2011年10月20日木曜日

アルバム制作者になりたい!



秋だニャー。


どもども。皆様こんばんわ。

今晩もこうして定期更新にやってまいりましたNAWOでございます。


このまえ、ちょいと滋賀県に用事がございまして。

大津市ってとこまで、京阪電車でフラーっと行ったのですけどもね。


京都市内は気温はまずまず低いのですけども、町中ではそんなに落葉樹ってのも無いせいか、あんまり紅葉とか秋って感じはしないのですけども。

でも滋賀県にはですね、結構あちこちに落葉樹がありまして、季節感がぐっと秋めいてたのでちょっと嬉しかったりして♪





某京阪の駅ですけども。

こんな感じ。


あ、写真は加工してますけどもね。

ついこの前までは暑くて暑くて超ウザかった日差しが、温かいと感じた瞬間だったもんでとりあえず記念に1枚撮っときました。

そういう感じる物から秋に入ってくのかもしれませんね。うーん。良い季節。



今日もですね、絶好調でアルバムの製作をしております私ですけども。

ちょっとメールにて、とある方よりご質問を頂きましてですね。


そのご質問の内容ってのが何かと申しますと、

 「現在小さい子どもを育児中で、すぐには仕事は出来ないけども、育児が一段落着いたら是非ともブライダルアルバムの作成の仕事がしたい。

今までそういった経験は無いのだけども、育児中に開いた時間でそのスキルを勉強して身につけたいのだけども、何を勉強したら良いのだろうか。」

という事なのですけども。


いやいや、全く持ってですね、本当にありがたいお話でございまして。

私のこのネット世界の僻地のブログを見て頂けるだけでも焼き土下座する程にありがたいというのに、仕事にまで興味を持って頂けるとは、まさに制作者冥利に尽きる訳です。


でもですね、実際女性の方というのは、人にもよりますけどもご結婚されて、お子さんが出来て出産して育児して・・・・

という、男性では経験出来ない人生の大きな節目ってのがありますのでね。

その節目を使って、今まで温めていた気持ちだとか、全く違う事へのチャレンジだとかってのは確かにあると思うのです。

私自身としましては、基本男性だろうが女性だろうが、まず興味を持って頂ける事ってのが非常に嬉しいので、このような私で教えられて少しでも役に立つ事があるなら、もうどんだけでも持って行って頂きたいのですけどもね。


まあブツブツはそんくらいにしまして、折角ご質問頂きました事なので、ちょこっとまとめてみましょうそうしましょう。

ちなみに育児中に・・・という大前提の上で、もし私が育児中で少し長い時間をかけてアルバムを作れるようになるとしたらどうするか・・・

という風に考えてお答えしておりますのであしからず。。



1.写真について勉強する

ブライダルのアルバム作ろう!ってなりましたら、まず絶対必須なのは写真でございます。写真の無いアルバムは絶対に無いですな。

で、写真の事を勉強しよう!って言っても、何を勉強すれば良いのやら・・・となると思うんですけども、勉強ってよりも自分で撮ってみるのがオススメです。

別にブライダルフォトを撮らなくっても良いのです。お子さんのカワイイ写真で十分。
回りから「アフォですか」って言われても良いので・・・というか言われるくらいとりあえず撮っちゃってください。

そうして撮ってるうちに、もっと綺麗に撮りたい!だとかこうしたらもっと可愛く撮れるかも??とか思い出したらネットの出番です。

ネットの世界にはアマもプロも玉石混合で色んな写真を撮ってる人が居ます。それを見まくってください。で、自分が素敵〜〜♪と思える写真を見つけたら、それを真似てみたり。

別に撮影する機材は本格的なものじゃあなくて全然オケイ。コンパクトデジカメでも平気です。

で、ある程度撮れるようになってきたら、本屋さんに行って、安ーい安いので良いのでカメラ撮影の基本!みたいな本を買ってきて、そこでカメラの作りだとか露出だとかそういう難しい事をちょこっと勉強してみましょ。

でもって撮りながら「露出が」とか「シャッタースピードが」って思い出したら充分です。

アルバム作る時にはどちらかというと撮影そのものよりも写真を見る技術の方が大事ですけども、本当にデキるアルバム屋さんは写真を見ればおおよそ撮影状況が理解できたりします。

