2010年7月2日金曜日

後頭部に赤の『寿』


ども、みなさまこんにちわ。

なんだか日に日に暑さも増加して、とうとう我慢できずに自宅の部屋のエアコンも稼働させてしまった私は、元々引きこもりな性格も手伝い、コンビニに行くのも嫌になりつつありますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。

だって、外暑いんだもの。夜でも。(´・ω・`)
クーラーにずっとあたっていたい。

でもまだコタツもしまっていないという矛盾。まずこれを片付けなきゃね。
あと石油ストーブも。 (;・∀・)


上の写真は、見たとおりバイク乗りの新郎が新婦さんを後ろにのっけてヒアウイゴーな写真。

アメリカさんは州によってはヘルメット着用義務ありませんのでね。やっぱこういう写真はヘルメット無しのほうがサマになりますです。
 ほんとは超危ないけどね。(;´∀`)

まあモデルさんで撮ってるのかどうか知りませんけども、なかなかに良い雰囲気で個人的には気に入っております。

私もすこーし前までは結構頻繁にバイクに乗ってましたが、今の制作業にうつってからは全くと言っていいほど乗ってません。

ですけど今みたいな夏になってくると、昔乗ってたせいもあって、バイク乗りたい病が発症してきますね。


あああああああ、
北海道に二ヶ月くらいツーリング行きたい。

でもって向こうの美味しいとうきびとかジャガイモとかウニとかイクラとかジンギスカンとか食べまくりたい。

生まれて初めて食べたエゾバフンウニの味が未だに忘れられませんです。(・∀・)

北海道には学生の頃にものすごく頻繁に行ってたんですけども、夏はまさにバイカーのパラダイスでございます。

で、結構北海道のツーリングで知り合って、それが縁になって結婚される方もいらっしゃいましてですね。


去年の話ですけども、北海道の留萌市ってとこに、バイク乗りの中では結構有名な『みつばちの家』て言うライダーズハウスがあるんですけども、

そこで知り合ったカップルの方が、
8/19(バイクの日)にそのハウスで結婚式をされたようです。 その時のニュースはこちら

『二輪三脚』って、いいコピー作るなあ。。。とちょい思いました。


あ。ちなみにですね、バイク乗りの方以外では『ライダーズハウスて何なん?』て方もいはると思いますので一応説明しますとですね。

バイクでツーリングしてる連中というのに共通する事。。。というか、北海道に夏に行くと必ず聞くのが

『夏の北海道に多いのは、ハエとカラスとバイクと関西人』( ・∀・)

といわれる程、夏の北海道へのバイクでの旅行者が急増します。

まあ走っても暑くないのと、絶景を眺めながら延々直線を走れる外国のような場所なので、中には『聖地』とかまで言ってしまう人もいるくらいなんですが。

で、バイクでの旅行者は長期滞在・・というよりも、走り回るのを楽しむので、あんな大きな北海道で一周しようとすると、それこそ一週間程度では全然足りず、長い人だと数ヶ月単位で滞在する方が多いです。

当然旅費や燃料費もそれなりにかかりますので、かなりの高額な出費になるんですが、いかんせんバイクに乗ってる人というのはお金が無くてですね。(;´Д`)

長期にわたって旅行する人の中には、走る⇒お金無くなる⇒バイト⇒給料もらう⇒走る・・・を延々と続ける人もいはります・・・というか、そういう人のほうが多いのかな?

まあとにかく貧乏旅行には違いないので、削れる出費は究極まで削る、というのがセオリーになってまして、その中で一番にハブられるのが『宿泊費』です。

いくら安い民宿やホテルでも、実際数千円はかかってしまうので、もっぱら都市部であれば駅ですとか、公園で野宿。郊外であればテント生活で、風呂はそこらの川や公衆浴場で・・・というのが、男でも女でも若いも老いもアタリマエーなんですが。(・∀・)

そういう人達を見かねてか、北海道はあちこちにこの『ライダーズハウス』というのがありまして、例えば『ウチのラーメン食べてくれたら500円で泊めてあげる』とか『ウチの銭湯に入ってくれたら300円で泊めてあげる』とかいう、宿泊施設というよりは、ただ単に部屋が余ってるからそこらで寝ていけー的な場所がそこかしこにあります。

基本的にバイクは車と違い、屋根が付いてませんので、雨や天候の悪い時は非常に助かる存在でして。私も北海道に行った時は宿泊は殆どライダーズハウスだった覚えがあります。

なので基本バイク乗りしか泊りませんから、そこで友達になる人もいれば、カップルになる人も居るわけですね。

あああああ。やっぱり北海道の話になると長過ぎる(;´Д`)
反省反省。

さわり書いてこんな状態でして。北海道のバイク乗りの話は、私もものすごい量のオカシイ話があるんですけども、まあ今書いてますのはブライダルアルバムの中のって事なので、また気が向いたら別に書くとしましてですね。


