2011年12月20日火曜日

The Monster Engine



まだちょっとだけ早いです・・・



ども。皆様こんばんわ。


この前の土日に比べたらほんの少しだけ寒さは緩んだような気がしますけども。

でも相変わらず寒い事には違いなく、空気もパリパリに乾燥しておる訳ですが。

こんな空気の澄んだ日には、遠くの山々が綺麗に見えるのねえ・・・


と、京都の盆地特有の四方の山々を眺めつつ、本日も仕事でございますところのNAWOでございます。



遠くの景色が美しく見える。

夏を通り過ぎて、秋になって、冬になって。

気温が下がると同時に乾燥しますので、景色が綺麗に見えるのですけども。


ま、今はちょっと寒すぎますので無理かもしれませんが、少し前の紅葉まっただ中の時期には、京都でもあちこちで

「写生」

してはる方をよく見かけましてですね。


ちょうど紅葉シーズンの時にですね、私も何だったか憶えてないんですけど、たまたま鴨川の川縁を歩く事がありまして。

その時は小学校?だかの子ども達が、たぶん授業の一環で鴨川の川縁で数十人くらい写生をされておりまして。


私もそのくらいの時にですね、図工の時間だかなんだかで外でお絵描きさせていただいた事がありまして、

その時は自分の描いてる絵を見られるのが恥ずかしくってですね、極力描き切るまでは友達でも誰にも見られたくないんですけど。

通常の授業だと、皆一斉に絵を描いてますから、そんな他人の絵をジロジロ見るなんてこたあないんですけどもね。

外で絵を描く。となりますと、通行人だとか色んな人が勝手にジロジロ見ていくのがどうにもこうにも落ち着きませんでして。


そんな遠い記憶がありますもんですからね、私も実際は子どもがどんな絵を描いてるのか興味があるんですけども、多分見られるのが超嫌だー!っていう私みたいなヤツも必ず居るだろうな・・・

と思ったので、ちょっと遠巻きにして、あんま「見てるぜ!」オーラを出さないようにチラ見しておりましたが。


ま、あんま近づく訳にもいきませんのでね。ちょっと10Mくらい離れたとこから、わざわざ望遠レンズとカメラで覗き見するようにしてみたりとか・・・って怪しいですねこれも。よく考えたら(汗)

まあいずれにしても、そうやって皆の描いてる絵を見ておりましたのですけどもね。


絵というのも色々技法とかセオリーってのが、美術系の学校とかに行きますと色々教えてもらえるのですけどもね。

子どもの描く絵というのは、本当に発想が信じられない程に豊かでですね。


一応先生らしき人が、まずは鉛筆で下書きして、それに色をつけて・・・とかって教えてるにもかかわらず、鉛筆なんぞ一回も持たずにいきなり空を赤く塗り出す(その時は晴天の昼間)子が居たりだとか。

鴨川の川の色を黒でひたすら塗りつぶしてる子が居たりだとか。

景色なんぞ興味ないんだぜ!と言わんばかりに、付近をウロウロしてる鳩のドアップを一生懸命おいかけながら描いてる子が居たりだとか。


ま、やってる事はまさにフリーダムな状態でしたけども。

一人として「上手に描いてやろう!」なんて言う子が居なくて、まだまだ日本の小学生も捨てたもんじゃあねえな・・・フフフフ・・・

と一人ほくそえんでおりましたけども。



子どもの絵というのはですね、私も身の回りに全然子どもが居ない訳ではないので、よく目にする・・・というか私が好きなのでわざわざでも見に行ったりするのですが。

有名な画家の方も言ってるように、すでに一筆目からして全く異次元の発想で描くもんですからね。

大人のどれだけ上手な人が、その絵をマネしようと思っても、まず100%不可能なところが実に魅力なのでありますが。


昨今ではですね、いろいろな業者さんが、そういう子どものいわば

「落書き」

を加工して、一種の作品として記念にどうですか??という商売をされてる所もあるようですが。

「落書きアート」ってのでググったりすると幸せになれるかもしれないんですけどもね、まあでもアートって言う程ではないのかもしれませんが。


色んなとこに描いてある落書きをですね、大人のデザイナーさん達が脚色して、それを大判にプリント出力して作品にしよう!という事なんですけどもね。

これも今はすごい数の業者さんがおりまして、まあ作ってるものも千差万別なちょっとカオスな状態ですが。



ま、落書きアートは良いとしましてね。

そういう子どもの描いた絵を作品にしてる方で、海外の方で有名な方がいらっしゃいましてね。

The Monster Engine

子どもの描く絵を、アメコミ超にリアルに再現したらどうなるのか?

