black suit & white tie |
どうもみなさんこんばんわ。
いつもは昼間に記事ぼちぼち書いて、夜にアップしてる私なのですが。
思った以上にお仕事が立て込んでしまいまして(汗)とっぷり暗くなってから記事をカキカキしておったりしますNAWOでございます。
あー。夜は涼しいの通り越して寒くなっちまいましたね。
すっかり服装は長袖が定着しておりまして、今日も薄手のセーターなんか着ちゃったりして。
昼間はシロクマ買いにコンビニとかいきますと流石にまだセーターは暑いんですけどね。
でもいいんです。暑いくらいのほうがシロクマは美味しいので。
気候が寒くなったら体を暑く調整すれば、いつでもシロクマは楽しめます。
シロクマを美味しく食べるために自分を合わせる・・・
ああ、なんて私はシロクマ思いなんでしょう。
というわけで製造会社さん。シロクマ一生タダで食わしてください。待ってます。
まあそんなこんなで、
事務所の中で薄手と言いながらセーター着込んでる癖して、なぜか冷房も効いてるという、全く地球に優しくない、勝手我侭につきる仕事環境で作業しておったりするんですけどね。
今日作ってました婚礼アルバムの方は、新郎さんがカナダの方でして。
新婦さんは日本人の方という、誠にインターナショナルなカップルさんでした。
でも挙式は神式で、新郎さんは紋付袴でして。新婦さんは当然私の大好きな白無垢。
で、ひとつ思ったんですけどね。
新郎さんが外国人の方で、家紋なんかありゃしない場合は、紋付の家紋は何を入れるんでしょね?
うーんと悩んでも全く皆目検討が付かないので、知ってる衣裳屋さんがたまたま電話で喋る機会があったもので直接聞いたんですけどね。
答えは
「適当に、縁起の良さげなものを選んでもらってる」
てことでした。
まあなんでも最近は日本人の方々でも、実家の家紋が解りませんーて方が増えてるそうでしてね。
紋付を着たいのだけれど、家紋は不明って人は多いそうで。
ですんでそういう時は縁起が良い家紋を数種用意して、その中から選んでもらうそうです。
紋付は男の人が着る衣裳なので、出世を意味する「鷹の羽」とかが多いって話ですけどね。
で、厳かに神前式も終わって、披露宴もそのまま新郎さんは紋付で、新婦さんは迎賓終了と同時に色打掛に角隠しにチェンジで、楽しそうな披露宴されてました。
実はこのお客様、だいぶ前に、ブライダルフェアで私の勤務先の担当が接客したお客様らしいんですけどね。
新郎さんが、複数種類あるアルバムの中ページにある英文を全部チェックして、
「このアルバムが一番結婚式らしい文章だからこれにしよう」
って決めてくれたお客様だったと思うんですけどね。
別段、そういう話を聞くも聞かないも、作るアルバムに差は出ませんけどね。
でも以前にそういうやり取りがあったというと、ちょい作成サイドにも色々気合いがはいったりするわけでして。
どうもちょいと作成時間が長引きすぎてしまいまして(汗)
まあでもいいじゃないすか。それで良いもんできるんだし。ねーー。
でもって、そのお2人のアルバム作ってますとね、お客様がアルバムに収録してほしい
「希望カット」
てのを、備考欄にいつも書いていただくんですけども。その希望欄に
「卓周り」
と記載がありましてね。
卓周りてのは、披露宴の最中に各テーブルの人達と新郎新婦さんに並んでもらって、一卓一卓簡易的な集合写真を撮っていくんですけどね。
両親卓から、友人卓まで、まあ色んな人がおられますので。
スタジオで撮影する集合写真てのは、こう手は膝の上に置いてグーしてもらって、足はすこーしだけ開いて・・・なんていう、ちゃんとポーズを決めて撮影するんですけども。
でもこの卓周りカットてのは、テーブルの片側に集合してもらって、結構なごやかに自由にポーズ付けてもらって撮影するんで、卓ごとに全然ポーズや表情も違ったりして。
ご両親卓は優しくにこやかに微笑んで、いかにもほんわかした幸せ〜な雰囲気ですけども、友人卓・・とくに新郎側の友人卓とかは案の定男性ばかりですのでね。
まあ結構激しいポージングされてる方もいらっしゃったりするんですけども。
でもそれが見てて楽しかったりしてね。
いずれもいい思い出になるやろなーて。そう思います。
で、新郎さんはカナダの人なので、まあ当然ちゃあ当然なんですけども、披露宴に参加してらっしゃる親族さんはご両親と兄弟の方々だけだったんですけどね。
そのテーブルの写真を見てまして、1つだけ
