2011年7月27日水曜日

Ribbonesia



遊び疲れて眠るの図。



ども。皆様こんばんわ。

本日もこの暑い中、そう言えば昨年は勤務先の冷房が壊れてドエライ事になっていたなあ・・・と回想しつつ、今年は非常によく効く冷房さんのお世話になりながらシロクマを食べるという私服の一時をすごさせておりますNAWOです。



まあでもね、なんかこの前の台風6号さんが行ってからというもの、昼間は結構暑いですけど、夜はなんだか涼しいような気がしてみたり。

夜も10時回るくらいになってきますと、その気温の低さもあいまって、ちょい秋の気分になったりするんですけどもね。


とはいえまだ7月で。夏も始まったばっかりですので、朝は猛烈な暑さとクマゼミの目覚ましで叩き起こされる訳なのですが。



毎年京都の夏ってのは本当にウットウシイもんでしてね。

何がウットウシイって湿度がものすんごい高いのと、風が吹かないのが原因だってのは百も承知なのですが。

それが今年はなぜかマシなんですよねえ。

なんで日中であっても、木陰みたいな場所でそよそよ風が吹いてましたら結構涼しかったりするんですけども。


で、それを普通に「なんて爽やかな夏の天気なんでしょ♪」とか言うふうに素直に受け止めてりゃいいんでしょうけど。

私はいかんせんヒネクレモノですのでね。


「今はこうやって油断させておいて、8月に入ったら恐ろしい猛暑で困らせようとしているに違いない。違いない。違いないったら違いない」

お天気の神様にそのうち裏切られるに決まっておる。

と恨み節炸裂の陰々滅々の方向にどうしても考えがちな、ネクラな人間性がこれでもかと炸裂する我が心の内ですけども。

いいんです。どうせネクラなヒキコモリ製作者ですのでね。フヒヒ。



正確はネクラでヒキコモリかもしれませんけども、作ってる時はそんな事はございません。

なんてったってブライダル関連。

華やかさと繊細さと可愛さと。人生の一番良いとこどりな一瞬を切り抜いて保存する仕事でございますので。


そういう時は見た目も正確も年齢も性別も何も関係なく、ブライダルモードに突入して妄想暴走状態で作成しておりますので。



なのでおそらく私の見た目からは想像できないような物が作られていたら良いなあ・・

というか、まあ普通ではありえないですけども、私の作った何かを見た人が、たまたま何かの都合で製作した私を見て、おおよそ私が作ったとは思えない。と言わしめるのがささやかな野望だったりしますので。


でも一番重要なのは、仕上がったアルバムなり何なりを見た人が、見た瞬間笑顔になったり、大事にしよう。と思ってもらえる事なんですけどもねー。



それに付随して思い出したんですけども。

前にとある結婚式場さんに入ってる写真館さんの、商品紹介パンフレットを作りまして。


全て両面フルカラーで、その式場さんのテーマカラーというのがありましたのでそれを基本色にし、写真屋さんのパンフレットなので表紙は全面ほぼ1枚の写真。裏面に詳細の説明と小さなデータ写真を並べる。という作りで作っておりまして。


4か5種類くらいご依頼頂いて作らせて頂いたのですけども、その中でも俗に言う、

「スタジオ写真」

のパンフレットを作りました時にですね、

表紙の写真を決めて、ロゴだとか色々パーツを配置して、高級感とシンプルさと、あとは写真はウエディングドレスのモデルさんの、伏し目がちな恥じらいの表情をアップで配置して、かなり印象的にはなったのですけども。


・・・何かが足りない。何かが。


まあタイトルもサブも、キャプションとかも全部入ってるのですが、イマイチ印象的になってないのが何なのか・・・

と思って、ちょい考え過ぎてイネムリしながらフと思いついたのが、


「何か印象的なキャッチコピーが入ってない」


という事で。


私は別にコピー考えてご飯食べてる訳ではありませんけども、実際は文章考えたり、言葉遊びするのも好きなもので。

下手の横好きで、そういう場合には何か考えたりするんですけどね。



スタジオ写真って言うのは、まあ簡単に言いますと式場の中のあのライトだとかストロボ設備の設置してあるところに、新郎新婦二人だとか、あと雛壇て言う階段状になったとこで二人のそれぞれの親族を集めて集合写真撮ったりすつトコなんですけども。

今はデジカメでのスナップ撮影が全盛でして、昔のように大きいフィルムでのスタジオ写真というのはだいぶと廃れてしまっておりますけどね。


でも、ずっと写真に携わる私のような人間からしますとですね、最終的にその親族の方も含めて、いつまでも一番大事にしてもらえるのが、キチっとポーズなり、セットなりして撮影されたスタジオ写真。

という事も知っていますものですので、そういった想いだとか気持ちだとかってのを何とか短い文章で表現できないもんだろうか・・・・



そう思って考えたコピーが

「20年後に伝える記憶」

だったんですけども。



「なんで20年後なのかが意味不明」

という理由で却下されてしまいましたのを思い出しましたですなあ。(トオイメ)



