この余白が好き♪
どもども。みなさんこんばんわ。
台風のせいですっかり雨模様なお天気ですけども。むしろそれよりも低気圧接近による気圧変化の影響で、昔痛めました右膝と首がどうにもこうにも重怠いのがカナワンなNAWOでございます。
幸いな事に、雨でも雪でもそんなに生活には支障が出ない地域に住んでおりますのでそれはまあ良いんですけどもね。
台風だとかになると、強烈に気圧が上下するので、どうにもこうにも体の動きが鈍くなってしまいまする。
ま、何で痛めたのかって言うとバイクなんすけどもね。
というかバイクで痛めた古傷とか言うとなんとなくカッチョエエと思われがちですけど、そんな武勇伝が語れるほどの事もしてないもんで。
それは私がオフロードバイクにハマっていました頃の話で。
まあ不整地を飛んだり跳ねたりするのが毎日楽しくって楽しくってですね。一生懸命働いて溜めたお金をほぼ全部バイクとか改造とか装備品につぎ込んでおりました頃ですけども。
その頃は同僚でも同じようなバイクに乗ってる人がおりましてですね。その友人と一緒に、あっちこっちの河川敷だとか。あとモトクロスコースだとかに走りに行っておりましたけども。
とある大阪のモトクロスコースに、二人で一緒に走りに行きました時にですね、二人で1台のワンボックスにレース用のモトクロスバイクを二台積んで、
「今日はあそこの三連ジャンプを絶対飛ぶぜ!」
とか話つつお出かけしておりましたけども。
現地に行きますとその日も台風一過の快晴の日でして。
少しコースは荒れてますけども、前日までの雨でほどよく湿っており、砂埃も立たないような状況で走りやすそうなコンディションでございました。
到着して間もなく、前に何回か走りに来てた時にお友達になった友人も到着しまして、まああんまり一気にコース内で走り過ぎても私たちは上手ではないので危ないやら邪魔やらってことで。
私と同僚の二人で先に走る事になったのですけども。
ワンボックスからバイクを降ろして、混合ガスを入れて、服を着替えて完全装備で二人で一緒に走っておりました。
必然と追っかけ合いみたいになるのですけども、私の方がなんか調子が良くって、一緒に走ってる連れよりもほんの10秒ほど先行でコースを回っておりました所。
私達が走ってるのを見つつ待ってる友人が、なにやらこっちに向かって数十メートル向こうから叫んでおるのですけどもね。
こっちはレース用のウルサイバイクに乗ってますので、よう聞こえん訳です。
最初は走りながら聞こえるかなーー。とか思ってたんですけど、どうにもこうにも聞こえないので、三連ジャンプを越えたとこでコースの右端にバイクを寄せて停め、何を言ってるのか聞いてやろうとした瞬間にですね。
後続を走っておりました私の連れと、250ccのモトクロスバイクが頭上から降ってきましてですね。
頭の上の方から、
「ぅゎぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ!」
と言う声が何か聞こえたなー・・・と思った次の瞬間、ものすごい衝撃とともに吹っ飛びまして。
一瞬何が起こったか解らぬ状態だったんですけど、ものすんごい体中が痛いのでふっと見てみると、手も足もバイクもその降ってきた連れと絡み合うように倒れており、
私は当事者なので見えませんでしたけど、その現場を見た友人曰く
「アントニオ猪木が4人で卍固めを掛けあってこんがらがった状態」
というような状況だったらしいですが。
とりあえず、手も足も動かないんですけど、首が痛い。首が。
ちょこっとでも動かそうとするだけで激痛が走る。ヤバイ。誰か助けて。というか助けてください。
と思ってましたら、見学してた友人が慌てて駆け寄ってきてくれまして。
なんとか連れとのこんがらがり状態を解除しようと試すのですけども、その連れも首がしこたま痛いらしく、とりあえずヘルメットを脱がそうとしてもそれだけで
「イタタタタタタタタ!!」
と叫ぶ始末。
・・・結局数十分かけて、なんとかバイクと人体の分離に成功し、私と連れはそのまま近所の病院に搬送されましたけども。
二人とも強度の衝撃による、首のむち打ち(重傷)と言う事で。
でもジャンプの着地に私が居て、そこに連れが降ってきた事を話すと、ムチウチくらいで済んでよかったという話だったので、良いのか悪いのかわかりませんけどホっとして、ボロボロになったバイクを友人に積み込んでもらい、なんとか帰路についたのですけどもね。
首がむち打ちになりますとね、病院でどうされるか知ってます?
