2010年12月14日火曜日

大昔のポスター



どもども。

みなさまどうもこんばんわでございます。


な んだかですね、12月もそろそろ14日で、中盤を迎えようとしておるようなんですけども、私の働いてますTAKE6という会社の事務所はですね、京都市内 のほぼ中心部に近い場所にございましてですね。でもって京都って土地は、昔ながらの通りが非常に多くて、中央部の大通りって言われます烏丸通りですとか、 堀川通りとかって言いますのは結構大きい道なんですけども、そこから一歩中に入り込みますと、実はものすごい一方通行が多くてですね、うかつに迷い込みま すとなかなかに目的地にたどり着けなくなってしまう程に抜け出せなくなったりする程なんですけどもね。

で、 私は車では通勤はしておりませんでして、・・・というよりも、京都市内もそりゃ東京とか大阪の中心部に比べましたらまだマシなんですけども、中心部に行け ば行く程にコインパーキングも高くなり、車で移動しても駐車場もそないに多くありませんので、結局電車やバスで移動するほうが早くて安いという結果になる もんですのでね。

そんな理由もあってか無くてかわかりませんけども、私は毎日電車通勤で、烏丸駅から5分か10分ほどボチボチ歩いて事務所まで行くのですけどもね。

ここんとこ最初にも書きましたけども、師走って言うだけあるせいかどうなんかわかりませんけども、どうにもこうにも道を走る車も多くてですね。しかも皆さん急いでる用事の人が多いのかわかりませんけども、その京都の裏の細い道を目を三角にして走ってらっしゃるのですけど。

私 が通勤でテクテク歩いてく道も、そんな裏道の一方通行の路地なんですけどもね、日に日に車の数は増加してるわ、そんな細い道を飛ばしてる車は多いわで、毎 年このくらいの時期はちょい注意しないと、身体の横10cmくらいを商用車が飛ばしていきますので下手すると引っ掛けられるんじゃないのか?と肝を冷やす 毎日ですけれども。

まあ車の走ってる量だけじゃなくてですね、そういう細い一方通行に限って、配送とかの路上停止だとか駐車の車もどっさり居はりますのでね、ただでさえ車一台分通過できるかの細い場所に、自転車と車と歩行者がひしめきあってる感じでございます。

そ んでもって車も自転車も歩いてるリーマンの方々もみんな急いでるので、まあものの見事に道を譲るなんて余裕は皆さん無いようでして、離合ぎりぎりでもとり あえずいっちまえーー!ってな気合いの入れようでみんなで突っ込んでくるので、見てる私のほうがヒヤヒヤしますですよ。はい。

まあ幸いな事に、私はこの10年ほどは車に轢かれるって事は経験してませんけどもね。もちろん今後もする予定はありませんけども。

でもそんな細い路地を、わざわざ空ぶかしして威勢良く飛ばしてる車を見てますとね、まあ会社の商用車なんに、そこまで自己主張してもしょうがなかろうに。。とか思う訳なんですけどもね。だって音だってそないにカッチョイイ訳でも無いのに。

前にとある京都市の南の方で働いておりました時には、国道一号線に面した場所で働いておりましたので、もちろん色んな車が走ってるのを色々見てましたけどもね。

私はその時は車には殆ど興味はなかったのですが、「ああ、車ってカッチョエエのもあるのね」と思わせた事がありまして。

いつも決まった時間とかってわけでは無いんですけども、だいたい夜のちょい遅い時間になりますと、決まってその私の勤務先の前を通り抜けていく車がありましてね。

その時の勤務先の前は、ちょうど一号線に交差する交差点の角にあったんですけども、一号線に向かってずーっと長い直線と下り坂になってましてね。

で、 もちろん天下の一号線ですから、交差点の信号も一号線側の信号が青の時間のほうが長いので、行ける時に行く!って感じで、皆さん車もバイクも、結構なス ピードでその直線と下り坂を走ってきて、そのままいかに早く一号線に曲がっていくか。。みたいな走り方してる車も多かったんですけどもね。

