どうもみなさんこんにちわ。(´∀`)
テレビ自体見ない私なので、天気予報とかは全然しらないんですが、京都はもう梅雨に入ったんですかね?
二日間自宅で寝まくって、やっと復活したと思ったらなんだか寒い雨の天気なので、これも誰かの陰謀なのか?と思いながら今日も仕事のNAWOです。
上の写真はイギリス某所のアルバム製本屋さんのアルバム見本の画像。
外から見てる限りでは、手張りのアナログっぽいアルバムに見えるんですが、中身は全面デジタル編集のれっきとしたデジタルデザインアルバムです。
最近枝葉の話題に行きっぱなしだったので、ちょい本来のアルバム話に話を戻ろうかと思いまして。
上みたいな、ぱっと見がアナログのアルバムで、中身はデジタルっていうのが最近何かしら目にすることが増えてきましたね。
いいのか悪いのかはわかりませんが、これもそれぞれその人の好みってことですから。選べるって事は良いことだと無条件に思ってしまうので、私は良いんじゃないかなあと思います。
昔・・・といっても、まあたかだか10年満たないくらい前はですね、デジタルアルバムってのが流行りだして、写真の加工やらもメジャーになってきた頃だったので、いかにも「デジタルで加工してます!!」的な自己主張の激しいアルバムや写真が流行した頃もありました。
たとえばこんなとか。
部分着色ですね。わかります。( ・∀・)
今でも外国の写真屋さんはこういう加工をされるとこも多いみたいですが、私の知ってる限りではあまり見かけなくなってきましたね。
これに限らず、写真の撮影にしても加工にしても、アルバムのデザインにしても、今は少し自然な方向に向いてるのかもしれません。
私の日ごろやってます仕事は、ブライダルのアルバム作りだってのはこのブログのタイトル見りゃすぐわかることなんですが、その名のとおり製作者なので、私自身は滅多に式場さんやホテルのウエディングカウンターなんかに顔を出して、お客様と話をするってことはありません。
その現場に入ってらっしゃる写真館さんやカメラマンさんの、いわば裏方にあたりますので、直接話すのはほとんどの場合、その両者となります。
ですが、直接も仕事を請けてますので、私の会社に直接申し込みしてもらったお客さまとはもちろん話はイパーイしますけどね。打ち合わせにつぐ打ち合わせですから。
でも仕事の割合で言うと、カメラマンさんや写真館さんの縁の下の力持ち的な仕事のほうが今は多いです。
ですが、たまーーになんですけども、お客様がどうしてもアルバム製作担当と話がしたーい!!というリクエストで、現場に伺うこともありましてですね。(;´∀`)
前に一度ありましたのは、某ホテルさんに入ってらっしゃる写真屋さんが、私の作ったテンプレートのアルバムを販売されていたんですが、ある日そのホテルの写真館さんの担当さんから電話がありまして。
「なんか、ホテルの担当者がアルバムの製作のことでお客様に質問を受けて困ってるみたいなので、一度だけで良いので来てほしい」
という連絡がありまして。
なんでもお客様の指定された日に、担当者と一緒にお客様と話をしてほしい。
ということでした。
なんの事なのかサッパリな私は、とりあえず指定された日時に、日頃着慣れないフォーマルっぽい服装に着替えてその某ホテルさんにお邪魔してお話を聞いたのですが。
そのお客様はアルバムに限らず、結婚式や披露宴を自分たちの手で作りたい!という風に思ってらっしゃいまして、ウエルカムボードや席次表や、その他もろもろ自分たちで計画していく中で、肝心のアルバムだけがいまいち納得がいかないと。
上みたいに書くとちょい誤解されそうなんで箇条書きにしますとですね、
デザインもカット数も、写真も気に入らない訳ではないのだが、なぜその色で、なぜそのカット割で、なぜその大きさなのか等、知りたい事をホテルサイドもカメラマンサイドも教えてくれないので納得がいかない。
ということでした。
ま、それを聞き出すまでにホテルの担当の方と写真屋さんの方が小一時間以上喋ってたんですけどね。
で、いくら綺麗でも、自分たちが納得していないものをお金を出して作りたくは無い。という事でした。
説明できないなら、自分たちで納得がいく説明をしてくれる写真屋さんを探して、そこに撮影してもらう。というのが結論だったみたいです。
ホテルの担当者も、カメラマンも、なんだかどうしたらいいの?てな感じで私に視線を送ってくるわけなんですが、まあそれまで私もずーっと黙ってたんですけどね。なんか喋らなきゃだめっぽいなあと思いまして、
~なぜそのアルバムのデザインの表紙がその色なのか。
~なぜそのアルバムの中ページに使用する色がその色なのか。
~なぜそのアルバムの写真の配置はそのレイアウトなのか。
等々、一応一通り説明しました。
でも、納得いかないものは作りたくないっていうのはもっともなんで、無理にこのアルバムにすることもないですよ。もっとお客様の作りたいアルバムにも出来ますよ。でも時間とお金がちょいとだけかかるんですけどね。
と説明すると、なんだか話は丸く収まったようです。
結局最初に言っていたアルバムで作成することになったんですけどね。
そのカメラマンも、ホテルの担当の方も、ポカーンとされてまして、
あとで言われました。
「よくあんな瞬間にアルバムの言い訳考えられるなあ。ハハハ」
・・・・あのですね。あのアルバムは、私がその現場用に、その現場の写真や雰囲気に合わせて作ったアルバムですよ。
別に言い訳したわけじゃなく、そんなもの最初にあるにきまっとるじゃないですか。
と言い返すと、さらにキョトーンとしとりました。
今のご時勢、ブライダルのアルバムってのは、もう本当に星の数ほど種類があると思います。
ですんで、アルバムをデザインされる人ってのも、イパーイいはると思うんですけどね。
みな頑張ってらっしゃるデザイナーさんばっかです。
でも、アルバムにしても、広告にしても、ビデオにしても、その色や形には何かしら意味がついてまわります。必ず。
なぜそこに英文を配置するのか。とか。
なぜそこの帯の色は茶色なのか。とか。
なぜそこに空白をあけるのか。とか色々ありますけどね。
作るからには、これは芸術作品ではありませんので、全てにおいて説明できる理由が存在するものです。
カメラマンの方は、写真でストーリーを作りだしていきますけども、アルバムに写真を貼るだけでは、まあ簡単に言うと文字だけの細かい字でびっしりかかれた小説みたいなものかなと。
で、そこに私みたいな人間が何かしら手を加えることで、その現場の雰囲気をもっと生かしたり、お客様の思い出をより鮮やかにしたり、文字ばかりの小説に挿絵とか装丁を施すことになるんかなあって思ってます。
その為に作ったら、必然と理由も生まれてくるわけです。
別に言い訳のために作ってるわけじゃあありませんよー、先に言っときます。
ほんとはお金も時間も関係なければ、全員の方のアルバムをそういうふうに一冊一冊作りたいんですけどね。
でも、そんな事したら、私も会社も飢え死にしてしまいますんで。。
もっともっと、直接お客様から話を聞けて、アルバムが作れたらなあって思う今日この頃です。
私の勤め先のWEBページリニューアルもアップ間近でして、いろいろなんかお得なことできないかなあ・・・と考えながら、またアルバム作りに戻りますねー
にしても雨止まないかなぁ・・・
ではでは。
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