なんかね、首が動かないように、巨大な首用ギプスをはめられるんですよね。
首が無くなって、ウルトラマンの怪獣のジャミラみたいになるんですけども、それを「コルセット」て言うんですけどもね。
次の日も仕事でありました私と連れは、そのジャミラ状態のまんまで会社に出勤して、社長に呆れ返られ、同僚達からも冷たい視線を投げかけられ、
その日からしばらくは「コルセット兄弟」という名で呼ばれておりましたけども。
人生、頭上から何が降ってくるかわかりませんね。
ヘルメットちゃんと付けてて、本当に良かった良かった。
とまあ、私の首の重怠いのは、そんときのむち打ちが未だに残ってて治らないだけなんですけどもね。
その時もお医者さんに、
「激痛は治ったらなくなるけど、湿気の強い日とかは肩こりとかになるかもしれんよ〜」
って言われてたので、それが肩こりではなくって重怠い症状になってるのですね。
ともかく台風様には早いこと立ち去って頂いて、高気圧様においでいただきたいもんです。はい。
で、先の話でコンガラガッタ状態になってたバイクなんですけどもね。
まあレース用て公道走る事は無いバイクですので、一種のスポーツギアちっくに、自分に合うように色々改造しておりましたけども。
そんな改造部品の中ではですね、主にケブラーだとか、アルミだとかの軽量かつ強化パーツってのが主になってはくるのですが。
そんな中でも、性能や軽量化にはピカ1の性能であるのですけども非常に高価でなかなか手が出ないパーツの素材として
「チタン」
で出来たパーツってのがありまして。
チタンって言うとパッと見、普通の金属に見えるのですけども、凄まじく強度が強くて、異常に酸化に強い。でも恐ろしく軽い。というので、素材は元より、加工に通常の金属とでは比較にならないくらいに手間がかかりますので、必然と高価になるのですけども。
ですのでパーツをあっちこっちチタン製品を使って改造するヤツに対しては
「成金チューン」
とか言ってイヤミ言ってましたっけか。
今では金属アレルギーも出にくい素材と言う事で、ピアスだとかバングルだとか、そういうアクセサリーにも使われていますけどもね。
なので昔からすれば一般的にはなってきたのかと思いますけども。
でもこのチタン。もう一個見た目でスバラシイ美しさを誇る面がありましてですね。
ものすごい高温で熱を加えますと、虹色になるという面がありまして。
なので今でも、高温になりがちな車やバイクの排気系統のパーツにはよく使用されてるものでございます。
こういったように非常に加工が難しいチタンですけども。
先ほど言いました「熱で色が変わる」特性を使って、アート作品にされてる方がいらっしゃいましてですね。
Titanium Sculptor Titanium blue
こちらのブログの与吉さんという方なんですけども。
とりあえず何個かそのブログさんから作品をば。
そして今回私が目を見はってしまったのがコレ。
ロンギヌスの槍ですな。
何でもこの与吉さんが6歳の時に「金属が焼けると美しいブルーが現れる」というのを経験してから、数十年間その色を追いつめた結果だと言いますが。
でもってチタンに限らず金属てのは通常鍛造(叩く)か鋳造(金型に液体にした金属を流し込む)で形を作るんですけども。
この方は溶接機で溶かした数ミリの液体化したチタンを積み上げて作り上げるという、独特な方法にて作成されるようです。
って聞いてるだけで気が遠くなりますねえ・・・・
この方の作品群は、財団法人鳴門ガレの森美術館ってとこに常設展示されてるようでして。
もちろんアクセサリーや小物なんかは販売もされてるようですけども。
このロンギヌスはまあ確実に非売品でしょうね・・・これが一番欲しいんですけど。。でも売ってたとしても買えるわけないな・・・
実際に車やバイクの排気関係で、どんだけ熱くなる箇所に付けても、ここまで美しいブルーにはなかなかならないんですけどもね。
でもこの独特の青い美しさを見ていただけたら、改造部品にお金をつぎ込む車やバイク大好き人間の気持ちもちょこっと解って頂けるかなーとか思ったり。
たかが金属ですけども。突き詰めてくとこういう風にもなるのですねえ。
ま、そんなわけで。
今日は私のちょい昔話からチタンのアートのお話でございました。
何にしても早く低気圧さんどっか行ってくれーー
首が、、首がああ〜〜〜
あと膝がああああ〜〜〜〜
とブツクサ言ってないでサッサと仕事しますです。はい。
また明日お会いしましょう♪
ではでは皆様ごきげんよう〜
友人が「poppoの肩、指が入っていかんww」というくらいパンパンなのが常な私ですから。nawoさんの鈍痛もほんの少しわかる気がして、心痛めておりましたら「ジャミラ」てww o(__)ノ彡☆!! アレに例えるかなあ~もうww
返信削除私も後方に乗ってまして、コーナーでコケられまして。
でも反射的に私は飛び降りたのか、カスリ傷ひとつ負いませんでして。友人は大事なバイクと心にダメージを負っておりました^^;;;
ロンギヌスの槍キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
返信削除これは見たい見たい見たい。
鳴門か、そう遠くないな・・ん?木曜定休・・orz
それにしても、チタンブルーのなんという美しさ。
サスガのヨシムラも、文字通り真っ青ですがな。。。
>poppoさん
返信削除指が入らぬくらいの肩こりって、相当なもんですぜ(汗)
でも私は個人的に肩こりしない(というかしてても気付いてない)人間なので解りませんけど、同僚や友人でも「鉄の肩を持つ」人は仰山いはります。
ジャミラはジャミラですよ。
というか当時は接客業しておりましたもので、そのコルセット兄弟のまんまでお客様に「イラッシャイマセー」とか言ってたのが懐かしい。
今となっては異様な光景でしょうな。店に入ればジャミラが二匹ですから。
バイクでこけても怪我しにくい人と、そうでなく必ずケガする人と、二種類いると思うのですけどもね。poppoさんは後者のほうなのかもしれませんね。
というかバイクはコケないように走るんが一番なのです。肉体的にも精神的にも、そして財布的にもねー
>Shibazoさん
返信削除やはりロンギヌスに飛びつきましたね。フフフフフ
鳴門近いっしょ。私も見たい・・・というよりも、出来ればそのロンギヌス、手に持ってみたいんですけどもねー
チタンの塊なんでしょうから、おそらくビックリするくらい軽いのではないかなーと思ったりして。
ヨシムラもそういえばチタンでしたよねえ。あとモリワキもそうとちがいましたっけか?
あ、あれはサイレンサーんとこだけだったかな?
何にしてもあの虹色から青に変わってく色にはロマンが詰まっておりますですね。