2011年11月5日土曜日

poul chiappe



ま、こういう光景は日本ではなかなかありませぬな。

一回でいいからこういう光景に出会ってみたい。。

もちろんヌコ様にも。



ども。皆様こんばんわ。

あいもかわらず、隣の物件の取り壊し工事の爆音と振動でまるでおじいちゃんのようにプルプルしつつ作業に徹しておりますNAWOでございます。


にしても一体いつまで続くのか・・・このヴァイブレーション。


というかここんとこ毎日この有様なので、もしかしたらこの振動が実は体にすごく良いのではないのかな・・・とか思うようになってまいりましたですね。はい。


だが電話に出ても声が聞こえにくいというのはいかがなものかと思うのだが・・・

5階のこの場所でこの状態ってことは・・・3階とかのテナントさんとかって一体どういう事になってるのか・・・と思うとゾっとしますな。


勤務先のビルには、テイクシックス以外にももちろんテナントさんが入ってらっしゃるのですけどもね。

おそらくこの取り壊しの振動と騒音が一番強烈なのは、解体作業の真横にあります2階と3階だと思うのですけども。

その2階と3階って、結婚相談所なんですよね。これが。


ま、たまーーにですけど、コンビニに行こうか〜って時とかは、その結婚相談所さんから出てこられる、これから結婚を考えた上でお付き合いしましょう♪的なお二人がエレベータに乗ってこられたりするのですけど。

俗にいう接客業のテナントさんなので、この騒音・・・というかおそらく3階なんかはもう既に爆音と化してると思うのですけども、そんな中で本当に接客だとか電話できるのか?

と他人事ながらに非常に心配になったりする訳ですけどもね。


5階で窓閉め切ってるにもかかわらず、電話に出るのを躊躇するような状況ですので、一体3階はどのようなカオスな状態になってるのかと思うと、気になって気になって夜も一睡もできません。


あ、いや。嘘ですけどね。



あ、そうそう。

その結婚相談所さんから出てきたお二人に、この前もエレベータでたまたま一緒になったのですけどもね。


3階から下に降りる迄の短い時間ですけども、その男性の方のほうがですね、エレベータ内で女性とお話されておりまして。

自分の趣味は絵を描く事なんだーって言って、鞄からスケッチブックを出してみせてらっしゃいましたけども。


私も一瞬しか見てませんので印象しか残ってませんですけどもね。パっと見ただけでも素晴らしいスケッチでございました。


鉛筆だけで書かれてると思うのですけども、京都の四条大橋か三条大橋から見える鴨川と柳を書いたスケッチだったと思うのですが。


私も学校の授業とか色んな事で、鉛筆やなんかでスケッチした事ありますけどもね。

石膏像よりは簡単ではあるのですけど、風景ってのはまた違った難しさがあったりしますので、空間の切り抜き方だとかでガラっと雰囲気も変わってしまいますので、最初は非常に難儀した憶えがございますけど。