まあでもそんな光景見てましてもね、フーン。くらいにしか見てなかったんですけども、でもその車はちょいと事情が違いまして。


まあ夜しかその車は走っては来ないんですけども、でも夜でちょい静かな時間だけに、まだ見えない直線の向こう側から走ってくる音が聞こえるんですけども。それがバイクか??というほどにものすんごい甲高い音でしてね。

し かもその高音でブン回してる状態のまんま、そらもうエゲツナイスピードでその坂を下ってくるんですけども、そのままテイクオフか??と言う程のスピード。 というかそんな速度でその坂下ってきたら、絶対にまっすぐ行くしかありえないだろうって言う、目測で絶対120〜150くらいは出てると思うんですけど も。

で、 下り坂を下ってきて、もう少しで一号線の交差点だよーーってとこで、こうガシューーって音がするくらいにハードにブレーキをかけて、何速までギアあるのか 知りませんけども、鈴鹿のシケインに飛び込んでいくF1のごとく超甲高い音で、ハイスピードギアダウンして、これまた信じられん距離でギリギリ曲がれるく らいの速度まで落として、ほとんどザ=====ってドリフトしながら一号線を右折してくっていう、真っ赤でベタベタに低い車がおったのですけどもね。

ま あ私も普通に色んな車もバイクも見てますのでね。よっぽどで無い限りは「ああ、またそんなイチビッタ運転してからに。どこの小僧じゃ」程度のもんなんです けども、その車だけは速度とかブレーキの掛け方とかエンジンのギアダウンの音とか吹け上がりの音とかが、どうにもこうにも色んな意味で次元が違いすぎまし てね。

ま あどっからどうみても無謀運転ですので、警察の中の人に見つかったらただ事じゃ済むまいていう運転ではあるんですけども、にしても音が凄まじく甲高い。そ して絶対に日本車ではなかろうに・・・と思ってちょっと調べたら、それがフェラーリっていう超高い車で、しかも少なくとも一軒家2件分くらいの価格だと言 う事を知りまして余計に興味が湧きましてね。

そんな超高級な車で、あんなイカツイ運転してどこの頭のネジ4.5本外れた道楽息子が運転しとるんじゃ??と言う意味でもものすご興味湧いたんですけども。

で、いつも夜なんでどんな人が運転してるのかは全く見てなかったものですのでね、一回通りすがる時に見てやろうと思いまして、そこからいつ通っても良いように、夜になるといつでもすぐに外に飛び出せるように待機して、ワクテカしながら待ちましてね。

で、あの超甲高い排気音が遠くから聞こえて来た!と友人と一緒に表に出て、歩道からかぶりつきでそのフェラーリの運転手を見ておったんですけどもね。髪の毛真っ白で、これまた白い髭を蓄えたいい年のじいちゃんが夜なのにサングラスして乗ってましてね。

で、私ら5人くらいでかぶりつきで見ておったんですけども、その前をすごいスピードで通り過ぎる時に、前後輪ギャリギャリ滑らせながら、サングラス越しにこっち見て、「ニヤリ」って笑いやがったんですよこれまた。

まあどんな若造が乗ってるんか?と思った私らは思いっきり良い意味で期待を裏切られたわけなんですけどもね。

まあそのジジイのかっちょよいこと。まさに超不良中年ですな。

そんなこんながあって、私も車に興味を持ち始めたってわけなんですが。

今日もその細い一方通行の道を余裕なく意味も無く飛ばして走ってる車を横目に、あのじいさんはドリフトしながらこっち見て笑ってたぜい・・・えらい違いやなあ・・・なんて思ってしまった私なのでした。

忙しそうに細い道飛ばしてるリーマンの皆様。かっちょ良くはありませんぜ。もっとクールにいきましょうそうしましょう。

まあそのジジイがどんな人なのか全く持って知ることはございませんでしたけども、でもそないな超高級車をまるで玩具みたいに運転するのは普通じゃあ無いですわね。

多分私には一生運転する事のかなわない車でしょうけども。まあでも死ぬまでに一回くらいは運転してみたいかなあって思ったり。

というかフェラーリってあんな音するんだってのは、てっきりレースカーだけだと思ってましたのでね。まさにカンツォーネって言う人の気持ちがわからないでもない。それくらい超甲高い音。あの音だけでも運転する価値はあるのかもしれませんが。