ま、確かに意味が解りにくいかもしれませぬ。


なんで20年後かと言いますとですね、結婚して、子どもさんが出来て、その子どもさんが成人してさらに結婚して、孫が出来た時にですね、

そのお孫さんに

「おばあちゃんの結婚した時の写真みせてー」

とか言われたりして、見せる写真ってのがスタジオ写真で。


そのおばあちゃんのお母さん(孫からするとひいばあちゃん)とか、おじいちゃんの若かりし頃だとかを見せる事があるんじゃないかな・・

それってやっぱ5年とか10年じゃなくって、20年後じゃないかな・・・


とかっていう、ある意味妄想を暴走させておりまして。



もともとそういう「ん?」と思わせる何かを作った物に忍ばせるのが私的には大好きなもんですのでね。

パっと見た時は意味がよく解らないのだけども、後後で見返してみると「なるほど」と思われるような事が大好物なもので。

それっていうのは作る時にも「ウヒッヒヒヒ」という楽しみもありますけども、見てる人へのちょっとしたプレゼントみたいな意味もあったりします。

気付いてくれたら嬉しいし、気付いた人もちょっと幸せになれる。

よくグラフィックだとかを作る時には絵柄だとかでそういう事を仕掛けたりもするんですけどもね。


その時はやはり直に読めるコピーと言う事もあって、クライアントさんには通じなかったのが今ももって心残りではありますが。。

ま、でも違う形で結局そのパンフレットにはそれっぽい仕掛けを入れ込んだんですけどもね。



そういう「隠しアイテム」的な物というのは、別にデザインとかの話だけじゃあなくって。


例えば私のブログによく来てくださいますhariさんの記事で紹介されてました

「カントリーマーム」のパッケージとか。

よく見ないとわかんないですけど、個別包装の右上に小さい顔が書いてあるんですけどもね、これが色んな表情があったりして。

隠してる訳じゃあないですけど、こういうちっちゃい工夫でちょっと笑顔になれるってのが大好きなんですけどもね。




これは袋に印刷されてるヤツですけども、この他にも何かのパッケージで、例えば思わぬ奇抜な発想の箱だったり。

あとかけてあるリボンが何か解らないけどものすんごい凝ったものだったり。

そういう小さいサプライズってのが、買う人とか貰う人の心をギュって掴んで離さないんじゃないかなー。

そんな風に思うのでございます。



で!そんな話題なのでって訳でも無いんですけども。

知ってる方々で、なんとも素敵なリボンを製作されてる方々がいらっしゃいましてですね。

リボンって言いましても、既にアートな感じなんですが。



RIBBONESIA

前田 麦(BAKU)さんという方が中心になって行ってらっしゃるアートプロジェクト。

名前のとおり、ただただ手作業で曲げたり折ったりを繰り返して、手作業で様々な表現を作っておられます。

そのRIBBONESIAさんのサイトの中から、何点か作品をご紹介。















”単純な折り曲げやねじりによって創り出される動物たちは表情も豊かに、見るものに生命力すら感じさせます。
慎重に選ばれた色の組み合わせと、繊細な手作業から生まれる動物たちは、ふたつとして同じものがありません。
日常的な包装の道具としてのリボンから遠く離れて、前田麦は生命感と楽しさに溢れる新しい世界「リボネシア」を展開していきます。"

http://www.ribbonesia.com/blog/?cat=11より抜粋


確かに既に包装の道具。という一括りではもうありませんです。

作りやすいように特殊加工が施されるにしても、リボンのその組み合わせでこれだけ表情豊かな物が作れるというのは感動しましたね。


というかこんな可愛いリボンが何かに付いてたら、もうそれだけでその場で小躍りするくらい嬉しいでしょうね。

既に小さな幸せは通り過ぎてしまうかも。


ちなみにコチラのRIBBONESIAさんのブログでは、随時新しい作品もアップされております。


最近の作品の中で特に個人的おきに入りはコレ。

Golden Crest
金色のたてがみ

ライヨンですね。うむ。
威厳を感じる。。リボンなのに。。




一応、販売もされておるようです。

リボンとして。というよりも、上のライヨンとかの物はアクセサリーとして販売されておるようですけども。

スタイリッシュなドレスに、豪華なアクセサリーも良いですけども、こういうリボンが付いてたら粋ですねえ。シビれます。



というわけで。

本日は小さな幸せについて・・・ん?何か違う?まあいいか。

作る人も、もらう人や送られる人も、皆が小さな幸せを共有できるような物ってあったらいいですよねえ。

そんな物が作れるようになったら、私ももうちょっとデザインの神様にも祝福してもらえるかもしれません。

日々精進ですな。。うんうん。



ではでは今日はこの辺で。

また明日お会いしましょう。

ごきげんよろしゅう〜




2 件のコメント:

  1. お疲れ様でございますw

    リボン、良いですね♪

    コレは、貰った人みんな笑顔になりますねw

    ホント、友人へのプレゼントにつけたいw


    カントリーマアムはね、美味しいですよねw

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  2. >hariさん

    どもどもお疲れチャソですー

    プレゼントにつけるというよりも、このリボン自体がプレゼントに成りうるんじゃないのか。と個人的には思う訳ですが。

    近所の文房具屋で、市販のリボンを買ってきて試してみたんですけど、感想は

    「ぜってーーームリ。」

    でございました(汗)

    あれはかなりの熟練の技が必要なのと、リボン自体も吟味しないと無理ですねえ。。(トオイメ)


    田舎の母は、スーパーで安売りの時に大袋を買って、半日で消費するのが私のスタンダードです。

    レッツゴーザ糖尿。

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