構敏感だったりいたします。


特にアルバムのレイアウトの面では、写真を色々な角度で並べてみたりもしますのでね。

色んな予期せぬ事態で、折角の綺麗な写真も見づらくなってしまったり、目線が誘導できずに、アルバム全体の写真のストーリー構成が伝わらなかったり。

いろんなことが起こりえます。


ブライダルの写真ではないのですけども、この写真とか。


これは二枚とも、同じ写真なんですけども。

でも、なぜか右の写真のほうがより傾いて見えてしまいます。


同じ写真だといっても信じられないくらいに、右のほうが傾いてる。

こういう事が、結構アルバムのような複数のレイアウトの写真だと起こるんですね。


で、レイアウト作業してます人は、こういうのには意外と気がつきません。

なので私ふくめて作業する人と、必ずもう一人レイアウトに参加してない人間がチェックするようにしてるんですけども。

決まってそういうのに気がつけるのは、レイアウトに参加してない第3者だったりするもんです。



この写真は全く同じという条件付きですけども、アルバムの使用写真は同じってのは基本ありませんのでね。

でもって写真だけ見てても、並べて結果でないと気が付かないことが多いので怖いです。


ひどい場合は、見てて無意識に目が拒否しようとしたりしますのでね。
あと知らず知らずになんだかムカムカしてくるとか。

そういうときは、決まってこういう風に、微妙な具合に錯覚を起こしてる場合が多いです。



まあ広告の場合とかだとですね、わざとそういうのを利用して、インパクトに利用したりする場合もあるんですけども。


結構有名なヤツだとこれとか。


写真に写ってるのは、オノヨーコとジョンレノンなんですけどもね。

一枚の写真を、わざと縦長にスライスさせて、互い違いにしてるんですけども。


この方法を使いますと、まっすぐにスライスさせてるはずの写真が、絶対に斜めにスライスしてるように見えるんですね。

それと二人の顔を上下に配置することで、よりインパクトを出してるってとこですか。


一瞬で記憶に結び付けたい効果を必要とする広告には、このくらいの思い切りも大いに必要ですけどもね。


残念ながら外国での広告が多いです。日本でもやろうよ。面白いから。




で、さんざん真面目っぽい話しててなんなんですけども。ここでマガモさんの登場です。


これは海外のサイトで、

「マガモのクチバシを見続けてると、だんだんと黄色の犬に見える」

という記事があったものでして。


まあとりあえず画像見てください。




・・・・どうでしょう?

ちなみにですね。私は先日、この写真を見てからというもの、どのマガモさんを見ても、全て犬の顔に見えるようになってしまいました。


そう見える写真だけ選んでるんじゃないの?

とそう思うので、全然違うマガモさんの写真も貼りますか。



・・・・・犬だ。

犬が居る。


犬がマガモの気ぐるみ着てるみたい。






これもどう見ても犬だ。


犬の後ろの、緑の物体はなんなんでしょう。。

むしろその緑の物体にこそ、違和感を感じてしまいます・・・




まあ。こんな具合に、一回そう言われると、どうしても頭の中から離れないのも、一種の目の錯覚なんでしょうけどね。

にしても、これを思いついた人。本当にすごいなあと。


なんにしても一回見て、知ってしまいますと、この先ずーっとそれが消えそうにないのがまた不思議!

あたしはもう一生、マガモ=犬の顔が消えないかもしれません・・・
それはそれで問題か(汗)


これはサイトに掲載されてるだけなので、こういう平面で見たらそう見えるだけなんでしょ?とか思ってるあなた!