それを解るとアルバムの出来映えもグっとグレードが上がるので、撮影のプロにはならなくても良いのである程度は写真の知識と見る目を養っておく方が良いのですな。

特に今の時代はネットでなんぼでも写真が見れます。

それこそブライダルフォトでも何でも。

なんで見る目を養うには写真を見まくる!これに尽きると思いますね。

で、こういうのは綺麗やな〜・・とか、これはちょっとダメじゃない?とか思うように自分の中で仕分けてみたりすると良いかもしれませぬ。



2. 写真を補正してみる

1で言いましたよに、自分で片っ端からなんでも写真を撮ってますとですね、どうにもこうにも気に入らない!!という写真が出てきます。絶対に。

で、普通だったらそこで「仕方ない・・・」とか思ってあきらめるんですけど、ちょっと諦めずに頑張ってみましょう。

アルバム作るとなりますと、基本プロが撮った写真ばかりを扱うんですけど、プロだって人です。失敗もしますよね。

でもアルバムに入れる写真は、特にブライダルは美しくなければ許されませぬ。
実際アルバム作ってても、全く触らない写真のほうが圧倒的に少ないのです。

仮に色はいじらなくても良い程の写真だとしても、ちょっと補正などの手を加えるだけで、びっくりするくらい良くなる物もあったりして。

で、まあ自宅にPCはあるとして。

でも写真を修正したりするソフトってフォトショップとかあるけど、10マンも出して買えないす・・・

と思うでしょ?というかフォトショップいきなり使わなくても良いです。

多分何も知らないのに使おうと思うと、それなりに苦労します。本も多分4.5冊必要。

ですけども、おそらく仕事で使う!となるとゆくゆくはフォトショップを使いこなせるだけの技術が必要です。

で、どうしたら良いか。となりますと、もし金銭的に余裕があるなら、Adobe Photoshop Elements10 日本語版てのがおおよそ1万円ちょいくらいで買えます。

これはフォトショップのいわば「簡易版」ですけども、
もうね、実際これでもよほど変わった合成だとか修正だとか、ものすんごい凝ったCGでも作らない限りは十分っす。

でもって基本簡易版と行ってもフォトショップなので、これを使いこなせるようになってからフォトショップに移行すれば随分ラクチンなはず。

チュートリアルやヘルプも結構豊富で、本屋さんでもこのソフトの参考書は多く売ってますので知識を学びやすいです。

もちろん 「写真レタッチ フリーソフト」で検索したら、山のように無料ソフトも出てきますのでそれを使うのもよし。

ただ、フリーソフトでも写真のレタッチや補正などは出来ても、基本説明書が無いのと、参考書というのも無いのでネットの情報頼みになってしまいます。
それでも出来る事はフリーと言えども非常に多いので、一回使ってみるのも良いですけどもね。

フリーでならどれを勧めますか??と言われたら、やはりフォトショップキラーって言われてる「GIMP」ですかねー。

というかGIMPを使いこなせたらほぼ現在のフォトショップと同じ事が出来ます。

そのGIMPをもっとフォトショップに近い形で使える「GIMPSHOP」てのもありますよ。 でも今んとこ英語版しか無いみたい・・・残念。

ただ機能もフォトショップ並に多いので、最初っから使う!となるとちょっと難しいかもしれません。

でも有名ソフトなので各種説明やチュートリアルも非常に沢山ネット上に転がっています。それもメリットですね。



 3. 凝った写真を作ったり、素材を使ってみる。

2までで、もうある程度写真もイジレルし、もっと他に飾り付けたりだとか色んなパーツとあわせたりできないかな・・・・

と思い始めると思うのですが。そうなってきましたら、まずは印刷DTP系の月刊雑誌でも買ってきましょう。

今だったらちょっと大型の本屋さんに行けば、DTP関連雑誌で「DTP WORLD」だとか「MDN」だとかが売ってます。

これらの雑誌はいわばDTPのプロの人や、それを目指す学生さんに日々のDTPの現状だとか、あとフリーの素材、写真の加工テクニックだとかイラストレータの凝った使い方など、色んな事が網羅されております。

月によって興味が有る号も、そうでない号もあるとは思うんですけど、本屋さんでちょっと読んで面白そう!と思ったら買って読んで、そこに乗ってるチュートリアルで写真の加工だとか合成を楽しんでみてください。

