2010年6月19日土曜日
その差、約23cm。
どうもみなさんこんにちわ。(´∀`)
おとといは暑くて寝苦しかったのに、昨日は大雨で寒い夜だったので、あわててジャージ着込んで夜寝たら、朝サウナかというくらい汗だくで、まだ一日始まったばかりなのにもう既に今日の分の体力は使い果たした感の強いNAWOです。
もうね、寒暖の差でやられる。
でもそんな年寄りじゃなくってよ。(`・ω・´)
上の写真はアメリカの写真家さんでケイトさんという方の写真。
ウエディングも含めていろんな写真を撮られてますが、少し色褪せたような、なんとなくトイカメラで撮ったような懐かしみのある、あったかい写真が多いです。
中には結構ハードな写真もあるんですが、いずれにしても個性的、でもってステキ。
私の好きな、モノクロ調の粗粒子チックな写真もあったり。
上の写真もこの写真も一応ブライダルフォトなんですが、おおよそそういう風には見えませんねえ。
こんな写真達でアルバム作るっていうのは私は今まで経験ないですけど、エディターとしては、こんな個性的な写真たちでアルバム作れたら楽しいだろうなあ。。
なんて夢は昔からあったりします。(´∀`*)
まあ、どの写真も、今私が日頃作っているブライダルアルバムの中の写真と比較すること自体が間違ってるんですけどね。
この方の写真はすでにスナップとかではなくって、どれも作品なんでしょうね。
ある意味、アートなのだと思います。
普通だったら右みたいな写真、即効でアウトですからね。
中身見えてますから。。
でも粒子感がとっても美しい・・・・(´∀`*)
とにかくどの写真もとてもきれいなので、興味のある方は一番上の写真の下の文字リンクから見に行ってくださいね。
ブライダル以外もすごくきれいですよー
さて、私のこのBLOGなんですが、ご存知のとおりGOOGLE先生とこでやらせていただいておりまして、もちろんGOOGLEアカウントが無いとできませんので、私も持ってるわけですが、
GOOGLE先生は無料で色んなWEBサービスをされてますので、アカウント取得すしますと、今まではあまり興味も無くて使わなかったサービスも使うようになります。
その中でも、このBLOGも含めて利用させて頂いてるのが「Google Analytics」というサービスなんですけども、一言で言うとアクセス解析です。
誰が私のこのBLOGを、何で検索してはるか、みたいな事が色々解りますので、日頃はとっても参考にさせていただいております。
昨日も何で検索されているのか色々見てますと、随分前に「背の低い新郎」というので検索がかかってまして。
世の中にはそういう事で色々調べてはる人がいるねんなあ・・・(´・ω・`)
と思ったときに、割合最近にアルバムを作らせて頂いた、とってもキュートな新郎新婦さんを思い出したので、今日はそのアルバムのお話でもしようかと。
まあ、そのキュートなお2人っていうのは、検索ワードと一緒で、「背の低い新郎」と、「とっても背の高い新婦」なんですが。
どれくらいかっていいますと、写真で見てる感じでは、新婦がおおよそ身長175cmほど、新郎が多分150cm代前半くらい?な、見た目ですっごい背の高さの違うカップルでした。
Yahooの相談コーナーとか見てましても、背の低さで悩んでるっていう相談がものすごく多かったり、逆に彼女の方が、好きな彼が自分より背が低いがどうしたらその人のプライドを傷つけずに接することができるのか?みたいな相談があったりと、結構身長で悩んでる方は多いみたいですねえ。
日頃から私も相当数アルバム作っていますが、結婚式の時は大体が新婦のほうが、髪型をボリュームのあるセットにしたり、背の高いヒールを履いたりしますので、新郎新婦さんがあまり身長差が無いようですと、大体が新婦の方が大きく見えます。
しかも最近の女性は皆、頭もちっちゃいですからねえ。。皆身長があっても、一人写しの写真では、そんなに大きい人には見えないんですけどね。
でも、2人写しで一緒に並んでると、新郎の方がほんの少し、新婦よりも低いかな?くらいの事は、意外と多いもんです。
ですが、その印象に残ってる2人は、上にも書いてますように、ほんとに大人と子供くらいの身長差がありまして、ある意味見た目すごく新鮮だったのを覚えています。
ですがこれがまた、新婦さんがものすごくきれいな方でして。でもモデルさんとはちょっとちがう、なんてゆうか多分スポーツとかしてはった感じの健康美人さんて感じですかね。
目鼻立ちもくっきりで、堂々とした姿が印象的な新婦さんでした。(´∀`)
いや、別に筋骨隆々ってわけじゃあないんですよ。ただスポーツやってらっしゃった人ってのは、こうなんていうんですかね。背筋の伸び方がピーンてしたはるじゃないですか。そこがカッコイイなあと思いました。
で、新郎のほうはというと、身長が低い方だとフロックコートを着たりして、結構服装とかでそれをカバーしたりすることもあるんですが、変にそれを気にすることもなく、普通のタキシードでこちらも堂々としてましたね。
でもやはり身長低いので少し頭が大きく見えて、カワイイ感じはめちゃあります。
でもそこがよかったりして。(´∀`)
で、まず挙式ですが、チャペル式でして、2人並ぶと身長差がものすごいのですが、挙式は必然的に2人で並ぶことが多いです。
なんでときには式場側で踏み台用意したりするとこもあるみたいですが、今回に限ってはそんなものはなく、その身長差のままで式は進行していきました。
で、入退場時に新郎新婦でバージンロードを歩くんですが、
新婦に新郎が腕を組んで歩いてる!Σ(゚Д゚)
言葉で言うとよくわからんのですが、普通、新郎側の腕に、新婦が腕を添えて2人で歩くんですが、この2人は逆でした。
簡単に言うと新婦側が新郎をエスコートして歩いてるかんじ。
最初「をおおお?」と思いましたが、何しろ身長差があるので、実質よく考えたらそいう方法が一番自然なんかなと。
で、またその姿がよお似合ってる。新郎もなんか嬉しそう。(´∀`)
もちろん新婦も嬉しそう。(´∀`)
でも誓いのキスのシーンでは、新婦がすごーくかがんでベールアップしてたと思います。
ん?どうだったかな?ベールアップしてたかな?
もしかしたらベールアップしなくてもいい、マリアベールだとかそんなんだったかもしれん・・・
で、キスの時はどうしてたかっていうと、これがステキでしたねえ・・・・(ノ´∀`*)
今でもその写真のカット鮮明に憶えてますけども。
まあ普通の流れだと、新婦がちょいとかがんで前に少しお辞儀する形になって、新郎がベールをアップして、そのまま手を新婦の肩に添えて、見詰め合って頬に・・・てのが一般的?というかよく見る一連の流れなんですが。
その2人の時は、2人で手をとって見つめあって、キスどうすんのかなあ・・・・と思いながらみてたら、新郎が新婦の手をとったまま少しひざまずくようになって、新婦の手の甲にキスしてました。
これがまあなんともカッコイイ!私の中では最近の挙式のキスシーンの中で1.2位を争うかっこよさです。(ノ´∀`*)
なんとなく、昔の童話のワンシーンみたいでして。背筋を伸ばして新郎を少し下に見つめる新婦と、晴れの舞台に躊躇無くひざまずいて誓いのキスをする新郎。ものすごく絵になります。
まあ、世の中にはつまらんプライドとかでそんなことできるかあ!てな男性もおるんでしょうけどね。
そういう大舞台で躊躇無く自分を小さく見せることが出来るその度量に、「ああこの人は見た目じゃなくて、すごい中身はデカイ人だなあ」と思わせられてしまいますねえ。
昨日の話しじゃないですが、男は見た目じゃないぞ。Y君。( ・∀・)
まあそんなこんなでその調子で挙式は無事おわりまして、次は披露宴。
こちらも総じて入退場の時は新婦側がエスコートしながら入退場してまして。色んなイベントやサプライズなんかもその調子ですすんでいくんですが、
中のイベントで、一般の披露宴でもよくやられてるゲームで、「花嫁探し」というゲームがありまして。
パーティーゲームなんですが、普通の内容だと、新郎が目隠しをされてスタンバイし、新婦とその他の女性が数人ランダムに並んで、手を触るだけでどれが新婦なのかを当てる。
というゲームがあります。
で、このゲームも通常は新郎側が目隠しされるんですが、今回は新婦が目隠しされて、新郎とそれ以外の男性の中から新郎を当てる。というゲームに変わっておりました。
通常とは逆のパターンつうのも、見ててなかなか面白いもんでして。会場もけっこう盛り上がってましたね。
で、キレイな新婦に手をニギニギされて嬉しそうな新郎の友人一同と、同じように嬉しそうな新郎。
新婦のお父さんまで混じってましたが、これも総じて嬉しそう。(´∀`)
みんな鼻の下伸びまくってるのも、まあそういう時だし許すか。(;´∀`)
で、見事に新郎を探し当て、さっきの挙式の時のお返しと、新郎の手の甲にキスをする新婦。カワイかったですね。
とまあ印象に残ってるこの方たちのアルバムも、たしか数ヶ月前に製本して、お客様に渡ってると思うので、本当にこの2人にとってはすごく記念になる結婚式だったと思いますから、それがずっと残せるように、アルバムもそういう特色を出して製作しました。
またしばらく経ったら見返してみてくださいねー。お幸せにー。(´∀`*)
文章の冒頭でも書きましたが、背の高さって確かにどうこうできるものじゃあありませんからね。悩む人もすごい多いのもよくわかります。
式場さんでは、そういう方々のために、新婦用に低いヒールを用意したりだとか、新郎側にシークレットブーツを用意したりだとか。(´・ω・`)
まあ細やかな気配りできるのが式場さんなんでアタリマエって言えばアタリマエなんでしょうけど、色々用意して、少しでもその2人が気持ちよく式を挙げられるように頑張ってはりますね。
ですが、この2人みたいに、それを逆手にとって、あるがままの2人で堂々と挙式も披露宴もされるっていうのも、なんか私的にはオリジナルっぽくて好感も持てたりしますです。
人間は見た目じゃないって世間では言いながら、実際は第一印象であーだこーだ言われる事のなんと多いこの社会。
そんなことは多分みーんなわかってるんですけどね。(´Д⊂ヽ
だからこそ、「んなもんどうしたー!」くらいの勢いで、こうやって素の自分達で勝負するのも、いいんじゃないかなあ。なんて思ったりします。
誰だって、自分自身にそんなめちゃくちゃ自身ある人なんて居ませんよ。(´∀`)
でも、そういう晴れの舞台で、主人公は新郎新婦の2人なんですから、背の高さとか、体格とかなんて気にせず、もっと2人であるがままに心から楽しんでもらって、その良い思いでをずっとずっと思い出してほしいもんですね。
気にしたもん負けですよ。実際。( ・∀・)
その思い出を作るお手伝いで、私はまた今日もアルバム作りに励んでまいります。
ああ、なんてキレイにまとまったんだろう。すばらしい。( ・∀・)
でもちょい休憩して、アイスでも買ってこようかなーっと
世間は土日ですが、私には曜日はあまり関係ありませんからねー
ではでは頑張ってまいりますー
2010年6月18日金曜日
本当に本当におめでとう
微妙に飛び降りるタイミング失敗。(;´∀`)
でもそのほうが良い表情撮れたーてな一枚。( ・∀・)
だから写真ていいですよね。
どうもみなさんこんにちわ。
昨日はすごく暑い夜でしたねえ。(;´Д`)
今の時期からエアコン入れてしまうと、これから先の真夏にどうすんのや?ってのが私の祖母のいつもの口癖だったせいか、自分の貧乏性な性格のせいなのかわかりませんが、汗ダラダラかきながらも、エアコンは入れられないNAWOです。
昨日から少し色々製作でも仕事でも色々考えたり悩んだりすることがものすごーく多くてですね。なんだか同じところぐるぐる回り続けてる錯覚に陥りながらも、なんとかコーヒーを飲みながら仕事をしております。
今はちょうど、昨日くらいから入稿してきました、6月12~13日に挙式をされた方々のアルバム作りのための下準備で、写真をひたすら見つめているところなんですが、皆さんとても良い顔で写ってるので「どの写真を使おうかな~」と鼻歌でも歌いながら楽しみながら写真を拝見しているとこです。
そんなこんなでひたすら今日もアルバムを作り続けている私なのですが、色々悩みついでに、ちょっと今日は結婚というもんについて色々考えをめぐらそうかなんて。(´∀`)
私の周りでも、色んな年代の人が沢山居まして、昔よりも今は結婚される年齢自体も少し上って、男性なら30前半くらい?女性だと20代後半くらいが多いのかな?
