2010年6月4日金曜日

花結び夏号と鱧料理


ああ、
今日も朝からなぜこんなに暑いのかと小一時間問い詰めたい。
誰でもいいから問い詰めたい。

どうもみなさんこんにちわ。
朝9時の時点で、もう暑くてヤル気の出ない状態のNAWOです。(´・ω・`)

朝の通勤電車の中で、通学中の中高生がすごい勢いで元気でうらやましく思う今日このごろ。
キミ達はなぜそんなに元気なのだ?とこれも小一時間問い詰めたい。


まあそれはおいといてですね。
上の画像はちょい前の記事で作ってると言っていた、滋賀県おごと温泉の旅館さんで「びわ湖花街道」さんの季刊の折込パンフレットです。

花結びという名前がついてまして、今回は夏号ですね。
5月の末に折込なので、昨日印刷屋さんと打ち合わせした時に、印刷見本を頂きました。

大きさはB3の二つ折りで、滋賀県メインで数万枚折込されてるみたいなんで、地元の方のとこには新聞の折込で入ってるかもしれませんね。

このお仕事は数年ずーっとデザインだけやらせていただいてるんですが、ターゲットになってるのは中高年の女性なので、文字やなんかは大きめに読みやすく、でもって季節感もあって、なにより写真を豊富に使うというのが大まかなテーマになってまして、毎年少しづつマイナーチェンジしながら年4回発行してるものです。

一応表紙だけ画像を。

これのまん中で二つ折になって、新聞に折り込まれております。

印刷前のデータの複写なんで、トンボがついてるのはご容赦を。

あっちこっちの施設にもおいてあると思うので、もし見かけたら是非どうぞ。

あ、あと裏面もあるんですが、全部載せても見難いので、内容的なものを知りたい方は花街道さんのホームページで見てくださいね。

前にも書きましたが、滋賀県の食材の地産地消をテーマに、本当に美味しいいろんな料理を出していただけるのと、豊富な温泉はもちろん、アロマテラピーやエステの施設があったりで、女性に本当に優しい旅館さんです。

というより、もはや旅館というくくりで表現するのは少し難しいかもしれませんね。
でもホテルでもないってのが、また良いとこなんですが。

娘さんとお母さんで、日帰り温泉と料理を楽しみにきておられるお客さんも大勢いらっしゃるようですんで、興味のある方はどうぞ。

今回は私個人的には表紙(向かって右側)のデザインが気に入ってましてですね、夏っぽい感じとのことだったので、最初は青とか水色とかって考えてたんですが、写真がけっこう色とりどりだったので、白とボカシの色合いと、その間の流水イメージで、花街道さんにも気に入っていただけたみたいでよかったなーと胸を撫で下ろしております。あーほんとよかった。ヽ(*´∀`)ノ

で、この中でひとつだけ非常に難儀だったものがありまして。表紙に一箇所と、、裏面記事に写真が入ってるんですが、「鱧(はも)」の料理の写真です。

私は京都の人間なので、関西的なことしかわかりませんが、鱧っていうのは近畿では夏の味覚でけっこう有名でして、京都では夏には必ず一回くらいは食べるんじゃないかなと思うんですが。

花街道さんでも夏のプランで、鱧会席のプランを作られまして、私の知ってるカメラマンが料理の撮影をして、私のとこに写真データが来たんですけども。

この鱧ってのは、まあ当然身は真っ白でして、カメラマンはそれを知ってかわざとアンダー気味に撮影データを作ってくれたんですが、白の身というのがなかなか補正が難しくてですね。

真っ白になったら鱧なのかイカなのかわかんないし、かといって色を濃くしてもただズズ黒くなるだけで全然美味しそうに見えない。(;´Д`)