実際のアルバムの現場では、写真はレイアウトする事が主流で、めちゃくちゃ凝った表現で写真を加工する事は稀ですけども。

でもその人が写真データを使って出来る事。というのが実際に仕事としてし始めた時に絶対に約にたつはず。

あとそのくらいになると、必然とイラストレータ使いたいなあ・・・と思うはずなんですが、これもまたソフトが高エ!10マソくらいしやがります。

でも!これもGIMPと同じく、機能が非常〜に似てるソフトがあったりしますのでね。

inkscape」というヤツなのですけども。

これでイラストレータで扱うデータはほぼ網羅できます。

ただーーし!inkscapeもイラストレータもそうですけども、フォトレタッチ系のソフトとは全く違うので、この時に少し勉強しなくてはいけませぬ。

多分最初は「ナンジャアコリャア〜!」と思うかもしれませんけど、そこは我慢。

でも無理してイラストレータ使う必要もありませぬ。フォトショップ系のソフトでどうしても出来ない表現とかがあったら使ってみるべし。

そこまでは別にいりませぬよ。



4. レイアウトの勉強してみる

自分で撮影した、家族や子どもの写真。

多分もう恐ろしいほど大量にあるはずです。

整理する事もかねて、一回自分で作品作ってみましょうか。

上の3まで来てる状態であれば、既にフォトレタッチソフトは十分使えるはずなので、そこで白紙の紙の上に写真をレイアウトして、それを色んな表現で飾ってみましょう。

もちろん自分が好き!と思うデザインで。

写真のレイアウトに関しては、ブライダルにはブライダルのちょっとしたセオリーはありますけども、基本人物を扱うのであれば顔の向き、寄りの写真と引きの写真の配置のバランス、色合いの統一感などなど。

あと重要なのは「ストーリー性」と「奥行き感」だったりします。

ですけどもこればっかりはこうやって文字などでは表現出来ませぬので、色んなサイトさんで見本テンプレート的な物を見せてくださってますのでそれを参考にしても良いかもしれません。

で、実際にデータを作って本にしてしまうも良し、それを自分の作品としてポートフォリオとして残しておくのも良し。

製本であれば、今であれば安いとこで個人からでもオリジナルデザインで完全データ入稿であれば10000円くらいで作ってくれます。

孫の写真集とかアルバムだったら、おじいちゃんやおばあちゃんモノスゴイ喜びますよ〜♪

で、作ったデータは最終的にアルバムの仕事をする時に必ず「見せて」って言われるので、大事に大事においときましょ。

ポートフォリオは数はあればある程良いです、間違いない。



5. ブログやその他SNSなんかで自分の作品を出して評価してもらう

3までやってきてしまった貴女でしたら、既にそこいらの普通に写真撮ってる人とは一線を画す写真が作れるようになってるはずです。

写真を撮る時、「あー、あとでここをこうやって加工して、こんな写真にしてやるか」とか思いはじめるはず。

そんな状態になってきてからでも良いですし、その前でも良いですけど、FACEBOOKだとかGoogle+、MIXIなどのSNSに参加して、その写真をアップし、回りの評価をもらってみると良いかもしれません。

中には凄まじくクオリティの高い作品を連発する人も居たりしますので、勉強にもなりますし、何よりネットワークが出来ます。それも絶対に役に立つはず。

あとは情報収集にも非常に役にたちますよ。



・・・・と、まあとりあえずこんな流れで。

出来るだけ楽しみながら、興味を持ってやることを前提に書いてみましたです。

もちろんコストは最小限の方向で。


今はそういうデジタルの専門学校も多くありますけどもね、ぶっちゃけどこの学校が良いのか私もよく知りませんし、あと学費が・・・

なんで私だったら自分なりに独学で勉強して、それの補足として実務に就いてる人に聞くのが早いかと思いますのでね、その方向で書かせて頂きました。


ブライダルに限らずとも、アルバムを作るってのは大変っちゃ大変ですけどもね。

でも一番大事なのは、最終的にそれで人を幸せに出来るか否かって事だったりしますので。

気楽では無いですけども、実際は楽しんでワクワクアルバムを作れるのが一番なんでございますねコレが。

なので写真を楽しんで、レイアウトを楽しんで、デザインを楽しみつつ、それを持つ人の幸せが込められるような一冊が出来れば完璧かとは思うんですけども。

実際にどうかというのはまた別としまして、そういう絶対的な目標というのからは、視点は外したく無いもんですねえ。


10年後、20年後、もしかしたら孫が生まれる40年後に、その本を開く時が来るかも。

そんなロマンがブライダルのアルバムにはありますのでね。

やっぱ良いもんです。ねえ♪


とりあえずご質問頂きましたN様、ちょっとだけでもお役にたてましたでしょうかね?

