巨大怪獣出現。
ではございません。
どもども。皆様こんばんわ。
上の写真のような怪獣だったら、もう京都市滅ぼされても私は文句は言いませぬ。
むしろその肉球で押しつぶして欲しい。
とドMの血が騒ぐ今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
えー、今日はですね、アルバムの仕事はそんなにしておりませんでして。
この夏空の下、なぜかひたすら画像を合成しておりました。
ま、画像って言いましてもですね、スキャニングされた画像で、しかもグレースケール。
といいますのもですね、とある大きな不動産屋さんからのご依頼で。
ゼンリンとか色んなとこが出版しております、「住宅地図」ってのがあるのですけどもね。
地図って言いましてもそれは1枚ものではなくって、非常に詳細が書かれた地図なので、縮尺も結構大きく、京都市の一個の「区」だけで、だいたい200ページくらいある地図本なんですけども。
で、その本自体も結構大きくてですね。多分大きさがB4くらい?見開きでB3ほどある巨大な物でございます。
で、それをですね、そちらの方曰く、
「本部での営業箇所のチェックをしたいので、全てのページを1枚に統合した、巨大な地図が欲しい」
とか言う事で。
で、何を持ち込まれたのかと申しますと、その不動産屋さんでわざわざその住宅地図を1ページ1ページスキャニングした画像データを持ってこられまして。
それが合計200枚近くあるんですけどもね。
ま、先方さんも、スキャニングしたまでは良かったけども、これを1枚の画像に合成できるヤツが居ないので、なんとかしてもらえぬだろうか・・・
という事だったのですけども。
でもって数時間かけて、その画像をパズルのピース組み立てる容量で組んでみたのですけどもね。
最初実寸の300dpiのグレースケールで作ってましたら、1/3くらいまで行ったとこで、あまりにレイヤーの数が増えたせいかフォトショップが
「メモリが足りなくて作業続行できませぬ。」
と言ってきたので、慌てて150dpiに落として再び作業しておりましたけども。
で、2/3くらいのとこで再び
「メモリ足りねえっつってんだろがっ!!」
てフォトショップ再度殴られそうな勢いで怒られたもんで、最終的には72dpiまで落として作業しましてですね。
まあそんなこんなで何とか全てのページが貼りつけ終わり、さあさあPSDで保存しよかー・・・って思ったら
「んなもんデカすぎて保存できるわけネーじゃんバカじゃねえの?」
とかまたまたまた怒られてしまいまして。
そら画像サイズで見てたらなんか見た事ないような大きさでしたからね。無理も無いだろう・・・
と思って、仕方なくPSDは諦めて、TIFFで保存しよかーと思ったら、時間はかかりましたけども素直に保存されたので、あー。よかったよかった・・・
って思ってファイルの情報みてたら、
「ファイル容量:3.4GB」
ですって。
1枚の画像でいくらTIFFと言えども、3.4GBの画像って初めて作ってしまいましたけども。
んな大容量の画像送るって、ある意味一種のテロ行為になってしまいますので、先方様には統合してJPEG圧縮かけて送付いたしましたけども。
それでも481MBあったんですけどね・・・大丈夫なんだろか。
というか
「基本原寸大で」
という指示だったので解像度は下げましたけど実寸で作ったんですが、一体全体最大幅6Mもの巨大な画像、どうやって何で出力するのか・・・・
と今頃になって心配してるような有様ですけども。
これがその画像の縮小版ですけど。
まさにパズルですねこりゃ、
張り合わせるよりも、実際組み立てる方がはるかに時間がかかるという作業でしたけど。
というかこんな事したの初めてだったので、なかなか貴重な体験ではありましたけどもね。
用はその先方さんの会社で営業に回られる時に、ここはこういう商談してます〜的なチェックに使うという事だったのですけども。
ある意味会社の中に、これだけ巨大な住宅地図が貼ってあったら、私だったら地球侵略を目論む悪の秘密結社のようでなかなかにカッコエエとは思うのですが。
ま、その会社さんはいたって真面目で熱血な会社さんですので、そんな事はありえないんですけどもねえ。
住宅地図の出版会社に、こういう複製しての合成作業についての問い合わせも念の為したのですけども、
「自ら購入した地図を販売目的以外で複製して使う分には問題ない」
という事でございました。
とまあ、とはいえまさか一冊まるまるこうやって1枚に繋げ合わすなんてこたあ、その地図会社の人も予想しなかったでしょうねえ。
私も予想のナナメ上だったのでビックリしましたから。
不動産関係のお客様からは、たまーーにですけどもこういった変わったお仕事を頂く事がありまして。
多いのはやはりモデルハウスの写真の不要物消去だとかってのが多いんですけどもね。
こんな感じとか。
まあ電線とかってのはどこの地域でもありますし、それが映らないようにして写真を撮る。というのは不可能な場合も多いですからね。
でもって何よりも家自体がよく見えないですし、イメージもあんま良くはなりませぬので。
でもぶっちゃけ、スキャニングされた住宅地図の合成って聞くと何だ簡単じゃない。と一時思いましたけど、むしろこういう修正の方が楽なのだ。と言う事を本日はお勉強いたshました。
めでたしめでたし。
じゃなく。じゃなくてですな。
家の写真を合成するってのでちと思い出したアートがありまして。
Rafa Zubiría -No way home-
サイトのサムネイルみててもちっちゃくて何かわかんないと思いますけど。
何がNo way homeなのかは見ればわかる。
なるほど。
たしかにNo Wayやね・・・
こういうシュールな画像が大好物な私としましては、なるほどこういう遊びがあったのか。と目からウロコだったりしたのですけどもね。
こんだけ浮いてたら、確かに自宅への道は無いですな。鳥人専用?