「おや?」
と思う事が有りましてですね。
他の親族卓とか、友人卓のゲストの男性の方々は、ネクタイに白を付けてらっしゃる方が多いんですけども。
その新郎の親族さんのテーブルの方々は、誰一人として白ネクタイ着用の方がいらっしゃいませんでしてね。
というか厳密に言うと、日本人のゲストの男性は白ネクタイ付けてるけども、カナダからお越しの方々には、誰も白ネクタイを付けてないということで。
というかむしろ黒ベースのネクタイをしてる方ばっかりでしたね。
まあこういう事に気がついてしまいますと、どうしても調べたくなるのが私の悪いとこでしてね。ちょいとだけ調べてみたんですけども。
どうもキリスト教徒の方々の間では、白ネクタイというのは、特定の儀式の時限定で着用するものらしくてですね。
通常では殆ど着けない・・・というか、結婚式ではまずもって着けないそうでして。
ですのでカナダの方々は全員黒っぽいネクタイだったんかなーと。
外国では黒はフォーマルという認識のとこが多いですからね。
白を頻繁に使うのは意外と日本だけの風習という事も多いようです。はい。
そんな事がちょい気になったので、トップの画像は白ネクタイのモデルさんの写真だったりするんですけどね。
というか、白ネクタイよりも、新婦さんのセクシーすぎるウエディングドレスのほうに目がいっちゃいますけどね。
そんだけ背中に布が無いねんと。
で、大分前なんですけどもね。
前に印刷会社で働いておりました時期がありまして。
そこそこ大きい印刷会社だったので、まあ年がら年中卒業アルバムやら、一般の印刷物やら、もう数えることなんぞ絶対不可能であろう数のデータを作ってたわけなんですけども。
そういう環境で仕事してますので、毎日作成で上がってくるデジタルデータというのも、もうそれはそれは天文学的数字の容量がございまして。
でもそのデータは会社の財産ですのでね。ちゃんと一カ所にまとめて保存してあるのですけども。
で、それだけの超膨大なデータを管理しようと思うとですね、当然普通のハードディスクですとかでは全く事足りない訳で。
管理に専門の人間が必要になるような、俗に言う「サーバ」が存在していたわけです。
日頃のデータの管理ですとか、サーバの管理は、その時に会社の中にありました一部署が責任もって管理しておったんですけども。
ですけどもいくら詳しいとは言いましても、いざサーバが不調になったりすると、その部署に人間でさえも全く手が出せない状況になったりしますので、そのサーバの販売元から専門の人間が修理やメンテナンスをしにくるんですけどもね。
サーバは会社内に、データの種類によって複数台存在してまして、それぞれOSやメーカーもバッラバラだったんですけども、私の部署のサーバは、最近でもCMとかで見る機会の多い「DELL」さんのサーバだったんです。
で、一時期そのサーバが不調になりましてね。社内の部署では全然わかんないってことで、DELLさんに連絡して、専門の修理の担当者を呼ぶことになったんですけども。
これがまあ、世界的に活躍してらっしゃる企業さんのすごいとこなんかもしれませんけどね、来る人来る人、もう色んな国の人が来るわけなんです。
ある日はシンガポールから、ちょい浅黒い人が来たと思ったら、次はインドから、もっと黒い人が来たりして。
結局一回も同じ人は来たことはありませんでしたけどね。
なんでもその時のDELLさんの会社の体制で、サーバの専門知識の技術者の人は、日本だから日本人と決まってないそうでして。
DELLからの振り分けで、今日は台湾、明日は韓国。みたいに、年がら年中、アジア各国を飛び回ってらっしゃるらしいです。
でも日本語を話せる技術者は少ないので大変なんだとか。
といいながら、私が見てる限りで一回も同じ人見た事ないって、どういう事?て感じなんですけどね。
それはおいといて。
でもって、そんなサーバの技術者の人の中で、一人だけ妙に日本語が上手な中国の人が居ましてね。
というか見た目は殆ど一緒なんで、「中国のほうから来ました」て言われたら岡山県とか広島とか、そっちから来たのか?という感じなんですけども。
で、その人は、私らのやってました印刷物のデザイン業務に結構興味があったようでしてね。
通常サーバの管理部署のものしかお話する機会は無いんですけども、妙に仲良くなって、サーバの修理が終わってから同僚達と飲みに行ったことがありまして。
その時に、中国人から見た、日本人のおかしなところという話を延々聞かされたのを思い出しましたですね。