ま、アルバムに使う写真を見てそう思ってるだけなので、実際に全国平均はどうなんかはよく知りませんけど。
で、友人で当時、20台後半の男性がおりまして、名前を「Y君」というんですが、こやつがまあ相当いろんな事に「冷めて」おりましてですね。どう説明すれば伝わるのか難しいんですが、まあ何でも理屈捏ねたがるような感じの人なんですけども。
で、その人が20代中盤に突入してすぐくらいの時に、たまたま友人4人くらいで飲みにいく機会がありまして、その時に同年代でも既婚者も居たんですが、会話の中でその既婚者の友人がそのY君に、
「お前は結婚とかしないのか?」
みたいなことを聞いたんですが、そのあとがまあ大変でした。
現在の自分の生活スタイルに対しての今の彼女である理由から語りだし、「現代日本における婚姻契約による恩恵とデメリットについて」という論文が出来るんじゃないか?というくらいに、ずーーっと結婚しない主張を繰り返しておりました。
まあ、私は話し1/4も聞いてないですけどね。ひたすらウーロン茶飲みながら、ポンカラ食しておりましたが。
その嫌味な話しももういいだろう。。って感じの空気になってきた時に、これも私の友人の女性のKさんが一言。
「結婚はするしない、じゃなく、出来る出来ないじゃないの?」
それでY君は黙ってしまいました。
さすがKさん!オットコマエー!
というKさんもまだ結婚してない20代中盤だったんですけどね。というかY君と確か同じ年齢だったはず。
同世代の男女でも、これだけ考え方が違うんだなあと。ある意味関心してました。
その鶴の一声のKさんなんですが、女性で、モデル級にすごく綺麗な方で、もう周知の事実として超絶仕事が出来るスーパーな女性なんですが、なぜか不思議と彼氏はおりません。
私はKさんと知り合いになったのは、Kさんが20才前半の時ですので、その時で友人になって既に数年が経過していましたが、誰に聞いてもKさんに彼氏が居た形跡を知りません。
男の人と2人で歩く(友人は除く)姿さえ、見かけたことがないみたいです。
傍から見ていますと、いつもグチグチ言ってるだけの、大してカッコよくもないY君に彼女が居て・・・
というか、Y君は口癖が「今の彼女は○○年モデルだからー」が口癖の、とんでもないムカツク野郎なんですが、なぜヤツがあんなに彼女が出来ちゃあ替え、できちゃあ替えしてるのに、あんなに綺麗なKさんが彼氏がいないのか。長年の不思議でした。
まわりの男性陣は「キレイすぎて、男が萎縮しちゃうんでないの?」とまあ負け犬の遠吠えみたいなことを言ってましたが。(´・ω・`)
相当キレイな人だけに、なぜ彼氏を作らないのか・・まではなかなか聞けないもんでして。最終的には仕事が忙しいんだとか色んなことを勝手に想像して、周りの人間は納得していました。
で、皆が20代後半に差し掛かった頃、嫌なヤツ代表のY君から、6月に結婚式をする旨の招待状が届きました。
「あの理屈野郎もとうとう理屈も遊びも尽きて、年貢の納め時かい、フヒヒ」(・∀・)
と、友人一同、招待状を返送して楽しみにしていた結婚式の当日・・・の1週間前。
携帯にY君のお母さんから電話がありました。
顔は知っているのですが、そうそうY君の親御さんから直接電話をもらうことなんぞ無いので、おそるおそる緊張の面持ちで出てみると・・・
6月の挙式の話しが破談になったという話しでした。(;・∀・)
なんでもY君は結婚前の彼女とは別に、複数の女性とのお付き合いが全くそのまま続いていたそうでして。それがばれたらしいです。
もうね、アフォかと。 (;´Д`) 小一時間問い詰めてやりたい。
婚約していた彼女の方は、結構な良家のお嬢様だったらしく、それがばれて即効破談になってしまったと、別の友人つたいに聞きました。
そこで皆口を揃えて言った事。
「これが本当の年貢の納め時か。」(;^ω^)
それからY君も相当それが堪えたのか、人が変わったようにおとなしくなり、驚くべきはその途端に頭頂部が薄くなって見事に河童頭になってしまい、数年前とはもう比較できないほどの「モテナイ君」になってしまいました。
ま、日頃の行いの悪さやね。フヒヒヒ (・∀・)
一方、Kさんの方なんですが、20台後半になっても相変わらず彼氏どころか、男の影さえ見えません。友人の中には、同性愛者なんじゃないかと言い出すものも出る始末。
30歳目前にして、私とKさんとで、それも共通の友人の結婚式の後で一回だけ飲みに行った事がありまして、私もお酒が入っての勢いもあったので、思い切ってKさんの最奥まで突っ込んで話しを聞いてみることにしました。
とはいえ、一方的にKさんの話しを聞くわけにもいかないので、私もまあ結構色々経験のあったことをちらほら話しつつ、Kさんの本音の部分を聞いてみたんですが。
Kさんは、実は彼氏は居ないのだが、結婚できない内縁の男の人が居ることを打ち明けてくれました。
まあ、超簡単に言うと「不倫」関係ということですが、その相手の男性は既に結婚しており、子供さんもいらっしゃるのだと。
その人のことが大好きで大好きで、もちろん結婚できるものならすぐにでもしたいが、私には相手の家庭を壊す事はできないと。
その家庭も、大好きなその人にとって、大切な大切なものだから。
だから私はこのままで一生終えてもいいのだ。お墓もいらない。
ただあの人に「大好きだ」と言ってもらえるのなら、もうなんにもいらないのだと。
でも、一人で過ごす日や、連絡の取れない日はやはりツライ。
だから私はその辛さを紛らわすために、こんなに人一倍働けるのかもしれないね。と。
長年友人として、強い女性の鏡だった彼女が、ほんの一瞬だけ涙を見せました。
もちろん私ももらい泣きしてしまいましたけどね。
その後、Y君はハゲ散らかった頭で、お父さんの会社を引継ぎ、今はもうあきらめたのか、会社のお金でキャバクラ通いが趣味のただのおっさんになってしまいました。
で、Kさんは、その男の人が会社の転勤でヨーロッパに行くことになり、自分も会社に転属願いを出して、同じようにヨーロッパに飛んでいきました。
もちろん、両者ともに、今だ結婚はしていません。
結婚て、なんで、なんのためにするんでしょうね。
経済的な理由?
親の面倒を見てくれる人を探してる?
子孫を残したい?
