2011年1月19日水曜日

シンプルデザイン


日向が好きです。

室内の窓際で暖かい日向が好きです。

早く暖かくなってくれニャ。



どうもみなさんこんばんわ。

もう水曜ですかそうですか。

相変わらず光陰矢の如しで過ぎ去っていく仕事の日々でございますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

普通の電気屋さんなんかでは、使い捨てカメラは売ってるのですけども、肝心のフィルムを全く販売していないのに最近になってようやく気が付きましたNAWOです。



いや、ただ単にモノクロのネガフィルムを探してウロウロしてただけなんですけどもね。

まあこれが見事になかなか売っておりませんねえ。


普通のカメラ扱ってる電気屋さんでは当然無理で、町中にあるスピードプリントの店でも当然の事ながら無く、結局中心部にありますカメラのキタムラとかに行かないとカスリもしなかったので、ああ私てとっても時代の並に取り残されておるのね・・とつくづく肌で感じておりますけども。


まあ買う人が少なけりゃ、そら在庫で持つこともございませんわね。


でもちょっと前まではモノクロは無くても、普通にカラーフィルムくらいは売ってたんですけどもね。

カラーフィルムさえも無いというのは、私にとっては実に驚きでございます。

そんだけコンパクトも一眼も、フィルムカメラの台数は激減してるって事ですかね。


お仕事の方では、未だに写真館さんによってはフィルムをメインにスナップの仕事をされております所もございますけども。

今現在でそういう形であえてフィルムで仕事をされてます所は実際、フィルムの質感がとても好きとかこだわってる所もございますけども、ニーズ的にもコスト的にもデジタルが求められる機会が増えるにつれ、今となっては風前の灯火なのが現状ですけどもね。


まあ今現在で私みたいにモノクロのネガを買い求める人なんぞ、どう考えても変わりものという事なんでしょうけども、本人的にはこれっぽっちも気にしておりません。

というかむしろ私の為にだけ作ってくれればいいなあなどと思っておりますが。



お仕事はですね、相変わらずアルバムも作ってますし、昨日言いましたように何かと新商品だとか新しいサイトだとか。今は手を動かして作るってよりも、頭の中で妄想を暴走させながら考えるお仕事のほうが多いですかね。


ですけども全く何も形にならないとならないで、何となく

「あー、今日一日私は何を残せたのだろう?」

と夜の浴室の鏡の前で、一人反省会したりもするのですが。


何かを考えるのも仕事とは頭では分かっておるのですが、私も貧乏性なので何かしら実感の出る形でモノが残らないと、何となく遊んでたような気がしてなりません。

なので考える時間が長過ぎると、段々と思考がネガティブになってきますのでね。あまり精神衛生上よろしくは無いのですが。


写真はネガが好きですけど、精神的にはポジが好きなんですね。
そんなところで韻を踏まなくてもいいですかそうですか。



まあモノクロネガの話は良いとしましてね、


アルバム以外でも、色々お仕事しておりまして、最近ではブライダルフェアに使う予定のパンフレットだとか、あるいはポスターだとかも作ったりしましたが。


何を作るにしましても、ブライダル関係に使うものとして求められるポイントというのは「シンプル」であったり「スタイリッシュ」であったり。まあ似た所があるのはありますけども。


シンプルにすればするほど強いデザインにはなるのでしょうけども、し過ぎても何も伝わらなかったらただの白紙と一緒になってしまうのと、会場さんの意向も汲まないといけませんのでなかなかに一筋縄ではいきませんけどもね。



ですけどもシンプルなデザインが求められるのは確かに多いんです。はい。

そういうシンプルなデザインって言いますのもですね、適当に作ってますと、どれもこれも似たり寄ったりになってしまいますので、それなりにワンポイントで違いや個性を出してあげないといけないんですけどもね。


ワンポイントで何かしら個性や、訴えたい事を最低限の要素で汲み上げる。そんなモノを作る時に、何かしら参考にするものは無いのかなー。と日々探しておったりするのですが。


ポスターにしてもパンフレットにしても、なかなかワンポイントだけで表現してる印刷物。

というのは実際にはありませんでして。あったとしてもその膨大な資料の中の一部だけなので、探すのに時間がかかり過ぎて役に立ちません。


で、そういう時に参考にするモノとして、

「レターヘッド」

というのがありまして。


レターヘッドて書いてもいまいちピンとは来ないかもしれませんね。簡単に言いますと、

「会社からのお手紙に使う便箋」

ですよ。


便箋て、ただ単純に罫線ひいてある紙じゃないの?

と思うかもしれませんけども、

日本は縦書き文化なのでそんなに自己主張の強い便箋は無いんですけどですね、

欧米諸国で使う便箋といいますのは横書きで、中央に横書きで文章を書くという特性上、上、もしくは上下に余白を作って、そこに会社とか、何かのアド(広告)を入れ込んである。という便箋が多数存在します。


個人で使う便箋には広告は必要ありませんけども、昔のEメールが存在しなかった頃には、会社からのビジネス文書とかの送付にはその会社の広告が入ったものを使うのが常識だったために、沢山種類があるんですね。


いわば郵送で送る名刺の役割も果たしておったわけです。


その会社会社独自の個性や特徴を模ったものが多いので、当然の事ながら個性的なものや、素材や色にこだわったものなど、沢山あるのですけども。

真ん中に文章が入って、それがメインになりつつも、どの会社から送られてきたものか?という事と、会社の印象付けを行う意味で、上下の余白にどれだけ邪魔にならずに特徴を出すか?というポイントでデザインされております。