今日日バイクだってあんな音でなかなか走れませんですよ。うんうん。

まあ京都市内を走る車の方々、お忙しいのはよくよく解りますけども、そんな無謀に急いでなんか引っ掛けたらそれこそ忙しいでは済まなくなりますですよ。

ほらほら一休さんも言ってたでしょ、一休み一休みってね。

ファミマでシロクマでも買って食べながら、一息つきましょうそうしましょう。



てなわけでそんな飛ばしてる車に注意を払いつつ、今日も無事に出勤して仕事をしております私なのですけども。

ア ルバムを作る時でも、広告を作る時でも何を作る時でもですね、色んな物を作っていますと、昔の自分の作ったものだとか、それよりもっと前に、先人達が作っ てたものってのを見返したりして、そっから何か良いアイデア無いもんかいねーって思う時ってあると思うんですけどもね。

特に今日日の年末とかだと、大掃除したりだとか整理整頓する機会も増えてきますので、そういう時に何かを見返してみたりだとか、思い出したりする事ってのも沢山有ると思いますが。

私も製作者の超端くれですけども、まあ悩むって程でもありませんけども、歴史は繰り返すって言う言葉があるくらいですので、本だとか資料だとか、そういう物を見返して何かネタ的なものは無いのだろうか・・・という事は多々ありましてね。

でも昨今のインターネッツの世界だと、結構新しい物ってのは探しやすくてすぐに見つかるんですけども、以外と古いものってのはそうそう簡単に見つかってはくれないものでして。

その得たい情報がマニアックになればなるほど、どんどん見つかりにくくなるように思えるのは私の気のせいだけでは無いと思うんですけどもね。

特に広告といいますものはですね、大量生産大量消費の代名詞みたいな物でして。世の中に沢山出回っておるものの、それのアーカイブを探すとなると、結局大学の図書館だとか、資料館に直接出向いて探すほうがより多く見る事が出来る事も多々ございます。

でも、そんな時間も暇もコッチにはねーんだよ!!という人も多いと思うんですけども、私も一つだけそういったアーカイブを作ってるサイトさんを知ってましてね。

広告自体に興味の無い人が殆どだと思うんですけども、だからこそ貴重だったりするんですけどもね。

この記事の一番上の画像は、かの有名なミューシャさんのJOBというタバコの、これもれっきとした広告ポスター。

まあ今となりましては、美術品としての価値のほうが上になってますけどもね。

でも、こういう有名な「作品」とまで言われるものは頻繁に見れるとしても、それ以外の、歴史の中ですでに埋もれて行ったものの中にこそ、実は探してるものがあったりします。


そこでこの

http://www.vintageadbrowser.com/

さんなんですけどもね。


一見するととても地味なサイトさんですけども、実はこの中にものすごい膨大な量の広告がございます。

こちらのサイトさんはですね、1800年代からほぼ現代までの広告を、ジャンルや年代に分けて閲覧できるって言う、とてもとても貴重なサイトさんでしてね。

この画像のトップページに書いてありますのは、とりあえずジャンル分けされたメニューの数々。

車や家電、食べ物にアルコール、ペットから航空会社、クリスマスまで、色んなジャンルがございますです。

でもって、外国のサイトだから、日本の広告は無いんじゃないの?と思うかもしれませんけども、チャンと古いのでも日本の広告も入っておりますよ。

でもってミュシャさんのJOBのポスターはですね、ジャンルの中のシガレット・タバコの中の、1890年のとこに入っておるのですが、一番古いので1800年くらいのからが集められておりますので、当時にどのようなポスターだとか、告知をやってたのか。とか、どんな物が当時流行ってたのか。みたいな事も色々解る事が多くて、広告に興味のある人だったら面白いんじゃないのかと。


で、私はこちらでよくどのジャンルを見てるのか?という事なんですけども、Perfume
まあいわゆる香水ですね。これをよく見てますです。

香水の宣伝って以外と新しくてですね、掲載されてるのは1890年から以降しか無いのですけども(タバコは1800年から)それでもざっと100年前ですので、まだ印刷技術も確立されてない頃からの広告というのはとっても貴重。でもって当時の美しいとされる女性像みたいなのもよく解るので、とっても色々参考になったりします。

Mavis Talcum Powder Vivaudou’s, USA (1910)

アメリカの1910年のこれは・・・パウダー?