私はこんな風に、毎日非常に沢山の方々の結婚のシーンを見続けているのに、友人関係ではそういった、ほんの少しの縁や、タイミングや、色んなものの食い違いで結婚していない人がなぜか沢山
おります。
ですので、アルバムを作りながら、いつもいつも心の中でつぶやきます。
「お2人とも、本当に本当におめでとう」
なぜなら、その写真に写ってる二人には、並々ならぬ人の縁があったでしょうからね。
できることなら、そんな風に出会えた事をいつまでもいつまでも特別なものと感じれるように、お互いを思いやれる2人であってほしいなあと。
Y君も、Kさんも、形は違いますがいろんなタイミングや、縁の違いで、結婚とは違う道を歩んでいくでしょう。もしかしたらそういう人のほうが、このご時世多いのかもしれません。
だからこそ、2人が出会えた喜びを、2人で結婚できた奇跡を、ずっとずっと大切にしてほしいなあ。
そんな風に思います。
今日も言いますよ。
「結婚、本当に本当におめでとう」
じゃ、アルバム作ってきますねー
暑い中みなさんも夏バテしないように・・・・
私はアイスコーヒーがあれば凌げます、もちろん喫茶店でですがねー。(´∀`)
ではでは・・・・
2010年6月17日木曜日
メヘンディデザイン
Bridal Mehndi
どうも皆さんこんにちわ。( ・∀・)
昨日、仕事から帰宅して寝る前に歯を磨いていますと、歯磨き粉の味と、その日のおやつに食べたコンビニのチョコミントのアイスクリームと全く味が一緒に思えまして。
いつもより相当長く、味わいながら歯磨きをしてしまい、なんだかいっぱい歯茎から血が出てしまって、とても後悔しているNAWOです。(´・ω・`)
でもりんご丸かじりするのは大好きです。(`・ω・´)
またほんとにどうでもいいことから話していますが。
今日はまだちょいとだけ晴れかな? と思ったら暑いんかい。
朝はすこーーしだけ肌寒いのでまだ長袖のシャツのすそを捲って着てたりするんですが、昼間はとてもじゃないけどそんなもの着てられなかったり。
雨降ったら降ったで寒かったり。
なんだか近所の田んぼの稲の育ち具合も微妙に悪い気がするので、今年の米の出来上がりがすこーーし心配だったりする、基本食いしん坊万歳な今日このごろ。(´∀`)
上の写真はですね、別にお姉さんが綺麗だから載せたわけではございません。
大分前の記事でもチラッと書いたことあるんですが、インドの結婚式やお祝い事でする簡易刺青の「メヘンディ」っていう、舌噛んで流血しそうな名前のものがあるんですが、その写真。
どこがメヘンディなんかって言いますと、写真のお姉さんの腕の部分。
細かーーーい模様みたいなものが書いてあると思うんですが、それです。
インドでは昔から、色んな「神頼み」の時にこれを体に施して、長寿やら幸福やら色々祈願するみたいな、一種のお守り的なものらしいですね。
インドでは結婚式の時も、2人が幸せになれますように・・という意味も込めて、このメヘンディを入れるみたいなんですが、手だけじゃなく、足とかに入ってるのもあるみたいです。
あ、今見返したら、前の記事の写真にも、足の指先のほうに入ってますね。メヘンディ。
で、私は別にインドの人ではありませんし、インドについて知ってるっていったらカレーが美味しいのと、気候が暑そうなのと、象さんがイッパイ居ることと、インドの人はけっこういい加減だけどなぜかいつも憎めなくて笑って許してしまうって事くらいしか知らないですが、
このメヘンディってのは、ブライダルの仕事をし始まる前から知っていたりしまして。
前の印刷会社に勤めていた時期に、色々製作物を作るにあたって色んな模様ですとか、パターンですとかを集めたり、調べたりしてた時期がありました。
その時に近所の図書館でこれを見つけて以来、その膨大な絵柄となんともオリエンタル風味な模様がすごく印象に残りまして、今でもたまにネットで図柄を調べたりしております。
日本の和服の柄もそうなんですが、この細かい模様にもひとつひとつ意味があるみたいでして、その模様の違いやなんかで、お祈りする内容が違ったりするのも面白いところです。
あ、ちなみにですね。このメヘンディてのは、本当の刺青やタトゥーとは違いまして、別名「ヘナ・メヘンディ」て言いまして、「へナ」ていう植物をペースト状にしたもので、皮膚の上に模様を書いて、それをしばらく置いておくと乾燥して、皮膚に色が付いて刺青状になるってものです。
日本でもやってるとこあるのかな?私は今のところ、日本でやってるって話しは聞いたことありませんが・・・・・
いや、今調べたら、何件かはあるみたいですね。(;´∀`)
うーん、インターナショナルになったもんだ。
少し話しが逸れましたが、私の知ってる限りでは、一回それを施工すると、大体一週間程度は色が薄くなりながら刺青みたいに残ってるみたいですけど、最後には綺麗さっぱりなくなってしまいます。
熱を加えたり、冷やしたりするわけでもないので、見た目よりとてもヘルシーらしいです。
ま、私は施工はしてもらったことはないんですが、それよりも私がツボにはまったのは、その多種多彩な模様でして。もうそれはそれは調べれば調べるほど、面白いように色んな模様が出てきます。
これはインドの「Henna Mehndi Design」という、その名のとおりメヘンディのデザイン屋さんのサイトなんですが、こちらでは過去に施工されたブライダルのメヘンディの図柄を色々見せてくれてます。
直読みすると、「へんな めへんでぃ でざいん」てなりますが、変じゃないですよ。(;・∀・)
このギャラリーのサムネイルだけでも沢山あるんですが、先のサイトさんではアーカイブにもっと沢山の模様を保存されてます。
見始めるとキリが無いくらい。
これは植物をモチーフにしたメヘンディ。
西洋柄って、けっこうシンメトリーが多いんですが、こういうフロラルモチーフでも、全くの左右非対称なところがものすごくオリエンタルチック。
これは赤色で書いてあるせいか、なんとなしに中国とかの柄のイメージともかぶってしまったり。(´∀`)
これはまた別のメヘンディ。
これはこれでまた全然違う左右の柄なんですけど、
よーく見ると右手の中央に、花嫁さんらしき女性の絵が描いてあったりして面白い。
これだけビッシリ書いてあると、結構呪術的な感じがしてきますね。
でも基本はやはり自然のモチーフの柄だったりします。
オリエンタルというより、ちょいオカルトチックにも見えたりしますね。
なんかアメリカインディアンの人達の描く模様とかぶったりするのは私だけでしょうか。
右手はペイズリー柄にも見えなくもなかったり。
今はメインの仕事が、ブライダルのアルバムやその他の製作物が多いので、こういう柄の参考っていうのは実は私にとってはすごく貴重でして。
アルバムに関していいますと、あくまで写真を生かすためのデザインなので、ここまでビッシリ模様を敷き詰めるという事はありませんが、多かれ少なかれそのデザインの意味を持たせる為に、ラインアートですとかこういった模様とか柄というのは製作と切っても切れない関係だったりします。
新作のデザインのアルバムを作るときやなんかは、こういうものを参考にして、色々アルバムの「脚本」やなんかを考えたりするわけです。
まあ、今はとってもデジタルな世の中ですから、Amazonのサイトにでも行って、「素材集」てポチっと押せば、いくらでも世界中の模様や柄ですとかはデータをお金で買えてしまう世の中ですが。
上のデザイン画を見ていただいてもわかるとおり、「手描き」の生み出す力というのはなんとも凄まじいものがあります。
私がこのメヘンディに惹かれるのは、その辺のパワフルさなのかもしれませんね。
インドに限らず、日本にだって本当にすばらしい色ですとか、模様や柄ってのは多く存在しまして。
私の仕事してますTAKE-6の事務所の近所は、幸いながら、昔ながらの呉服屋さんが非常に多い場所でもあります。
なのですこし時間のあるときは、その界隈をぶらぶらしながら、和装に合うアルバムの色合いや柄行きなんかを見てまわって考えたりしたりしてますです。
まあ、休憩で喫茶店でコーヒー飲んでる事もすっごく多いですけどね。
いや、そのほうが多いかなあ・・・(;´∀`)
ま、いずれにしても、仕事する上での「充電」てやつです。フヒヒ
そろそろ会社のサイトのリニューアルも終わりそうで、それが終わると何か新作アルバムを製作することになりそうな空気を感じたので、今日はクリエイティブネタでいっときました。
ま、今日も色々やるこたああるんですけどね。。ま、ぼちぼちやろうっと
みなさんも不安定な天気で、気持ちまで不安定になったりしませんように。(´∀`)
ではでは仕事に戻ってきますねー
2010年6月16日水曜日
制作者の職業病2
珍しい紫陽花のブーケ
どうもみなさんこんにちは。今日も通勤時の雨に打たれながらけなげに会社に通勤して、
そんなひどいことをしてるのに反省はしない。
フヒヒ( ・∀・)
雨は私は大嫌いなんですが、つい先週まで
「あれ?間違ったかな? (´ε`;)」
てな具合に挙動不審に咲いていた、
「雨キタワァ (´∀`*)」
てな感じに元気いっぱいに咲いてます。 雨で一層深みが増していい色だあー。
梅雨で目一杯不快度は高いですが、
なので今日の写真は私は殆ど・・・というか一回もお目にかかったことのない、紫陽花のブーケの写真から。
バラとかをメインにして、引き立て役で紫陽花をすこーしいれてある程度は何度か見たことあるんですけど、こんな風に豪快にまん丸に紫陽花を盛り付けたブーケは見たこと無いですね。
でも今の時期はメジャーなのかな?時期の花でもありますからね。
さて、昨日は私みたいな仕事してる人の職業病についてお話しましたが、
まあ写真を取り扱うオペレーターさんに関しては昨日だいたい話し
最近はアルバムにしても、印刷物にしてもそうなんですが、
アルバムを作る時でも、
例えばフォトショップで写真を二枚開いて、
ソフトの画面の一番上のメニューからも出来るんですが、
ソフトによって色々違うのもあるんですが、
ですので、まあ大体仕事場では1日中、
で、どういう事になるかといいますと、
日常生活でも知らず知らずのうちにショートカットキーを押してい
て、なんのこっちゃわからんと思うんですが。
例えばそうですね、旅館の朝ご飯に味海苔が出てまして、それをゴハンに乗っけて食べようかなーって時に、知らず知らずに海苔を見ながらコマンド+Cを押して、ゴハンを見ながらコマンド+Vを押してます。何もないテーブルの上で。
で、あれ?ペーストされへんな・・・・てボーッとしてる事があります。
これヤヴァイ人ですね。気をつけます。(;・∀・)
あとは、フォトショップで写真をぼかしたりするときに、「フィルター」てとこから「ボカシ:ガウス」ていうのを選択すると、写真がボケボケアルツハイマーになってくれるんですけども、
このBLOGの最初の記事の方で、写真の加工の仕方を記事にしたときにも少し触れましたが、結構頻繁に使います。
で、一回使用したフィルター効果は、コマンド+Eのショートカットで何度でも適用できるんですけどね。
電車で通勤中、例えば混雑していて、ちょうど私の顔の前にたまたま、あまり見たくないお父さんのちょいアブラギッシュな髪の毛薄いめの頭とか近づいてくるとですね、心の中で「コマンド+E、コマンド+E、コマンry」となんとか視界をぼやかそうと念仏のように唱えます。
で、コピーは「コマンド+C」なんですが、カット(切り取り)は「コマンド+X」で出来ましてですね。
そのお父さんの頭がどんどん近づいてくるときには、
「わあああ!、コマンド+X!コマンド+X!コマry」と切り取ろうと努力します。
まあゼッタイ切り取れないわけですが。無理に決まってます。(;・∀・)
あと、これもアドビ系だと、どのソフトでも殆ど共通だと思うんですが、「コマンド+Z」という超便利・・・というか、これが無いと仕事にならんようなショートカットがありまして。
