2010年12月21日火曜日

活版ブロックのおもひで



うーん。ネムネム……
この顎の下のちょうど良い堅さがちょうどいいのニャ。

ネムネムネム…‥

寝てる時に鼻触ったらガブっといきますニャ。



どもこんばんわ。

最近ヌコ様画像の収集にあけくれております所のNAWOでございます。

自宅が建築年数の古いしがない集合住宅住まいの私には、ぜひともヌコ様にいらっしゃって欲しいのですがいかんせん飼うわけにはいきませんので。

なのでこうやって画像で脳内補完して癒しの恩恵を受けておるわけです。

私のヌコ様画像フォルダが火を噴いてるわけですね。わかります。いつまで続くことやら。

ああでもこのピンクの鼻を触りたい。触りたいったら触りたい。触った瞬間ガブっといかれて流血してもかまわないので触りたい。



まあヌコの話はあんまりしすぎると私の頭の中もお花畑一直線ですのでこんなものにしといてですね。


今日も仕事場で年明けの仕事をコツコツこなしておるわけなんですけども、年末から年始にかけては印刷屋さんも大概お休みですので、かかってくる電話に「年内の納品は無理でございます。もうちょいお時間くださいませ」というのが口癖のようになっております私なんですけども。

皆さん年末で超忙しいのは解るのですけどもね。その勢い余って今からチラシのデザイン起こして年明けの5日に納品してほしいーとか言われましても、デザインやデータ作成は私が超特急でやれば済む話なんですけどもね。印刷機を回すことはさすがの私でも出来ませんので、そればかりはちょいご勘弁頂きたいかなと思っております訳です。ごめんなさいね。


私の友人達も皆さん既に年末年始のお休みモードに入ってる方々が最近散見されるのですけども、あいにく私はこのまままだまだしばらくお仕事におきましては某エヴァじゃないですけども、拘束具を弾き飛ばす勢いで暴走モードに突入していなくてはならん状況なもんでしてね。用事といえば免許の更新に行かなくてはいけないくらいでして、あとはずーっと仕事でございます。

で、その既にお休みモードに入っております友人は暇なんでしょうけども、その暇つぶしに私のメールアドレスに色んな余計な物を送りつけてくるので最近ちょい困惑気味。


今日送ってきたのはこんな画像。

ウォーリーがさがす!ってオイオイ。

今度は私が探す番だ…とかなんでそないに気合い入ってて怖いんでしょうか。

顔はにこやかないつものウォーリーなのに、ものすご迫力あって超怖いんですけど。

多分見つかったらその手に持ってるステッキで撲殺されるんですね。わかります。





その前に送ってきたのはこれ。

西洋の定説ねえ・・・と思って読みながら吹き出してしまいました。

足袋つり下げて寝付けないんですね。わかります。

きっと落武者チックなサンタさんが来てくれるんでしょう。


というかなんの漫画??これ?




まあブログのネタにもなるのと面白いので良いんですけどもね。

当のその友人は私の四面楚歌で背水の陣で孤立無援な仕事の状況をなんとか癒して進ぜよう。というつもりなんでしょうけどもね。それはそれでありがたいっす。

実際画像開いた時にちょっと一瞬笑ってしまいました。ありがとうNさん。癒されてるで。



でもって今日はそのNさんの話の記事ではなくてですね。

前に年賀状で、私も子どもの時は父に教えてもらって、ゴム版画とか木版画とかで作ってました。。とお話しておりましたけども。

ふと気がつきましたのがですね、ブライダルアルバムとか、銀塩のアルバムはちと違うんですけども、印刷物も元を正せば版画のような物なんだなあと思ったりしましてね。

まあ今は版画というにはあまりにも印刷技術も複雑になりすぎてるとは思いますけども。でも基本は乗せる色の違う「版」を作って、重ね刷りするだけなんで。こうやって口で言ってるとなんだ同じ事やってんじゃないの。と思ったりするんですけどもね。

まあ実際の印刷の行程見てましたらね、どこが版画やねん!って突っ込み所満載なのは事実ですけども。でも今でも「C版」とか「K版」とか言いますんでね。そういう意味では、私も今はこうやって印刷のデータとかも作る仕事してたりしますけども、やってる事は子どもの時からあんまし変わってないのかなーーとか思ったり。

ですけどもね、昔の印刷所の様子を今でも知ってる!って人はもう殆ど居ないと思いますけども、数十年前の印刷というのはもっと今よりも版画に近かった側面というのもありましてね。

基本活版印刷って言う、金属の印刷する部分だけが出っ張ったものを組み合わせて、それにインクを乗せて、その上に紙を圧着させて上からプレスっていう、大掛かりなまさに版画だったりしたんですけどもね。

私の幼少の時も、自宅の近所に小さい小さい個人で経営してらっしゃる印刷屋さんがあったりしまして。その凸版印刷に使う色んな文字だとか、罫線の金属ブロックが子供心にすごいカッチョ良くてですね。

その印刷屋さんが私が中学くらいの時に廃業されて、その金属のブロックが大量に廃棄される為にそのお宅の表に出されてたんですけども。興味の無い人からすればなんてこたあない、インクですす汚れたただの金属の塊なんですけども、私はもうそれが欲しくて欲しくてですね。

でも勝手に持ってくわけにもいかないので、その沢山ある金属ブロックの山の前で、「ほうほう、こんな形の物があるのか…」とか一人ブツブツ言いながら見てましたらね、その印刷屋さんのオヤジさんが店から出て来て、

