2010年9月27日月曜日

カラーイメージスケール


別に人は写ってないのだけれども。

でもこんな風に間接的に人の感情を映してある写真が大好き♪


だって、なんとなく詩的でしょ?んなことないですかね?



そんな私はいつもアルバムレイアウトの時に、カメラ目線のカットよりもこういう印象的なカットを選びがちなので、一部のカメラマンからはちょい不評を買うこともあったりなかったりして。



だってー。カメラ目線ばっかりのアルバムて、なんとなく単調でしょ?


たまにはこういうイメージカットあってもいいんちゃうかなーとか思うんですけどね。


そりゃ、全然カメラ目線無しってのはダメダメーですけどね。

でもこういう間接表現て、ある意味日本人的な奥ゆかしさみたいなのもあるんちゃうかなーとか思うんですよ。



まあでもどんなカットを重視するんかなんてのは、最終的にはお客様の希望によるところが大きいので。

ですのでそれを気にいってくれたお客様が喜んでもらえるのが何より大事なんじゃないのかと。そんな風にいつも完結するのであった。


なのでカメラ目線も、そうじゃないカットも、色々選べるよにカメラマンさんには頑張ってほしいもんですね。はい。


にしてもデジカメの高解像度データを1300枚、古いマックさんで読み込ますのは時間がかかりますなあ・・・



と、たまにはいきなりアルバムについてブツブツ呟いてみたりして。

いやいや、ただ単に仕事してるよーてアピりたいだけなんですけどね。

社会人にはこういうアピる能力も重要ですよねーー





どもみなさんこんにちわー。



天気予報は京都は昼から雨ってことでして。

涼しく・・・というより最近は寒くなるのかな?と思いきや、予想以上に気温が高くて熱くてですね。

ちょい汗ばみながらの出勤で疲れてしもた感満載のNAWOでございます。


ポケモンはやっと4つ目のジムリーダー倒しました。

電気属性のポケモンつえええええ。二回負けましたけどね。三度目の正直でなんとか勝ちましたですよ。

育てるポケモン吟味する時期にきてるということか・・・ムムム。



今日はしょっぱなからアルバムの写真について色々喋ってたりしてるんですけどね。

といいますのも、今新しいアルバムの、お客様紹介用のパンフレットみたいなものを作っておりましたもんでして。

全ページをA3の大きさにペタペタ貼付けていって、このアルバムはこうこうこういう特徴で・・・・って説明するためのもんなんですけどね。


あらためて作ったアルバムの全ページのレイアウトとかマジマジ見る機会というのも、実際は本番のアルバムを制作するのに追われてる事もありまして。そんなに無かったりするんですけどね。


で、そんな作業をしてますと、自分で組んだアルバムの写真の好みですとか、色合いの好みとかが案外解り易いのね・・・なんて感じましてね。

それで冒頭でブツブツ言ってたりしたんですけど。



でもってそれを見てまして、もう一個解り易かったのが

「色」

のセレクトというか。写真をレイアウトする際に使ってる、背景ですとか挿し色の好みとかもあるなあとか思いまして。


色というのはまあ本当に重要ですよね。

写真がメインのアルバムですので、あくまで写真を引き立てるって意味には何ら違いは無いのですけどね。


でも同じ写真でも、無地の白地に一枚配置されてるのと、真っ黒の上に配置されてるのでは、全然印象も違ってきますからね。



今となっては本当に色んな業者さんが色んなデジタルアルバムを作ってらっしゃいますので、

「ブライダルアルバム」ですとか「ウエディングアルバム」とかで検索すると、日本国内だけでもスゴイ量のサンプルが見れるわけなんですけどね。


多いのはやはり、カメラマンの方が直接、アルバムも編集されてるって物が多いんですけども。

そういうアルバムはやはり写真を最大限に重要視しますんで、大概何もない白か黒のバックに、写真がシンプルに配置されてる。というのが多いように思います。



でもって、私なんかはアルバムを作る際に、そこまでシンプルにはしないのですけども。

写真だけでレイアウト完結するアルバムももちろんありますけどもね、写真単体の説得力とか、それは写真に任せておりますけども。

でもその写真を並べて、レイアウトしたものがアルバムなので。

そのレイアウトした時に、少しでもストーリー性ですとか、その時の記憶の美しさを、全体の流れの中に留めるために色々手を加えたりしますです。


その中で、色をどう選択するのか・・・というのは、毎回色々悩む所なんですけどね。

たかが色。されど色ですんで、その色目によって、見る人が受ける印象はがらりとかわりますので。



そんな時にはですね、私も個人で色々ああ感じるこう感じると言っても、それが私個人の好みオンリーでは見る人がどういう印象を持つのかが把握しにくいので、

「カラーイメージスケール」

という一冊の本を少し見て参考にしたりするんですけどね。


その小さな、ちょい古い本なんですけども、それには色の組み合わせによって、見る人にどういう印象を与えるか?という事が色々書いてありまして。

本だから鵜呑みにするわけではありませんけどね。一般的にどう思われるのかな?という所で、参考にしています。




外国のウェディングのサイトさんとかですと、個性を重視するお国柄だからなのかどうかは知りませんけども、

「ウェディングカラーテーマ」

というものが沢山掲載されてましてですね。


1つのテーマに従った、単色のカラーをどのようにウエディングの現場に生かしてコーディネートするのか。の参考にできるよにって事みたいですけどね。


その紹介されてるカラーテーマと、先に話しました本を照らし合わせてみてますと、色々面白い事が解ったりします。



実際に照らし合わせて何個か紹介しますと、




カラーテーマ:
「ピンク&チョコレート」


淡いピンク色とチョコブラウンの組み合わせ。

甘〜い感じ。一目見て私の連想は

「いちごとチョコ」

・・・アポロ??


