2010年6月11日金曜日

何が出来て、何が出来ないのか?

まさに体重20kg減。
なんてわかりやすい。(´∀`)


どうもみなさんこんにちは。

昨日の1日のおやすみですっかりリフレッシュしたにもかかわらず、会社に土産は買って帰らない、人間関係には結構冷たいNAWOです。

やはり丸々1日、携帯の電源切ってサボりますとなかなかいい具合に仕事も溜まりまして。今日も朝から忙しいフリをしながら実はゆっくり作業しておったりしてます。(`・ω・´)


今日もブライダルアルバムの仕事もしておりますが、最近は何かとデジタルでの修正も増えてきましたね。いやはや、なんとも。


まあ私の仕事なんで、バンバン言っていただいたら合成でも何でもしますけどね。
でもうちのカメラマンじゃないとはいえ、この前の修正は酷かった。


和装で神社で、振袖の新婦と、紋付袴の新郎の撮影カットだったんですが、新婦の持つ扇子の向きが逆でして、計何十カットかすべて、扇子の向きを180度回転させておりました。


新婦の持つ扇子ってのは末広って言うんですけどね。右の写真の向きが正しくて、修整したものはすべてもち手を逆に持たせておりました。Σ(´Д` )


まあ、スタジオの形物写真じゃないんだし・・・とも思ったんですが、今はデジカメ一眼で何でも撮っちゃいますからね。形物とスナップ写真の境界ってのもわかりにくくなってしまってますから。


ですけどねー、まあカメラマンはファインダー覗いて撮ってるんだし、気付けよーて思いますけどね。


ま、愚痴は言わずに、黙々と数十カット扇子を合成しましたです。




一番上の写真は見てのとおり、使用前、使用後って感じですが、いわずもがな右が使用後。ただ使った道具はダイエット器具ではなくて、フォトショップっていうオチですが。


私のやってるアルバム製作の仕事では、ここまで大幅なスリム化ってのは基本しません。
だって、ここまでやったら一目でわかるじゃないですか。


広告とか、アルバム以外の写真では結構よくあることですが、アルバムっていう商品の性質上、なんでもかんでもやっていいってわけではありませんからね。


ま、ただ前からの記事で、修正修正って書いてるけど写真が無いしわからんわーという風に言われたもんでして。わかり易い写真ないかなと思って用意してみました。


こちらは別のブライダル写真の修整前。


ま、普通です。
普通になんも考えんとスナップ撮ったらこんなもんでしょね。
でもせっかくバックにある綺麗なお花が寄りすぎで見えません。残念。



修正後。
まあなんてことでしょう。お花が。
たしかに二人はすっきり見えて綺麗かも。


新婦のほうは首やら顔の影やら、いろいろ消えてます。


目がくっきりしすぎで怖いのは仕様。


こちらも修正前。


バストアップのよくある写真ですね。
まあこのままでもいいんでしょうけどね。






で、修正後。


後ろの壁のランプは抹消。
新婦のメイクも完璧になってますね。


でも怖いのは仕様か。(;・∀・)


もっと見たい方はコチラにて。
写真の上のマウスを置くと、使用前使用後を切り替えて見れるので、どんなふうにいじってるのかわかり易いと思います。


まあ、こんなふうに顔に手が入るといろいろ変化がわかりやすいのですけど、なんていうんですかね。外人さんは皆、顔の彫りが深いので、目のまわりやら色んなとこに影ができやすいんかなあ?て思ったり。


で、その影を消すついでに皺とか消してたらこうなりました的な感じがします。


私が日ごろアルバム作成するときは、正直ここまではやりません。だって、顔変わっちゃうじゃないですか。


記録の意味もあるアルバムで、それはマズイ。(;´∀`)
昨日夜食に食べた、ヌルイお湯で作ったインスタントラーメンのようにマズイ。(;´Д`)


これらの写真の、一歩手前くらいの自然な感じに仕上げることが多いです。
でも背景のランプとかは結構な確立で消したり移動したりすることは多いんですけどね。


ホテルさんとか式場さんて、結構目立つとこに「非常口」の緑のランプが多いんですよね。ですので、白いドレスにしても、色のあるドレスにしても、あの緑のランプは目立ちすぎてまさに「非常」に邪魔なんで、特にキャンドルサービスとかの周りが暗い写真に入ってたりする場合はチャチャッと消します。


ですが、顔はやっぱり一番デリケートな部分ですので、よほどが無い限りは整形はしません。
でもご希望があれば遠慮なく言ってもらえれば、上の写真みたいに何でもできちゃいますのでバンバン言っていただけたらなあって思いますよ。


