2011年10月7日金曜日

Sarolta Ban



たぶんCG合成なのはわかってるんですけど。

あまりにも迫力があったので載せてみた。


なんだ?その穴にサンマでも入ってるのか??



どもども皆様こんばんわー

今日も昼間からちょっと色々集中して仕事しておりましたら、アっと言う間にこんな時間。

午後9時を回りまして課題としていた仕事がちびっと残っておりまして若干焦り気味のNAWOでございます。


いやいや、そんなヤヤコシイ仕事では無いんですけどもね。

ちょいととある背景を作っておりまして。

今日中に出来るかな〜〜?と思ってたのですけど、思いつくままに筆を走らせておりましたら時間を忘れて没頭してしまった為に、こんな時間になってしまつた・・

15日までに何とかしたいのに〜〜・・・って?あれ?今日何日でしたっけか?

おっと、今日は7日でしたか。じゃあまだちょっとだけ時間あるかな・・・うーむ・・



上の写真はですね、題名が「Cat Coven」って付いてまして、直訳すると「猫の魔女」って事になるんですけども。

Sarolta Banという方の写真なんですけども、だったかいつだったか忘れましたが、ハロウィーンに関する写真を追い求めている時にたまたま全然知らないサイトさんで紹介されてたので、私のヌコ画像フォルダに入って来たものです。


この人の作品はどれもこれもこういうちょっとダークな、何かしら意味ありげな作品ばっかなんですけども、油絵調のタッチと妙にリアリティのある絵が、私の大好きなダリのシュールな絵とちょっと被るとこがあって好きなんですねー。




最近、スマートフォンで色々写真を撮ったりする事が多いんですけども。

スマートフォンというのはいわばちっこいPCなのですな。

処理能力なんかはあんだけの大きさしかないので知れてるんですけど。


で、もちろんカメラ自体の性能もそんなには大した事がありませんので、一眼レフのようにピントを自由自在にボカシたり、シャッタースピードや露出で色々な工夫してみたり。

そんな事はもちろんできませんのですけども、そのかわりに撮影したその場でアプリケーションを使って色々なエフェクト効果を掛けられるのですな。



フォトショップとは違いますんで、写真の基礎となりますコントラストだとか色合いだとかってのは調整できないんですけども、ワンタッチで様々な効果が掛けられるようになっております。

こんなのだったりとか。

















こんなんだったりとかね。

















ま、画像小さいと解りにくいかもしれませんけども。

この二つの写真は、以前に紹介しましたLittle Photoってヤツで加工した物なんですけどもね。

フォトショップで言うとこのフィルター効果みたいなものがこうやって気軽に掛けられるって訳ですな。


昔はですねえ。写真と言いますと、もうアナログ全盛の時もございまして。

多少の色の調整やなんかは、ラボって言われる職人さんに頼んである程度は色を濃くしてもらったり調整してもらったりと出来たのですけども。

基本的にこうやって写真自体のイメージをガラリと変える。というのはなかなか叶わなかったのでございますけどもね。

今は写真というと、デジタルデータ主力ですので、PCを通さない写真というのはほぼ100%に近い確立で無い事になっておりますけども。


スマートフォンのこうしたアプリケーションというのは、本来だとPCに取り込んで、ややこしいフォトショップの使い方をマスターした上で試行錯誤してエフェクトを掛けていたものなんですけども、それをスマホの中だけでやってしまおう!的な物ですので。

今迄なにげなく普通に撮影してた写真を、一瞬でフォトショップで幾重にもフィルターや効果を掛けた状態にする事で少し意味を持たせたりだとか、より印象的にしたりだとか出来るという事になります。


なんでもデジタルカメラのメーカーさんの話では、そういったスマートフォンのカメラ+アプリケーションが楽しいので、コンパクトデジカメが最近めっきり売れないんだとか。

確かにコンパクトデジカメだと、少しは画像の解像度は大きいとは思うんですけども、撮影したその場では加工はおろか、スマホのようにどこかにアップロードして見てもらう。

と言う事は絶対に出来ない訳ですね。

なので売れなくなって当然と言えば当然ですけども。


なのでこれからはスマホに性能の良いカメラ機能と、ものすごい使い勝手が良くなおかつ斬新な表現が出来るアプリケーションが最初から付いてる物。

とか販売されたら、おそらく買う人多いと思うんですけどもねえ。どうでしょうかね?