これはアンドゥ。つまり「取り消し」です。
例えば写真の向きを回転さそうと思って回転させたら、逆向きだった・・て時に、「コマンド+Z」を押すと、一段階前の状態に戻ってくれます。
たとえばフィルタでボカシを強くかけすぎたりだとか、間違って塗りつぶしちゃたりだとか。まあ何でも一段階過去へ戻ってくれるんで非常に便利・・・・というか無いとものすごーーく困ります。
で、ちょい前に、お夜食に私の好物のカップ焼きそばでも食べようかとお湯を入れて、そろそろ麺がほぐれたかなあーと湯切りをしようとした時にですね、ドバーっと麺が流し台にこぼれてしまいまして。
その時はずーっと5分くらい、頭の中で「コマンド+Z」を押し続けていました。(写真はイメージです)
湯切り前まで戻らないかな・・・・って。
戻るわけ無いよね・・・・・ウワァァァン。・゚・(ノД`)・゚・。
まあ日頃こういうアプリケーションばかり使っていますと、実際の生活の中でも色々知らず知らずに使ってしまうんですね。
使うといっても、指が勝手に動いてるか、頭の中でぐるぐる回ってるかだけなんで、昨日の角度が気になる病みたいに周りの人々にはご迷惑はかけません。ご安心ください。
ただちょっと挙動不審だとは思います。( ・∀・)
あと、カメラマンの人も、デジタル化によって変なクセとかが出てしまう人も居るみたいです。
デジタルカメラでずーーーっと撮影していますので、たまにフィルムカメラに替えると、一枚撮ったらカメラから顔を離して、何もない一眼レフの背面を覗いてしまう・・・・
これもデジタルカメラで撮影する時の背面の液晶で画像確認するクセってやつですかね。
一枚撮るたびに背面見て、「あ、また見てしもた」
また一枚撮って背面見て、「あ、また見てしもた」
またry
というふうに、壊れたおもちゃみたいになっとる人もおります。
これはこれで面白いので許す。(´∀`)
私の友達で、プログラマやSEの人もいはりますが、あっちの世界はもっとコアなので、私が話しを聞いていて訳がわからないようなネタがぎょうさんあるみたいですが。
自宅の洗濯や洗い物などの家事を「運用」と呼び、
ご飯を食べてお風呂に入ってという流れを「フロー」などと言ってしまう。
とか
「返事をする」の代わりに「ack(了解)を返す」、
「自己紹介する」の代わりに「認証する」などと言う。
とか
とまあ、有名な話だけでも次々あるみたいですけどね。
でも専門用語が多すぎて説明すんのが超めんどいので、ここでは止めときます。(´∀`)
あと、同業種や、近い職種の友人やなんかと飲みに行ったりすると、やはり会話がとてもおかしいことになったりしますね。
このまえは私とたまたま帰りの電車で一緒だった、同業他社にお勤めの男性の友人Hが、向かいの席に座って居眠りしている短いスカートのお姉さんの下着が見えそうになってるのを発見して、
「ズーム!ズーム! アンシャープマスク!アンシャープマスク!解像度1200dpiに変更!トーンカーブで明るく補正!」
とかもうキガクルットルような事を言っていました。もうね、アフォかと。
ほんと下品ねえ・・・(;´Д`)
ま、超個性派の友人達のオモロイ話しも沢山あるので、それはまたの機会で。
私は記事にしてるような病気はあるんですが、なぜか腱鞘炎とか、ドライアイですとか肩こりってのには無縁なんですよね。不思議です。
別に特にこれといって何か工夫してるわけではないんですけどね。
あるのは超乱視+近視なくらいでして。これは仕事じゃなく、ゲームのしすぎやろ・・て母には言われますが。
まあそういう意味ではラッキーなのかなと思ったりしてます。
皆さんも色んな職業病。気をつけてくださいねー
では、そろそろ自社サイト製作も大詰めなので、頑張ってきますです。
ではではーー
2010年6月15日火曜日
制作者の職業病
どうもみなさんこんにちわ。
昨日は病み上がりだというのに思い切って働きすぎて、ものすごく疲れてしまったので今朝はついつい寝過ごしてしまってごめんなさいって遅刻した言い訳にしましたが全くの嘘ですごめんなさい。( ・∀・)
な、NAWOです。
相変わらず前振り長い長い。
いやあ、人間って思ったより丈夫なんですねえ。
二日前はへばってたのに、今はしんどい振りするのもウザくなってしまうんですから。
弱弱しいふりで同情を買うのがなかなか難しいです。あー困った。
なんだか暑いんだか寒いんだかわけのわからないこの梅雨空の日々、皆さんはどうお過ごしでしょうか。
昨日はツイッターでmasahiroさんが電車内で膝の上に、マックのノートパソコンを置いて何かしてる人を見かけたーというつぶやきを見まして、今日は私も電車で通勤中にそんな人居ないかな・・・と見ていたんですが、ツイッターで冗談で「ノートパソコンの振りして、実はiPADを二枚持っている人」という風に言ってたら、実際に居ましてビックリしました。(;゚Д゚)
まあ、正確には一人のオニイチャンが、友達のiPADも一緒に持ってたってだけなんですけどね。あなた達お金持ちねぇ・・・・(;´∀`)
一瞬自分には本当に未来を見据える力があるんじゃないかって思ってしまいました。
いや、そんなことまあどうだっていいんですけどね。すいません。
でも反省はしていない。(`・ω・´)
上右の写真は、外国のケーキトッパー屋さんの見本の一種。
あれですよ、ウエディングケーキの一番上の人形さんです。これは陶器製。
飴細工のやつとかもあります。
海外のケーキトッパーはけっこうハッチャケたもの多いので、見てても楽しいですよー
今日も今日で、朝少し遅刻しながらもセッセと作業にいそしんでいます私なんですが、今日は私みたいな、日頃写真を使ったオペレーションや制作作業をしている人達が持つ、職業病についてお話しようかなと思いまして。
まあ、いろんな職業には、それぞれに病気、とまではいかなくても病気がかったくらいに何かが気になる。とかは必ずありますよね。
それでですね、私みたいに年がら年中、ブライダルも広告も子供の写真も、ありとあらゆる色んな写真を見ているのが常になりますと、日頃からもうほんとに一般の人にはどーーーだって良い事が、自分の中ではすごーーーーく気になって眠れなくなったりすることがあります。
いや、寝ますけどね。すいません言い過ぎました。
でも反省はしていない。(`・ω・´)
まあお察しのとおり、日頃から写真ばかり見てて、色んな合成や修正やらをしていますと、必然とそのプロセスというか、写真に入ってる「筆跡」を見分けてしまう事が可能になります。
一昔前に、色んなとこで目にした、北朝鮮の合成写真とか。
こんなのはまあ誰が見てもわかるんですが。
影無いし。
てゆうか飛行中か?(;´Д`)
とまあこれはおいといて、相当手が込んでいるものでも、だいたい一瞬で気がついてしまいます。
で、気が付きだすと、世間中のあちこちで合成や、合成まではいかなくても随分と手の入った写真とかが目についてくるわけです。
で、結果どうなるかというと、雑誌や広告の写真を見て、「私はだまされんぞー」とブツブツ言うことになってしまいます。
もしあなたがコンビニやなんかで雑誌を立ち読みしながら妙にブツブツ言ってる人を見かけたら、できれば変人を見る目では見ないでください。
その人は少し病んでいるだけです。
というかそれは私か。( ゚∀゚)
まだあるんですが、これはブライダル写真よりも、卒業写真ですとか、卒業アルバムのオペレーターさんとかに多いと思うんですが。
卒業写真の個人写真のページというのは皆さんご存知でしょうか?
そうです。あの一人づつ、小さめの四角の中に証明写真くらいのバストアップがずらーーっとならんでいるあのページの写真です。下にそれぞれの名前の書いてある。
普通に見てるだけではあまり気にも留める方は居ないと思いますが、卒業アルバムを組む人は、何が緊張するかっていうとあのページが一番緊張します。
印刷された状態ではわかりませんが、実はあのページの写真は、生徒と生徒で決して差が出ないように、それこそ0.5mm単位で顔の寸法をあわせて作ってあります。
いや、これは大げさじゃありません。DTPで作業すると、全部数値が出てきますので。
本当に0.5mm単位で大きさのズレを修正します。
というか、本当は0.1mm以内くらいにしたいくらい。(*´Д`)
顔の大きさが、写真の状態でどうしても合わない場合は、頭の周りの空間(余白)の面積を、目視で何度も何度も何度も確認して、全ての人数の空間の開きを均等にするんです。
もちろん頭の頭頂部の高さ、あごの高さもきっちりあわせます。
もうメンドクサイので言っちゃいますが、合わせられるものは全部合わせるって感じです。
最初からこういえばよかった。(´・ω・`)
で、多い日には、一日で何十ページもその作業を繰り返します。
結果どういう症状が出るかといいますと、並んでる写真の空間や不揃いがものすごく気になり、何とかして治そうとするようになってしまいます。
病気ですね。(´∀`)
電車の中吊り広告とかで、例えば人がこちらに向かって並んでいる写真を使った広告があって、その人達の位置ですとか、大きさですとかが中途半端に不揃いですと、もうそれを揃えたくて揃えたくてワナワナしてきます。
末期症状です。(;´∀`)
私の知人で一時期一緒に卒業アルバムの制作をしていた人は、JRの駅のポスターの人物の揃い具合がどうしてもどうしても気になって気になってしかたないので、ある日こっそりビリビリに細かく破いて、場所を調整し、再度テープで止めなおしたというツワモノもおります。
ここまでいくと入院コースですね。(;´Д`)
犯罪です。決してマネしてはいけません。ダメ!ゼッタイ!
もうひとつは、これはジャンルに関係なく、写真を見ている仕事の人は誰もが少しくらいは経験があるかもしれませんが。
ブライダルでも、卒業アルバムでも、まあどんな写真でもそうなんですが、写真の「傾き」です。
特に写真のセンターの傾きにものすごくシビアになってしまいます。
という私も、今となっては目視でその写真の傾きの度数がわかるようになってしまいました。
だいたい0.3度くらいから全部数字がわかってしまいます。
傾いた写真を見るたびに、「ああ、これは右に0.25度」とか、「あああ、これは左に1.2度」とか考えてしまうようになってしまいます。
というのは、アルバムや雑誌を作るときに使う「クォークエクスプレス」てアプリがあるんですが、これに写真を貼り込んで角度補正するときに、角度の入力BOXに直接数字を打って調整するんですね。
これが一発で「0.25度」と入力して、ピターと垂直が出た時がものすごーく気持ちよいのです。
ま、わからない人からすれば、何言うてるのかサッパリかもしれませんが。
ちなみに上の写真の右側の建物はたぶん右に3.2度傾いてます。誤差プラスマイナス0.1度くらいかな。( ・∀・)
ですが、これの症状のエライコッチャなところは、この世の中には、本当に微妙に傾いてるものがものすごーーく多いってとこにあります。
写真や広告や新聞や、いろんな紙媒体はもちろん、テレビのCMの映像や、果ては映画館のスクリーンの中まで、目に見えるものの角度がすこーーしだけズレてるものが非常に多いんです。
多分普通の人だったら本当にどーーーーーーーっでもいいことなんですけどね。(;´∀`)
日頃そういう仕事してますと、条件反射で角度を補正したくてしたくて、もうトイレを我慢しているのかという具合に落ち着きがなくなります。
あなたの周りで、傾いた写真を前にして、ジタンダ踏んでいる人が居たら、そっとしといてあげてください。軽い病気ですから。
実は私も街中で見かけた看板やらポスターやらで、ほんの少し斜めってるものを見つけると、ゼッタイに垂直にせずにはいられません。
結構頻繁にあちこちで垂直にー垂直にーて色んなものに勝手に触って、怒られたりしとります。
だってーーーー!気になるんだものーーー!
