2010年11月30日火曜日

仕事しながら思い出した話。

My CRMも最終的にはこないになってたなあ・・・ナツカシス。


どもども。みなさんこんばんわ。



今日も相変わらずの月末の何やら世間様も慌ただしく集金だとか月末の〆だとかにバタバタしているのを横目にアヒャヒャーっと製作に没頭しておりますNAWOです。



まあ精神分裂症だとか、クスリやってるんじゃないのか?とか思う人も居るようですけども。

私は生まれてこのかたそんな不良だのワルだのと言われる方々が嗜んでおられるような趣味は一切ございませんでして。
 
精神分裂症どころか、こういうテンションが私の普通でございますのでご安心くださいませ。
 

シロクマと仕事さえ与えておけば、私は半永久的に製作しつづけるマシーンみたいなものですのでね。

使えるマシーンは使えるうちに焼け焦げるまで使ってあげるのがいいんです。

マシーンだってそれが本望でしょうからねえー



といいますのも。

私が昔愛用しておりましたホンダさんとこが作っておりましたオフロードバイクもですね、ものすごい大好きで色々自分なりに高性能化を狙って改造ってみたり、お金掛けてドレスアップしたりしてみた時期もありましたけども。


やはりマシーンとしては走る事がモットーですのでね。私に問いかけてくるわけなんですよ。

「テメェ、そんな走りでこの私が満足してると思ってるのかこのおおうつけが!」

なんてね。


いくら着飾っても、いくらカッコつけてみても、マシーンの本能というのは決して覆すことが出来ないわけでしてね。

あの歯磨きのサンスター製。高い。けど良い。
スプロケットって言う、後輪に付いてるギアを、思いっきり大きくして、エンジンのパワーを超加速型に変更してたにもかかわらず、あの当時は2サイクルエンジン全盛期だったものですからね。

「もっとじゃ、もっと飛ばさんかい!」

なんて事をずーっとバイクに言われながら走る事になるんですけども。


私もバイクに乗る時はいつも真剣勝負でしたのでね。自分の運転スキルの上限ギリギリまで、それにつきあってあげるんですけどもね。


で、そのバイクで無謀にも高速使って信州かどっかに日帰りで行った帰りにですね、

私が言われるがままに名神高速を通常の制限速度で走っておりましたら、竜王インター過ぎたあたりで追い越し車線のど真ん中でエンジンが止まりましてね。


まあ、後輪のスプロケットを8丁上げとかにしてて、最高速が通常だと130k/hくらいは出る所を、80k/hくらいまでしか出ないセッティングのまんまで、回転計は付いてませんからわかりませんけども、100k/h前後で走ってましたのでね、しかも長時間。


「ウモモモモモ………」

と回転が急激に落ち込みながら、最後は名神の中央分離帯でストップしてしまったという事がありまして。



まあそっからが大変でございましたです。

なんてったって車が100k/hオーバーでブンブン走って来る名神の中央分離帯で止まってるもんですのでね。路肩まで行くに行けない。


うーん。これはどうしたもんかいね・・・と、やけっぱちで中央分離帯にもたれかかりながら休憩してましたら、あわてて道路公団の黄色い車が向かいの路肩に到着しまして。

「うおーーーーい!君何をやっとるーーー!コラーーー!」

ってすごい大声で怒られましたけども。



こっちとしましてもまあ車がスゲエスピードで走ってきますのでね。路肩に行きたくても行けない訳なんですけどもね。

最終的には、路肩からそのお兄さんが車を縫って中央に駆け寄ってくれて、2人がかりで路肩まで全力ダッシュで、これまた車を縫いながらたどりつく事ができた訳なんですけども。


