2010年11月16日火曜日

RAWとJPEGの話 その1




どもども。

フヒヒヒ。どもどもども。



あまりに夜のコンビニに行くのが寒くて、ちょいとテンションがおかしい事になっておりますNAWOです。



どうも最近ですね、食欲の秋のせいなのかどうなのかわかりませんけども、めっちゃお腹空くんですよね。


それが天候のせいなのか、それともただ単に体調が太る事を望んでいるのかよくわかりませんけども。



私、仕事が大好きなものですのでね、一旦仕事場に入ってしまいますと、お昼ご飯てあまり食べないんですけどね。

というか、仕事に没頭してたりしますと、正確には食べるタイミングを逃すと言ったほうが適切かもしれませんけども。


ですけども、朝と夜は結構大食いのバカ食いしますのでね。

多分通常の成人に必要な摂取カロリーの1.5倍くらいの量を、夜1食だけで食べたりするもんですので。


ですので忙しい昼のさなかにあんまり食べる事をしなかったりするんですけども。


ああ、でもですね、お昼食べないのにはもう一つメリットがありましてね。

これ私の中では、結構重要なものなんですけども。

「眠くならない」・・・・いやいや、それは言い過ぎか。

「眠くなりにくい」というメリットがありましてね。

もうね、これは相当重要です。重要。



別にですね、私夜寝てない訳ぢゃあないんですよ。

でも、前々からそうなんですけども、足下がPCの熱でホカホカ温かいのと、最近は暖房もちょいとONにしたりしてるので、事務所の中はほんわかあったか状態がキープされていましてね。


そこでお腹一杯になったりすると、そこから数時間以上は、もう断続して襲い来る睡魔の群れと死闘を繰り広げなきゃなんないわけでして。

死闘っていうくらいに必死で頑張らなきゃなんないので、もうそれこそ仕事どころじゃあないわけですよ。はい。



例えばA3見開きの会社案内を、今から20分で作れーって言われるのと、その断続的な睡魔との死闘で言うと、会社案内をヒーヒー言いながら作ってる方がなんぼかマシなんですわこれがまた。



あやつらはもう容赦ありませんからね。


もう同じ仕事場の同僚に、椅子に座ってペンタブもって、いかにも仕事してます風味な体制のままなんだけども、首から上が意味のわからない程下へ向けて爆睡してたりだとか。


それだけならまだしも、自分の顔の下に、ヨダレのマザーレイクが出来上がってたりだとか。


色々見られてはイケナイものを見られておりますので、いつもいつも頭があがりません。



という、仕事中の居眠りという人生経験の一点突破に関しましては、私はおそらく通常の人よりも数倍経験値を持ってると思うのですけども、

ですので、昼に何か食べるって事は殆どないはずなんですけども・・・



でも最近は妙に、本当に妙にお腹が空くんです。

でも、ガッツリお弁当とか食べ出すと、もう爆睡覚悟になっちゃいますからね。


それも嫌だなあということと、そんなにめちゃくちゃは空いてなくて、何かつまみたいなー程度が多いものですから。

コンビニに行きましてもちょっとしたオヤツだとか、シロクマだとか、そういうのしか買って食べないんですけどもね。



で、今日もやっぱりなーーーんか小腹が空くんですよ。

でもって時間は夕方の4時くらい。


どーしよっかなーー。としばし考えた後、

まあちょうど朝から飲んでた缶コーヒーも飲み干した事だし、軽くちょっとしたお菓子でも買いにいこうかなーと思いまして。すぐ近所のファミマに行ったんですね。


まあお弁当コーナーは華麗にスルーして、お菓子の列に行って色々見てたのですけども。


やっぱり秋だからですかねえ。栗があったんですよ。剥き栗。

あの「僕のおやつ」ってシリーズで。100円くらいの安いやつ。


やっぱ秋って言ったら栗ですよね〜と思って、缶コーヒーとその剥き栗を買って帰りまして。

でもって仕事しながらちょいと摘んでたんですけどもね。



2.3分くらいで全部食べちゃいました。


うーん、確かにまあそんなに量は入ってはいないんですけども。

でも思いのほか早いペースで食べてましたようで。本当にアッーーと言う間に完売御礼。


まあ程よく小腹も膨れたし、良しとすっかー・・・

って思ってたら、超スーパー激ビッグデリシャスに眠くなりましてね。

またもや危うく顔の下に、母なる湖を創造してしまうとこでした。


気がつくと同僚には白い目で見られるし。

いやいや。まったくもって申し訳ござらん。

白い目で見つつも何も言わないその優しさに日々救われております私です。



ただ単にあきれて物も言えないわってだけですかそうですか。



まあまあ、そんな感じで、作業してるフリして居眠りするのもだんだんと同僚にはバレバレになりつつも一向に改善の余地が見られない、重症患者のような私ではございますけども。

でも今日も張り切ってお仕事しておったりしますです。

綺麗な新婦さんも、カッチョエエ新郎さんも見るのは大好物ですのでね。アルバムもそうですけども、何か作ってさえさせとけばご機嫌だという、ものすごい解りやすい正確が唯一の救いでございます故。


