2010年6月8日火曜日
砂浜 I Love You ♪
やーめーてーーー(;><)
後部ガラスにJust Marriedって書いてあるじゃない
どうもみなさんこんにちわ。
昨日は事務所のエアコンが直接風があたって寒いので、噴出し口にダンボールで風の通り道を作ったつもりが、いきなり冷房の効きが悪くなり、一緒に作業していた仕事仲間を汗と絶望の淵に追いやってしまったNAWOです。
前置き長いな。
だってですね。うちの事務所のエアコン、除湿っちゅうもんがないんですよ。どう思います?
まあ家賃安いので文句言えませんが、京都ってのはですね、もうとりとめもなく、とにかく湿度が高いんですよ。ええ。ずーっとぬるま湯に浸かってるかんじです。
まあいまどき省エネっていうのもなんですけどね、今の時期はやっぱ除湿なんですよ。除湿。
エアコンで26度とかにすると、風が出てるときはめちゃ寒いし、出てないときは暑いしで、なんかこう上ったり下がったりでものごっつう疲れるんですよね。
という風にして、自己保身にはしる私であった。(´∀`)
昨日作業してた皆、わかってくれー。悪気はほとんどなかったのよ。ほんとに。
どうなるかなーてちーとだけ悪戯心もあったけどね。( ・∀・)
あいかわらず反省はしていない。
ああ、あのビルの管理人さん、エアコンに除湿つけてくれないかなあ・・・・
ま、その話しはおいといてですね。
昨日も私はコツコツその蒸し暑い事務所でアルバムを作ってたわけですが、昨日作っていたお客様は、挙式の前に前撮りをされていまして、通常挙式と披露宴のスナップ写真をレイアウトするのですが、その中に数ページ前撮りの写真を入れ込んで一冊の本にするっていうお客様でした。
まあ、挙式と披露宴だけでは、どんだけ頑張って着替えても時間の関係もあるので、多くて三種ってとこなんでしょうけどね。
前撮りっていうのはそれ以外の衣裳も着て写真が撮れるので、余分にコストはかかるんですが、撮影をしはるお客様は結構多いです。
ですが衣裳もそうですけども、当日バタバタしながら撮影するより撮影時間もゆっくり取れるので、当日に近所や会場内で簡易ロケーションで撮影した写真よりも、表情やしぐさにも余裕が出ますし、なによりカメラマンも慌てませんから、いろんなポーズで撮影できたりするのが魅力ですかね。
それともうひとつ。メリットとしては、披露宴の当日に、既に着付けして撮影された写真をゲストにお披露目できるとこもステキです。
チャペルとか人前式なら、友人知人の方々も参列できますし、直接見れるんですけども、京都って土地柄かはわかりませんが、けっこう神社式や神前式も多いんですよね。
ですんで、そういう形態の挙式は友人知人の方々は参加することができないことが多いので、当日のウエルカムボードや、ウエルカムバナーっていう等身大くらいあるタペストリーなんかに加工して、その時の雰囲気をゲストの方々にお披露目しようって方もいらっしゃいます。
そこまで大きくしなくても、受付のテーブルの脇に、台紙に貼ってある写真が置いてあるだけで、グッと雰囲気が変わるので、とってもオススメです。
まあ、中には私が作っているアルバムでも、前撮りで15P、当日で15Pの合計30Pっていうアルバムですとか、前撮りだけで作成するアルバムってのもあったりします。
前の記事でたびたび書いている滋賀県の式場さんでは、びわ湖のロケーションが結構有名だったので、売れるアルバムのうちの半分以上が前撮りのアルバムだったりしました。
まあこの辺はその式場さんの場所ですとか、撮影の融通の効き易さとかも関係してるかもしれませんね。
私の知っているその滋賀県の式場では、カメラマンがメインとサブの2人、それとポーズ付けや、衣裳の乱れを直すアシスタントが一人、レフ板係り兼荷物運びが一人と、合計4人で新郎新婦を式場から連れ出して撮影してました。
もちろん私はカメラマンではないので、もっぱら荷物運びだったわけですが。
で、まあよくこんなポーズとか構図考え付くなあと思うほど、色んなカットを撮影するわけなんですが、中でも色んな意味で記憶に残ってるのがありまして。
その前に、私は実は、基本的に「わざとらしい」のが好きじゃないです。