せっかく花街道さんの調理長さん(近江の名工に選ばれてはるスゲェ方です)がこしらえてくれた鱧会席を、なんとか美味しそうにしようと色々頑張ってみました。

最終的には、写真全体を補正してしまっては、鱧の色はよくなっても、他の箇所の色が変わりすぎてしまうので、写真の各所にある鱧の身にだけ細かく選択範囲をとって、その部分だけ色んな補正を施して、上のようなものになりました。

料理でも有名な花街道さんの写真なのに、不味そうなままでってのは私的にNGなので、色々苦労しましたがOKが出たのでホッとしております。(;´∀`)

まあこれにかかわらず、全部の写真の補正にいえる事なんですけども、補正ってどこまでやってるの?っていう質問を受けることがありまして。

まあフォトショップやらでは、色んな機能が目白押しですので、一枚の写真を本当に印象を180度変えることだって朝飯前にできてしまいます。

芸術関係や、作品作りにはそういうのも使うんですが、商品写真や、私の日頃扱っているブライダルの写真やなんかは、そういう補正はNGです。(;><)

じゃあ、何を基準にするの?となりますが、それは「記憶色」という事になります。

その商品や写真に収められてる画像を見た人が記憶している色。ということですね。
これは非常に解釈がむずかしいんですが、そのものの色、というより、そのものを見た時の印象の色。と言ったらわかりやすいですかね。

鱧といえば白なんですが、ただの真っ白としては人は認識してないんで、少しだけ赤色や黄色を増やしたり減らしたりして、「美味しい鱧」の記憶色に近づけるって感じです。

産業写真ではまあ、そういう考えに基づいて補正やなんかをしてはる所、多いと思うんですけどね。

でも私もそんなにベテランでも無いですし、もっと違う考えで、もっとダイナミックに補正とかしてはるところもあるとは思いますが。まああくまで一例としてって感じです。(´∀`)

ただ、過ぎたるは及ばざるが如しって言われるくらいなので、やり過ぎの補正は画像を劣化させるだけで、良いことはなーんも無いんですけどね。

一番いいのは、補正もなーんも必要ないくらい記憶色ばっちりの写真が撮れる事なんでしょうが、そのものの色が一番リアルに撮れてるからといって、そのまま広告や印刷にはまず使えない場合の方が多いのも事実です。

こんなコムズカシイこと考えてるとですね、人間の目ていうのはスゴイんやなあーと漠然と思うわけです。はい。

ブライダルの写真では、色だけでなく、シーンそのものがかなり綺麗に記憶されていますので、その記憶に遠いものはなるべく減らして、その綺麗さを全面に出せるように、写真の配置を工夫したり、写真そのものを補正したり、加工したりするんですね。

それはそれで、広告やCM写真とは全然違うところで面白いもんです。( ・∀・)

まあ今日はちょい小難しい話ししてしまいましたが、またブライダル以外でもこうやって載せられることがあったら、ちょくちょく記事にしていくつもりです。

広告にもなりますからね。花街道さんにも喜んでもらえればと。

明日は土曜で友引ですか。結婚式またたくさんありそうですね。
いろんなとこで、いろんな嬉しい顔が沢山ありますように。で、私がそのお手伝いができますように・・・・・

これまた綺麗に終わったとこで、またごにょごにょ物作りに戻りますです。
暑いですが皆さん頑張ってくださいねー

私はとりあえず暑いので、近所のカフェでアイスコーヒーをすすってきますです(*´∀`)

ではではー。

2 件のコメント:

  1. 近所のカフェでアイスコーヒー・・・
    大人だぁぁ。なんて大人なんだぁ。
    私ゎ俄然コーラです☆笑

    てか、田舎なんで近所にカッフェ~なんてありませそ(泣)

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  2. いや、大人ぢゃないですよー(;´Д`)

    だって、私コーヒーは好きですけど、ブラックは大嫌いですから。

    ガムシロ2パック投入はアタリマエーですヽ(´ー`)ノ

    ホットなら最低スプーン2杯以上。

    最初からカフェオレ頼めよ・・・てよく言われます。

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