2011年12月24日土曜日

Cayce Zavaglia



見つめ合い。



どもども。皆様こんばんわ。

クリスマス宵山の夜、いかがお過ごしでございましょうか。

絶賛お仕事中なNAWOでございます。


ま、言わなくてもんなこたあ知ってる!っていわれそうなんであえてメリークリスマスなんてこたあ言いませんけども。

サンタさんにプレゼントを貰える純粋な子ども達にとっては、冬休みのお年玉に次ぐ一年で最もテンションの上がる日でございますな。

赤と白の服着たトナカイ乗って北方よりわざわざ来日されるヒゲのジイサンには是非とも頑張って、寝てる子どもの枕元にドッサリお土産置いて行ってほしいもんですわ。

でもってついでに私の枕元にも新型のマクブクとペンタブとデジカメとレンズとヌコのぬいぐるみと・・・


って、そういう欲望の塊な薄汚れた大人には何もくれませんね。スイマセンスイマセン。

ああ、あの頃の純粋な瞳を持った私はどこに行ってしまったの・・・



というのはまあおいといて。

そんなこんなでクリスマス宵山の夜は更けてくわけですけども。

クリスマスが終わる。イコール年末突入。と言うことで

あと数日以内に今年の仕事を終わらせないといけないと言う事で、赤と白の服着たジイサンに構ってる暇は無いんですわ。ぶっちゃけ。


先日もですね、ちょっとこの忙しさに乗じてかなんだかわかりませんけども。

年賀状を作るにあたって、写真をベースにした物を作りたいのだが、撮影した家族の記念写真が保管状態が悪く色あせてしまったり痛んでしまったので再生してもらえないだろうか?という依頼がありまして。

今年はまあ色々な事があちこちで起こりましたのでね、そういう大事にしてた写真が破れたり汚れ得たりしてしまった人もいらっしゃるだろう・・

と思ってその原板を預からせて頂いたのですが。


どうも事情を聞いてますとですね。

その写真にはおじいちゃんおばあちゃん、そして息子夫婦と赤ちゃんのお孫さんが写っておりまして。

写真は何かに食いちぎられたような状態で、複数箇所破れておりまして、一部はどこかに行ってしまって無くなってる様子。

ん?ネコかなんかに齧られたのか??とか思っておりましたら、どうもそのお孫さんがフレームから取り出してスキャンしようとしてたとこを、一人でカジカジしてたらしいと言う事で。

大事にしてる写真だけども、何にも判らない孫のせいにする訳にもいかないので・・・

という事でしたけどね。


大きさは20cmくらいある、とても綺麗にスタジオで撮影されたお写真だったので、おそらくご近所の昔からある写真館さんで撮られたものでしょうけども。

ライティングも工夫されてまして、表情も皆豊かに微笑んでる、本当に美しいお写真でございました。

おじいちゃんおばあちゃんが大事にする気持ちは良く解るぜ・・・

と言いながら、バッチリ元の写真よりもちょこっとだけ美しくなるように修正いたしましたけどもね。

最初は「本当に元に戻るのか・・・」と不安そうだったおじいちゃんでしたけども、仕上がりを見て非常に喜んでおられましたです。ヨカタヨカタ♪



最近はデジタル化が進んでる事もありまして、そのおじいちゃんのように紙焼きの写真を大事に大事に・・・という人も随分少なくなりましたけども。

やっぱりちょっと高い金額出して写真館さんで撮ってもらう写真というのは、本当に美しくありのままの姿が記録されますので。

是非とももっと多くの人にもそういう写真を残していただきたいものですねえ・・・


滋賀県の大津市では、今はやってるかどうか知りませんけども、古希だったか傘寿だったかのおじいさんおばあさんにですね、市から

「肖像写真の撮影とプリント」

をプレゼントしてあげる。というのをやっておりまして。


その年齢に達したおじいさんおばあさんに、写真館に来てもらって撮影して結構大きい半切(写真のプリントサイズ。356×432mm)の大きさにプリントし、額にきちんと入れて差し上げる。

もしくは足腰の弱い方の為に、写真館から出張での撮影もする。

みたいな事をされておりましたです。


どれも笑顔のそのおじいちゃんおばあちゃんのモノクロのポートレートで、笑顔で浮き出る刻んできた皺が、とても優しい写真だったのを今でも憶えているのですが。

その時は「大津市、粋な事するじゃない♪」とか思ってましたっけ。


ま、市区町村というのはトップも結構変わりやすいものですからね、今現在も行われてるのかどうかは知らないんですけども。

もしかしたら他の地域でも、そういう事されてるとこあるかもしれませんねえ。


家族だとか、お宮参りだとか、七五三の写真。というのは結構話は聞くのですけども。

でもおじいさんおばあさんの個人のポートレートってのは、それくらいしてあげても丁度良いんではないかな?とか思ったりしとります。



ま、そんな肖像写真ですけども。

外国ではですね、その肖像写真を元にして、ちょっと変わった物を作られてる人もおりまして。

 Cayce Zavaglia

肖像写真ではなくて、こちらは肖像画。

こうやってサイトのギャラリーを小さくみておりますと、リアルタッチの肖像画に見えますけども。

実はこれは絵ではございませぬ。




拡大しても解り難いですが。

実はこれは描いてるのではなく、

「縫って」

あるんですな。刺繍です。





筆で描かれる肖像画のタッチをそのまま刺繍で縦横無尽に幾重にも重ねる事で、実際の肖像画よりもよりリアルに、毛の一本にまでこだわって再現するというちょっと考えるだけで気が遠くなる気がしますけども。

だけどもかなり美しいので、その Cayce Zavagliaさんのギャラリーから、何枚かご紹介しましょうかね。








引きで見るとなんとも言えない質感と奥行きがあるのですけども。

それは微妙に色の違う糸が何重にも重なって出来てるからなんですね。

なるほど。こういう表現も出来るのか。。刺繍恐るべし・・・と思ったのは言う迄もございません。


なんでも今ニューヨークのギャラリーでこの作品が展示されておりまして、色々話題になってるようですねえ。

抽象的な作品ではないので、そういう芸術セレブな方々からすれば、自分の肖像がをこれで作って欲しい!ってなるでしょうから、話題にもなりますよねえ。確かに。



ま、芸術作品ではなくとも。

先に言ってました肖像写真。もっと沢山の人に出来れば残してほしいですよねえ。

後々に絶対に良かった・・・と思えると思うんですけどもね。



というわけで今日はちょっとした仕事から、外国のアーティストさんの作品まで。

ああ、にしても大掃除が28日だというのに、私の作業机回りはこのような爆撃跡の惨状でよいのだろうか・・・片付けなければ・・(汗)

メンドクサイ事が多いのも年末の仕様ですかそうですか・・・・


とりあえず再びお仕事に復帰いたします〜

寒いので皆様も体調におきをつけて・・

ではではまた明日〜

ごきげんよう〜〜♪





2 件のコメント:

  1. 写真撮影のプレゼントw これいいなあ。。
    うちんとこも毎年いろんな記念品が贈られますが
    写真・・これは本人も家族もすごい記念だし、喜ばれるよね~
    ・・・福祉課あたりに提案しよっかな^^

    ウチの両親の若い頃のアルバムや、自分の子供の頃のアルバムをね
    たま~にみせてもらうんだけど・・
    写真って、その時の記憶や思い出、感情までそっと包んで残してくれる。何にも代えがたい大切なものを留めておいてくれるものだなあって。。

    私もしっかり残せるよう、勉強しよう^^

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  2. めりーくりすます
    一杯 どうですか
    では  mukup!

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