というか、なんというかですね。はずかしくなっちゃうんですよね。こっぱずかしいというか。
ですが、前撮りってのはある程度いろんなポーズやら付けてもらって撮影するんで、やっぱ少々は必ず「わざとらしさ」ってのはあるんですが。
その中で、もう見るたびに「あああーーーはずかしいーーーーー(ノ´∀`*)」となっていたのはですね。
こう、琵琶湖の湖畔ですから、湖の岸辺とかで2人でしゃがんで、空と湖の青い中に白い2人が見つめあっているとか。(ノ´∀`*)
こう、湖畔の芝生で、2人でシャンパングラスで乾杯ーてしてるとか。(ノ´∀`*)
こう、湖畔のベンチで、新婦が新郎を膝枕してヨシヨシしてるとか。(ノ´∀`*)
そんなもん全然平気なんですが、私的に一番破壊力のあったのは、
1カット目で、新郎が何か木の棒を持っている写真。
2カット目で、新郎が新婦に向かって何か話しかけてる写真。
3カット目で、新郎が琵琶湖の砂浜に、その木の棒で何か書いている写真。
4カット目で、新郎のドヤ顔と一緒に写る、砂浜に「I LOVE YOU♪」の文字。
5カット目で、新婦が「ステキ♪」と両手を顔の前で握って、瞳ウルウルな写真。
というのが、私が恥ずかしくてスタジオの中を転げ周りそうになった写真の内容です。
もうですね。実際の写真を全世界の人に見てもらって、「ねえねえ、これ恥ずかしいよね?よね?」って言ってまわりたいくらい、別に自分の写真でもないのに恥ずかしがってました。
できることならもうこのBLOGで見せびらかしたいくらいですが、それは残念。できません。(´・ω・`)
ですが不思議なものでして、私もこの業界に来てはや数年。最近仕事場の引き出しから、その当時にアルバム収録に使ったフォトCDのコピーが出てきまして、この写真を見たわけなんですが、
当時は恥ずかしくて恥ずかしくて、赤面しながらヒーヒー言いながらレイアウトしてたはずなのに、なぜか今は、
「あー、これちょいアンダーすぎるな。レフ版の光届いてないじゃん」とか、
「あー、曇ってるからシャッタースピード遅めで手ぶれしてるやん」とか、なぜかシビアな目で見てしまえる自分を発見しました。
なんかこう、今では恥ずかしいって思わないんですよね。不思議!( ・∀・)
というか、新鮮?て思ってしまいました。
今は前撮りって言っても、自然な表情や仕草をわざと撮ることが多いんですよね。
そのほうが、アシスタントも必要ないときもありますし、大掛かりなレフや照明もいりませんから。
コストもその分安く済むみたいなので。
そう思うと、当時とても恥ずかしく思っていた、砂浜のI LOVE YOU♪も、考えたらすごーい気合入れて撮影してたんだなあ・・・と改めて思ったわけです。
見てる私があんだけ恥ずかしいんですから、撮影してる本人達はもっと恥ずかしいはず。でも、そういう見られる恥ずかしさも、実はその時くらいしか経験できないもんです。
そういえば、その写真に撮られてる新郎新婦は皆、すごーい嬉しそうだったなって今考えたら思うわけでして。メインはやっぱり新郎新婦ですから、恥ずかしすぎて嫌だったら、迷わず拒否権発動できますからね。
それでも皆さん撮ってらっしゃったということは、けっこう人気があったのだなという事で。
まあ、当時はもう、必ずと言っていいほど、前撮りのロケーションフォトのアルバムを作ると砂浜 I LOVE YOU♪ が入っていましたので、私が作成したお客様の分だけでも、相当な数の方々がその写真の入ったアルバムを持ってると思います。
でも、そういう恥ずかしかった記憶の写真も、何年も経ってあらためて見て、その時の2人の新しい何かへのきっかけになったりするのかなあ。なんて思ったりします。
「みてみておじいさん!これこれ!うわー、めっちゃなつかしい!でめっちゃはずかしい!」
なんて会話と笑顔がその時あったらなーなんて。(´∀`)
そんなこんなでニヤニヤしながらも、今日もアルバムせっせと作り続けています。
にしても今日もうっとおしい天気やなぁ(;´Д`)
エアコン冷えすぎると腰痛いのよね・・・てあたしゃバアサンかい。
またエアコンいたずらしようかな・・・( ・∀・)
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