2011年10月3日月曜日

The Tire Art of Wim Delvoye



お家から出て探検中。。

私も探検にいきたいすなあ・・



どもども皆様こんばんわ。

週明け月曜の秋空をボーっと見ておりましたら、どこからともなく風に乗ってキンモクセイのかほりが。

あの甘ーい甘い、でもちょこっとだけ何かスパイシーな匂いを嗅ぐと、どことなく秋だなーって思えるのは私だけでしょうか?

そして何となく甘い匂いのせいかはわかりませんけども、お腹が減った気がするのは私だけでしょうか?


いかんせん何をきっかけにしても食欲の道へ突っ走る。

それが我が人生。NAWOでございます。



キンモクセイ。カッコつけて漢字で書くと「金木犀」。

この甘い香りもですね、人によって好き嫌いが分かれるようでして。

私はこの匂い嗅ぎますとお腹が減るくらいで特に何も弊害はございませんけども、友人の中にはこの匂いを嗅ぎすぎると偏頭痛を併発しそうで嫌だ。という人が居たり。

しかも一人ではなく3人くらい。


中には「トイレの芳香剤の香りに似てるので嫌だ」という人も居たりしますねえ。


匂いってのはある意味防げない分、キライな方には確かに半分暴力的なのかもしれませんなあ。

でもって金木犀の匂いってのは、なんていうんでしょ。濃厚と言うか。

匂いの密度が濃いような気がするんですよねえ。


自宅の垣根にこれを植えてる方もいらっしゃると思うのですけども、一斉に咲き出してマッ黄色に染まったところから香る匂いは、ちょっとそこに住んでて大丈夫なのか?と思う程でございます。


そういえば、北海道にはこの金木犀は無いんですかね?

その苦手な友人は一人を除いて北海道出身なものでして。

その友人曰く、北海道ではこの匂いもこの木もこの花も見た事が無いそうで。


私なんかは子どもの頃からあっちこっちにこの金木犀がありましたから、まあ慣れ親しんだ匂いですけども。

そういう経験無しで大人になってから匂うと、そういう負の一面もあるのやもしれませんなあ。

昔は町のあちこちの垣根だとか、あと空き地だとかにもこの金木犀、生えてましたからねえ。

秋の天気の良い時に空き地や野山で遊んでました記憶と、この匂いが脳内のどっかでリンクしてるのやもしれません。



今は町中の何処かしこも整備されつくしてしまいまして。

漫画のドラエモンに出てくるような、土管の転がってるような空き地は見る影もございませんけどもねえ。


公園ってのはあるんですけども、そういうのではなくって、あくまで「空き地」

なんか色んなすぐには使わないような機材だとか重機だとか、あとスクラップの車だとか古タイヤだとかが適当においてあるような「空き地」


大人からしましたらですね、遊具のある公園のほうが、何かと遊ぶにはいいんじゃないのん?とか考えてるんでしょうけども。

子供心を相変わらず捨てきれない大きなお友達になってしまいましたアダルトチルドレンな私としましてはですね、公園の遊具なんぞ、空き地の何が出てくるかわからないワクワク感と、そういう不要品を自分の頭や体を使って考えて面白いものを作り出す楽しみには全く叶わない・・・というよりも楽しさの次元が根本から違います訳でして。

ですけども実際はまあ汚いわ、危険だわで親となっては子どもを遊ばせたくない場所にはなるんでしょうけどもね。

今となっては両方の気持ちも解ってしまうので、何がイイ!とは言い切れないのですけども。


でもでもでもですね、そういうあくまで「空き地」で、友人と怪しい秘密基地を作ったりだとか。

あと親と喧嘩して飛び出した雨の日に、こっそり隠れていた夜の空き地の土管の中だとか。

そういう一見しょうもないと思われるような光景や経験が、少なくとも高校や大学の時に勉強した事よりも役にたってる気はするのですけどもねぇ。どうなんでしょ?