「何や?欲しいんか?欲しいんやったらどうせ捨てるんやし、好きなだけ持っていきおしや。」と言ってくれまして。

もう私嬉しくて嬉しくてですね。飛び跳ねて喜んで、自分の持ってる通学用のリュックに入るだけ入れて、それプラスちょい大きめの木の箱に入ってるヤツを両手にかかえて、自宅までえっさほいさ持って帰った記憶があるんですけどもね。

でもそれを持って帰る時に、やはり全て金属の塊なので、途中でリュックの底があまりの金属の重さで抜けてしまって、あたり一面にドバーーっと散らかしてしまったり、色々トラブルがあったんですけども、なんとか四苦八苦しながら自宅に持って帰って、大事に大事に眺めてた覚えがありますです。

もちろん両親にはすごい勢いで怒られましたけどもね。でもって必要な物以外は処分しなさい!という事で、結局残ったのは半分くらいだったんですけども。

版画と一緒で、紙に押し当てた時に字が読めるように、左右反転した形で彫刻されてるその鈍い輝きの金属のちっちゃなパーツが本当に当時は宝物でした。

というか今でも実家の奥底にまだしまってありますけどもね。あれは捨てない。


で、その頃の印刷物ってのは、上のような版で紙を押し当てて作るので、印刷されてる部分がちょっと凹んで、手で触るとなんとも心地良いのと、スポットライト1本だけみたいな状況でそれを読んでると、字のまわりになんとも言えない柔かな影が出来るので、その風合が個人的に大好きでした。

今でも全くその技術が無くなったわけでは無いんですけども、大量に印刷するのには向いてないのと、コストが高くなってしまうので、一部の芸術書だとか、デザイン関連の本くらいでしか滅多にお目にはかかれませんけどもね。

古本屋さんとかに行って、昭和初期以前くらいのちょい大きめの小説とかを探すと、この印刷の本が手に入るかもしれません。

字の部分を見たら結構すぐ解るので、興味がある人は一度そういう本屋さん覗いてみてくださいませ。


で、海外のアーチストさんで、この凸版印刷をしてる訳では無いんですけども、この方式を使ってアート作品を作ってらっしゃる方が居ましてね。





ブルックリンにお住まいのStukenborgさん。

この写真の、手に持ってるのがその作品。

まあ一見ただの模様??みたいなのが朱色で刷られただけの物に見えますけども。









作品の拡大図。

うんうん。綺麗な模様……


でも良く良く見てみると、何を使ってこの模様を作ってるのかがよく解ります。

さて何でしょ?






これ見たら解りますかね?

そうです。全部サイコロの組み合わせで作られてたんですね。

サイコロの目の部分をこうして組み合わせることで、目のとこだけインクが乗らないので、こういう面白い模様が出来上がると。







色々な模様をアート作品として販売されてます。

まあ技術的にどうのって言うんじゃなく、この発想がアートですねえ。

サイコロの目を使ってこういう遊びって、子どもの時に思いついて遊んで作った覚えがあっただけに、見た時に「アッー」って小声で言ってしまった。






ちなみに彼のページからの、作品の解説。

この作品は、20のエディションでは、"バンダーコック317"、活版を使用して自分のスタジオでの手によって印刷された。 組成物は、プレスのベッドの上で520のダイスを配置してビルドされたインクは、それぞれの印象のためのダイの面上に直接ロールバックされました。これは、喜多方と呼ばれる非常に明るい緑色和紙に印刷されています。 それはすべての4つのエッジで破れた仕上げられています。 サイズは14"× 17 ¾"私の仕事のすべてが署名され、背面にある番号。

まあGoogle先生に翻訳してもらってますのでちょいオカしい文章なのはご愛嬌。

喜多方の和紙に刷ってるんですね。どうりで紙にも風合いがあると思いましたですよ。

ニューヨークの片隅で、まさか喜多方の和紙を使って、外国のサイコロとの組み合わせでアート作品が出来上がってるとは、まさか喜多方の人も夢にも思わんでしょうねえ。


上の作品の画像やらは直接リンクしてませんけども、興味のあります方はぜひ下のリンクから見に行ってあげてください。

「オー!ジャパンカラアクセスアッタヨ!ウレシイネー!」

と彼も喜ぶかもしれません。

そんな言葉使いで言わねーヨ、って言わないで。

作品紹介のページ
http://www.etsy.com/listing/58396797/letterpress-dice-print-beta-columbae?ref=pr_shop

作品販売のページ
http://www.etsy.com/shop/Stukenborg?ref=pr_shop_more


アートでもデザインでも、行き着くとこは「発想の勝利」

まさにその通りの作品に、とっても惚れ惚れした私なのでした。

私もなんか作品作って販売しよかな・・・そしたらヌコ様もバイクも買えるかな・・・

そういう欲通しい人には発想の神様は降りてきてはくれませんね。これからも清貧制作者を目一杯続けていきますです。神様見捨てないで〜〜


ああ、印刷の話記事にしてましたらね、とってもインクの匂いが嗅ぎたくなってきました。ちょっとコンビニにでも行って、雑誌の香りでも嗅いできますかね。

いやいや、変態じゃないですよ。好きなんですからしょうがない。

本汚さないよにするのでファミマの店員さん。許してね。


ではではまた明日〜

ごきげんようです♪


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お仕事、常時募集してますです。


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●ブライダルアルバムデザイン/制作
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