2010年9月5日日曜日
たまにはTipsも 3
ども。みなさんこんにちわ。
またまた恒例の暑い暑い日曜日を迎えておりますところのNAWOです。
相変わらず事務所のエアコンは治っておりません。当然ですが。
管理会社さんは土日お休みですのでね。月曜まで待たなくちゃ仕方ないのです。
なんで今日は朝から自宅で電気代にハラハラしながら仕事をしております。
おとといからフォトショップの機能の色々を記事ってきたのですけども、ある読者の方から、「専門的でわからん。皆目わからん」というお言葉を頂きまして。
なのでちょっとフォトショップというソフトはどういう造りになってるん?という所も今日は少しだけお話しましょかと。
といってもフォトショップの歴史なんて話したところで面白くも何ともないので、その基本的な考え方みたいなのを説明しましょか。
このソフトのベースになっていますのは、画像を編集、加工するという考えに基づいて作ってあるのは当然なのですが、
「写真の編集ソフト」
と考えずに、
「お絵描きやら色んな事ができるグラフィックソフト」
と考えたほうがいいいかもしれません。
線や面を書いて、それに色を付けたり、組み合わせたりすることで、色んなイメージを作る。そういうソフトです。
実際イラスト描きの方でも標準で使っておられる人も居るのですけども。
でもって、それを使う上での一番特徴は、「レイヤー」と言う概念にありまして。
そのレイヤーて何ぞや?
という事なのですが、簡単に言いますと、このレイヤーが一枚の画用紙だと思っていただければ。
ただその画用紙は白じゃなく、透明なので、絵を書いたとこだけ色が付いて、下地は透明です。
なのでその絵を何枚も重ね合わせることが出来る・・というのが最大の特徴でもあります。
それは自分で書いた絵に限らずに、写真だとか、文字だとか、色んなものをその透明の用紙の上に置いて、どんどん重ね合わせていけるので、その方法で思ったイメージを作って行く。そういう考えかたですね。
で、その重ね合わせたレイヤーを、昨日からお話しています「描画方法」というもので、どういう風に重ね合わせるか。を変更できるわけです。
たとえば単純に上の絵を重ねるのだったら「乗算」
下の絵と比較して、上の絵の中で明るいところだけを重ねるのなら「比較:明」
上に重ねる絵自体をライトで光らして、それを下の絵の上にのせるのが「オーバーレイ」
だとか、ほんとはもう少しややこしいんですけど。
簡単に解説しますとそんな感じなのです。
イメージとしてはそうですねえ・・これも写真カラミになっちゃうんですけども。
ライトテーブルって言いまして、テーブルの天板の中に蛍光灯が仕込んであって、天板の上が光るテーブル。
これの上で、ポジ(スライドとかに使う、フィルム自体に色が付いてるもの)を何枚も重ねたりして遊んでいく。みたいなのを頭に思い浮かべながら使ってみると、把握し易いかもしれませんね。
でもって、そんな風な事をちょいと踏まえた上で、昨日ほんとは掲載するはずだった続きをば何例かまたつくりましょか。
まず材料。なにやらお目目の綺麗な新婦さんの写真と、なんとなくアンニュイな花の模様のパーツを発見したので、これを組み合わせましょ。
で、とりあえず新婦さんの写真の上に、その模様の画像を置いてみた。
うーん、模様の画像の、模様以外のとこが黒なので、当然隠れちゃう。
どうにか白い模様のみ残して、黒は見えなくしたいんだけども。
そういう時は、模様のレイヤーの描画方法を「比較:明」にしてみましょ。
背景の新婦さんの画像には、黒い箇所はありませんから、模様の黒はそれより暗いので、白いラインの模様だけ残って、黒の部分は見えなくなっちゃいます。
透明度をちょいと調整して、それっぽく配置して・・・
文字やら色々入れて、大胆にトリミング。
これで一応完成。