いやあ、あの時は本当にもう駄目かなーとか思いましたです。はい。

ありがとう。道路公団。この御恩は今でも忘れておりません。




まあ、でも、そのままバイク動かないんで助けてくれるのかなーとか思ったら、

「じゃあ、ここから100mくらい行ったとこに非常電話があるので、そこからJAFでも何でも呼んで、さっさと高速降りなさいね」

と一言言い放って、そのお兄さんは行ってしまったんですけども。


で、私はとりあえず歩くとおもいっきり急な登り坂の竜王インター付近を、栗東に向かって100mくらい押しまして、非常電話でJAFに電話してみたんですけどもね。

そしたら

「あー。
うちはね、バイクやってないのよ。
え?なんでって?
だってバイクは押すことができるでしょ。
なんで電話してもらっても行けないのよねえ。ごめんなさいねー」

と全く悪いと思ってないだろこのごめんなさいは。

と思いつつ、まあそうでしょうねえ普通はねえ。と、8月の猛暑のお盆前の陽炎ユラユラの竜王インター過ぎて直ぐの場所から、延々名神高速を押して出る事に。



これがですね、日頃良く走ってる高速なのに、バイク押して歩くのがまた超超ツライ。

というかこんなにも登りだらけだったのね・・・というくらいにキツイ登り坂。



歩いて出るとは思わなかった。
結局数時間、エッサホイサとバイクを押して、栗東インターまでたどりつき、回りの好奇の目線をもう高級ホテルの密度の高いシャワーを浴びるがごとく感じながら、押し歩きながらちゃんと高速料金を払い、なんとか高速を出たんですけどもね。


まあ京都に住んでましたのでね。もうこうなりゃヤケクソだと、体力の続く限り押してどこまで行けるのか挑戦ぢゃ!と決めました私は、そこから国道一号線に出て、ひたすら京都を目指して押して歩いてたんですけども。



何しろ暑い。暑過ぎる。

8月の猛暑の真っ昼間に、上下長袖で、歩きにくいオフロードブーツでバイクを押すのは、もう本当に死ぬほどしんどくてですね。


まあ日帰りで信州行くくらいなので、お金全く持ってないわけでは無いんですけども。

もう自販機があるたんびにアクエリアスの2L一本飲んでるような状況でしてね。

身体の水分が、もうどんどん無くなって行く感じです。

なんだここは、栗東って書いてあるけど、実はサハラ砂漠なんじゃないのか?とかずーっと思ってましたけどもね。



もう既に栗東インター降りる前から、ヤケのヤンパチだった私はそれも気にせず、次にお隣の草津まで辿り着いたのですけども。

そこで一号線ぞいに、個人でやってらっしゃるバイク屋さんを発見しましてね。

もしかしたら・・・・という淡い期待を胸に、そこに診断をお願いしたんですけども。


そしたらこの汗でもうありえないくらいのズブ濡れの私にもかかわらず、優しいそのバイク屋さんはすぐに診てくれましてね。

あんまり期待はしてなかったんですけども、診断の結果、やはりエンジンが焼き付いて圧縮が抜けておりました。

 まあ、チャンバーのネジ緩めてちょいシリンダー覗きましたらね、見事にピストンに縦筋が イッパイイッパイ付いてましてね。


そらあんな長時間、いくらバイクが「飛ばせー」って言ってても、無理しすぎですわねえ。ほんまスマン。CRM250R。



でもそのCRMは、多分走らずに朽ちていくよりは、思いっきり走って、短いながらも完全燃焼な人生……

いや、人じゃないので、バイクの人生を過ごしたかったんでしょうねえ・・と勝手に解釈してますが。


綺麗に着飾って、ショールームに並ぶような人生よりも、すり切れるまで激走して、最後はその性能を出し切って、燃え尽きて眠ることを選んだのね・・・・ウウッ、泣かせるじゃないか。CRM。



そんな我がバイクの思いを知ってか知らないでかわかりませんけども、その優しいバイク屋さんが

「もうこのバイクは直すのにも何するにもお金がかかるでしょう。ウチなら無料で引き取って、ナンバーも廃車手続きしてあげるけども、そうしない?」


と優しい言葉をかけてくれたんですけども、

わが戦友を、こないな遠方に置いて、しかも私だけが無事帰還するなんぞ大きなお世話ぢゃー!