でもって、今日の記事のトップ画像は、まあデジカメ一眼を日頃ぶん回している人でなら知ってるであろう、アドビさんとこのライトルーム。

プロアマ問わず、今のデジカメ一眼レフの、RAW現像の代表的なソフトですわねえ。


あ、ここでRAWて何ぞや?という人も居るかもしれませんので、ちょいとだけ超簡単に説明をば。


昔はですね、カメラっていいますと、大きさの違いはそれぞれあるんですけども、フィルムで撮影したものを、現像所に出してフィルム現像をまずしてもらって、同時プリントって言って、紙焼きも一緒にもらえるってのが普通だったんですけども。

今はデジタルカメラ全盛でして。

もちろんデジタルカメラてのはフィルム使いませんからね。メモリーカードとかにデータとして画像が入ってるのですけども。


で、デジタルの一眼レフには殆どの機種で、このRAWデータ撮影という選択肢があるのですけどもね。



普通のコンパクトデジカメだと、なんも考えずにシャッター押すだけで、まあ綺麗な画像がカードの中に保存されてくんですけども、その画像データは

「JPEG」

て言いまして、

ある程度画像データの量は軽量なんですけども、ものすご拡大して見るとほんのちょびっと圧縮がかかってるので、劣化してる画像しか保存されないんですけどもね。

でも劣化って言いましてもね、A4くらいまでで伸ばして普通にインクジェットとかで出力しても、多分見た目殆ど変わらないんですけども。



ですけども、そのJPEGデータと言いますのは、デジタルカメラの中の人が、撮影した後に色々既に手を加えて、最適であろうという状態で完成させた画像データなので。

例えばその後に色々な補正ですとか、色の調整を行うと劣化がどんどん激しくなるのと同時に、写真もものすごく汚くなってしまうという特徴があります。


ですけども、そのRAWデータと言いますのは、 デジタルカメラの中の人が、手を加える前の段階のデータの事でして。

全く何の手も加えてない、大元のデータという事になります。


昔のカメラに例えますと、JPEGデータが「紙焼き後の写真」、RAWデータは「フィルムの現像前の写真」の状態と考えると解りやすいかもしれませんね。



で、結局理屈は解ったけども、そのRAWとやらで撮影して保存する事で、どんなメリットがあるのだね明智君?

という事なんですけども。

RAWデータはフィルムの現像前の状態なので、そのデータを自分で考えてJPEGだとかのデータに書き出す手間が必要なんですけども。

その書き出す時に、たとえばホワイトバランスだとか、色温度だとか、ものすごい幅の広い色の補正も調整も可能なんですね。


まあネガやポジの現像前の状態ですから、色やなんかは調整出来て当たり前と言えば当たり前なのですけども。



なのでそのRAWデータからJPEGやなんかの出力可能なデータに書き出す作業の事を、昔のフィルム現像にちなんで、デジタルデータなんですけども、

「現像する」

という風に言います。




実際に自分でした事のある人は解るかもしれませんけども、

余程真っ白ケッケな写真を撮影したりしない限り、私の知ってる限りでは、凄まじいまでに露光不足で、ほぼ画面前面マックロケッケの写真であっても、ほぼ劣化を生じずに肌色を出す事が可能だったり。


そりゃあ、フィルム現像前の状態と一緒ですから。ほぼどんな状態のマックロでも、多分見たらビックリするくらいに綺麗に現像出来ます。

特に室内光やなんかで、黄色のものすごい濃い濃い色で、まるで黄河の中を泳ぎながら写真を撮影したのか??と目を疑うような写真でも、この現像効果は凄まじく威力を発揮しますのでね。


最初に自分で現像処理やった時は、本当に我が目を疑いました。

それくらい綺麗になります。本当です。



前にも何回か記事にしてたりしますけども、マッシロな写真というのがデジタルデータには致命的でしてね。

逆光だとか、コントラストの強い条件とかになると、どうしても白色が飛んでしまうんですけども。


白色というのは、そこには完全にデータが「0」になってしまうので、どんだけ頑張って現像しようが焼き込みしようが、上から直接色を塗ってやらないと何も出て来やしません。