私が最近アルバムを作ったお客様の中にも、バイクに縁があって結婚されるお客様もたくさんいらっしゃいましてですね。
バイクに興味無い人からすれば、まあバイクが大きいか小さいかくらいの話でしか無いんですけど、ちょいとその方々のお話でもしようかと。


京都の市内の北のほうに、上賀茂神社って言うお社がありまして。前に葵祭のアルバムの記事でも書いてますけども、下鴨神社、上賀茂神社てと京都では鴨川の上流部にある、結構有名な神社でもあります。


 余談ですが、今は京都市中心部では蛍はまず見れません。
貴船や鞍馬とか、相当山を上っていくか、滋賀県の北部まで足を伸ばさないと見れない生き物になってしまってるのですが、この上賀茂神社の中を走る小川は、数少ない市内で蛍が大量に見れる名所でもあります。

もし観光で来られたら、夜の上賀茂神社にも行ってみてくださいね。


まあ話は戻りまして。。

特に上賀茂神社さんは婚礼も多くされてるお社さんでして、私も年に必ず数冊はそこで挙式されるお客様のアルバムを作っております。

で、私の作った事のあるお客様もその上賀茂神社で挙式された方なんですが、まあ普通に写真を見てますとなんと言うことはない、普通の挙式の様子が撮影されていましたが・・・

挙式が終わって、新郎新婦が披露宴会場であるホテルに移動する前のとこで、なんとも超大勢の大型バイクの集団がたっくさん写ってまして、最初は『何の関係があるのかな?』と首をかしげておったんですけども、どうも新郎新婦の友人のバイク乗りが大勢、その神社に駆けつけてくれたようでして。

古風な紋付袴の新郎と、真っ白な綺麗な綺麗な白無垢の新婦と、それにまた雰囲気のある神社の風景の中に、ものすごく違和感のある大型バイクの集団。

絵的には水戸黄門と北斗の拳を足して3で割ったみたいな絵でしたが。

しかしながら挙式前からの前撮りやら緊張する挙式やら、おまけにサメザメと雨の降る神社で、すこし曇りがちだったお2人の表情が、その時の写真で本当に嬉しそうで楽しそうで。

絵的にはものすごーく違和感バリバリな感じでしたが、そのお2人にとってはものすごく嬉しいサプライズだったのかなあ。と思いました。

あと、その友人の人達はそりゃ革ジャンですとか、革ツナギですとかいかにもな格好の方ばっかりだったんですけども、一つだけみんなで揃えたんだろうなーという箇所がありまして。

ヘルメットの後頭部に、
遠くから見てもわかるくらいの大きな赤のカッティングシートで

『 寿 』

の漢字を一文字、全員貼ってましたね。

皆思い思いのバイカースタイルで、バイクの機種もバラバラですけども、そこで共通してるのもあって、何十台も並んで走ってる格好も相当サマになってました。

新郎新婦はそこからコトブキタクシーでホテルに行かれたんですけども、それを先導するように前を走る『寿』のバイク乗り達。これが結構私的にグッときましたね。

今でもその違和感バリバリのバイク乗りに囲まれて、ものすごく嬉しそうに笑ってる二人の笑顔は憶えてますです。


バイクに乗ってるとよくわかるんですけども、人間というのは誰かと共通点を見つけて、繋がりたくなる生き物でして、

ツーリングで遠方に出かけますと、対向車線から走ってくるバイク乗りに対して、全然見た事も聞いたことも無い人なんですが、ピースサインっていって、何かしらハンドサインを送り合ったりする事があります。

『こっちも安全運転でやってるよー、あなたも気をつけてねー』

てな言葉代わりに、そうやってサインを送って意思表示ってやつですね。
まあ知らない人から見れば、『何やってんの?』て感じだと思いますけども、

バイクて見た目涼しそうに見えますけども、夏は革装備で足下に温風ヒーター抱えながら我慢比べみたいになりますし、冬は風で体感マイナス4度の世界で極寒です。

でも風を直接受けて走るリスクを背負い込む事で、山に入った時の冷たい緑の匂いや、雨の降った後の独特の湿り気や、いろんな事がその見返りでわかるようになります。

あなたもそういう世界を感じれるのねーみたいな、独特の仲間意識みたいなもんがきっとあるんでしょうね。

だから仲間達にサプライズでお祝いしてもらったその二人も、とっても嬉しかったんだろうなー。なんて。

結婚して、お子さんが出来ると途端に色んな理由でバイクを降りる人も多いみたいですけど、あの二人にはずっと仲良く乗っててほしいな。。

そんな風に思いました。

あとまだバイクと結婚式や披露宴のお話はあるんですけど、まあ一気に書いてもツマンナイのと、またまた長く長くなってしまうので、また次の機会にでも。

北海道のオモロイお話も、そのうちまたお話しようかと思います。

今日も大小のバイクに乗ってる人達が、安全運転で無事に家に帰れますように・・

また今日も仕事モードに切り替えて頑張らなければ♪

でも高木コーヒーには行くぞー。アイスコーヒー飲みに♪

ではでは♪

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