でも、自分の部屋の物はクチャクチャのカオスなんですけどね。( ゚∀゚)
ま、そんなこんなで、今日は病気と健康についてでした。
病み上がりにちなんでなんですけどね。
風邪はもう良くなりましたが、このへんの病気は治る気配さえありません。
というか年々酷くなるばかりです。(;´Д`)=3
生粋のO型人間なんで、けっこうアバウトな性格のはずなんですけどね。おかしいなあ。
といいつつ、今日も通勤途中の花壇の植木鉢が一個だけズレてたので治してたら、その家のおばあちゃんにお礼を言われて、おまんじゅうをもらってしまった私でした。
病気によってはけっこう良い事あるかも!( ・∀・)
みなさんも病気にはお気をつけて・・・
ではではー
昨日は病み上がりだというのに思い切って働きすぎて、ものすごく疲れてしまったので今朝はついつい寝過ごしてしまってごめんなさいって遅刻した言い訳にしましたが全くの嘘ですごめんなさい。( ・∀・)
な、NAWOです。
相変わらず前振り長い長い。
いやあ、人間って思ったより丈夫なんですねえ。
二日前はへばってたのに、今はしんどい振りするのもウザくなってしまうんですから。
弱弱しいふりで同情を買うのがなかなか難しいです。あー困った。
なんだか暑いんだか寒いんだかわけのわからないこの梅雨空の日々、皆さんはどうお過ごしでしょうか。
昨日はツイッターでmasahiroさんが電車内で膝の上に、マックのノートパソコンを置いて何かしてる人を見かけたーというつぶやきを見まして、今日は私も電車で通勤中にそんな人居ないかな・・・と見ていたんですが、ツイッターで冗談で「ノートパソコンの振りして、実はiPADを二枚持っている人」という風に言ってたら、実際に居ましてビックリしました。(;゚Д゚)
まあ、正確には一人のオニイチャンが、友達のiPADも一緒に持ってたってだけなんですけどね。あなた達お金持ちねぇ・・・・(;´∀`)
一瞬自分には本当に未来を見据える力があるんじゃないかって思ってしまいました。
いや、そんなことまあどうだっていいんですけどね。すいません。
でも反省はしていない。(`・ω・´)
上右の写真は、外国のケーキトッパー屋さんの見本の一種。
あれですよ、ウエディングケーキの一番上の人形さんです。これは陶器製。
飴細工のやつとかもあります。
海外のケーキトッパーはけっこうハッチャケたもの多いので、見てても楽しいですよー
今日も今日で、朝少し遅刻しながらもセッセと作業にいそしんでいます私なんですが、今日は私みたいな、日頃写真を使ったオペレーションや制作作業をしている人達が持つ、職業病についてお話しようかなと思いまして。
まあ、いろんな職業には、それぞれに病気、とまではいかなくても病気がかったくらいに何かが気になる。とかは必ずありますよね。
それでですね、私みたいに年がら年中、ブライダルも広告も子供の写真も、ありとあらゆる色んな写真を見ているのが常になりますと、日頃からもうほんとに一般の人にはどーーーだって良い事が、自分の中ではすごーーーーく気になって眠れなくなったりすることがあります。
いや、寝ますけどね。すいません言い過ぎました。
でも反省はしていない。(`・ω・´)
まあお察しのとおり、日頃から写真ばかり見てて、色んな合成や修正やらをしていますと、必然とそのプロセスというか、写真に入ってる「筆跡」を見分けてしまう事が可能になります。
一昔前に、色んなとこで目にした、北朝鮮の合成写真とか。
こんなのはまあ誰が見てもわかるんですが。
影無いし。
てゆうか飛行中か?(;´Д`)
とまあこれはおいといて、相当手が込んでいるものでも、だいたい一瞬で気がついてしまいます。
で、気が付きだすと、世間中のあちこちで合成や、合成まではいかなくても随分と手の入った写真とかが目についてくるわけです。
で、結果どうなるかというと、雑誌や広告の写真を見て、「私はだまされんぞー」とブツブツ言うことになってしまいます。
もしあなたがコンビニやなんかで雑誌を立ち読みしながら妙にブツブツ言ってる人を見かけたら、できれば変人を見る目では見ないでください。
その人は少し病んでいるだけです。
というかそれは私か。( ゚∀゚)
まだあるんですが、これはブライダル写真よりも、卒業写真ですとか、卒業アルバムのオペレーターさんとかに多いと思うんですが。
卒業写真の個人写真のページというのは皆さんご存知でしょうか?
そうです。あの一人づつ、小さめの四角の中に証明写真くらいのバストアップがずらーーっとならんでいるあのページの写真です。下にそれぞれの名前の書いてある。
普通に見てるだけではあまり気にも留める方は居ないと思いますが、卒業アルバムを組む人は、何が緊張するかっていうとあのページが一番緊張します。
印刷された状態ではわかりませんが、実はあのページの写真は、生徒と生徒で決して差が出ないように、それこそ0.5mm単位で顔の寸法をあわせて作ってあります。
いや、これは大げさじゃありません。DTPで作業すると、全部数値が出てきますので。
本当に0.5mm単位で大きさのズレを修正します。
というか、本当は0.1mm以内くらいにしたいくらい。(*´Д`)
顔の大きさが、写真の状態でどうしても合わない場合は、頭の周りの空間(余白)の面積を、目視で何度も何度も何度も確認して、全ての人数の空間の開きを均等にするんです。
もちろん頭の頭頂部の高さ、あごの高さもきっちりあわせます。
もうメンドクサイので言っちゃいますが、合わせられるものは全部合わせるって感じです。
最初からこういえばよかった。(´・ω・`)
で、多い日には、一日で何十ページもその作業を繰り返します。
結果どういう症状が出るかといいますと、並んでる写真の空間や不揃いがものすごく気になり、何とかして治そうとするようになってしまいます。
病気ですね。(´∀`)
電車の中吊り広告とかで、例えば人がこちらに向かって並んでいる写真を使った広告があって、その人達の位置ですとか、大きさですとかが中途半端に不揃いですと、もうそれを揃えたくて揃えたくてワナワナしてきます。
末期症状です。(;´∀`)
私の知人で一時期一緒に卒業アルバムの制作をしていた人は、JRの駅のポスターの人物の揃い具合がどうしてもどうしても気になって気になってしかたないので、ある日こっそりビリビリに細かく破いて、場所を調整し、再度テープで止めなおしたというツワモノもおります。
ここまでいくと入院コースですね。(;´Д`)
犯罪です。決してマネしてはいけません。ダメ!ゼッタイ!
もうひとつは、これはジャンルに関係なく、写真を見ている仕事の人は誰もが少しくらいは経験があるかもしれませんが。
ブライダルでも、卒業アルバムでも、まあどんな写真でもそうなんですが、写真の「傾き」です。
特に写真のセンターの傾きにものすごくシビアになってしまいます。
という私も、今となっては目視でその写真の傾きの度数がわかるようになってしまいました。
だいたい0.3度くらいから全部数字がわかってしまいます。
傾いた写真を見るたびに、「ああ、これは右に0.25度」とか、「あああ、これは左に1.2度」とか考えてしまうようになってしまいます。
というのは、アルバムや雑誌を作るときに使う「クォークエクスプレス」てアプリがあるんですが、これに写真を貼り込んで角度補正するときに、角度の入力BOXに直接数字を打って調整するんですね。
これが一発で「0.25度」と入力して、ピターと垂直が出た時がものすごーく気持ちよいのです。
ま、わからない人からすれば、何言うてるのかサッパリかもしれませんが。
ちなみに上の写真の右側の建物はたぶん右に3.2度傾いてます。誤差プラスマイナス0.1度くらいかな。( ・∀・)
ですが、これの症状のエライコッチャなところは、この世の中には、本当に微妙に傾いてるものがものすごーーく多いってとこにあります。
写真や広告や新聞や、いろんな紙媒体はもちろん、テレビのCMの映像や、果ては映画館のスクリーンの中まで、目に見えるものの角度がすこーーしだけズレてるものが非常に多いんです。
多分普通の人だったら本当にどーーーーーーーっでもいいことなんですけどね。(;´∀`)
日頃そういう仕事してますと、条件反射で角度を補正したくてしたくて、もうトイレを我慢しているのかという具合に落ち着きがなくなります。
あなたの周りで、傾いた写真を前にして、ジタンダ踏んでいる人が居たら、そっとしといてあげてください。軽い病気ですから。
実は私も街中で見かけた看板やらポスターやらで、ほんの少し斜めってるものを見つけると、ゼッタイに垂直にせずにはいられません。
結構頻繁にあちこちで垂直にー垂直にーて色んなものに勝手に触って、怒られたりしとります。
だってーーーー!気になるんだものーーー!
でも、自分の部屋の物はクチャクチャのカオスなんですけどね。( ゚∀゚)
ま、そんなこんなで、今日は病気と健康についてでした。
病み上がりにちなんでなんですけどね。
風邪はもう良くなりましたが、このへんの病気は治る気配さえありません。
というか年々酷くなるばかりです。(;´Д`)=3
生粋のO型人間なんで、けっこうアバウトな性格のはずなんですけどね。おかしいなあ。
といいつつ、今日も通勤途中の花壇の植木鉢が一個だけズレてたので治してたら、その家のおばあちゃんにお礼を言われて、おまんじゅうをもらってしまった私でした。
病気によってはけっこう良い事あるかも!( ・∀・)
みなさんも病気にはお気をつけて・・・
ではではー
2010年6月14日月曜日
それである理由
どうもみなさんこんにちわ。(´∀`)
テレビ自体見ない私なので、天気予報とかは全然しらないんですが、京都はもう梅雨に入ったんですかね?