という主眼で、デイブさんという方が行われてるプロジェクトのモンスターエンジン。

そのサイトがこちらなんですが。


元々このデイブさんの姪っ子さんが描いた絵を見て、元々マーベルやなんかのアメコミイラストを描く事を生業にされてたのも手伝い、同じようにその絵を起こしたのが始まりと言う事で。

こちらのサイトさんで、大きい絵として紹介されてます姪っ子さんの絵から起こした

「Spooky heart」

という絵画があるんですが、これを見て頂ければ判りやすいかと。

これが元の姪っ子ちゃんが描いた絵。

大きさは見たところ2M×1Mくらいはあるようす。かなり大きい。








これがデイブさんの仕上げた絵。

スゲエ!!


ちなみにサイトには描いてる様子も載ってます。

細かいとこも見れますよ。



さすがアメリカコミックスのイラスト描いてただけありますな。迫力満点です。


仕上がりの絵を見てると、もう殆ど全部書き直してるんじゃないの?とか思うんですけども。

デイブさん曰く、基本的に子どもの描いた絵を転写して、その上に忠実に塗りやエフェクトを足していくだけの作業なのだとか。

上のSpooky heartもよく見るとわかるんですが、基本ラインはキッチリ守っていますですな。


と言う訳でこのデイブさんの描かれました絵を一部ご紹介。















まあなんというお化けだらけ。良い意味で。

子どもの描いた絵と比べると、良い意味で期待を裏切る形になってるのとかもあったりして。

子どもの発想と大人のテクニックの素晴らしき融合。というトコでしょうかね。。


こういう発想は、小さいお子さんを持ってらっしゃる親御さんとかは実は持ってる方もいらっしゃる人も多いような気がするのですが。

ぶっちゃけここまで書き込まれたらアート以外の何者でもございませんな・・・と言うほかに言葉が見当たりませんけどもね。


絵だけ見てますと結構重々しかったりおどろおどろしい感じもありますけども、子どもの時って実はこういう

「お化け」

の絵って、一番描きませんでしたっけ?

私は小さい時に、チラシで紙飛行機とお化けの絵ばっか描いてたような気がするんですけどもね・・・

なんで子どもには結構嬉しいんじゃないかな?とか思ったりして。

何よりも子どもとの遊び感覚を忘れずに、楽しく作品が作れる事に重点を置いてるのが、このデイブさんはエラいと思ったりするのですな。


なんでも海外ではこのデイブさんの絵の作品集も販売されてるようで。

約50Pあって、子どもの絵があって、完成した絵を見た子どものインタビューがあって、最後にデイブさんの作品が掲載されてる。という作りらしいですけども。

まあ価格もそれなりに高いんでしょうが、個人的には欲しいな〜とか思ったりしております♪

ちょっと海外のサイトでも探してみるかな・・・



と、いうわけで。

今日は子どもの絵についてのあれこれ。

もう今の時期は寒すぎるので、子どもが写生してるトコなんて見れませんけどもね。

でもまた春になったら見る事できるかなーと思たり。

大人の人だと、冬でも描いてる人居るんですけどもね。どうもあんま興味が湧かないんですよねえ・・・ごめんなさい。

ま、暖かくなるまで気長に待つとしましょうそうしましょう♪


ではではそろそろお仕事に復帰いたします。

また明日お会いしましょう。

皆様ごきげんよう〜♪






2 件のコメント:

  1. 子供の発想は無限大。まさしく小宇宙w
    私も息子3人には、自分を表現する方法を沢山会得してもらいたくて・・
    壁一面にケント紙を張って「さあ~おっきく描いて~~♪」と提供し、見事はみ出したクレヨンを消すハメに陥ったりw
    レゴブロックや積み木、粘土とか。いろいろ遊びましたw
    って、母が一番エンジョイしてたかもですね(笑)

    でもやっぱりオトナでは到底及ばない彼らの純粋な発想には
    感動させられっぱなしでした^^

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  2. >poppoさん

    こんばんわです!
    自分を表現できる事は、学校ではあまり教えてくれませんけども。
    でも実は勉強よりもこの世知辛い世間を渡っていくにはかなり必要かと。
    特に男の子というのは本来不器用な生き物ですのでね。器用でなくとも何かしらで自分を表現できるようになって欲しいもんです♪

    にしても壁一面ラクガキボードにするとわ・・・ヤリマスナ♪
    なかなかそこまでふんぎりつけられるママさんも居ませんぜ。

    私もあんまり鮮明には憶えてませんけども、実は今の仕事に役立つ発想だとか色彩だとかってのは、子ども時代に見たり聞いたり触ったりしたものが殆どなのかなあ・・・と最近になってよく思います。

    ブロックとかはもうガチですね。アレ無しでは私も幼少時代は語れないくらいの代物ですww

    なんにしても子どもというのが何歳までの人を言うのか判りませんけども、いくつになってもある意味「純粋」は失ってほしくないですねえ。

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