その方のは細い線を幾重にも重ねて、非常に詳細迄書き込まれておりましたので相当時間かかったのではないだろうか・・・と見た瞬間的に思いましたけどもね。


で、それを見た女性の方の方が、それを見て

「すご〜い♪」

と言った後に、

「実は私もなんです〜」

と言って同じように小振りなスケッチブックを鞄から出して見せてましたのは、その彼の絵を凌駕する細かさで描かれた京都駅の絵。しかも色鉛筆つかって色付き。


それを見た時の彼の

「ウッ」

という、呻き声に似た動揺を、私は聞き逃しませんでしたけどもね。


ま、でも仲良くお喋りしながらその後市内の東方面に向かって歩いていきましたけども。

同じ趣味を持つのは良い事ですなー。ぜひとも良いカップルになって頂きたいもんです。



ま、たかだかスケッチって思うかもしれませんけどもね。

何でも極めて行くと、上には上が居るもんでございますな。


鉛筆で表現する世界でも、まさに「とんでもないもの」を描く人も沢山いらっしゃいますな。

もう絶対に写真としか思えないような、超リアリティのある精密画を表現する人とかも、たまにネットで見かけますけどね。


精密になってけばなってくほど、写真にちかづいて行く。というのはまあ解るのですけども、でも精密とは違う方向で写真に近づいてる物もあったりして。

という事で、今日はそういう作品達をご紹介しようかなとか思います。



poul chiappe


この方なのですけどもね。

このアーティストさんも、基本鉛筆画でのスケッチを作品にされてるのですが。


鉛筆画だよ。と言う事を憶えておいて、下の作品をちょっと見て頂けましたらと思います。










えっと、ちょっと怖いですけどもね。

要は精密画とは真逆の方向で、写真に近づいていってるのですな。

そうです。「ボケ」ですね。


元々線で構成する鉛筆画の世界ですので、こういう表現てのはちょっと考えつかなかったんですけども。

あえて写真で言うところの「失敗例」みたいなのを作るってところに並々ならぬこだわりを感じてしまうのであります。


というか一部は古く劣化した写真のような仕上がりになってたりしますね。

ちょっとこの絵は私の中では全く意表をつかれてしまったので、見た時はかなりインパクトがございました。



もしも、あのエレベータの中でお二人のどちらかがこんな絵を出してたら、一体どんな会話が交わされていたのかな・・・

んでもって、その後二人にどういう影響を与えてたのだろうか・・・


とかちょっと妄想を暴走させてしまいますけども。

ま、何事もアートの世界ってのは奥が深いのですな。うむ。



というわけで本日はちょっとスケッチのお話なんかを、振動と騒音に耐えつつお送りいたしました♪

今は良い季節ですからねー。外で写生とかてのも気持ち良いですぞ〜

ま、なかなかそういう時間が取れないのが社会人のツライとこですけどね。。


もうちょいしたら紅葉の季節。

そこいらの観光地もスケッチや写真撮る人でイッパイになることでしょうねー

その中に仲良く並んでスケッチに興じるあのお二人の姿がありますよに・・



では今日はこの辺で。

また明日お会いしましょう。

皆様ごきげんよう〜〜






2011年11月4日金曜日

ラバーダック@中之島バラ園



今日見つけたロシアかどっかの1枚。

ヌコ様のほっこりした表情と帽子に萌えた。



どもども。皆様こんばんわ。

本日も秋の良い天候の中、睡魔と闘う事に命を燃やすNAWOです。


というか最近・・・ここ数日前からなんですけども。

私の勤務先の入っておりますビルの東隣に古い建物がありましてね。

11月の初めに、

「建物建て替えの為に、取り壊し工事を行いますので、若干騒音等がございますがご了承くださいませ」

みたいな手紙がポストに入っておりまして。


まあね、古い建物も結構多い京都ですので。

家なんかの取り壊しってのもそんな珍しい訳でもないですし。気にも留めなかったのですけどもね。


で、肝心の工事が始まりまして。

もうね。騒音と振動の激しい事激しい事。


なんすかね、あの削岩機??ってんですか?ドヒョヒョヒョヒョ!て壁とか床とか削るヤツ。

あれがですね、もう壁隔ててすぐ隣から聞こえるもんですので、今の時期は窓開けてると日中はすごく気持ち良いんですけど、あまりの騒音に窓あけられやしねえ。

というか窓閉めてても事務所内で会話するのに、かなりの大声で叫ばなくてはならないという、緊急事態宣言発令状態になっておりまして。


ま、100歩譲って音だけだったら強引にイヤホンして音楽ガンガン流してればまだなんとか消化できるものの、

工事の始まった次の日には、その削岩機のさらに巨大なバージョンらしき物で、家の壁という壁をガンガン壊し始めまして。


工事現場には入れないもんで、一体どのような取り壊しが行われてるのかは、神秘のベールに隠されていて全くわかりませんけども。

その巨大削岩機の、何がよろしくないかと言いますとですね、

「振動」

なのでございます。


その削岩機がまあほぼ一日中家をガンガン掘ってる訳ですが。

隣の建物のはずの私の勤務先のビルがですね、もうすんごい揺れるんですわこれが。

おそらく体感的には震度4以上あると思われ。

でもって私の事務所のデスクがちょうど部屋の東側の端っこなものでですな。その振動と揺れをモロに感じる訳ですよ。


ま、私の隣で作業しておりました同僚は、

「今すんごく強烈な地震がもし仮に起こっても、絶対に逃げられない自信がある」

とかのたまっておりましたが。

でもマジでそんな状態でございまして。今京都で直下型の大型地震が起きましても我が事務所では絶対に感知できません。


まあ建物の取り壊しって言っても、そんな大きいビルでは無いんだから、数日で終わるんじゃあないの?と思って、当初配られておりました工事のお知らせの紙を改めて見ましたら

「工事期間:11月頭〜11月末まで」

っておーーい一ヶ月もやるのか!!キャーーーーー!!