というかまあはっきり言って簡単な合成なんですけども、空中に浮いてても尚、ものすごく重たそうな重量感があるってとこにシュールさを感じるのだと思うのです。
しかも微動だにしそうにないし。そこにシビレるあこがれる〜って感じで。
ま、現実の私の仕事ではこういう写真、作りたくっても作らせてはもらえませんけどもね。アートだしいいんでしょけど。
このRafa Zubiríaさんは他にもシュールなコラージュ作品を作ってらっしゃいまして。
どれもちとトイカメラで撮ったよな、少しくすんだ色合いがなかなかにノスタルジックで好きなのでございます。
トップの画面の右側の小さな文字メニューからそれぞれの作品に飛べますので、シュール好きな方はどうぞいってらっさいませー
てなわけで。
今日はちと住宅地図合成に手間取ってしまったお話でございました。
「予想できない事態が予想される仕事の受注は万全の注意を持ってあたるべし。」
と前前の勤務先の部長が言っておりましたけども。
どうにもこうにもアドベンチャーが好きな私としましては、とりあえず何でもやってみよう!な気持ちでイッパイなのでございますー
いいんですよ、一回やったらそれが糧になるんですし。
やってみなけりゃあわからねえ〜〜
って歌があったような気がするけど、それはまた別のお話。。
ではでは気を取り直して再び作業に戻りますかねー。
また明日でございます♪
皆様ごきげんよう〜〜〜
私も。記事読んでて「これをプリントアウトできるマシンって。。」と、まったく知らない不動産やさんの心配をしてしまいました(笑)
返信削除画像処理ね~ せっかくデジカメ持ってんだから、それくらい出来たほうがよくないかい??と自問自答な日々なのですが。
本気だしてソフトをいじり倒してみようかなあ^^
にしても。降ってきそうなネコパンチwww
私のフォトショップの使い方は、60%がほぼこの修正作業ですw(40%は、カラーイメージ作成)
返信削除いらない、電柱、電線などなど、消してますなぁ。。。=∀=
山たしたりとかね。。。
地図の合成は、大変お疲れ様でございました。
その出来上がったものを使いこなせれるのか、その不動産やさんは。。。といろいろ考えましたが、もう深くは考えますまい^^;
あのアートもなかなかに面白く、拝見させていただきましたw
空に浮く家…夢ですねぁ。。。ww
>poppoさん
返信削除どうもですね、後日談になりますけども。
その不動産屋さんではまあそんな巨大なプロッターなんぞある訳も無いもんですからね。出力屋さんに依頼して実寸大で実際に出力したらしいですぞ。
なんでも大きい壁面に貼付けて、ハシゴで登ったり降りたりしながら地図に書き込みしてる模様です。
そこまでやるとは・・・不動産屋さんの営業、恐るべし(;゚Д゚)
画像処理ってそんな難しい事ございませんのでフォトショップみたいなソフトがあったら誰でも出来るんでしょけど。
でも画像を加工するってのと、合成するってのがまたちと違うもんだったりするんですよね。
センスどうこうってよりも、数やって体で覚えろ!みたいな事を私は教えてもらいましたけども。確かにそういう面もあるかもと思います。
でもねー。poppoさんの性格上、ハマるととことんヤルってタイプでしょうからね。一旦触り出したら止まらなくなるんでしょうけども。
気が付いたら8時間経過してた・・・という事が普通に起こりますので注意が必要ですぞ。(;^ω^)
>hariさん
返信削除お仕事場、そうなんでしょうねえ〜〜と予測はしておりました(´∀`)
だっていわばモデルハウスの写真て、「商品写真」ですものねえ。
商品を見栄え良くするというのは基本だと思うので。
難儀なんありますよねえ。ゴルフの打ちっぱなしのネットだとか。テクスチャ感満載の壁にうっすらグラデーションだとか。
最近では見て「あー、これは時間かかるなあ」てのが解るよになってきましたけども。前はそれも解らずに、
「できますできます!!」
って言ってしまって後で大後悔〜って事も仰山ございました(汗)
大嵐の夜をピーカンの晴天に変更するのはさすがに骨が折れましたですねえ・・・
っと、実は私も自分の家で、ふわふわ空中に浮いてそのまま旅行する夢をよく見ます(´∀`)