一回近所の池とかのマガモさん、見てください。


私は既に、写真だろうが実物だろうが、もう黄色の犬が、マガモさんの気ぐるみ着てるようにしか見えませんので。

上級になってきますと、マガモだけでなく、アヒルのクチバシも、犬でもちょいお疲れ気味な犬に見えたりできるようになりますよ。

もっと上級になれば、水鳥全般のクチバシが、全て犬系の顔に見えます。

そうなればあなたもクチバシ犬マスターかもしれません。



・・・・って、そうだからって何の役にも立ちませんかそうですか。


ま、仕事でアルバムのレイアウトには細心の注意を払っているのに、こういう記事だけはいち早く見つけてしまう私なのでした。


そんなわけでまたまた夜ですけども、お仕事に復帰いたしますー

結構また仕事溜まってきたなあ・・フヒヒ


みなさんも今日からお仕事の人も多いと思いますけども、頑張りましょうねー

ではでは♪ アディオース♪

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2010年10月17日日曜日

似た人が思い出せない病。

なぜに合気道の画像なのかは下記参照。


どうもみなさんこんばんわです。



プリティでキュアキュアな日曜の朝を過ごして、いつものようにお仕事をしておりますNAWOです。


最近、昔のおよげたいやきくんの歌がなにげに頭から離れずに、気が付けば口ずさんでおったりしてます。



いやいや、仕事は嫌になってるんじゃないんですよ。

アルバムも、広告も、何か物作ってるのは正直めっちゃ萌え萌え燃え燃えでやってるんですけども。


電話とか、打ち合わせとかそういうのが多くてですね。



今日なんて日曜日なんで、私の仕事の半分であるところの、印刷屋さんは製造ラインが止まっておりますのでね。

一週間で、もっとも電話もメールも少なくて、唯一と言ってよいくらいに作業の没頭できる曜日なんでございますけどもね。

こういう日に限って、何かしらのいろんな作成作業以外のお話の電話がかかってきたりとか。


そんなときに、やはり脳内の片隅で、先ほどのおよげたいやきくんが延々リピートでかかっておったりするんですね。これが。



まあですね、お仕事の打ち合わせでしたらいいんですけどね。

私の作成してないサイトの更新の仕方を聞かれましても、私にもさっぱりなわけでして。


今日はその理由をできるだけ理解してもらえるように、分かりやすく説明する電話で、なぜか一時間もお話してしまいました・・・・


お願いです。土日はゆっくり作業させてくださいませ。

私はメーカーのサポセンじゃあありませんからね。



まあそんなこんなで、相変わらずパタパタ貧乏の私なのですけども。


今日も今日で、最近入稿数のめっきり増加しました、ブライダルのアルバムを作っておったわけなのですけども。

なんともですね、やはりシーズンだけありまして。多いときには一週間に10冊弱ほど入稿があったりします。

なんで今日も何組かの方々の、挙式とか披露宴とかの写真を見ておりましたですが。



前々から言ってますけどもですね。アルバム作る作業ってのはそんなにめちゃくちゃな時間はかからないんですけども。


なにが時間がかかるかというと、「写真を見る時間」ですのでね。



まあ見てるだけではなくて、見ながら、

「この写真はここで使おうかな・・・」

とか、

「この写真は残念ながら使えないなあ・・・・」

とか、そういう事を思いながら見ておったりしています。


端から見てますと、ただ単にボフェェーっとしてるように見えるんですよ。

でも決して休憩してるわけではございません。


でもシロクマの事とか、シロクマの事とか、シロクマの事とか。たまにご飯の事とか考えてますけどね。



でもって、今日はちょいと記憶に残った方がいらっしゃいましてね。


年齢はそんなに若くもなく、年配の方でもなく。最近多い20台中盤から後半くらいのお二人だったですかね。


新郎さんはけっこう背が高くて、細身。

新婦さんは写真見てます上では、こちらも細身で。


まあいつも写真の入稿を承っております、おなじみの現場さんだったのですけども。


挙式前にお支度ができた時点でちょいと新郎新婦さんを連れ出してロケーションぽい前撮り風味であちこちでパシャパシャ撮影があって、そっからチャペルでの入場、挙式。

けっこうロマンチックなキスシーンがあったりして、それからフラワーシャワーで退場。


・・・・・とまあ、私的には知ってる現場さんなので、いつもの写真で綺麗に撮ってはるわあ・・・と思いながら見てましたのですけどもね。


なんかこの新婦さん。誰かに似てる気がするんですよ。


誰だっけかな・・・・


いや、似てるどうこう言う前に、新婦さんすごい綺麗なんですよ。

最近見てる中では、残念ながらこの新婦さんは和装は着てらっしゃいませんでしたけども、きっとそういう打掛ですとかの和装がとっても似合うであろう、とっても上品な綺麗な方でした。


このアジア系の綺麗な感じ、どっかで見た覚えがあるんだけどなあ・・・


まあそんなことを思いながら、写真を引き続きボーっとしてるように見えますけども一生懸命見てたんですが。



お支度後の前撮りの時もそうなんですけども。どうもお二人とも表情が硬い。

いや、たぶん緊張してるのか?な?