で、ここで一旦分かれる所があるのですけどもね。

「写真は撮影するタイミングと色が全てなのだから、基本的に撮って出しが一番望ましいのではないか?」

という意見と

「いやいや、写真といえども表現方法の一種なのだから、エフェクトでも何でも好きなように加工する事も一種正しいと言えるのではないか」

という意見。私がネット上で見てる限りでは両方同じくらいありますねえ。


ま、そこで問題になるのは「どこまでが加工や合成と言えるのか」という事になってくるのですけども。

でもまあそりゃあ、若干明るくしただけでも加工は加工ですわねえ。


こういう話はですね、もう随分前にデジタル化が進んだ時から、人類の永遠のテーマとなりつつありまして。

私のような制作メインで仕事している人と、カメラマンのような撮影メインで仕事してる人の間でも論争になったりする事がしばしばある程なんですけどもね。


商業写真に関しては、目的というのがハッキリしておりますので、その目的に一番見合った方法が最善!というのは間違いないんですけども。

例えばCMに使う写真だったら、それが訴求効果が一番あがる表現方法だったり、

ブライダルだったら、何よりも結婚されるお二人が美しく、思い出深い写真になるようにだったりだとか。

それが個人の撮影する写真となりますと、そういった目的というのがはっきりしない分、どう捉えるかってのはバラバラになってしまうもんです。はい。


私が今は制作メインの人間だからって訳ではないのですけども、やはり日頃写真に接しております時間が通常の人からすると凄く長いので、そういう質問を友人や知人からもよく受けまして。

ある写真家の方は、絶対に補正も修正も入れない。ゴミ取り以外は。

という人もおりますし、

あるデザイナーの方は、写真はアートだ。だから自分が表現したいように素材として加工しまくる。

という人もいれば。まあ色々でございますけどもね。


最終的にはですね、その撮影した本人さんの好きにすれば良いと思うのでございます。はい。

自分が撮影した写真で、何か物足りないな〜とか思うんだったら、色々な加工やエフェクト使うもよし。

そうじゃなく、その写真そのものが自分の表現なんだ!と思うんだったらそのままで出せばよし。

そっちが良くて悪いなんて事はありませんのですねえ〜。うん。


わたしだって、自分で撮影した写真でも加工したく無いものもありますし、ガッシガシに加工しまくりたいものだってありますのでねー。

なんでそれも含めて、「自己表現」に一番合う方法をしていただけたら良いのではないでしょうか?と思う訳です。はい。


と、なんでこんな事を書くのかと申しますと、つい昨日も電話で同じ事を聞かれたからなんですけどもねえ。

口で喋ってるとあんま言えないんですけど、記事にすると何でも言えちゃう不思議!!

解っていただけましたでしょうかね?Hさん。

あなたの好きにしたらええんちゃうかな?と思うんですよ。

結局の所、表現物というのには万人受けというのはほぼ存在しないと思いますのでね。

「フーン」という人も居て、「キライ」という人も、「ダイスキ!」という人も居るのがそういう物でございますので。

一眼で撮るべきか、、それともスマホで・・とかそんな事も別に撮りたい方で撮ればいいんちゃいますかねーと。



ま、話はちょっとヤヤコシイ事になりましたけどもね。

加工云々を別として、冒頭にご紹介しましたSarolta Banさんの作品も、そういう写真をベースにして、こういったシュールレアリズムの世界を具現化してる方でございます。

ここまで来ますと、既に写真なのか、それとも絵画なのかわからなくなってくると思いますけども。

でもこういう表現は私は個人的には「ダイスキ!」だったりするのですねえ。






この他にも色々あるんですけど、ご本人のホームページで沢山見れますので、よろしかったら下よりどうぞー。

http://www.saroltaban.com/

個人的にはこの手のヤツは大ファンですので、部屋にポスターとして数枚購入したいくらいの勢いですけども。

でもごっつ高いんやろなー・・・

自分で作るか??どうする?どうする私???