まあ随分と古いものですので、既にこの写真も色褪せてるもんなのかもしれませんけど、バックのグレーがとっても素敵。パッケージとか容器もいかにもその当時の物って感じがして良いすなあ。






Mitsouko by Guerlain 1960

1960年と、大分と年代は先ほどのと比べて新しくなりますけども、それでも私の生まれる随分前。

でももうこの当時くらいから、こういう思い切ったイメージ広告が流行っております。

一見真っ黒に見えて地味かもしれませんけど、町中にこんなポスター貼られてたら今でも超インパクトありますよ。レイアウトがまた絶妙ですなあ。



CHANEL ANTAEUS 1980

こちらはもっと新しいシャネルのメンズスキンミルク。

1980年なんでもうここまでくると写真メインの広告ばっかになりますけども、人物中心の中でひときわ目をひくのがコレ。

パっと見ててもよく解んないかもしれませんけども、よくよく書いてある文章と写真を見てますと、この写真にどういう意味とか解釈が込められてるのか良く良く解ります。

結構思い切った事やりますな。というかここまで来るとサブリミナルにも近いような。

でも昔からシャネルさんとこの広告って、こういうエロのイメージギリギリセフセフみたいなものも結構あるんですよね。チャレンジャーや。



てなわけで、私は図書館とか資料館に行くのは基本ヒキコモリなので、こういうサイトさんから色々勉強させて頂くのでございました。

今回は化粧品でしたけどもね。見てて単純に面白いなあーて思うのは、やっぱコカコーラさんですかね。

一個の商品の広告をずーっと歴史を追いながら見ていけるので、ビンテージ感満載のものもゴロゴロしてますのでね。「ああ、このポスター欲しいなあ」ってのも沢山あると思いますけども。

実際お店とかで売ってたりしますのでね、複製品とか、あとジグソーパズルとかにもなってましたっけか。

いずれにしても、色んなジャンルの広告の時系列で見れるってサイトではかなりの見応えがありますので、興味のある方はどぞどぞ。


香水の広告というか、他のもんでも1890年代とかの広告て、結構面白い線とか、告知の打ち出し方に工夫がされてたりだとか、印刷も写真の技術もそんなに一般化してませんから、今では想像できないような表現方法で告知しようと試みてるのが見ててわかるんですよねえ。

歴史は繰り返しますので、ものすごい古い広告の中に、今使えるアイデアが沢山埋まってたりする事って多いんですよ。これまた。

なのでこういったサイトは本当に貴重で貴重で、できることならずーっと残しておいて欲しいなあと思ったりします。


ちなみに1900年のタバコのページにある、1902年に作られた京都の外村商会さんのたばこのポスター。

どうっすか。めちゃイケテルやないすか。

肝心のタバコの銘柄名はなんて読むのか私には正直わかりませんけども。このイラストがまたスゲエイイ。

タバコのジャンルだけじゃないですけど、年代の古いとこにもこういう日本のポスターも少ないですけどございます。頑張れ日本のポスター。



そんなこんなで、今日は私の資料別館となっていますところのサイトさんのご紹介でございました。

広告ってね、どんな物でも広告ですけども、今はインターネットと連動してどうこう〜って言わはる人多いんですけども、やっぱポスターとかって、それ単体でどんだけ勝負できるんかーみたいなとこがオモロいと思うんですよね。

私みたいなのは不器用貧乏なんで、インターネッツを利用してってのがどうにもこうにもマンドクセく感じてしまいまして、そんな事考えるんだったらポスターだけでドーンって勝負したらイイじゃない?とか思ってしまう時もあるんですけどね。

まあそんなこんな色々を今日もブツブツ言いながら、ボチボチ作業しとるわけでございますです。はい。

もうちょいしたら、今度は正月休みのシャッター締めたあとに貼付けるあけましておめでとうポスターとかも作るんでしょうねえ。と今から予測済みの私なのでした。

じゃあまた仕事に復帰しますかね。

また明日でございますー


ではでは〜 ナスヴィーデニエ

スロベニアの人じゃないすよ。

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