挙式前のご両親との歓談のときのスナップでも、新郎とのおそらく世間話してるんであろうカットも、ほとんど笑顔が無い。


新郎さんはまあいいとして、新婦さんは綺麗な方で、笑顔もチャーミングなんだろうなあと思うんですけども、とにかく笑うことがあまりありません。



私は本業でカメラマンをしてたことはありませんけども。

同じ会社で働いております同僚で、もともとブライダルのスナッパーをしておった人がおりまして。


今ではその人もスナップの撮影は全然しておりませんけども、

その人は女性の表情ですとか、写真に写ってる角度とかから、


「ああ、この新婦さんはこの角度は撮ってほしくないんだろうね」

とか

「この新婦さんは、自分の歯の形や歯茎の形を気にしてるみたいだから、笑うときも口をあけない」

とか、


ほんとかよそれ?というくらいにシビアに写真から新婦さんの心理的な状態を汲み取ったりする人もおりますけども。



私はそういうところがまだまだ経験不足でして。


わかる新婦さんもいらっしゃるのですけどもね。

でもこの新婦さんは、何が原因で笑わないのか、もひとつよくわかりませんでした。



でもって、挙式が終わった直後のフラワーシャワーのシーンでも。


このシーンでは、緊張感の高まる挙式が終わったときのシーンなので、それまで緊張やらなにやらで笑顔の出にくかった新郎新婦さんも、ふと良い笑顔が出る時なのですけどもね。

そこでのその二人の笑顔と、挙式に参列してらっしゃるゲストの方々の笑顔でのフラワーシャワーがすごいいい雰囲気の写真になりますもので。

この現場さんの写真では、そのフラワーシャワーでの退場シーンてのを結構見開き一面でかなり大き扱ったりするんですけども。


でもやはり笑顔が出てない。うううむ・・・・


周りのゲストの方々は皆すごい笑顔なんですけどもね。


当のお二人はほとんど笑顔じゃないのと、新郎さんの目つぶりが相当多かったので、結局フラワーシャワーの退場のシーンもそんなに大きくは使いませんでした。

まあでもなんだか周りだけが盛り上がってるように見えてしまったりするのも、そんなに良い写真とはいえませんのでね。仕方ないですこれは。



でもって、この現場さんでは、挙式の終わったチャペルの中で、そのまま神父さんが退場した後に、ご両家の親族さんたちが残って、新郎新婦をはさんでそれぞれ教会内で親族紹介があるんですけどもね。

そこでも笑顔はなし。


結局披露宴前の二人のスナップショットで、すこーーしだけ、口角が上がってるかなーてくらいに、まさに意味を字に書き換えると「ほんのり微笑」てな感じですかね。


結局披露宴前まではそんな感じで、最後の最後まで、

「はにかむ」

とか、

「歯を見せて笑う」

ということがそんなになかったような感じでしたね。



でもって披露宴開始になりまして。

ウエディングドレスのままで、ヘッドだけセッティング変更して披露宴にという感じだったんですけども。

まあ緊張する挙式は終わったのでホッとしたのか、挙式のときよりは笑顔がちょい増えたかな?

歯を見せて笑う・・まではいきませんけども、まずまず微笑みくらいはするようになりまして。


で!そのちょっと控えめに微笑んだときの顔で、誰に似てるのか思い出しそう!!!

・・・・・だったんですけども、やはり誰だったか出てこない。ううむ。


私はアルツハイマーかいね。そりゃ確かに最近物をどこに置いたのかよく忘れるけれども・・・・

あ、それは昔からですか。そうですか。

物忘れと鳥頭は別なんですね。わかります。


あ、ちなみに鳥頭ってのは、私はいつも何かやりだしますと、それまでやってたことを綺麗さっぱり忘れてしまって次に没頭してしまいますので、

「3歩歩いたらそれまでの事を忘れる」

というところからよく言われるのでございます。


いや、それはいいんですけどね。



でもって、主賓のご挨拶があって、ケーキカットがあって。

うーん、、もうちょい笑ってくれたらものすごい良い写真になるんだけどなーー。

かわいい新婦さんなのにほんともったいない。。あーーもったいない。。


撮影してたカメラマンは、ちゃんとギャグとかボケとか入れて、笑わせる努力しとるのか?

それともそれがあまりにも寒かったので、新婦さんもしかしてドン引きしてたりするのか?


とか、色々考えてしまいました。



ケーキカットも終わって少し余興のあったあと、新郎新婦はお色直しの為に退場~しまして。

ああ、はやくも白ドレス編が終了してしまた・・・・と思ってましたら、二人が退場したあとに、なにやら武術の組み手みたいな余興の写真が結構大量に撮ってありましてね。


写真見るときは、まずBRIDGEというソフトで、小さな画像がいっぱい入った画面で全体を見ていくんですけども、その画像では顔の形までは判別できないもので、誰がその余興をやってるのか。までは判断できないんですけども。

でも基本行われたイベントや余興関係は全てアルバムに入れ込むのが常なので、やはりこの組み手の余興もチェックしておりました。


ん?男性と女性で組み手か・・・

こういう武道の組み手で、男女って珍しいよねえ。

というか、なぜに退場後で新郎新婦居ないときにやるんだろ?



って、これ新郎新婦本人じゃないの!


