2010年9月7日火曜日

竹取物語と源氏物語


どもー

みなさんこんにちわ。


仕事場のエアコンが故障してはや4日。


昨日、おとといは諦めて自宅メインで作業しとったのですけども。そうそう何日も仕事場に行かない訳にもいきませんでして。

今日は朝から扇風機の「強」で乗り切ろうとしているNAWOです。


まあ、扇風機から来る風も無いよりはあったほうがはるかにマシではあるんですけどね。


でも来る風はもちろんぬるま湯のような風が。


何か台風がこちらに向かっているようなんですけども、これで少しくらいは涼しくなったりするんだろうか・・・



というかエアコンは結局修理が出来ないとの事でして(汗)

明日の朝から、事務所ではエアコンの付け替えが行われるらしいのですが、こんな業務用の埋め込み式の巨大なエアコン、そうそう簡単に付け替えできるんやろか・・


下手すると明日もこの状態なのか?

と考えると、暑さを通り越して背筋が寒くなりますので、丁度良いのかなあと思ったり。


 最近毎日エアコンの事書いてるなあ・・・

どうも最近は愚痴っぽくなってしまってイカンイカン。





でもって、一番上の画像は、この前の記事でもチラっと触れてました、「源氏物語」の三つ折りリーフレット。

ちょいと写真で色々あったり、ギリに変更が入ったりいろいろあったんですけども、無事出稿も終わって、今は印刷上がりまちでございます。



で、これは結局何につかわれるん?という事なんですけどもね、

今中国でやっております、上海万博の中のパビリオンで、日本館というのがあるんですけども。そこでは色んなイベントを何日かずつ行っておりますようでして。


その中で、9/10から行われる、「源氏物語芸術祭」というのがあるのですけども。

そのイベントで配布されるリーフレットでございます。


詳しくはこちら
http://www.expo-japan.jp/jp/exhibition/event/


なんでもそのイベントの表題は

「源氏物語芸術祭 愛-こころ-美しい自然」

というのが表題になってるようでして。

「日本古典文学の源氏物語を学び、真意に迫ることで、人の心、愛、自然の美しさという物を見直す。」

という内容らしいです。


私はもちろん上海万博てのはテレビの中やネットのニュースくらいしか見たことありませんけども、日本館では毎月4〜6くらいのイベントをされてるようですね。

どれも日本文化を知ってもらうというコンセプトに基づいたものばかりのようですが、今回はたまたま私の所にこのお仕事が着ました訳です。

とは言っても、メインの展示は写真と、当時を復元した衣裳や道具らしいので、それの引き立て役という事になるとは思いますけども、クライアントさんの意向と、カメラマンの希望とを足して、3で割って出来ましたーって感じですね。


いや、3では割れないな(汗)



リーフレット表展開図
まあ実際はこの三つ折りのリーフレットの中に、説明の書いたペラ物の紙を何枚か挟み込んで配布すると思うのですが。

なので表裏ともにほぼイメージしか要素はございません。


しかしながらこちらのリーフレットの写真と、展示に使用する写真との撮影の為に、わざわざ京都の資料館を借りて、

衣裳も専門の方に依頼し用意させ、着付けや小道具、姿勢にいたる監修も、専門家の先生に見てもらったという力の入れよう。

撮影現場は私は直接見てはいませんけども、入稿されてきた写真の総数はかなり多かったように思います。



で、作成する際に、そのイメージをお聞きしてたのですけども。

「当時の風景をそのままに、大和絵の雰囲気で、源氏物語らしくアレンジ。色は紫」

という指示とイメージラフ・・・とまでは行かない適当な指示書みたいな物はもらっていたんですけどね。



源氏物語絵巻(東屋)徳川美術館蔵
大和絵ってこないなもんです。

色々写真をこねくり回してみたり、わざとシワを付けたりいろいろしてみたんですけども。

実際はなんともうまくいきません。


条件として、「月夜」「桜」の写真も同時に中に入れ込む条件ですので、これに相当手を焼きまして。

元が写真なので、いくら絵に加工したとこで、そないに都合よく大和絵にはなってくれないようです。当たり前ーなんですけどね。



で、そんな時に、私がブログで良くお世話になっておりますさなぎさんが、

「まあ大和絵の時代の世界なんて、実は誰も見た事ある人が居ないんだから、どうやっても違和感はありますわねー」

と言ってまして。


リーフレット裏展開図
まあそらそうだわなーと思って、

逆に写真はそのままで、わざとらしくてもそのまんま配置しといた方が解り易いんかなーと言う感じで出来たでございます。

なにぶんちょいとおどろおどろしいですがね(汗)