とはそんな優しいバイク屋のお兄ちゃんにはよお言えませんけどもね。

丁重にお断りしまして、またもや一歩一歩、京都への道を歩み始めたのでした。



まあ、竜王で焼き付いて止まったのが丁度お昼過ぎくらい。

で、えっさほいさなんとか草津まで押してきて、バイク屋さんを出ると、もうすでに世間は夕方に突入しておりました。


ちょうどこれから夜になれば、少しは押してても涼しいだろう・・・と思いつつ。またもや延々と、歩くよりも遅い速度でひたすら一号線を京都方面に。



で、もうどれくらい経過したのかわかりませんけども。

さっきまで賑やかだったはずのこの一号線も、今ではたまに早いスピードで車が通っていくくらい。もう夜中かな?


時間見てもむなしくなるだけなので、時計はわざと見ず、アクエリアスをガブガブ補充しながら歩いてきて、今は・・・山科?かな?という所。


車とかバイクだと、走ったらおそらく1時間くらいしかかからないんでしょうけどもね。バイク押して歩くと、まあこうも時間を食うものかと。

でも竜王から歩いて、山科という事はもう既に京都まで帰ってきてるはず。

あともう少しで。もう少しで我が家に辿りつけるはずじゃ。。。。



と思っていたのですが、ここでまたもやトラブル発生。

というか今度はバイクのトラブルではなく、自分の足に異常発生。


まるでギブス。でもブーツ。
オフロードのブーツは、バイクに乗ってる時はラクチンなんですけども、もともとそんな長距離を歩く様には作られておりませんでして。


別に痛みも何もなかったんですけども、どうも汗とは違う、何かヌルヌルした感触が、左足のかかとの部分からするなあ・・・と思って気にしてなかったんですけども。


また喉が渇いたので、自販機でもう何本目かわからんアクエリアスを買うか・・・と思って、自販機前の明るい場所まで行き、小銭を出そうと思って財布から100円玉を出そうと思った時に手が滑り、足下に落ちたのでそれを拾おうと思った時に。

「をおおおお?なんじゃこりゃあああああああ!」

と思わず声を上げてしまったのですけども。



なぜかブーツの左が、茶色いはずのブーツの左が、ドス黒い赤に染まっておる。

というか、ブーツからちょいとづつ漏れて、赤い足跡が(汗)


ひええええ!と思ってブーツを脱いでみると、もう血だらけでよくわかりませんでしたけども、なんか踵に血豆が出来て、それが潰れて、そこから皮がズンベラボーに剥けて大量出血してる模様。

その様子を目の当たりにした瞬間。急激に痛みが。



竜王からのバイク押しマラソン完走目前だった私は、そこで気力も体力も萎えてしまい、歩けなくなってしまいました。

仕方なく、持ってた携帯で、唯一トラックを自家用車として所有する友人に電話。


もう足が痛くて、全然歩く気が無かった私は、そこから数時間、自販機の前で左足血まみれで寝ておったのですけども。


その時に前を通った通行人の方々。悲惨な光景見せてしまいまして申し訳ございませんでした。わざとじゃあないんです。

でも通報してくれなくて本当ありがとう。あの状況で警察さんに見つかったら、何言われるか解ったもんじゃあありません。想像するだけでゾっとする。



で、友人がその私を起こしてくれたのですけども、友人曰く

「マジでくたばってるのかと思って、おもわず通りすぎて見なかった事にしようかと思った」

て、冷たいなあもお。



まあ歩くの止めて、寝てる間になんとか血は止まったようで、無事友人の4tトラックにバイクを積み込み、その友人の運転する車内で、友人の好きな横浜銀蝿を大音響で聞きながら、無事に自宅まで愛車ともどもたどり着いたのでありました。

