2010年11月10日水曜日

カラスこえぇぇぇぇ



ういっすぅ。

みなさんどもどもこんばんわ。



今日も京都駅からポチポチ歩いて我が勤務先のある高辻新町までやって来ましたNAWOです。



まあ天気の良い日はですね、私仕事で日頃体動かすって事が殆ど無いものですのでね。

ですのでこうやって、地下鉄にしてたった2駅の距離ではありますけども、あえて地下鉄に乗らずに歩くようにしておるのですけども。


朝の通勤電車の混み混みから解放されて、小学生とかがもう既に通学終了した後の少しだけ静かになった、京都の細い路地をちょいとゆっくり目に歩くんですけどもね。

今日は市内はゴミの日だったようでして。

京都市もゴミは完全分別処理が進んでおりまして、ゴミの日になりますと路地のあちこちに、ちょいと目に優しくない黄色のゴミ袋が電柱の根きとかに山積みになってるんですけどもね。


で、そういう黄色の大きなゴミの集積場の横を通り抜けて会社までやってくるのですけども。

その目に優しくないゴミ袋の色のところにもう一色、目に優しくない色の物体が。

黒くて、カーカー鳴きながら手当たり次第にゴミ袋をつつく黒いヤツら。

そう、カラス様でございます。


あまりにカラスの多い所はですね、防護ネットをかけたりしてカラスのついばむのを防止してるとこもあるようですけども。

昔よりも野良のヌコ様や、イヌも殆ど見なくなったおかげかどうかしりませんけども、ゴミ袋を散乱さすのはもうカラス達の独断場となっておりまして。


こう黄色の塊の中で黒いカラスの軍勢が暴れ回っておりますのを見てますとですね、その数があまりに多いと、近づいていったら逆に襲われるんじゃないのか?と思うような恐怖心さえ芽生えますです。はい。



私はですね、小さい頃に、カラスにちょいと色々イタズラした事がありましてね。

いやいや、いたずらって言っても、そないに過激なわけではありませんですよ。

一匹取っ捕まえて、くちばしを紐でちょいと固定して観察しただけなんですけども。

その後ちゃんと紐ほどいてさよならーってしたんですけどもね。その後同じヤツかどうか、どいつもこいつも真っ黒なんで知りませんけども、何回か学校に通学中に、上からヴァァサーーーって、襲いかけられた事がございまして。