で、これもさっき書きましたけども、Google検索でいちいち探すのも色々と面倒くさいので、そのレターヘッドばっかりを集めたサイトってのを探すんですけども。

あるんですよね。こればっか集めたサイトさんてのが。


letterheady

毎日…とまではいきませんが、淡々と色々なレターヘッドをアップし続けておられるサイトさんです。

中でも良いなあ…と思うものを何点か。



Mickey Mouse in the Mail Pilot 1933

1933年という、結構古いものですけども、動きがイキイキしてて見てるだけで楽しいです。

中央部は一応明けてありますけども、長文は書きにくそう・・・

と思うかもしれませんが、英文だと以外と左上から右下に向けて書いていくので書きやすい。というか読み手側も読みやすく、最後にサインでまとめやすいでしょうね。



Gibson,Inc 1935

これも1935年で結構古いものです。

よく見るタイプのレターヘッドですけども、上に会社のキャプションを入れて、下に住所や電話番号なんかの情報を提示する。という基本的レイアウトは現在でもパンフやチラシでよく見る基本形。

あえてイラストは最小限にし、それでも紙自体の質を変える事で会社の真面目だけど個性的なとこをアピール。

という感じでしょうかね。


Charles Schulz, 1958

スヌーピー!大好き♪

いや、そうじゃなく。

1枚の便箋で、ちゃんとストーリーのある漫画になってるあたりにセンスを感じる。

というか思わずキャラのセリフをそこに書いてしまいそうです。

すごいイイ。




Enzo Ferrari, 1974

外国のレターヘッドのデザインとしてはかなり異色。

左上の端に本当に小さく跳ね馬のマークだけ。

でも有名すぎるマークなのでこれだけで何もかも十分というわけですね。

実際にエンツォ・フェラーリからこの便箋でお手紙を貰ったら多分私は家宝にします。

まさにフェラーリだから通用するデザインかと。



とまあこのように一体何種類アップされてるのか把握してませんが、少なくとも数百以上はあると思います。

よろしければ何かの参考にでも。



日本では、ファックスにも手紙にしても、こういうレターヘッドという文化自体がございませんので馴染みは薄いですけども。

しかしながら欧米諸国では、個人であれ法人であれ、仕事を何か始めるにあたって何を最初にすべきか?という時に真っ先に来るのがこのレターヘッドの作成だったりします。


なんでもPCで適当に即興で作ったレターヘッドでは、銀行の融資も受けれないとか。

これは聞いた話なんで本当かどうかわかりませんけどもね。


日本で言うところの、実印を三文判で融資の申し込みしようとするって感じなんですかね。


ようは個人であれ法人であれ、その会社の「顔」と見なされるので、その顔を適当にやってるとこにはお金も貸せませんよーって事ですか。


デザインの文化というのは日本にも全く違う形でありましたけども、こういった所では欧米諸国の方が数歩文化的にも歴史的にも上なのかと思います。

国が違えば文化も違いますけども。これから外国で仕事しようかーとか思ってらっしゃる方がいらっしゃったら、レターヘッドはキチンとした形でその会社のイメージにあったものを作ったほうが良いですよー。


会社ロゴだとか、そういう類のものも外国の方が多いのは、そういう文化背景もあるのかもしれませんね。


文章が入る事で最終的に完成する事、それとその主役の文章を活かす形でデザインする事。

この事は実は私が日頃やってますブライダルアルバムにも言える事なんですけどもね。

文章が写真に変わるだけなんですけども。


それでいてシンプルで、大量に印刷するのでコストも低く仕上げなければいけませんのでね。

これをデザインして考えるのは、仕上がりのシンプルさとは裏腹に色々大変だと思います。


ブライダルアルバム作るときは結構参考になったりするんですね。


この他にも色々シンプルデザインの参考に出来るものは沢山あるのですけども、またそれは別の機会にでも。


ではではそろそろコタツが恋しくなってきましたので、仕事に復帰してサッサと片付けてまいります。

また明日お会いしましょうー

皆様ごきげんよう♪


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お仕事、常時募集してますです。


NAWOと勤務先で常時お仕事募集しています。


●ブライダルアルバムデザイン/制作
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T E L : 075-344-6516









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3 件のコメント:

  1. お忙しそうですね、お疲れ様です。
    私もフィルムゲットしましたよ。
    大きなイオンとかダイエーの中に入っている
    写真屋さん?あーゆーところが
    一番無難に見つけられるかもです。
    けど、結局よく見たら、カメラのキタムラって
    シール張ってた。キタムラの店舗検索すれば
    いいのねん。モノクロも取り寄せてくれるって
    言ってたよ。お高いのかもしれないけどね~
    ではではー

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  2. >chiicoさん

    どもです、こんばんわ。

    忙しくは無いんですけどね・・色々考えなきゃなんない事目白押しでして(汗)気持ちだけ焦っておりますです。はい。

    取り寄せですか。やはりまあそうですわねー。

    正直フィルムカメラの本体販売してるよなほんとの「カメラ屋さん」でないと在庫は持ってないですねえ。

    この前は「イルフォードてありますか?」て聞いたら、「イルフォードてなんですか」て聞かれました。トホホのホ。

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  3. こんにちは、いい記事ですね。これからも応援ポチです^^

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