で、カラーイメージスケールですと、

ピンクは「肌触りの良い」「ロマンチック」「うららか」「可憐」をイメージ。

チョコブラウンは「伝統的」「重厚」「堅実」をイメージ。

うむうむ。なるほど。

ピンクだけだと、甘いけど子どもっぽくなるとこに、チョコブラウンで重厚さを感じさせて、そこでブライダルのエレガントさを表現すると言う事ですかね。




次のカラーテーマ
「ティファニーブルー&レッド」


エメラルドグリーンと赤色ですね。


ミントアイスのイチゴソースかけ。以上。


いやいや、そうじゃない。


こちらは

テぃファニーブルーは「清潔」「さっぱり」「みずみずしい」

レッドは「刺激的」「トロピカル」「派手」をイメージするそうで。

組み合わせの解説には、

「色相の効果が増幅し、非常に華やかで楽しい、かわいらしい」となるそうです。

確かにさわやかな中にちょい刺激チックで。でも色見てるだけでも確かに楽しそう。




そして最後のカラーテーマ:
「パープル&スレート」

これはあんまり見ない組み合わせですね。


テーマとしては深紫と濃い紺灰ですけども、写真を見てますと意図的に緑を使ってるような気がする。


パープルは「荘厳」「円熟」「古典的」。

スレートは「理知的」「重厚」「権威」「フォーマル」をイメージするそうです。

その本の解説によりますと、

「紫もハードになると、優雅さや上品さにやや欠けるが、古典的で伝統的になり、円熟した味わいをもってくる。寒色系のスレート等との組み合わせでは、奥ゆかしく、崇高な感じがし、荘厳なイメージを出しやすい。」

とあります。

なんとなく写真もアジアンテイストなのは、そういう「奥ゆかしさ」みたいなものを意識してるのかな?とか思ったり。


緑を意図的に使ってるのは、スレートとパープルで荘厳になりすぎるイメージを、馴染み易いレベルまで引き下げるために使われてるのでしょうね。

この二色だけの組み合わせだと、ブライダルには少し重々しくてつらいかも。


ちょいと写真全体の雰囲気がエスニックに感じるのも、紫色の効果なのかな?




これらは実際にテーブルコーディネートですとか、装花とかも含めて1つのテーマに沿って組み立てていくっていう、アルバムとはまた違う事なんですけどね。

でも客観的に見て、その色やイメージがどのような目で見られて、どう受け止められるのか。というのはやはり何事にもごっつ重要でありまして。


有名なとこでは、飲食店さんで赤を多用する理由に、お客様の回転率を上げる目的があったりとかは知ってる人も多いと思うんですけどね。

色ってのは無意識に、人を動かしたり、思わせたりする力がありますからね。そこが面白いんですねこれが。



ちなみに本の中身はこんな感じ。

各色の特徴やどういうジャンルによく使われるか。

どういう組み合わせがどういう効果を生むかなんてことまで色々書いてあります。


ま、狙ってる色の効果を調べるのもいいんですけどね。

全然関係ない色の解説も読むと、面白いので読むのが止まらなくなったりします。本末転倒。。


A5のちっちゃい冊子ですけどね。面白いですよ♪




まあ基本的には、撮影される現場さんの雰囲気とか、写真の色とかも参考にして、あとはフィーリングでアルバムに使う色を決めてかかるんですけどね。

背の高い荘厳な白い教会での神聖なチャペル式の写真に、かわいらしい色とかはなかなか合わせずらいものですのでね。


でもお客様の希望とあらば、それらしく見えるように最終的にはなんとかしますよー。


ま、そういうコチョコチョした小細工も、実はアルバム編集やデザインには結構重要だったりするんです。はい。



お客様からすれば、どの一冊であったとしても、その人達だけの一冊には違いありませんからね。

私としましてはどうやったらその2人だけの一冊感を高められるのか。

またこのカラーイメージスケールの本とにらめっこしながら、色々考えたりしますかね。



あー、ブログ記事書いてる間に、だんだん京都もどんよりしてきましたねえ。

こりゃ一雨くるかな?

雨の降ってる時の、あのグレーな感じも結構好きだったりするんですけどね。
濡れなきゃって限定付きですけども。


今日は全国的にどこも雨らしいので、皆様傘の置き忘れには重々ご注意を。
といいつつ、一番忘れる率の高い自分自身に言い聞かせるのであった(汗)

ではではお仕事に復帰いたします。

ごきげんよおー

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