それからと言うもの、カラスに対してははちょい苦手なのでございます。



観察するとよく解るんですけどもね。

奴ら、クチバシが異常に太いんですわ。これが。


鳥ってのは、黒い物を優先的に攻撃する習性があるらしいので、

頭だとか、あとは東洋人だと目もかなり狙われやすいので危ないという話も聞きますけども。


その襲われた時も、頭を上からちょこっとだけ擦る程度に突かれたんですが、見事に流血してたもんですのでね。

いまでもあのクチバシにガクガクブルブルでございます。



その襲われた話とはまた別に、ちょいと恐ろしい光景も目にした事がございまして。


あれは私がまだこの業界に来る前に、とある販売業のお仕事をしてた時の話なんですけども。

そのお店は京都のちょい南のほうにあるお店でして、その前に大きな国道が通ってるところなんですけどもね。

その店のすぐ近所に、名神高速のインターチェンジもありまして。その都合上、結構大型のトラックの往来が激しい場所だったのですけどもね。


で、お店が結構暇な時間帯とかは、ボーっとショーウインドーごしに道行く車を観察したりしてる事も多かったのですけども。


大型トラックも本当に10tクラスのものから、大型トレーラーまで色々通りますので、そういう大きなトラック見てるのも結構楽しかったんですけどね。


でも、その中で、いつも第三木曜の午前中に店の前を通っていく、大型の10tトラックがありまして。

そのトラックは見た感じものすごいキタナイトラックでしてね。

色はたぶんもともと濃い目の緑だと思うんですけども、何かで汚れて全身まっ茶色になってるような有様でして。

荷台の上の屋根はついてなくて、ちょっと長くて深いダンプ風味のごっつい荷台が付いてるんですけどもね。


で、そのいつもの時間になると、その大型トラックが前を通り過ぎていくのですけども、なんと言いますか、ものすんごい悪臭が漂うわけなんですよこれが。

こう、なんて表現すればいいのか解りませんけども。肉類と卵を日向に一ヶ月くらい放置しといて、その中に生ゴミをありったけぶちまけて混ぜておきましたー的な何か。

店のドアは閉め切ってるにもかかわらず、あまりに凄まじい匂いがするので、そのトラックが近づいてくると嫌でもわかるようになってるんですけどもね。


別にそのトラックはゆーーっくり走ってるわけではありませんよ。普通に走ってるんですけどその悪臭レベル。

今だったらおそらく「バイオテロだーーー!」って通報されてもおかしくないレベルですけど。

で、信号待ちとかで店の前の信号に引っかかったりすると、もうどんだけ換気しても数時間はその匂いが取れないような有様でした。



で、誰もが気になってるんですけども、なんでかしら誰も口にはしようとしませんでして。なぜなら何かものすごい嫌な匂いなものですから。

でも必ず通る日にちも時間も一定であって、大阪ナンバーで大阪に向かって走っていくので、まあそんなに見てはいけない程のヤヴァイ車では無いだろう。という話になり、

その時の同僚と、バイオテロトラックの正体を見極めよう!と決めて、その次の月の第三木曜を待つ事にしました。



で、待ちに待った翌月の第三木曜。

私と同僚は、店の店長に許しをとって、建物の上からそのトラックを見てたのですけどもね。

そろそろあのトラックが現れる時間・・・・と思っていましたら、風に乗って、あのバイオテロレベルのヤヴァイ匂いが。

まだトラックは見えないのにこの悪臭!どういう事なのかこれは?

と思いながら、トラックが来るであろう西の方角を見ていましたら。



何かわかりませんが、西の上空に、真っ黒の雲が。

しかもすごい勢いで動いてる雲。


・・・・それが黒い雲ではなく、カラスの見た事のない集団だと言う事に気がつくのにそんなに時間はかかりませんでしたけども。


その空が真っ黒になるような雲を引き連れて、問題のバイオテロトラックがやってまいりました。

友人から借りたシンクロ用の鼻栓をしてるにもかかわらず、それでも匂う悪臭。

それと太陽が隠れるんじゃないのかと思うような、見た事無い量のカラスの群れ。

どうもカラス達はその匂いにつられて上空を飛んでいるようですけども。


で、店の西側の100mほど離れた信号にそのトラックが停車。

すると上空の真っ黒の雲達が、一斉にそのトラックの荷台に飛び込んでいきます。


さっきまで真っ黒だった空が、今度はトラックの荷台の上に、まるで蓋をするように真っ黒になってます。

見てて正直キモチワルイ。な・・何があのトラックに積んであるのか???


で、信号が青になり、トラックが勢い良く動き出すと、一斉にまた上空に黒い雲が形成。

そのままそのトラックについてきます。


で、店の前の信号で再度そのバイオテロトラックが停車。

もうですね、なんか解りませんけども、目に染みます。匂いが。

服を着替えてきたらよかったと後悔しても覆水盆に返らず。


またもや一斉にトラックに、まるで黒い矢が大量に刺さっていくように突撃するカラスの大群。


その時にやっとトラックの中身が上から見て確認できました。


京都の南部にはですね、結構有名な精肉工場ですとかが多くてですね。

もちろん精肉工場からも、廃棄物は出るんですけども。

その廃棄物を運ぶトラックだったんですね。


というか、ちょい気持ち悪すぎて、ずーっとは直視できませんでしたけども。


その時に来てた服は、その後何回も何回も洗濯したんですけども、1ヶ月くらいは匂いが取れなかった覚えがあります。


なんでしょうねえ。ああゆう肉系の廃棄物は、オープンエアで運んでいいもんなんでしょうかね?