背景との色の関係にもよるんですけども、何かこういった模様ですとか、ラインアートなんかを組み合わせる際は、いちいち画像切り抜くなんてものすんごく手間がかかったりしますのでね。
こういう風にすると、けっこうすんなりいくもんです。
背景がボケた箇所に、こういうちょい繊細な模様ですとかを少し透明度を下げて、半透明くらいで入れてやると、奥行きだとか、透明感も演出できるので、ブライダルではよく使われるものだと思います。
あと化粧品だとか。女性向けのアパレル系だとか。
じゃ、もひとつだけいきましょか。
次の素材は、綺麗なんだけどモノクロの新婦さんの後ろ姿と、お花畑。
モノクロで綺麗だけども、それだけじゃ何となく色合いが寂しいので、何か綺麗に色を考えて作ってーと言われた事に脳内設定する。
でもって、メインの後姿の写真が黒っぽいので、今回は思い切って背景を黒にしてみようかと。
黒の背景にとりあえず写真を配置して・・・
それから先に今回は文字とかを全部いれちゃう。
これも完全な白じゃなくて、ちょいグレーくらいの色で統一。
モノクロの写真も、綺麗な写真であれば実は以外と完全な白の場所というのは少なくて。
写真以外の場所を白にすると、ちょい写真が負け気味になってしまいます。
なのでグレーに。
この状態ではどうも黒とグレーだけで、到底ブライダルっぽくない。
最初に言ってた「華やかさ」とは程遠い感じ。
そこで最後にお花の写真を一番上に。
でもってお花のレイヤーの描画方法を
「オーバーレイ」
に設定。
するとグレーの場所にだけ、そのお花の黄色が写り込んで、一気にゴシック賑やかになりましたとさ。
さっきまでものすご陰気チックだったんですけど、これでガラッと雰囲気変わっただろう。という感じ。
オーバーレイていうのは、ちょい説明しにくいんですけども、重ねた画像の色に対して、明るい箇所にはその絵が重なり明るくなり、暗い箇所にはより暗くなるっていう描画です。
イメージとしては、半透明のフィルムに印刷された写真を、画像の上に持っていって、ライトで照射してみた感じ?かな?
なんとも口では説明しにくいのですが。
実際は重ねる画像によって、上の見本のよに劇的に変化しますので、インパクトとか、ガラっとイメージを変えたい場合に使ったりします。
ここで紹介してる描画方法はまあごく一部ですので、まだまだ使い方のあるのはいくらでもあるのですけども。でもきりも果てしもないのでこんなもので。
ちなみにペンタブですとか、グラフィック系のソフトとかにバンドルされてます「フォトショップエレメンツ」というソフトもあるんですけども、これはフォトショップの機能限定版です。
CMYKでの編集ができないとか、機能制限は多々あるものの、基本的な写真イジリや、お絵かきはこちらでも充分過ぎるくらい機能が付いてます。
むしろWEBでの画像作るとかでしたら、ややこしい機能が無い分、触りやすいかもしれませんね。
ちなみに現在販売されてるフォトショップのCS5は安いとこで80000円。
私は仕事で使うのでまあ仕方ないとは思うんですけども、それでも年々販売し続ける新しいバージョンを次々買うのは到底ムリーな感じです・・・
ですので、これからフォトショップ触るよーとかの人であれば、エレメンツ触ってみて、物足りなくなってから買うほうがいいかもしれませんね。
まだ触ったことないよーて人だと、前々回からの記事でも「???」だと思うんですが、
「あー、こんなんできるんやーー」
という感じで、生暖かく見守っていただければと(汗)
そんなこんなで、3日つづけてきたTips記事もこれにて終了。
また誰かからリクエストやらがたまったら、違う形でまたやろうかなーとか思ってますです。
今日は9月最初の日曜日。皆さんはよい休日をお過ごしくださいね♪
自宅仕事場より、引きこもり製作者がお送りしました。
ではではー
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