ま、今日はですね、ちょっと先日友人から相談されました「写真とは如何にあるべきか」という事について記事にしてしまいました。

何かしらのその写真や絵画の評価ってのは、自分はもとより多分見た人がしてくれるのでしょうからね。

そういうレスポンスが欲しいのであれば、もっと一目に触れる場所へ、とりあえず出してみる事も大事なのだと思います。

今はネットでいくらでも表に出せますからね。そういうのを活用するのも一種手ですよーH
さん。



さて、それでは私は再びお仕事に戻るとしましょうかねー

また明日お会いしましょう〜

皆様ごきげんよう〜〜





4 件のコメント:

  1. ダリ好きまでもシンクロですね?ww
    初めて「内乱の予感」を見た時の衝撃たるや(笑)でも
    そのおかげで興味を持ったんですが。。
    でも。中学生の頃「燃える麒麟」だとか「象」だとかが好きだと正直に発言をして、
    ちょっと病んでる?的扱いを受け、オトナを心配させた小娘でした^^;; 暗い過去だなあ。。。あれからは秘密裏なファンですww

    折しも私も写真について、お友達と同じ話題でやりとりしてましたですよ~
    私にはこ難しことはわかりませんが、もう撮ってる段階から
    いろんな法則を踏むことなく「撮ること」を楽しんでしまうヒトなので(笑)
    その「楽しい」「きれいだった」気持ちを共有したくてUPするのですが
    それに共鳴してくれるひとが1人でもいれば、それであったかい気持ちになれます^^
    撮る楽しみ、そして皆の共鳴でもらえるあったかな気持ち。
    それがここちよくてUPしてるのかもしれません^^

    nawoさんともよく話すけれど、個人的には
    「こう魅せたい、伝えたい」が表現できれば、その方法はどうあってもいいと思います^^

    ま。技術持たずな人間がいうのもヘンなのだけどね(笑)

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  2. >poppoさん

    どもどもーコメントおそなってすいませんすいません(汗)

    ダリ!内乱!うぉぉぉぉぉぉー!
    もしかして草間さんちの弥生さんとかも好きっすか?
    だったらもうぴったしカンカンっす♪

    子どもでダリですかー。そら心配しますわね(汗)
    でも私も生まれて初めて描いた油絵はダリの作品だったりしますですよ。模写ですけども。
    見てるだけじゃなく、あのタッチを真似するのも実はすんごい楽しいもんですぜ。余裕があればぜひともお試しあれ♪

    写真はですね、産業写真に携わってる人間としましては、「好きなものを撮る」という事に対してどうしてもアレルギーを持ってしまう人が少なくないっていう悲しい現実があったりしましてね。

    いつのまにか、お客様から言われたカットは撮れても、自分が何を撮りたかったのか・・・という事を見失ってしまう人も居たりして。

    もちろんそうじゃない人も居るんですけど、まあ人によってそれぞれですねえ。

    私的には、やっぱり「好き」で「楽しく」撮るという事に対しても、写真に携わってる限りは普通の人よりもより深く楽しめて、なおかつ撮れる人でありたいなあ・・・

    とか漠然としか思いませんが。

    でも誰かが共鳴してくれてその為に。という根本は、産業写真でも趣味でも何でも一緒なんではないかなーとか。

    ヤキソバを食べつつ今日は思ってたのでございます。

    技術云々ももちろん大事なんでしょうけど、やっぱその人が楽しいのかどうかってのが一番なんじゃないですかね?

    最近は特にそう思います♪


    poppoさんの写真はスゲエっすよ。マジでマジで。。

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  3. 草間さんちの彌生さんはね~

    私が行ってみたい候補のTOP10に入るベネッセ・アイランド直島の
    「カボッチャくん」とか、霧島アートの森に咲く、ウルトラ怪獣のような
    「シャングリラの華」なんかね~(笑)
    目の前で見てみたいんですよね。。
    ご本人もすごくインパクトありますが^^

    あとね~スペインねwガウディーが好きなんで(笑)
    偶然彼のデザインした椅子のレプリカを、とある店でハケーンww
    すてきでしたよ~すんごく。写真撮らせてもらったもんww

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  4. >poppoさん

    うほっ!(汗)コメに気付くのがおそくなりやした(汗)

    アートの森は行ったことは無いですけど、直島はありますぜ♪
    そんな私は勝ち組ですな♪フヒヒヒヒ

    アントニオガウディは言うまでもなく、スペインも大好きっす!
    というかガウディーの椅子って・・・・レプリカにしてもごっつ高そうな気がしますな・・(汗)
    でも私も絶対に写真撮ってしまうと思われますww

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