というかそらカラスからすればもうごちそうの山だと思いますので、太陽が隠れるくらいに集まるのも頷けるんですが。

それでそのトラックが通った後は、なんかわからんけどカラスの羽と、何やらわけのわからないお肉の切れ端とかがよく散乱してたのね・・・・

とその時に納得した覚えが。


まあすごい前の話ですんで。今だと確実にそんな事してたらアウトー!なんでしょけどね。




トップの画像に、私の好きな映画のポスターであるところの

「The Birds」を貼ったばかりに、通勤途中から過去までのカラスにまつわる恐ろしい話を披露する事になるとは思いませんでした。


というか別にカラスの話をしたくてポスター画像なわけじゃなくて。

これはsmashing magazineさんてとこの記事で、「美しい映画ポスター50枚」というのを掲載されておりましたので、その事を書こうと思ったんです。


映画のポスターてのは、私も本当はコレクションしたいくらいに大好きでしてね。

色んな映画が生まれては消えしていきますけども、その1枚で映画内の魅力を伝えるってことに着目すると、既に宣伝活動の域を超えているものも多々ありますので。

思い切った告知だとか、凄まじく無駄を削ったシンプルさとか。

参考にしたいなあ・・・と思うようなポスターが多々あります。


そんなこんなで、私の個人的に大好きなポスターを、先のサイトさんから何枚かご紹介。




1999年 American Beauty

まあね。私正直この映画見てないんですけども。

でも内容は知ってましてね。

まあ簡単に言うと、アメリカの中流家庭の崩壊をアメリカンビューティーて名前にした批判映画ですけどね。

赤いバラはアメリカ中流の豊かさと、官能の意味で、アメリカ産のバラの品種から取ってるんですねえ。

顔も何もなく、見てすぐにわかる女性の腹部とバラだけで、なんとなく危うい雰囲気を表現してるのは見事だと。




2005年 Walk the Line

すいません。これも見てません。

でも内容は知ってる。

実在のカントリーのミュージシャンの伝記ですわね。


それよりも殆ど文字要素も無いのに、映画のタイトルとNOVEBERって上映時期だけにしぼったデザインがまあ何ともセンスよろしい。

ま、でもカントリーぽくは無いか?と思うのは私が日本人だからでしょうね。

一言カッチョエエ。それに尽きる。




2006年 V For Vendetta

これは見た。ナタリーちゃんが丸坊主になってて痛々しい。

全体主義の中のイギリスで、独裁政治に歯向かうレジスタンスのヒーロー?のお話。

強制収容所とかそういう類いの、暗いトーンが支配する映画なので、こういう戦時中のプロパガンダ的な刷り物を表現したポスターなんでしょね。

映画見てたらなるほどと思う作り。

わざと版ズレっぽくしてたりとか。細かいねえ仕事が。




1971年 THX1138(DIRECTORS CUT)

ポスターは最近のディレクターズカット版の発売時のものなんで新しいですけども、映画は超古いです。なんてったって1971年。もう30年前。

その古さからか、知ってる人は少ないかもしれませんけども、実はジョージルーカスさんの処女作だったりします。

内容はSFですけどもね。完全管理された社会での男女のお話。

ルーカスさんとこの映画のポスターって、こういうシンプル系も多いんですよね。昔あった「AI」のポスターもそんなちょっと何かメッセージ色の強いシンプル系だったような。

私的にはこの顔をちょうどトリミングで切り取ってたり、耳の小さなタグに書いてある文字が映画のタイトルだったりしてるあたりが、もう超好物だったりするわけです。


映画も結構面白いですよ。といってもアメリカングラフィティよりも前に作られてるので、それ相応の古さは感じますけどね。

ま、今回はポスターのデザインに絞った記事なんで、内容見たい人はツタ○とかで借りてでも見てくださいな。




と。今日はカラスが本題なのではなくて、秀逸な映画ポスターが本題なのでした。

ってか、またやってしまいましたね。ものすご長いわ(汗)

まあいいかー。反省はしてません。



こんな時間ではございますが、私はまだお仕事がございます故。

そろそろ職場復帰したい次第でございます。

というか明日はまた打ち合わせ祭りなのよねえ・・・・



というわけで皆様また明日〜

アディオース♫

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2 件のコメント:

  1. えらい面白い超短編小説を息を飲んで読みふけってしまいましたよ。小生もカラスのウンチ爆弾で攻撃対象になった事がありまして、結構執拗に攻めて来るんですよね・・・・カラス!
    2人で、畑に居た子カラスを捕まえようとして、小生が捕まえたんですよ。すると親カラスの攻撃対象は、小生に絞られてバンバン攻めて来るんですよ。ちゃんと人間の顔を識別しているとしか思えません。だからNAWOさんを攻撃したカラスは、紛れも無い!そのカラスでっせ!

    ノール

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  2. >ノールさん

    をおっと、これはこれは遠いところまでお越し頂きまして。

    なんとまあノールさんもTHE BIRDの被害者だったとは(汗)というか、やはりヤツらは顔覚えてるんですよねえ。

    鳥なんで、そんな高等技術できんだろう。と子供心に思っていたので、そんときはマジでビビリましたですよ。

    ま、でも元をただせば悪戯する私が悪い意外の何者でもないんですけどね。

    動物愛護団体の皆様すいません。。。

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