画像ソフトを触らない方からすれば、何が出来て何が出来ないのかはよくわからないってのが一番のネックになるとこだと思うんですけど、端的に一言で言ってしまうと、


「基本的に何でもできます」( ・∀・)


てなりますので。


特に婚礼にかかわらず、スナップ写真てのは同じカットを複数おさえて撮るのが普通なんで、合成や修正の素材になる写真の素材も豊富にありますのでね。
素材が豊富にある状態なら、思ったほど時間もかからずに希望の条件の写真が作れるもんです。


ですので、「こんな事言ってもできるんかなあ・・・」て迷う前に、何でも言いましょう。それから考えりゃいいと思います。( ・∀・)


まあ、もっぱら私は日ごろは、お客さまの希望で修正するより、たとえば着付けさんですとか、ヘアメイクさんのミスで起こってしまった画像の矛盾を消したり修正したりする事のほうが多いですけどね。


私の会社で撮影した写真ではなかったですが、この前も披露宴の色直しのときに、ドレスから和装に着替えて進行していくところで、打掛の首の後ろに着付けのときに使用したピン(洗濯ばさみみたいなもん)がずーーーーっと最後まで付いた状態だったとか。(;゚Д゚)


途中で気付かないかなあ?と思うようなこともありますけどね。
あーーー、笑えない笑えない(;^ω^)


こういう写真の合成や修正はどこで勉強しはったん?てよく聞かれるんですが、こんなこと教えてくれる学校ありゃしません。


ですが印刷や写真の業界では、デジタルになる前からアナログでこういった加工をしていたもんで、フォトショップの代わりに、エアブラシや紙やカッターとかで切ったり張ったりしてました。
デジタルになっても基本やってる事は一緒なので、その時の技術者の方とかで、デジタルに精通してた人たちが引き継いでいったわけです。


ですが大半の技術者の方は、膨大なアプリケーションの使い方についていけず、悲しいかな辞めていったのが実情だったりします。(´Д⊂ヽ


私はデジタルになってからしか、写真のそういう加工はやってませんので、もっぱら道具としてはマックさんとペンタブの世界ですが、一時期アプリケーションの勉強でそういう専門学校に行ってた時期もありましたが、写真のデジタルでの取り扱い・合成や修正の取り扱いは、その時に勤めていた会社の上司から色々教えてもらったり、技術を盗んだりして今に至るわけです。


そのときの私のDTPの「師匠」と呼ばれる方の話をしようかと思ってたんですが、今までで大分長くなってしまったんでそれはまた後日にでも。(´∀`)


そりゃ、目からウロコの連続でしたね。それを見たときは。


でも今はちょいまた仕事をしとかないと、後ろから首を絞められそうな気もするので、(;・∀・) とりあえず作業に戻ってきますです。


ではではー



2 件のコメント:

  1. こんにちは
    合成や修正とは少し違いますが、RAWで撮って現像する時、どこまでやってもいいのか悪いのかって思う時があります。
    まぁ言いも悪いも別にコンテストに出すわけでもなく、素人の写真にルールもくそも無いんでしょうが(笑)、自分なりのラインというか・・・

    この記事を読んでいて、大学時代、観光写真をメインにやっている写真屋でバイトしていた時の事を思い出しました。
    自分はおもに焼く方をやってたんですが、たまに集合写真で(特にガイドさんの)、パン○が見えちゃってる方がいて・・・
    そんな時、その店のルール?は、その部分(笑)のネガをマジックで黒く塗るってものでしたが、その修正意味あるの?
    って
    デジタルだったら、スカートの丈伸ばせそうですね(笑)

    返信削除
  2. >はねなしさん

    いつもコメントありがとうございます!

    RAWですか・・あの重いヤツですよね。

    まあデジカメになってから、私も色んな現像ソフト使ってはみましたが、最終的にはフォトショップで16bitでTIFFで現像する事に落ち着いていますね。

    まあおっしゃるとおり、どこまで追い込むかって話しになってしまうんですけど、なるべく写真を劣化させないことが最終的には階調を生かす事になるんかなあ、と思ったりしてます。

    私も最初は耳にタコが出来て血豆になるくらい言われました。「写真は階調が命!」て。

    集合写真のパン○修正は私ももう嫌になるほどやってました。デジタルでですけどね。

    女子大生の足癖の悪さにはほんとにひどい目にあいましたよー・・・

    ネガにチョコチョコ書き足すするのは、昔は・・というか今もブローニーとかシノゴとかはやってますよー
    35mmはあまりしませんけどね。
    マジックは使いませんけど、まあ似たようなもんだと思います。

    ネガのスポットて言いますが、今は出来る人、減っちゃいましたね・・・

    返信削除