2011年6月27日月曜日

Everynone


なんか一匹だけ違うような・・・・



どもども。皆様こんばんわ。


町中を歩いていて汗で顔面に張り付く前髪に、容赦なく「なんでやねん!」とツッコミを入れるのが最近のマイブーム。NAWOでございます。

本日も夜9時の定刻更新の時間がやってまいりました。

お仕事の手を少しだけ休めて。さあシロクマ片手に更新しようそうしよう。



まあこんだけ暑いとですねえ。正直誰だって泳ぎたくなると思うんです。

なんで昨日の日曜とかの、京都や大阪から琵琶湖だとか福井県とか海に向かう道ってのは、もうトンデモナク混み混みでしてね。

皆泳ぎに行ったり、海辺でBBQとかしに行くんでしょうけども。


私も京都に住んでまして、子どもの頃から「泳ぎに行く」ってなったら大概琵琶湖だったんですけどもね。

幸いな事に、その当時から琵琶湖の北部のほうに親戚が住んでいたりだとか。あとパパンの当時勤めていた会社の保養施設が近江舞子ってとこにあったりだとか。

そんな都合からも夏=琵琶湖〜ってのが主流でございました。


まああんだけ広い琵琶湖ですけどもね。それでも南部の方は結構汚れておりまして。

特に大津の市街地やなんかは、ちょい泳ぐってのには難しいくらいに汚れてましてね。どっちかってと釣りだとかがメインだと思うんですけど。

でも琵琶湖大橋を北に越えてしまえば、同じ湖とは思えんくらいに綺麗だったりします。


私が良く行ってました場所も、さっき言いました近江舞子ってとこで琵琶湖大橋からは相当北に行ったとこなんですけどもね。

水も綺麗で当時は人も少なくて快適だったんですけども、唯一琵琶湖で口酸っぱく言われてたのが、

「砂浜からしばし離れると、急激に深くなるから気をつけろ」

という事でして。


まあ場所にもよるんでしょうけども、確かに浜から10数メートル離れたら全く足がつきませぬ。

でもまあ子どもの時は、水中がどうなってるのか?何て事はあまり興味も無いのでどうってことはなかったんですけども。


でも小学生高学年くらいになりますとですね、元々生き物なんでも激しく大好き!だった私は、琵琶湖に泳ぎに行きますと泳ぐ。という事よりも潜る。という事ばかりしておりまして。

海ほどではありませんけども、当時からかなり豊富な生物が琵琶湖にはおりましたので、数メートルくらいの深さだったら子どもでも水中眼鏡とシュノーケルで潜って色々捕まえたり観察したり出来るもので。

あんまり潜り過ぎて、日焼けは背中しか焼けない。と言うような状態になるまで潜って潜って潜りまくって、テナガエビとか穫ってましたっけね。


で、その時は潜るのに夢中だったんですけども、どんどんそれもエスカレートしていって。

でもって潜れる深さも徐々に深くなりますから、どんどん沖に行くようになったんですけどもね。


で、一般的に危ないといわれるとこまで沖に出て、海底がどうなってるのか見てみよう。と思って潜って、海底の石を掴みながらさらに沖に行きますと、そこにあったのは。


傾斜度ほぼ垂直に近い、断崖絶壁の奈落の底がございました。


もちろんその断崖絶壁の底なんて深すぎて見えやしねえ。


でもってその近辺から、水温が急激に冷たくってですね、潜ってるのが辛くなるほど。

その冷たい水温のせいか、それまでは回りに水草だとか魚だとかが居たのに、その近辺になると殆ど何もなく、ただの岩と砂だけ。


それを見た私はですね、やはりまだガキですので怖くなって逃げ帰ってきたのですけどもね。

まさかあんな岸から20Mもはなれてないとこに、あんな断崖絶壁が存在するとわ。



そんなに大々的にはニュースにはならんのですけどもね、琵琶湖では泳ぎにくる人が毎年すごく多いので、水難事故もそれなりに沢山あるのですが。

その原因になってるのが、あの急激に深くなってるのなんだとかって聞きましたけども。


私が見た限りでは、あの深さで一旦沈んでしまったら、探す事なんぞまず無理だろう・・・と直感で解るほどに深かったですのでね。

昔から琵琶湖を知ってる地元のおじいさんとかおばあさんとかに話を聞きますと、

「琵琶湖で一旦沈んでしまったら、まず上には上がってこない」

とかよく言うんですけどもね。


子どものときは、またちょいビビらせて安全にさせようとしてるなこの大人達は。とか勝手に思っておりましたけど。


でもね。意外とそれも正しくてですね。


湖の特性上、海と違いもちろん真水ですので。

知ってらっしゃる方も居るかもしれませんが、海水とは違い、真水というのは20M以上とかの深さになりますと、水中の酸素量が急激に少なくなるんだそうで。

なので30Mとか、それくらいの深さの水中には、ほとんど生物は存在しない、というか生きていけない。というのが普通なんですけども。


でも琵琶湖って、確か水深が一番深いとこだと余裕で3桁あるんですよねえ、100Mをゆうに越えてたと。


で、水中の酸素が殆ど無い。+水温が異常に冷たい。という事で、

そういう深さまで仮に一旦沈んでしまうとどうなるか。というと、ほぼ冷凍保存のような状態になるんだそうで。

バクテリアとかは存在するでしょうけども、魚だとかそういう類いの生き物も存在しませんから、分解される事も無いんだそうです。


いつか忘れましたけど、かなり昔にそんな琵琶湖を調べようって事で、どこぞの大学の調査団がかなりの重装備で琵琶湖のかなり深いとこまでスキューバで潜って調査した事があるらしいのですけども、