ま、空き地の遊びの思い出話をこのまま続けると長くなるので一旦打ち切って。

そんな空き地の廃品の中で、子どもの時に特に重宝したのがですね、私的には

「タイヤ」

でございまして。


今ではリサイクルだとか地球に優しいだとかで、廃タイヤ自体を見かける事なんてほぼ無くなってしまいましたけども。

ま、空き地にそんな物大量に置いてあったら、速攻で「不法投棄じゃーー」って通報されるレベルなんでしょうけどもね。

昔はけっこう、河川敷の空き地とかに、そういった廃タイヤだとかもう故障して動かなくなったパワーショベルとか置いてあったりしたもんですが。


そんな廃タイヤなんですけども、これがまあ非常に何かと遊び道具に適しておりましてですね。

ちっちゃいタイヤを4つもって来て、そこに適当に木の棒をつっこんで両手両足でそれをつかんで車風味にして友人に後ろから押さすとか。

タイヤの穴の部分に、これまた捨ててあった大きい網戸の網を強引にくっつけて、その中にザリガニ釣りで余ったチクワだとかを入れ子んで川に沈めて、次の日に引き上げにいったら亀が大量でウハウハーー!!だったりだとか。

秘密基地作る時には積み上げて柱にはなるわ、柔らかいヤツだったらそのまま座椅子にもソファーにもなるわで、いかんなく万能ぶりを発揮しておりましたですね。


あ、なんかこんな事書いてたらどこの野山に住んでるのかと思われそうですけども。

全然野山ではないです。長岡京市とかの話なんで。。


とまあ、このように今となりましては、廃タイヤ自体を探すのも困難な状況ではありますけどもね、

自分としましてはタイヤというのには並々ならぬ遊びにおける想像力を頂いたご恩がございまして。

今の子ども達はあの楽しさが味わえないのか・・・と思うとちと悲しい。



と、金木犀の匂いを嗅ぎながら、そんなタイヤで遊んだ日の事を思い出しておりましたらですね。

この前、どっかでそういうタイヤをアートにしてる人がおったなあ・・・というのを思い出しまして。

今日はそれをちとばかしご紹介しましょかね。。


http://www.wimdelvoye.be/

アーティストのWimさんのページ。
いきなりこんな画面でどうしたらエエのかわかんないと思いますけども、このレゴチックな地図の中に、Wimさんの作品のギャラリーがちりばめられてます。



今回はタイヤのアートなんで、中央ちょい下くらいにあります

「TIRE」

って書かれたガソリンスタンドのとこにGOしてくださいませ。

一応、何点かご紹介しておきますですね。











・・・・なんかタイヤだらけでちょっと異様な光景になってきましたけども・・・

まあ細かいこたあ気にしない♪


ちなみにこれ全部、手彫りだそうで。

四輪用のタイヤをメインで作ってらっしゃいますけども、結構堅いんですよねコレ。

全編フローラルモチーフ(花柄)というのも、タイヤがハードなイメージなのに対してなんともインパクトがございます。


なんでも制作のテーマは

「Local」と「global」を混ぜ混ぜした「glocal」という事のようですけども。

だれがうまいこと言えと・・・ってちょっと突っ込みたくなりますけどまあそれは良いとして。

ですけどもその緻密さにはかなり私も目からウロコでございましたですねえ。

さすがアート。ただの遊びでは終わらないという訳ですな。


実は中学生くらいの時にですね、私も同じような事を思いついた事がありまして。

ですけども彫刻刀で掘ってみようとしましたが、全くと言っていいほどに歯がたたず、パパンの目を盗んで、熱したハンダごてでズブズブズブーーーって穴開けたりしてなんとかならんか・・・とやってみたものの、あまりの異臭にこのままでは中毒確実やな・・と思いまして即座に中断した憶えが。


ま、その後キレイキレイにハンダごてを直しておいたので、気付かれてはおらぬようですけども。


専用か何かわかりませんけど、そういう思いつきをここまでやってしまうとこに、ちょっと感慨深いものを感じるのでございます。


多分このWimさんも、幼き頃に同じような思いつきをしてたに違いない・・・



と、今日はちと思い出話に花が咲いてしまいましたな。


なんでしょうねー。真夏とか真冬とかよりも、今くらいの秋とか春とかのほうが、そういう何かしら子どもの時の事を思い出す事がよくよくあります。

これも金木犀の匂いのせい?なのかな?なーんてね。


じゃ、そろそろ私も仕事にもどりますかー

朝晩はものすごい寒くなっておったりしますので、皆様も風邪など召しませぬように。

ではではまた明日お会いしましょう〜

ごきげんよう〜♪





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