てな具合です。


まあ、日に日に段々と取り壊し箇所は下に移動していってるようですので、徐々にはマシになっていってはいるのですけどもね・・・

いつまで続くのかこの状態・・・シクシクシク




ま、それは仕方ないので我慢するとしましてね。

先日、ちょいと大阪に用事がありまして。

中の島公園ってとこに行ってきたのですけどもね。

用事ついでに寄ったのですけど、なぜにわざわざ寄ったのかと言いますと、

「アヒルちゃん」

が居るから。なんですね。


いや、そこいらのアヒルちゃんじゃないですよ。デカイアヒルちゃんです。




このような。

高さ10M以上あるんじゃないすかね。

存在感抜群です。

こういう写真撮ると、




こんな事して遊びたくなってしまうのですけどもね。


つぶらな瞳に邪悪な台詞。

そのアンバランスが良い。うむ。




このアヒルさんなんですが、昨年も中之島公園に来てらっしゃいまして。

昨年とても好評だったらしく、今年もおいでになられたのですけどもね。

この日は世間は休日と言う事もありまして、とても沢山の方々がアヒルさんに平伏しに・・・いや、見学に来られておりました。


こういう物って、やっぱ子どもに人気あるんだろうな〜って思ってたんですけど、意外とそうでもなくって。

結構沢山カップルだとかも多かったので、デートコースにもなってたのかもしれませぬな。





というのもですね、この公園のこの一体は美しいバラが沢山沢山植えられておりまして。

しかも種類もものすごく多くてですね、私は植物にはあまり詳しくないのですけども、バラを見てる方々の話を聞いてると希少な種類も沢山植えられてるのだとか。

この写真のバラも、薄〜いほんのりピンク色で、すごく綺麗でしたけどもね。


あ、奥でなんか言ってますけど気にしない。


残念ながらこのアヒルちゃん、10/30までしかここには居なかったのですけどもね。

でも昨年に引き続き、今年もかなりの人が集まってきてくれてましたので、また来年も来てくれる事でしょう。


ちなみにこのイベントは

「ラバーダック震災チャリティー展示 水都大阪フェス2011 水辺のまちあそび チャレンジウィーク」

って言いまして、10/22から30までの期間で行われておりました。

関連グッズで色んな物も販売されてましたが、売り上げ金の一部は震災復興にあてられるそうです。

もちろんこのアヒルちゃんのミニチュア版も売ってましたですよ。


このアヒルちゃんですけども、ただ短に風船膨らませただけの物では無くってですね、オランダのアーティストさんの作品だったりします。



お名前はF・ホフマンさん。

巨大なモニュメント的な作品が多いのですけども、このアヒルちゃんもれっきとした作品だったりします。

左のご本人のサイトの

「PROJECT」

から、過去の作品も沢山見れますので、興味のある方は一度見てみてくださいませ。





このアヒルちゃん。

「水の都、大阪」

って言うイメージにはピッタリなんじゃないかな?とか個人的には思ったのございますです。

なのでちょっと用事のついでに足を伸ばして立ち寄ったのですけどもね。

短い期間しか繋留されてませんので、見れる方はそんなには多くないとは思うんですけども。

でも巨大なのになぜか愛くるしい。というアンバランスさが、何とも言えない違和感みたいなものを醸し出してましてね。

別に自分の物でも無いのに愛着が沸いてしまう。というのが、もしかしたらこの作品の狙いなんかな〜〜とか、勝手に思ったりしてましたけども。




最後は真面目なモノクロ写真で。

こういう景色が見れるってのも、大阪ならではなのかもしれませんね。



ちなみに上の写真は全てスマホで撮影したものでございます。

ブログに使う画像くらいだったらもうこれで十分なんですな・・・素晴らしい。

あ、フキダシはもちろん合成してますけどね。許せ、アヒルちゃんよ。



ではでは今日はこの辺で。

また明日お会いしましょう〜

皆様ごきげんよう〜♪





2011年11月3日木曜日

Amazing Opera Stage Designs



見てると不思議と首が左に曲がっていく画像。

あなたもだんだん左に傾く傾く・・・・


ども。皆様こんばんわ。

この時間になると結構肌寒いですけど、日中はまだちょっと汗ばむくらいの気温ですね。

昼と夜の寒暖差がモロ激しい本日木曜日ですが、いかがお過ごしでしょうか。


でもでもですね、確か聞いたとこによりますと。

植物に紅葉のスイッチが入るのは、こういった寒暖の差が激しくならないと赤くなったり黄色くなったりしないそうでして。

なので着るものの選定に毎朝悩むとこかもしれませぬが、これも紅葉が赤く色づくために必要なのね・・・と自らに納得させつつ、本日も会社に出向いておりますNAWOです。



秋。文化の秋。

先日より作っておりました、滋賀県のとあるバレエスタジオ様のパンフレットも無事に出来上がりまして。

なんでも11月の27日に、滋賀県のびわ湖ホール中ホールで行われるのですけどもね。


これがそのパンフの表紙。

今回はドン・キホーテでございます。


ドン・キホーテのお話自体にも、冒頭で闘牛士が出てくる所があるのですけども。

今回は表紙に闘牛士を入れるというのが、バレエスタジオ様の意向でございまして。

雰囲気はアートな感じ。という事だったので、50年代くらいの版画調のイメージで作成いたしました。

A4版、24ページ。


バレエに興味のございます方は、もしよろしければ行って頂ければと思います。はい。

整理券は必要ではありますが、全席無料。


・・・無料!!だとっ!!マジっすか!