もちろん大音響の中でも、あたしゃあ爆睡でしたけどもね。




 その後・・・


一応足の治療で病院に行け!と友人からは言われておったのですが、なぜか自宅にたまたまあった、超大きいひじとかに使用する絆創膏と、オロナインを塗ってたら数日で治ってしまい、結局病院には行かずじまい。


燃え尽きて、マシーンとしての使命を全うしたかに見えた私の愛車のCRM250R初期型は、京都に帰ったその一週間後には、エンジン積み替えてますます凶悪に蘇りましたけどもね。

CR250(レース用競技車両)のエンジンなので、混合給油になっちまいましたけど。何か?


まあでもそれからは恐くてそのCRMでは二度と高速に乗ることはありませんでしたけどもねえ。

さすがにエンジンがレーサーのエンジンになったので、ジャジャ馬ぶりには拍車がかかり、よくダートで振り落とされながらも、その後も楽しく活躍しとりました。



その後のその愛車の行方は・・・まあそれはまたの機会にという事で。

私がそのバイクが好きだったのは、太く短くでも、燃え尽きるまで失速しない!的なとこが大好きだったんかもしれませんねえ。

いやいや、自分の人生は、太く長くしたいですけども。

でも失速はしたくないかなーって。今でもシロクマ食べながら思ったりしますです。


だけど今では環境問題やら何やらで色々ありますので、もう滅多とお目にかかれないっぽいですけども、2サイクルエンジン大好きだったりするんですー。

今はモトクロスのバイクでも、4サイクルエンジン多いみたいですけどもね。

この前X-GAME見ててそう思いましたですよ。


いつまでも燃え尽きる事無い情熱とモチベーションを持ちつつ、それでいて冷静な判断と確実でアグレッシブな仕事が出来る人でありたいなあーとか。

そんな風に思ってたら愛車の話しを思い出したのでちょいブライダルからも写真からもはずれましたけどもね。

まあたまにはこういう昔話もいいかなーとか思ったりするわけでございます。



さてさて。じゃ、今日はこんなもんでまたお仕事に戻りますかいね。

まだまだ燃え尽きるにはほど遠いので。年末までアっと言う間ですのでね。完全燃焼目指して頑張りますですー


寒いので、燃焼効率は良いほうが良いに決まってますけどもね。


ではでは皆さんごきげんようー

アディオース♪


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2 件のコメント:

  1. 私は特にそう?です。

    勿論車は運転が楽しいのですが、それに近いくらい弄って、というか実際には自分で触らないので、それにお金をかける事も結果的には満足していますね。

    車もカメラも、なんやかんやお金をかけても、その”まっすぃーん”の性能を100%どころか、半分程度しか発揮できない腕です(自爆)
    ↑謙遜じゃない所が悲しいです(笑)

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  2. >はねなしさん

    どもどもおばんですー。

    そうですねえ。はねなしさんは腕って言いますけどもね。最近のマシーンて、多分乗り物だとドノーマルのもんでも、正直性能100%って難しいと思うんですよねえ。

    何分機械の性能が素晴し過ぎるのではと。

    というか100%性能出せる場所がまず無いのも問題じゃないかと思ったりするわけです。はい。

    そういう意味では、最近のカメラってどうなんでしょ。もしかしたら、写真の事をあんまり知らないで撮るほうが、逆に性能をフルに発揮できるのか?と思ったり。

    極々マレに私もデジタル一眼でイタズラ的に撮らせてもらいますけど、ビックリするほど綺麗に撮れてる時ありますのでね(汗)まさにビギナーズラックとはこのことかと。

    運転はともかくとして、写真は
    「またまたご謙遜を♪」と申し明けるべきだと思いますよー

    私の知り合いのカメラマンの一人も、はねなしさんの写真のファンが居るほどですのでね♪

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