その中にも、結婚式の時に白いネクタイを締めるというのは信じられんと言ってました。
なんでも中国では、白=お葬式らしいので、めでたい結婚式に白いネクタイなぞ締めていった日には、会場で追い返されるくらいの事らしいですねえ。
といっても最近では中国でもウエディングドレスを来て結婚式するのも多いらしいのですが、白といえばウエディングドレスオンリーらしいです。
日本みたいに白のタキシードとかもあり得ないんだとか。
あとその人から聞いた話だと、
① 毎日風呂に入る
日本人は以上に風呂に入りたがるのが理解できんとの事でした。
まあ人にもよるんでしょうけども、その人は多くて3日に一回くらいだとか。
冬場は1週間に1回もザラだそうです。
それを言った瞬間に、同僚の女性社員の間が空いたのは内緒ですが。
② 王将とかの定食
ラーメンや餃子は中国では主食らしく、それとさらに白米を食べるというのがよくわからないらしいです。
まあでも大阪や関西では、お好み焼きや焼きそばをおかずにしてご飯食べますからね。
多分それ言ったらもっとびっくりしたかもしれん。
③ 支払いでの男女の割り勘
中国では女性に食事代などのお金を出させるというのはありえなーいとう話らしいです。
女性=払わないのが当たり前なんだとか。
その人も今迄一回も割り勘したことは無いって言ってましたね。本当かなぁ。
この話の瞬間に、女性の同僚の間合いが詰まったのは言うまでもありません。
④ 公共の交通機関の静けさ
電車だろうがバスだろうが、そこがどこであれ、中国の人はよくお喋りするらしい。しかも大声がデフォルトなんだとか。
日本の電車内で、携帯を使わないというのはもひとつ信じられないらしいです。
⑤ カラス
私も見た事はありませんけども、日本のカラスは中国のカラスと比べて、ヤヴァイくらいに大きいらしいです。
しかも中国では「見たら災難に襲われる」という鳥がカラスらしいので、日本の繁華街みたいに恐ろしい数がそこらでゴミを漁ったりしてる様子というのはとにかく恐怖らしい。
中国ではカラスは街には全く居ないそうで。
というかかわいいカラスてのが全く想像できません。
とまあこんな具合に、その人は色々話してくれましたね。
そうなんかなーて思うこともありましたけど、カラスは全く知りませんでしたし、割り勘も話聞いてビックリした憶えがありますね。
国が変わるとそりゃ文化も変わりますからね。
でもまあ、こうやって外国の、しかも日本語でちゃんと意志の疎通どころか、冗談まで言えるような人というのはなかなかに貴重でしてね。
なにげに楽しい夜を過ごさせて頂いて感謝しておりました。
なんでも次の日には、今度はモンゴルまで行かなくちゃならんとかで。
DELLは人遣いが荒すぎる・・・とかブツブツ言ってましたかね。
まあ今はもうちゃんと日本法人もしっかりしてるみたいですので、サーバの専門技術者を呼んでも、日本人以外の人が来るのかどうか知りませんけどね。
あのときは最初外国の方がこられて「なんで?」とか思ってましたけど、逆に考えると面白かったなあーとか思います。
まあ話は戻りまして。
今日アルバム作ってましたカナダと日本の新郎新婦さんも、本当に優しそうな金髪の青い瞳の新郎さんと、結構しっかり物ぽい、ちっちゃくてかわいい新婦さんで。
見た目の背の高さの違いはすごい大きいんですけども、お互いを大事に思う気持ちは、ふとした瞬間に見つめあってる写真の中に色濃く写ってました。
ま、言葉ですとか、文化や風習って、本当にそれぞれ色んな違いがあると思うんですけどね。
愛してるってだけで、そんなものを、いとも簡単に飛び越えてまえーっていうのがよく解るので、こういう国際結婚の写真でレイアウトするのは大好きだったりします。
京都での披露宴が終わったら、新婚旅行はカナダにでも行って、この白無垢姿と紋付袴姿の写真を、新郎さんの友人とかに披露すんのかなーとか思ったり。
距離があるって実際ものすごい大変なんですけど、そんな風に考えれたら、なんとなくお得な気分になることも出来るんじゃないかなーとか。
そんなこんなを思いながらコツコツ作っておりましたです。はい。
と。記事を書いてたらこんな時間に(汗)
もうちょい私も頑張って、仕事終わらせて帰らなくては(汗)
ではでは皆さんまた明日〜アディオース♪
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