実際に明治時代だとかに沈んだはずの木製の船だとか。あと相当昔に水難事故で行方不明になった方のご遺体とかも、ほぼそのまんまの形で沈んでいたのだとか。


私がその話を知ったのは琵琶湖に行かなくなってからの事ですけどもね。

我ながらガクブルしたのを覚えておりますです。はい。


今年もですね、本当にぎょうさんの方々が琵琶湖に行ってらっしゃいますけども。

ま、今は遊泳区域ってのがちゃんと決ってて、ブイとかで「これ以上行ったらアカン」ってなってますので、大丈夫かもしれませんけど。

でもあの急激に深くなってる断崖絶壁はですね、実際一回見ると忘れる事ができぬくらいに恐怖です。実際。


なんで

「まあ琵琶湖だし、大丈夫〜」

とか気軽に思わずにですね、逆に海よりも危険度が高い事もあるのだよーと気をつけて楽しんで頂きたいもんですねえ。


ま、普通に考えて、真水でそんな深い場所ってそこらに無いですもんね。

フツーわからんわね。


と、日曜に込み合ってた国道を見て、皆様安全に〜と思った私なのでございました。

気をつけよう。深い真水は海よりキケン。



あ、さて。

琵琶湖の話はまあそんなもんで良いとしまして。

今日は前振りで長くなってしまったので、残りは短めにいきましょうかね。


私日頃は写真を使った製作の仕事がメインではありますけども。

でも勤務先のテイクシックスとしましてはですね、映像部門というのが大黒柱でもございまして。

この前も言いましたけども、新しい映像表現だとか。どうすれば映像でメッセージを伝えられるのか。みたいな事も常時考えたりしておりまして。

カメラマンでは無いですけども、カメラマンでは無いからこそ見えるものもあったりしますのでね。そういうとこもやはり協力できれば。とは思うのですが。

なので写真に限らず、映像でも「これは!」と思うものや、気になる物ってのはあったりします。はい。


で、今日はですね、アメリカのニューヨークを中心にして活動してらっしゃる映像制作チームで、以前から

「シンプルで普遍な映像の中でのメッセージ性」

という物が目を引く「Everynone」という方々がいらっしゃいまして。


結構前から存在は知っておったのですけども、リアリティのある映像を繋いでメッセージを持たせて、セリフはほぼ存在しない。という特性上、ちと難しいものが多かったので紹介してなかったんですけどもね。

今回新しい映像がサイトで発表されてまして、それが中でも解りやすく、かつさっきの記事ではないですけども「生と死」とか「表と裏」とか「始まりと終わり」というのを如実に表現してるのがかなりツボにはまりまして。

とりあえずそのムービーを見ていただきましょうそうしましょう。




Symmetry from Everynone on Vimeo.


今自分が目の当たりにしてる光景。それは1つですけども。

でも世界にはその「反対側」が必ず存在している。

そういう事なんでしょうね。


通常だと映像と音声で1つ。的な表現なんでしょうけども。こういう日常の切り抜きをただただひたすらに集めたっぽい物というのは、綺麗さも汚さも同居する変わりに、頑としたメッセージを与えてくれます。

そういう意味では、一瞬一瞬を切り取って保存する、写真と似たところがあるんでしょうかね。


こちらがその「Everunone」のサイト。

白バックの中に淡々と映像が貼られてるだけのページですが、過去の作品も見る事ができます。

どれもメッセージ色が強いので、ちょいと見るのに気合いが要るかもしれませんが、興味のある方はどうぞ。


広告とか印刷物の製作でもそうなんですけども、修飾に走らないで、物事の本質だけで勝負する!というのは想像以上に難しいものでして。

広告なんてのはそれこそ「人間の欲」から生まれたものですのでね。そりゃあ難しい訳ですが。

どうしても商品単体での勝負よりも、それをいかに魅せるか。という事に重きを置かれがちな世の中ではありますけどもね。

まあずっとこんなメッセージ性の強いものをってのは逆に人間は引いてしまうんでしょうけども、

でも本質の持つ「強さ」というのを再認識するにはEverynoneの方々の作るものはもってこいかと思ったりしております。



というわけで今日はちとシリアスな話題でしたな(汗)

まあたまには良いでしょ〜


ではお仕事に復帰しましょうかね。

また明日お会いしましょう。

ではでは皆様ごきげんよろしゅう〜









2 件のコメント:

  1. お仕事お疲れ様ですw

    私、福井ッ子は、海でしか泳いだことがなくw
    琵琶湖はドライブとかにはよく行きますが、
    でもそんなふうになっているとは!!
    ちょっと文章読むの怖かったです。

    ※冷房はですね、NAWOさんのとこと同じ設定温度でしたが、今日はさすがにいつもより低めです。。。
    節電。。。
     

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  2. >hariさん

    お疲れチャソです〜

    福井の人なんですな。そら海がスタンダードなのは当たり前です。

    京都の人は海に行く!って言うとほぼ福井に行くのですけどもね。
    私的には若狭とかの綺麗な透明の海が、海中の生き物がぎょうさん見れるわ綺麗だわで大好きだったんですけども。

    逆に太平洋側の紀伊半島は、距離もあるってのもありますけど、若狭のような澄んだ海。というよりちょい濁った野性味の強い海、という印象が。。

    どっちかってと泳ぐなら日本海。釣るなら太平洋って感じですか。

    福井とか石川出身の方って、京都に住んでる方多いんですよね。
    私の知り合いでも仰山いらっしゃいます♪なのでhariさんにも親近感湧きますねえ♪


    今日の事務所は冷房付け始め24度にしてやった。フヒヒ

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