最近では少なくなりましたけども、婚礼でもデジタルカメラが普及し始めた頃は、やはりカメラマンもデジタルカメラ勉強中の人が多くてですね。

ですけども、どんだけ不慣れだろうが何だろうが、記録はキチンと撮影できないと取り返しが付かなくなってしまいますので。

その頃は皆、わざと安全策で、ドアンダーで、真っ黒っぽい写真ばかりを撮っていた頃もあったりだとか。



まあその現像前の写真だけを見ていますとね、

「これ、撮影失敗してるんじゃあないの?」

と思うような写真ばかりが入稿されてきてたのも多かったのですけども。


それは実は失敗してそうなってるのではなく、カメラマンが安全の為に、わざとアンダーを意識して撮影してたせいもあったんですね。


真っ白な写真でなければ、ある程度までは安全に色を再現できるはず。だけども真っ白で撮ってしまっては、後には何も残らない。

こういう危機的な意識が、そういう撮影状況にカメラマンの方々を向かわせたのかもしれませんけども。


まあ長い事グダグダと書いてますけども、RAWデータというのはそういう特性のある、或る意味、

「大元の本番データ」

だという事ですね。



こうやって書いてますと、

RAWデータのほうがいい事ずくめじゃないの。だったら最初から全部RAWデータでの撮影にしたらいいじゃない。

と思うかもしれませんけども。


このRAWデータにも弱点はありましてね。

その弱点の一番の頭を悩ませる処が、

「データの膨大さ」

という事が一つありまして。


写真データといのは、むろん画像データですので、その画像の中に、どんだけ色の情報が詰め込まれてるのかで当然、容量も変わってきますけどもね。

一言で言いますと、白い写真よりも、黒い写真のほうがデータ量が多いってことです。

まあ写真の内容にもよりますけども、大体一番大きいJPEG画像での保存の、確実に倍以上は大きくなります。

JPEGが大体私のいつも見ています披露宴のキャンドルサービスとかの、回りが暗い状況での写真で3MBほど。

これがRAWデータだと、確実に7MB以上になりますので。


今現在は、保存のメモリーカードも何十ギガバイトクラスも沢山出てきましたけども、調子に乗ってパシャパシャシャッター切ってますと、アッーーと言う間にカードが一杯になるほど。


で、婚礼のスナップ写真というのは、二度と撮り直しが聞かない状況の写真なので、フィルムでしたらそうそう無くすとか、カメラの裏蓋開けない限りは露光してしまってパーと言う事もありませんけども。

デジタルデータはそのカードを紛失してしまいましたら、もうどう足掻いても写真は手元には残りませんので、理想は容量の小さいカードに小分けにするのがいいのですけどもね。



もう一つのデメリットと言うのは、 そのままですけども、現像処理の手間がかかる事。

現像で大幅に調整出来るという事は、その現像に対する色の知識と、ホワイトバランスや色温度やなんかの、専門知識が必須になる事と、

専門知識があっても、周辺機器の環境。例えばその現像データを見る時の、パソコンのモニタの色が、現像されたデータの色とキチンと合っているのかどうかとか。

それと、どんな色だと綺麗で合格点で、どんな色だとダメ出しなのか。それを見極める事の出来る眼と経験。

・・・などなど、思う以上に撮影以外の仕事や知識、経験が必要になります。



婚礼写真の方面ではあまり聞く事は無いのですけども、このデジタル写真の現像処理について、ちょいと前に広告写真の業界では、あまりに手間暇と時間がかかり過ぎるので、撮影したカメラマンに対しての、デジタルデータの現像料金として、別にギャランティーを支払うべきだ!!なんて言う、出版社とカメラマンとの間での訴訟沙汰になるのか?というくらいに揉めた事もありましたけども。


それくらいに、このRAW現像というのは手間暇のかかる作業なのです。

特に広告写真のカメラマンにとっては、死活問題だろうと思いますけどもね。



昔はフィルム現像も、紙焼きも、どちらも撮影者は行わずに、現像所の職人さんが一括してしてくれてた物ですけども、

デジタル化に伴って、そういうフィルム現像の職人さんは姿を消していき、今では京都市内でも、おそらく数カ所しかそういう職人さんの居る現像所はありませんので。


安心して任せていた現像処理を、自分自身でやらないといけないというのは、コストダウンを見込んでデジタルに変えて行ったカメラマンからすると、本当に本末転倒なような気もしますけどもね。



フィルム代金も、現像費用もかからなくなり、色の補正も大幅に融通が効くようになって、便利になってるはずなのに、なぜか睡眠時間は日に日に短くなり、機材にかかるコストは以前と比較に成らない程膨大に膨らんでいく。

そんな悪循環に陥ってるカメラマンの人も、少なくないとか。


まあそんな理由から、万能なようなRAWデータも、そうそう簡単にはいかない訳です。



さあ、あなたがこういうご時世に、カメラマンとして仕事をして、この先も撮影でご飯を食べていくとしましょうか。

そうなった場合に、果たしてどんな選択をするでしょうね。


その選択の色々を、本当は今日記事にするつもりだったんですけども。なんだかお腹の減る話と、RAWデータを熱く語りすぎたせいで紙面が無くなりました。

なので続きはまた無駄話を含めて明日にでも〜


私もですね、今は自分でカメラは持ってませんけども、最後に愛用してたカメラは、今は亡き、NIKONのF4でございました。

モノクロフィルム中心で、好んでモノクロ写真ばかり、もうアフォですかと言わんばかりに撮ってましたけどもね。

その頃はお金も無かったので、バイトしちゃあ、長巻きのフィルム買って、暗室でパトローネにマキマキして、自分でフィルム現像したり、色々してたんですけどねー。

ま、その頃から比べたら、ものすごい写真を取り巻く環境も変化しとるのね・・・と人事みたいに言ってますけども。


時代に対応するってのは、お腹も減るし、お金も減るもんでございます。

あーナムナム・・・


ひとまずこれにて今日はおわりー

また明日でございます♪

ではではー アディオース♪

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