これから育児もご出産も色々大変だとは思いますけども、こちらも応援しておりますのでどうかお身体をお大事に。

でもって良い写真達がいつもN様の回りに沢山の笑顔を届けてくれる事を祈っております。

ま、何かありましたら私のような者でよろしかったらお教えしますので、お気軽に何でも聞いてくださいませ〜


ではでは今日はこの辺で。

また明日お会いしましょう〜

皆様ごきげんよう〜♪





4 件のコメント:

  1. nawo様

    質問に答えていただき、本当にありがとうございました☆

    正直私にできるのだろうか…と感じております(-_-;)。

    ブライダルアルバムは私にとって『幸せチャージ』です。

    育児に疲れたときや、落ち込むことがあったとき、旦那さんと喧嘩しちゃったときに、アルバムを見ると、ほっこり幸せな気持ちになれます。

    人を幸せにできる仕事ってホントに素敵だなぁ、と憧れています。

    これから時間をかけて、教えていただいたやり方で勉強していこうと思います。

    nawo様、これからますます寒くなっていきますので、風邪などひかぬようご自愛ください。

    本当にありがとうございました。

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  2. 題名を見て
    妖怪人間を引っ張ってきたシナプスの持ち主、はねなしです。

    1の写真の勉強、私の場合は勉強になっているかどうかはあれですが、とにかくおっしゃるように、自分がかっこいいだとか、いいと思いう写真を見るってことをしてますね。

    で、アルバムサイトで見つけたのがS師匠ってわけです。

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  3. >namieさん

    どもども!コメありがとうございます♪
    飛び跳ねて喜んでおります〜♪

    幸せチャージって言葉にちょっとウルウルきましたですよ。
    そう言ってもらえて、たまに見てもらえる事は、本当に製作者としては嬉しいもんです。

    そうやって写真の中の記憶をいつまでも大事にしてもらえる事は、本当に本当に嬉しい。

    記事は稚拙な内容ですけども、少しでもnamieさんのお役に立てるのだったらそれだけで本望でございます!
    それはどのくらい後の事なのかわかりませんけども、そのうち同業者としてnamieさんの事をお見受けするようになるのを楽しみにしてますね。

    出来るかどうかなんて、そりゃあやってみないと解りませんよ。でもやらないと絶対に出来ませんよねえ。

    でも写真を色々と加工したり編集したりできるテクニックというのは、それだけで実はアルバム制作以外にも技術として幅が広がるはず。

    興味を持って、楽しくやっててそれでいて自分の幅が広がるんだったら、それだけでもすごく素敵だと思いますよ♪

    まずは好奇心、そしてそれを引っ張れるだけの熱意があれば、別に何も難しい事では無いんです。

    私も実際、大学出てからは独学に近いですから(汗)それでもこうやってお仕事できてるので、namieさんとそうそう変わらないですよ♪

    でも、とりあえずは小さいお子さんと、お腹の中の子に幸せを沢山沢山与えてあげてくださいね♪

    もちろんnamieさんも幸せになって頂かないと分け与えられませんので、家族みんなが暖かくて幸せになれるように。

    そんなに焦らず、幸せを紡いでいくように目指してる場所に向かって頂けたらと思います。

    また何でも聞きたいことがありましたら、お気軽に聞いてくださいね♪
    私で教えられる事であれば何でも教えます♪

    そちらもお体ご自愛ください。

    本当にこちらこそありがとう御座いました〜(´∀`)

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  4. >はねなしさん

    うおおおおおお
    なんかブロガーさんがスパムに勝手に仕分けしてたようで今更ながらに気が付いて本当に申し訳ない申し訳ない(大汗)
    S師匠はですね、色んな意味でストイックですなー。ほんとに。
    あの方も自分の好きを追求して止まない方だと思うのですよ。
    職業にしかり、それが写真にも現れてるのでしょうねえ。。
    基本自分自身が「好き」というのが正義!て意味でも、はねなしさんの進んでる道は間違っていないのだと思うのです、はい。

    私も人間になり(ry

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