二日間自宅で寝まくって、やっと復活したと思ったらなんだか寒い雨の天気なので、これも誰かの陰謀なのか?と思いながら今日も仕事のNAWOです。
上の写真はイギリス某所のアルバム製本屋さんのアルバム見本の画像。
外から見てる限りでは、手張りのアナログっぽいアルバムに見えるんですが、中身は全面デジタル編集のれっきとしたデジタルデザインアルバムです。
最近枝葉の話題に行きっぱなしだったので、ちょい本来のアルバム話に話を戻ろうかと思いまして。
上みたいな、ぱっと見がアナログのアルバムで、中身はデジタルっていうのが最近何かしら目にすることが増えてきましたね。
いいのか悪いのかはわかりませんが、これもそれぞれその人の好みってことですから。選べるって事は良いことだと無条件に思ってしまうので、私は良いんじゃないかなあと思います。
昔・・・といっても、まあたかだか10年満たないくらい前はですね、デジタルアルバムってのが流行りだして、写真の加工やらもメジャーになってきた頃だったので、いかにも「デジタルで加工してます!!」的な自己主張の激しいアルバムや写真が流行した頃もありました。
たとえばこんなとか。
部分着色ですね。わかります。( ・∀・)
今でも外国の写真屋さんはこういう加工をされるとこも多いみたいですが、私の知ってる限りではあまり見かけなくなってきましたね。
これに限らず、写真の撮影にしても加工にしても、アルバムのデザインにしても、今は少し自然な方向に向いてるのかもしれません。
私の日ごろやってます仕事は、ブライダルのアルバム作りだってのはこのブログのタイトル見りゃすぐわかることなんですが、その名のとおり製作者なので、私自身は滅多に式場さんやホテルのウエディングカウンターなんかに顔を出して、お客様と話をするってことはありません。
その現場に入ってらっしゃる写真館さんやカメラマンさんの、いわば裏方にあたりますので、直接話すのはほとんどの場合、その両者となります。
ですが、直接も仕事を請けてますので、私の会社に直接申し込みしてもらったお客さまとはもちろん話はイパーイしますけどね。打ち合わせにつぐ打ち合わせですから。
でも仕事の割合で言うと、カメラマンさんや写真館さんの縁の下の力持ち的な仕事のほうが今は多いです。
ですが、たまーーになんですけども、お客様がどうしてもアルバム製作担当と話がしたーい!!というリクエストで、現場に伺うこともありましてですね。(;´∀`)
前に一度ありましたのは、某ホテルさんに入ってらっしゃる写真屋さんが、私の作ったテンプレートのアルバムを販売されていたんですが、ある日そのホテルの写真館さんの担当さんから電話がありまして。
「なんか、ホテルの担当者がアルバムの製作のことでお客様に質問を受けて困ってるみたいなので、一度だけで良いので来てほしい」
という連絡がありまして。
なんでもお客様の指定された日に、担当者と一緒にお客様と話をしてほしい。
ということでした。
なんの事なのかサッパリな私は、とりあえず指定された日時に、日頃着慣れないフォーマルっぽい服装に着替えてその某ホテルさんにお邪魔してお話を聞いたのですが。
そのお客様はアルバムに限らず、結婚式や披露宴を自分たちの手で作りたい!という風に思ってらっしゃいまして、ウエルカムボードや席次表や、その他もろもろ自分たちで計画していく中で、肝心のアルバムだけがいまいち納得がいかないと。
上みたいに書くとちょい誤解されそうなんで箇条書きにしますとですね、
デザインもカット数も、写真も気に入らない訳ではないのだが、なぜその色で、なぜそのカット割で、なぜその大きさなのか等、知りたい事をホテルサイドもカメラマンサイドも教えてくれないので納得がいかない。
ということでした。
ま、それを聞き出すまでにホテルの担当の方と写真屋さんの方が小一時間以上喋ってたんですけどね。
で、いくら綺麗でも、自分たちが納得していないものをお金を出して作りたくは無い。という事でした。
説明できないなら、自分たちで納得がいく説明をしてくれる写真屋さんを探して、そこに撮影してもらう。というのが結論だったみたいです。
ホテルの担当者も、カメラマンも、なんだかどうしたらいいの?てな感じで私に視線を送ってくるわけなんですが、まあそれまで私もずーっと黙ってたんですけどね。なんか喋らなきゃだめっぽいなあと思いまして、
~なぜそのアルバムのデザインの表紙がその色なのか。
~なぜそのアルバムの中ページに使用する色がその色なのか。
~なぜそのアルバムの写真の配置はそのレイアウトなのか。
等々、一応一通り説明しました。
でも、納得いかないものは作りたくないっていうのはもっともなんで、無理にこのアルバムにすることもないですよ。もっとお客様の作りたいアルバムにも出来ますよ。でも時間とお金がちょいとだけかかるんですけどね。
と説明すると、なんだか話は丸く収まったようです。
結局最初に言っていたアルバムで作成することになったんですけどね。
そのカメラマンも、ホテルの担当の方も、ポカーンとされてまして、
あとで言われました。
「よくあんな瞬間にアルバムの言い訳考えられるなあ。ハハハ」
・・・・あのですね。あのアルバムは、私がその現場用に、その現場の写真や雰囲気に合わせて作ったアルバムですよ。
別に言い訳したわけじゃなく、そんなもの最初にあるにきまっとるじゃないですか。
と言い返すと、さらにキョトーンとしとりました。
今のご時勢、ブライダルのアルバムってのは、もう本当に星の数ほど種類があると思います。
ですんで、アルバムをデザインされる人ってのも、イパーイいはると思うんですけどね。
みな頑張ってらっしゃるデザイナーさんばっかです。
でも、アルバムにしても、広告にしても、ビデオにしても、その色や形には何かしら意味がついてまわります。必ず。
なぜそこに英文を配置するのか。とか。
なぜそこの帯の色は茶色なのか。とか。
なぜそこに空白をあけるのか。とか色々ありますけどね。
作るからには、これは芸術作品ではありませんので、全てにおいて説明できる理由が存在するものです。
カメラマンの方は、写真でストーリーを作りだしていきますけども、アルバムに写真を貼るだけでは、まあ簡単に言うと文字だけの細かい字でびっしりかかれた小説みたいなものかなと。
で、そこに私みたいな人間が何かしら手を加えることで、その現場の雰囲気をもっと生かしたり、お客様の思い出をより鮮やかにしたり、文字ばかりの小説に挿絵とか装丁を施すことになるんかなあって思ってます。
その為に作ったら、必然と理由も生まれてくるわけです。
別に言い訳のために作ってるわけじゃあありませんよー、先に言っときます。
ほんとはお金も時間も関係なければ、全員の方のアルバムをそういうふうに一冊一冊作りたいんですけどね。
でも、そんな事したら、私も会社も飢え死にしてしまいますんで。。
もっともっと、直接お客様から話を聞けて、アルバムが作れたらなあって思う今日この頃です。
私の勤め先のWEBページリニューアルもアップ間近でして、いろいろなんかお得なことできないかなあ・・・と考えながら、またアルバム作りに戻りますねー
にしても雨止まないかなぁ・・・
ではでは。
テレビ自体見ない私なので、天気予報とかは全然しらないんですが、京都はもう梅雨に入ったんですかね?
二日間自宅で寝まくって、やっと復活したと思ったらなんだか寒い雨の天気なので、これも誰かの陰謀なのか?と思いながら今日も仕事のNAWOです。
上の写真はイギリス某所のアルバム製本屋さんのアルバム見本の画像。
外から見てる限りでは、手張りのアナログっぽいアルバムに見えるんですが、中身は全面デジタル編集のれっきとしたデジタルデザインアルバムです。
最近枝葉の話題に行きっぱなしだったので、ちょい本来のアルバム話に話を戻ろうかと思いまして。
上みたいな、ぱっと見がアナログのアルバムで、中身はデジタルっていうのが最近何かしら目にすることが増えてきましたね。
いいのか悪いのかはわかりませんが、これもそれぞれその人の好みってことですから。選べるって事は良いことだと無条件に思ってしまうので、私は良いんじゃないかなあと思います。
昔・・・といっても、まあたかだか10年満たないくらい前はですね、デジタルアルバムってのが流行りだして、写真の加工やらもメジャーになってきた頃だったので、いかにも「デジタルで加工してます!!」的な自己主張の激しいアルバムや写真が流行した頃もありました。
たとえばこんなとか。
部分着色ですね。わかります。( ・∀・)
今でも外国の写真屋さんはこういう加工をされるとこも多いみたいですが、私の知ってる限りではあまり見かけなくなってきましたね。
これに限らず、写真の撮影にしても加工にしても、アルバムのデザインにしても、今は少し自然な方向に向いてるのかもしれません。
私の日ごろやってます仕事は、ブライダルのアルバム作りだってのはこのブログのタイトル見りゃすぐわかることなんですが、その名のとおり製作者なので、私自身は滅多に式場さんやホテルのウエディングカウンターなんかに顔を出して、お客様と話をするってことはありません。
その現場に入ってらっしゃる写真館さんやカメラマンさんの、いわば裏方にあたりますので、直接話すのはほとんどの場合、その両者となります。
ですが、直接も仕事を請けてますので、私の会社に直接申し込みしてもらったお客さまとはもちろん話はイパーイしますけどね。打ち合わせにつぐ打ち合わせですから。
でも仕事の割合で言うと、カメラマンさんや写真館さんの縁の下の力持ち的な仕事のほうが今は多いです。
ですが、たまーーになんですけども、お客様がどうしてもアルバム製作担当と話がしたーい!!というリクエストで、現場に伺うこともありましてですね。(;´∀`)
前に一度ありましたのは、某ホテルさんに入ってらっしゃる写真屋さんが、私の作ったテンプレートのアルバムを販売されていたんですが、ある日そのホテルの写真館さんの担当さんから電話がありまして。
「なんか、ホテルの担当者がアルバムの製作のことでお客様に質問を受けて困ってるみたいなので、一度だけで良いので来てほしい」
という連絡がありまして。
なんでもお客様の指定された日に、担当者と一緒にお客様と話をしてほしい。
ということでした。
なんの事なのかサッパリな私は、とりあえず指定された日時に、日頃着慣れないフォーマルっぽい服装に着替えてその某ホテルさんにお邪魔してお話を聞いたのですが。
そのお客様はアルバムに限らず、結婚式や披露宴を自分たちの手で作りたい!という風に思ってらっしゃいまして、ウエルカムボードや席次表や、その他もろもろ自分たちで計画していく中で、肝心のアルバムだけがいまいち納得がいかないと。
上みたいに書くとちょい誤解されそうなんで箇条書きにしますとですね、
デザインもカット数も、写真も気に入らない訳ではないのだが、なぜその色で、なぜそのカット割で、なぜその大きさなのか等、知りたい事をホテルサイドもカメラマンサイドも教えてくれないので納得がいかない。
ということでした。