と、細かいインデックス画像ではわかりませんでしたけども。

どうも一回目の退場後、大急ぎで二人で胴着に着替えて、新郎新婦さんで余興のひとつとしてやってる模様です。

そりゃ、メインカメラもサブカメラも大量に撮るわね。


で、二人で胴着に着替えて、会場に乱入する前にウエルカムボードを二人でかこんで記念写真ぽいカットが撮ってあったんですけども。

そのときに出ました!!新婦の超笑顔!!


でもって、同時に誰に似てるのか思い出しまして。

日本の人じゃないんですけども、中国の女優さんで、チャン・ツィイーさんに似てるんですよ。


胴着に着替えて笑顔になってるのを見て思い出すあたりが、私らしいといえば私らしいですけども。

グリーンディスティニー見すぎですかそうですか。


というか、新婦さんも新郎さんも、この余興が相当お楽しみだったようで。

写真を見る限り、相当テンション上がっておりました。



でも写真はすごいですよ。

空手とかじゃなくて、合気道なので、蹴ったり殴ったりは無いですけども。

でも婚礼の写真とは思えんよな、新郎が新婦を思いっきり投げ飛ばしておったり、逆に新婦が新郎の間接がっちり決めてたり。

会場が披露宴の会場ってだけで、やってることは超真剣でしたねえ。


その余興の後に、二人して正座して、合気道の師範代のおじいちゃんたちからなにやら賞状みたいなものもらっておられたので、そういうのも関係してたんかもしれませんけども。


チャンツィイーさんて、結構ワイヤーアクションの香港映画とかも出てはるじゃないですか。

というか私が見てるのがそのくらいなんかもしれませんけども。

そのイメージがあったので、合気道の胴着に着替えて急に姿形がかわった新婦さんを見て、思い出したんかもしれません。

あとアジエンスのシャンプーの宣伝くらいか。テレビ見ないもんですいません。



その余興が終了後は、色ドレスに着替えられて、再入場からキャンドルや余興に・・・という、また通常の流れに変わっていったのですけどもね。


その組み手の余興前よりも、明らかに新婦さんの笑顔が増えていたので、なにかあの組み手の余興がよっぽど楽しみだったのか、それとも不安だったのか。

でも最後に向かえば向かうほど、二人とも表情が色々になってきて、写真見てるほうが嬉しくなってきたりしましたね。



で、最後披露宴が終了してから、そのまま色ドレスの姿のままで、また軽くロケーションフォトを撮影して終了なんですけどもね。

最後の最後で、二人が寄り添って、バストアップで笑顔の写真でシメにしようと思って写真を探しましたんですけども、

多分撮影時になにか新婦がちょいなにか間違ったのか、ちいさくペロッと舌をだして

「ごめんね♪」的な、

私的には今回の写真の中で一番の笑顔の写真があったので、多少新郎がピンボケで口が開いてましたけども、そこは目をつぶっていただいて、最終ページの扉に使わせていただくことにしました。


やはり女性は笑顔が美しい。てかかわいいのです。



にしても、披露宴での武道のアトラクションて、まあ全く無いわけではありませんけどもね。


でも大概、新郎新婦のどちらか片方だけってのが多いんですけども、今回はお二人とものアトラクションだったわけでして。

それもびっくりなんですけども、その内容の本気度にもびっくりですけどね。


もしかしたら、その合気道の余興が結構真剣にやらないと、師範代のおじいちゃんにも申し訳ないので・・・とかで、二人ともものすごい緊張してたんかもしれませんね。


ただでさえ、結婚式だ、披露宴だと色々緊張するのに、もひとつ大きいイベントがあったら、そらなかなか笑うに笑えないかなあとか思ったり。


なんで挙式んときも、披露宴始まったすぐの時も、二人ともちょい

「心ここにあらず」

チックな顔してたのかもしれません。


ま、結果的には、前半の挙式から白ドレスでの披露宴までは結構緊張した、堅い目の表情で。

後半の色ドレスからは、何か吹っ切れたような笑顔の多い二人の写真がメインで。

ほどよくメリハリもついてよかったかなーと。

で、最後も一番カワイイ笑顔の写真でシメる事ができたので、われながら満足でございます。

新郎新婦さん、気に入ってくれたらいいんですけどねーー。。。



ま、最近はほぼ毎日、数千枚づつの写真を見る日々が続いておりますのでね。

こういう印象に残る人もいろいろ居はるわけです。

でも最近そういう有名人に似た新婦さんが非常に多いような気がするんですよねえ。。。

昨日の新婦さんは、森口博子そっくりさんだったし。

ま、それも楽しみのうちってやつですかね。


とりあえず今日もそんなかんじで頑張っておりますですー。

みなさんは残り少ない休日をごゆるりとお過ごしくださいませ。。。


ではではーー♪