行こうかな・・・マジで・・・


詳しくはこちらのびわ湖ホールの公演カレンダーからも見る事が出来ます。

お問い合わせ先も記載しておりますので、11/27のとこ見てくださいねー



というか私もこれまで舞台だとかのリーフレットは何回か作ってきたのですけども。

でもバレエの関係は実は今回が初めてだったので、個人的に色々バレエの事について勉強させて頂きました。


ドン・キホーテというお話も、実は全く知らなかった訳では無いのですけども抽象的なイメージしかありませんでして、このパンフを作りつつ、色んな本読んで物語も読んだりしたんですけどもね。


上の背景は茶とカラシ色で白いカスレっぽいのが付いてるな・・・と思われるかもしれませんけども、実はドン・キホーテの物語の中の一場面の影絵になっておったりしております。

右が風車で、左がドン・キホーテですな。



で、今回のこのパンフを作るにあたってですね、もちろん24ページの中にはかなりの数の写真を使用しますので、入稿されました何百枚ってバレエダンサーさん達の写真を見てきましたけども。

やはりですねー。当たり前っちゃ当たり前なんですけど、男性も女性もエエ体してらっしゃる♪

・・・いや、そういうヤラシイ意味では無いですよ。違いますけどもね。

躍動美って言いますかねー。なんてんでしょ。存在感のあるボディと言いますかね。

そんでもって女性の方々は美しさと優雅さも表現されるってんですから、まあ仕事で作ってますので当たり前っちゃ当たり前ですけども、写真をいつものブライダルの写真以上にマジマジと見てしまいました。

美しい・・・


で、ダンサーの方々はもちろんなんですけども、猛一個綺麗やな〜〜と思ったのが、舞台演出。

そんなめちゃくちゃ凝った装置なんかは付いてませんけども、物語の世界を表現するにあたってのセットだとか、照明とかのグラデーションが美しい。

もちろん前でバレエを披露する方々を引き立てる役割ですのでね、そんな目立ってしょうがないって訳では無いのですけども。


あんまり私自身はそういった舞台芸術だとか、あとミュージカルだとかってのは見に行った事無いんですけどもね。

よくてコンサートだとかライブ止まりなもんで。

ですけども今回そういう舞台の写真を色々見まして、ちょっと興味を抱きつつある今日このごろでございます。


と、そんな事を思いつつ、そのパンフレットを作っておりました時にですね。

そういった舞台ってのは他にはどんな物があるんだろうか・・・・と思いつつ、ちょっと調べてたんですけどもね。


ヨーロッパのオーストリアにて、2年に一回開催されますBregenzer芸術祭というのがございまして。

その芸術祭で、オペラが演じられるのですけどもね。

オーストリアにありますボーデン湖で、俗にいう「水上ステージ」という形で劇場が作られて、そこで演じられる訳なんですが。

その水上ステージがですね、まあおそらくそのオペラの内容に沿ったものだとは思うのですけども、凄まじいインパクトが有るとの事で。

ちょっと見てみたんですけど、かなりヤバイ状態だったので、今日はちょこっとそれをご紹介しよかなと思いまして。


とりあえず過去に行われました舞台の写真から何枚か。











なんかパっと見、何の写真か解らないのは、セットが巨大すぎて人間がちっちゃくしか写ってないからだと思うんですけどね。

でも人間の存在を確認できた時に、スゲエエ!って思ってしまった私です。


オペラの内容を知ってたら

「フーン。なるほどなるほど。素晴らしいセット♪」

となるのかもしれませぬが、知らずに見るとまるで巨大な抽象芸術の作品にしか見えませんですな。

というかオペラ見なくてもこのセットだけでも見る価値あるんじゃないの?とか思ってしまいますです。はい。


大阪のユニバーサルスタジオとか行くと、こういうのに似た光景を目の当たりにする事もあるみたいですけども・・・

にしてもスケール大きくないかい?これは。



ま、日本でここまでスゴイセットの舞台芸術があるのかどうかは知りませぬが。

ますます見に行きたくなったのは言う間でもございませぬ。

オーストリアってスイスの隣りですものねえ・・・ちと遠すぎるんじゃないか。すぐには絶対行けないな・・・・





ちなみに上の動画はこの舞台のメイキング映像。

結構長いですけど、どんだけ色んな物を駆使して作られてるか解るので結構おもしろいですぞ。

写真ではわからない、舞台の演出の仕掛けなんかも見れたりします。

ちょっと制限がかかってるようなので、見れなかったらYoutubeでご覧あれ。。


てな訳で。

今日はバレエスタジオ様のパンフと共に、舞台に思いを馳せる私なのでございました。


んじゃそろそろ仕事に戻りますかねーっと。

また明日お会いしましょう。

皆様ごきげんよう〜