ま、それを聞き出すまでにホテルの担当の方と写真屋さんの方が小一時間以上喋ってたんですけどね。
で、いくら綺麗でも、自分たちが納得していないものをお金を出して作りたくは無い。という事でした。
説明できないなら、自分たちで納得がいく説明をしてくれる写真屋さんを探して、そこに撮影してもらう。というのが結論だったみたいです。
ホテルの担当者も、カメラマンも、なんだかどうしたらいいの?てな感じで私に視線を送ってくるわけなんですが、まあそれまで私もずーっと黙ってたんですけどね。なんか喋らなきゃだめっぽいなあと思いまして、
~なぜそのアルバムのデザインの表紙がその色なのか。
~なぜそのアルバムの中ページに使用する色がその色なのか。
~なぜそのアルバムの写真の配置はそのレイアウトなのか。
等々、一応一通り説明しました。
でも、納得いかないものは作りたくないっていうのはもっともなんで、無理にこのアルバムにすることもないですよ。もっとお客様の作りたいアルバムにも出来ますよ。でも時間とお金がちょいとだけかかるんですけどね。
と説明すると、なんだか話は丸く収まったようです。
結局最初に言っていたアルバムで作成することになったんですけどね。
そのカメラマンも、ホテルの担当の方も、ポカーンとされてまして、
あとで言われました。
「よくあんな瞬間にアルバムの言い訳考えられるなあ。ハハハ」
・・・・あのですね。あのアルバムは、私がその現場用に、その現場の写真や雰囲気に合わせて作ったアルバムですよ。
別に言い訳したわけじゃなく、そんなもの最初にあるにきまっとるじゃないですか。
と言い返すと、さらにキョトーンとしとりました。
今のご時勢、ブライダルのアルバムってのは、もう本当に星の数ほど種類があると思います。
ですんで、アルバムをデザインされる人ってのも、イパーイいはると思うんですけどね。
みな頑張ってらっしゃるデザイナーさんばっかです。
でも、アルバムにしても、広告にしても、ビデオにしても、その色や形には何かしら意味がついてまわります。必ず。
なぜそこに英文を配置するのか。とか。
なぜそこの帯の色は茶色なのか。とか。
なぜそこに空白をあけるのか。とか色々ありますけどね。
作るからには、これは芸術作品ではありませんので、全てにおいて説明できる理由が存在するものです。
カメラマンの方は、写真でストーリーを作りだしていきますけども、アルバムに写真を貼るだけでは、まあ簡単に言うと文字だけの細かい字でびっしりかかれた小説みたいなものかなと。
で、そこに私みたいな人間が何かしら手を加えることで、その現場の雰囲気をもっと生かしたり、お客様の思い出をより鮮やかにしたり、文字ばかりの小説に挿絵とか装丁を施すことになるんかなあって思ってます。
その為に作ったら、必然と理由も生まれてくるわけです。
別に言い訳のために作ってるわけじゃあありませんよー、先に言っときます。
ほんとはお金も時間も関係なければ、全員の方のアルバムをそういうふうに一冊一冊作りたいんですけどね。
でも、そんな事したら、私も会社も飢え死にしてしまいますんで。。
もっともっと、直接お客様から話を聞けて、アルバムが作れたらなあって思う今日この頃です。
私の勤め先のWEBページリニューアルもアップ間近でして、いろいろなんかお得なことできないかなあ・・・と考えながら、またアルバム作りに戻りますねー
にしても雨止まないかなぁ・・・
ではでは。
2010年6月13日日曜日
あなたが神か。2
どうもこんにちわ。(´・ω・`)
風邪と格闘二日目に突入のNAWOです。
随分楽になった気はするんですが、治りかけが一番人に移しやすいと聞いてますので、今会社に行きますと、もれなく
「帰って。今すぐ帰って。」(・∀・)
コールの連呼になってしますので、今日も自宅で引きこもりです。
まあコジンマリした会社なもので。人も最小限しかいませんのでね。他の人が風邪ひいたり体調不良はいきなりピンチになるもので。
なんで今日もトップの写真はマスクな二人だったりします。
てかマスクでキスてどうよ。(;・∀・)
先日よりお話してました、私のDTP会社時代の師匠の話でしたね。
えと、小学校の集合の不登校の女の子の合成の話までしたんでしたっけか。
で、もうひとつの話でしたね。もうひとつも人の合成の話なんですけどもね。
その一件は少し特殊でして、通常の進行で進んでいたアルバムのデータがほぼ出来上がった終盤で、部長宛で電話がかかってきまして。
その電話は、アルバムを作ってる中学校の担当の先生からでした。
私たちは通常、仕事は写真館の方とか、カメラマンの方とか、その学校や幼稚園や大学に入っている業者さんの下請けっていう立場なので、直接連絡を受けるってことはまず無いんですが。
どうもその先生がお願いしたいことがあって、写真館さんに相談したところ、絶対無理と言われたんだけどもどうしてもあきらめられずに、連絡先を聞き出して電話をしてきたとのこと。
内容はというと、ある一人の生徒の写真を、集合写真に綺麗にして入れ込んでほしい。との事でした。
まあ集合写真に入れ込むなんてのは日常茶飯事なので、軽くOKしたいところなんですが、「綺麗に」というのが引っかかりまして、どういう事情なのかを聞いたのですが。
その生徒さんは中学校3年になってから、実は病気で一度も学校には出てこれてないこと。
もちろん学校での写真はおろか、行事の写真も、授業の写真も無い。
ある写真は、病院での写真だけ。
まあとりあえずその唯一の写真を見てみないことには、出来るかどうかもわからないので、紙焼きの写真を至急で郵送してくれという話になりました。
数日後、東京の中学校のその先生から写真が届きましたが、写真を見て愕然。(;゚Д゚)
そこには体中にチューブやら配線やらつながれて、既に骨と皮同然にやせ細り、肌の色は変色して黒っぽい黄色になり、髪の毛もすべて抜け落ちてしまったにもかかわらず、やさしく微笑む男の子の写真がありました。
もう、目を覆いたくなるような、痛々しい写真でした。
ベッドに寝たきりなので、当然制服も着ていませんし、なにより顔はかろうじてこちらを見ているものの、体つきや身長その他もまったくわかりません。
顔には無数のチューブがあり、輪郭も、目や鼻、口も隠れてしまって、よくわからない状態。
部長はそれを見て、無理だと連絡しようとしたのですが、そこで師匠が
「僕がお客さんに電話して色々聞いてみるから、少し待ってくれないか」と言い出しました。
師匠はこんな状態でも集合に入れ込みたいというからには、何か絶対事情があると踏んだのです。
ですがアルバムのデータを印刷工場に回す期日はあと3日。それが遅くなると、卒業式にアルバム納品が間に合わなくなって、どえらい損益になってしまいます。(;゚Д゚)
いまから親族の方に写真を手配してもらっても無理だろうし、どうするのだろうと皆で心配していたんですが。。
それから二日後。
私はほかのアルバムデータの作成と入稿に追われていまして、そのことは師匠にまかせっきりだったのですが、気になったので師匠に聞いてみますと、
「ああ、もう今日の朝イチで入稿したよん」
と聞きまして、びっくりしました。
結局写真は手配間に合わないので、こっちで集合写真に入れ込んで合成し、先生にメールで送って確認してもらってOKもらったとか。
なんという早業・・・というか、あのすさまじい写真が、どうやって集合に入っているのか想像も出来なかったので、写真見せてくれと頼んだんですが、データは既に印刷工場に行ってしまってるとの事で、その場では見れませんでした。
で、それから一週間ほどのち、DTPの版下作成もひととおり落ち着いたんで、毎年恒例の印刷部署の手伝いに、工場に出向いて検品の手伝いをしていた時に、偶然その東京の中学校のアルバムを発見!!
検品そっちのけで、どうしても気になったので、人目を盗んで積んである出荷待ちの中からそろーっと一冊抜き出して、写真を探してみました。
たしか3-2組だったはず、、集合写真は見開きで2Pで超大きく使ってるはずだし、変な合成は絶対無理やしなあ・・・と思いながら見たその写真には、
集合写真の最後列で、にこやかに、健康そうに笑いながら、両隣の友達と肩を組み写真に写ってるその子の姿が!Σ(゚Д゚)
しかもその肩を組んでる両隣の子たちもめっちゃ笑顔になってる!Σ(゚Д゚)
というか、全員の表情が変わってる!笑ってる!Σ(゚Д゚)
違和感が無いどころか、あまりに綺麗だったので、もともとの写真を差し替えたのか?と思ってしまうほどでした。
後で聞いたとこによると、師匠が先生に電話して聞いたところ、その子は急性白血病で三年生になって同時くらいに入院し、楽しみにしていた学校行事にも出れなくて、卒業間際になって亡くなったそうです。
ですが、クラスメートたちはその子のことは仲間として、なんとか一緒に卒業アルバムに収めてほしいとお願いされたのだと。
でも、親御さんも痛々しい我が子の写真しかもっておらず、一年生や二年生の時の写真はあるにはあるのですが、あまりにも姿かたちが若すぎる。(中学校の男の子は急激にかわりますからね。)
あるのは病院で入院中の、この痛々しい写真しか無いのだが、その子の願いはみんなと一緒に元気に卒業式を迎える事だったため、写真だけでも何とかならないだろうか。
ということでした。
師匠はその話を聞いて、二の返事でOKを出したそうです。
ただ、そこからが師匠のすごいとこでした。
私が見ていたそのクラスの集合写真は、確かにほかのクラスとは少し違って、皆表情が暗くて、誰一人笑ってる子が居なかったのですが。
その子の顔形の復元だけでもエライ事なんですが、クラス全員の顔を集合向けの微笑みバージョンと、中学生らしく元気な笑顔バージョンの二種作り、微笑みバージョンは卒業アルバムに、笑顔バージョンは社長に掛け合ってOKをもらい、クラス全員とその先生にキャビネサイズでプレゼントしたそうです。
卒業アルバムというのは、そのクラスの子だけでなく、卒業生全員に渡すものなので、アルバム用に少し真面目な写真と、その子のクラスメート達だけの思い出用の写真を別に・・・という師匠の配慮でした。
卒業シーズンも終わり、DTP室にもすこしの平和がおとずれた頃に、DTP室にそのときの合成した男の子のご両親と担任の先生の来客がありました。
この子の願いをかなえてくれてありがとう、友達を笑顔にしてくれてありがとう、もうこの子は居ないが、全員にとって、本当に大切な大切なアルバムになりました。
と、泣きながらお礼を言っていらっしゃいました。
師匠はもともとそういうのが苦手な方でして、「いやぁ・・ははは」といいながら頭ポリポリ掻いてるだけでしたけどね。(;´∀`)
で、結局その男の子の写真はどうして作ったのか?と聞いたところ、入院中の写真はどう切っても張ってもつかえないんで、その写真で輪郭だけをとり、顔のパーツは一年や二年のときの偶然アルバム内で写っていた横顔やらから持ってきて超合成。体格や身長は勘。生徒たちの笑顔も勘。作業時間は1バージョンにつき1時間、合計2時間とのこと。