私としては、写真をもっと古ぼかしてみたりだとか、ノイズをわざと加えてみたりだとかが良いと思ってたのですけども。

実際はそれよりも今回みたいなリアル路線のほうが、カメラマンの人もクライアントさんも納得してはったみたいなので良かったかなあと。

とは言っても、真夜中の月明りの写真と、昼間のドピーカンの時の桜の写真なんて、どうやっても自然に馴染ませるのは難しいもんですんで。

できないことは無いですけど、あんまり自然にしすぎても、物語チックでは無いなあと思ったり。


まあ会場では大判に引き延ばした写真の展示がメインのようですので、結果としてリアル路線でもよかったのだと、出稿してから思い返したりしておりました。


で、私も少し疑問に感じた事が何個か有りまして。

モデルの2人が男女で源氏物語てのは解るんですけども。

なんでおぼろ月夜が関係あるのん?ということなんですけどね。


まあ桜は日本の花というイメージからすれば間違ってはいないかなあとは思いますが月夜というのがどうも最初は解りませんでして。


源氏物語の中に、竹取物語が出てくるのは知っておったんですけどね。

で、その理由を訪ねてみたのですが、なんでも源氏物語と竹取物語は、いろんな所で深い繋がりがあるんだそうで。

具体的にどこがどういう繋がりなの?とまでは時間が無くて聞いてませんけども、専門の方がおっしゃってるのでそうなんでしょうね。


なので、「源氏物語」の写真なのですけども、意図的に「竹取物語」のイメージを刷り込むために、おぼろ月夜を入れこむのだそうです。




パンフはまださりげなく左上にお月さんがあるだけなのでいいのですが、メイン展示用の高さ何メートルもあるタペストリーも作ったのですが、
これは作る時に

「月へ帰っていくイメージにしてくれ」

という事で言われてましたので。あきらかに竹取物語ですね。

なので上にいくほど写真のマスクが小さくなっていってる訳です。



どういう繋がりがあるのか、確かに物語的には似てる箇所も無いこたあ無いと思いますけども。

でもネットで調べても図書館で調べても、「コレ」っていう関連性は見つからず。

上海のイベントが終わったら、必ず詳しく聞いてやろうと思ってますです。


もしかしたらそのイベントに行けば、それが解るようになってるのかもしれませんね。

阪急に乗って数時間で上海に行けるのなら、喜んで仕事休んででも行くんですけどねー。

いかんせん海外。なかなかそうそう行けませんです。残念。



阪急といえば、 今思い出したのですけども。

こちらも私がブログでお世話になっております、Tappyさんが手がけられたハンバーガー屋さんで、今度9月15日の水曜にオープンする、 


「THE BURGER PIT」


 場所は神戸の灘区なんですけども、

こちらも阪急で行けるなーと思いましてね。
 阪急繋がりでございます。



前に友人から「食べ物レポートしろ!」という指令も受けてますのでね。


行ったら巨大なカナディアンバーガーを思いっきり食べようと思ったりしております。

今はまだオープンされてませんので、写真やらは掲載しませんけども。興味のある方は是非上のリンクからブログを覗いてみてくださいませ。



やはり人間、源氏物語みたいな色気も大事ですけど、食い気も大事ですんでね。

そんな締め方で今日の記事は終わるのでありましたー



なんか夕方前になって、ちょい風が冷たくなってきましたね。

台風カモォーーンなんだろか?

あああーー神様、これを良いタイミングに涼しくなりますよに。お願い申し上げそうろうたてまつります。


ではでは♪

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2 件のコメント:

  1. すごーい!!
    さすがNAWOさん☆

    素敵にまとめましたね。

    そういったお仕事が来るというのもすごいです!!

    出来る力のある人の元にしかチャンスは来ないといいますから。

    これからも素敵なもの見せてくださいね~♪

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  2. >プチソレイユさん

    どもですー

    そないほめてもらうと照れますのでご容赦ください(汗)

    最初はもっとあさきゆめみしな世界だったんですけどもね。

    やはりカメラマンは写真を加工されるのは超いやがるのもあったり、大元のクライアントさんの希望や色々混ぜ混ぜしてますと、上のようになったって訳です。

    でもそうやって誰かに気に入ってもらえるのは、本当に嬉しくてやりがいがありますね♪

    ありがとうございますです♪

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