やはり、あなたが神か。
師匠にしては、数時間もかけるなんてただ事じゃないですが、
でも、その作業、普通数日かかるんじゃないですかねえ。。。(;´∀`)
でも師匠は、作業時間より、担任の先生が校長やそのご両親やらに写真を持って回ってもらって、「私が全責任を負いますからお願いします」と言ってくれたからできたんやでーと言ってました。
今は違う会社ですので、もう師匠とは一緒には仕事はしていませんが、今でもどっかの学校の写真屋さんの、ものすごい希望の合成をチャッチャとやっつけてるんかなあ。と思ったりします。
分野は全然違いますが、同じ物づくりの人として、師匠みたいな目線で仕事できたらいいなあと。
ま、今日はすこーしだけ良いお話でした。(´∀`*)
写真にまつわる仕事に限ったことじゃないと思いますけど、こんなハプニングもあるんで嬉しかったり悲しかったりするんですが、ダイレクトにお客様の感謝とか幸せを感じれた時は、本当に仕事しててよかったなーて思える瞬間でもありますねえ。
ですんで手を抜けないんで、それだけ大変だったりもするんですけどね。
私も風邪で寝込んでる場合じゃないので、早く治さねば。。(;´Д`)
というわけで、これからまた布団に入って寝込みます。(´・ω・`)
明日こそは元気になるぞおー
ではではー
風邪と格闘二日目に突入のNAWOです。
随分楽になった気はするんですが、治りかけが一番人に移しやすいと聞いてますので、今会社に行きますと、もれなく
「帰って。今すぐ帰って。」(・∀・)
コールの連呼になってしますので、今日も自宅で引きこもりです。
まあコジンマリした会社なもので。人も最小限しかいませんのでね。他の人が風邪ひいたり体調不良はいきなりピンチになるもので。
なんで今日もトップの写真はマスクな二人だったりします。
てかマスクでキスてどうよ。(;・∀・)
先日よりお話してました、私のDTP会社時代の師匠の話でしたね。
えと、小学校の集合の不登校の女の子の合成の話までしたんでしたっけか。
で、もうひとつの話でしたね。もうひとつも人の合成の話なんですけどもね。
その一件は少し特殊でして、通常の進行で進んでいたアルバムのデータがほぼ出来上がった終盤で、部長宛で電話がかかってきまして。
その電話は、アルバムを作ってる中学校の担当の先生からでした。
私たちは通常、仕事は写真館の方とか、カメラマンの方とか、その学校や幼稚園や大学に入っている業者さんの下請けっていう立場なので、直接連絡を受けるってことはまず無いんですが。
どうもその先生がお願いしたいことがあって、写真館さんに相談したところ、絶対無理と言われたんだけどもどうしてもあきらめられずに、連絡先を聞き出して電話をしてきたとのこと。
内容はというと、ある一人の生徒の写真を、集合写真に綺麗にして入れ込んでほしい。との事でした。
まあ集合写真に入れ込むなんてのは日常茶飯事なので、軽くOKしたいところなんですが、「綺麗に」というのが引っかかりまして、どういう事情なのかを聞いたのですが。
その生徒さんは中学校3年になってから、実は病気で一度も学校には出てこれてないこと。
もちろん学校での写真はおろか、行事の写真も、授業の写真も無い。
ある写真は、病院での写真だけ。
まあとりあえずその唯一の写真を見てみないことには、出来るかどうかもわからないので、紙焼きの写真を至急で郵送してくれという話になりました。
数日後、東京の中学校のその先生から写真が届きましたが、写真を見て愕然。(;゚Д゚)
そこには体中にチューブやら配線やらつながれて、既に骨と皮同然にやせ細り、肌の色は変色して黒っぽい黄色になり、髪の毛もすべて抜け落ちてしまったにもかかわらず、やさしく微笑む男の子の写真がありました。
もう、目を覆いたくなるような、痛々しい写真でした。
ベッドに寝たきりなので、当然制服も着ていませんし、なにより顔はかろうじてこちらを見ているものの、体つきや身長その他もまったくわかりません。
顔には無数のチューブがあり、輪郭も、目や鼻、口も隠れてしまって、よくわからない状態。
部長はそれを見て、無理だと連絡しようとしたのですが、そこで師匠が
「僕がお客さんに電話して色々聞いてみるから、少し待ってくれないか」と言い出しました。
師匠はこんな状態でも集合に入れ込みたいというからには、何か絶対事情があると踏んだのです。
ですがアルバムのデータを印刷工場に回す期日はあと3日。それが遅くなると、卒業式にアルバム納品が間に合わなくなって、どえらい損益になってしまいます。(;゚Д゚)
いまから親族の方に写真を手配してもらっても無理だろうし、どうするのだろうと皆で心配していたんですが。。
それから二日後。
私はほかのアルバムデータの作成と入稿に追われていまして、そのことは師匠にまかせっきりだったのですが、気になったので師匠に聞いてみますと、
「ああ、もう今日の朝イチで入稿したよん」
と聞きまして、びっくりしました。
結局写真は手配間に合わないので、こっちで集合写真に入れ込んで合成し、先生にメールで送って確認してもらってOKもらったとか。
なんという早業・・・というか、あのすさまじい写真が、どうやって集合に入っているのか想像も出来なかったので、写真見せてくれと頼んだんですが、データは既に印刷工場に行ってしまってるとの事で、その場では見れませんでした。
で、それから一週間ほどのち、DTPの版下作成もひととおり落ち着いたんで、毎年恒例の印刷部署の手伝いに、工場に出向いて検品の手伝いをしていた時に、偶然その東京の中学校のアルバムを発見!!
検品そっちのけで、どうしても気になったので、人目を盗んで積んである出荷待ちの中からそろーっと一冊抜き出して、写真を探してみました。
たしか3-2組だったはず、、集合写真は見開きで2Pで超大きく使ってるはずだし、変な合成は絶対無理やしなあ・・・と思いながら見たその写真には、
集合写真の最後列で、にこやかに、健康そうに笑いながら、両隣の友達と肩を組み写真に写ってるその子の姿が!Σ(゚Д゚)
しかもその肩を組んでる両隣の子たちもめっちゃ笑顔になってる!Σ(゚Д゚)
というか、全員の表情が変わってる!笑ってる!Σ(゚Д゚)
違和感が無いどころか、あまりに綺麗だったので、もともとの写真を差し替えたのか?と思ってしまうほどでした。
後で聞いたとこによると、師匠が先生に電話して聞いたところ、その子は急性白血病で三年生になって同時くらいに入院し、楽しみにしていた学校行事にも出れなくて、卒業間際になって亡くなったそうです。
ですが、クラスメートたちはその子のことは仲間として、なんとか一緒に卒業アルバムに収めてほしいとお願いされたのだと。
でも、親御さんも痛々しい我が子の写真しかもっておらず、一年生や二年生の時の写真はあるにはあるのですが、あまりにも姿かたちが若すぎる。(中学校の男の子は急激にかわりますからね。)
あるのは病院で入院中の、この痛々しい写真しか無いのだが、その子の願いはみんなと一緒に元気に卒業式を迎える事だったため、写真だけでも何とかならないだろうか。
ということでした。
師匠はその話を聞いて、二の返事でOKを出したそうです。
ただ、そこからが師匠のすごいとこでした。
私が見ていたそのクラスの集合写真は、確かにほかのクラスとは少し違って、皆表情が暗くて、誰一人笑ってる子が居なかったのですが。
その子の顔形の復元だけでもエライ事なんですが、クラス全員の顔を集合向けの微笑みバージョンと、中学生らしく元気な笑顔バージョンの二種作り、微笑みバージョンは卒業アルバムに、笑顔バージョンは社長に掛け合ってOKをもらい、クラス全員とその先生にキャビネサイズでプレゼントしたそうです。
卒業アルバムというのは、そのクラスの子だけでなく、卒業生全員に渡すものなので、アルバム用に少し真面目な写真と、その子のクラスメート達だけの思い出用の写真を別に・・・という師匠の配慮でした。
卒業シーズンも終わり、DTP室にもすこしの平和がおとずれた頃に、DTP室にそのときの合成した男の子のご両親と担任の先生の来客がありました。
この子の願いをかなえてくれてありがとう、友達を笑顔にしてくれてありがとう、もうこの子は居ないが、全員にとって、本当に大切な大切なアルバムになりました。
と、泣きながらお礼を言っていらっしゃいました。
師匠はもともとそういうのが苦手な方でして、「いやぁ・・ははは」といいながら頭ポリポリ掻いてるだけでしたけどね。(;´∀`)
で、結局その男の子の写真はどうして作ったのか?と聞いたところ、入院中の写真はどう切っても張ってもつかえないんで、その写真で輪郭だけをとり、顔のパーツは一年や二年のときの偶然アルバム内で写っていた横顔やらから持ってきて超合成。体格や身長は勘。生徒たちの笑顔も勘。作業時間は1バージョンにつき1時間、合計2時間とのこと。
やはり、あなたが神か。
師匠にしては、数時間もかけるなんてただ事じゃないですが、
でも、その作業、普通数日かかるんじゃないですかねえ。。。(;´∀`)
でも師匠は、作業時間より、担任の先生が校長やそのご両親やらに写真を持って回ってもらって、「私が全責任を負いますからお願いします」と言ってくれたからできたんやでーと言ってました。
写真というのは、芸術作品として以外ではやはり記録でして、絵とかCGじゃありません。
記録としての意味合いから言えば合成や修正というのは、なんらかの手が加わってしまうので情報としての意味が薄くなる。という事に関して、私はあまり肯定的ではありませんでした。
でも、こういう師匠の仕事をみて、合成だろうが修正だろうが、良い仕事は人を動かすんだなあ・・・と、考え方も変わりました。
何をするか、ではなくて、何のためにするかってことですかね。
前にも色補正でお話しましたけども、記憶に近づけるという意味においても、そういう修正や合成もものすごく意味のある技術なのかもしれません。
実際のシーンより、本当の意味で「人の希望」に近づけるって意味で。
今は違う会社ですので、もう師匠とは一緒には仕事はしていませんが、今でもどっかの学校の写真屋さんの、ものすごい希望の合成をチャッチャとやっつけてるんかなあ。と思ったりします。
分野は全然違いますが、同じ物づくりの人として、師匠みたいな目線で仕事できたらいいなあと。
ま、今日はすこーしだけ良いお話でした。(´∀`*)
写真にまつわる仕事に限ったことじゃないと思いますけど、こんなハプニングもあるんで嬉しかったり悲しかったりするんですが、ダイレクトにお客様の感謝とか幸せを感じれた時は、本当に仕事しててよかったなーて思える瞬間でもありますねえ。
ですんで手を抜けないんで、それだけ大変だったりもするんですけどね。
私も風邪で寝込んでる場合じゃないので、早く治さねば。。(;´Д`)
というわけで、これからまた布団に入って寝込みます。(´・ω・`)
明日こそは元気になるぞおー
ではではー
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