2010年7月21日水曜日

たまには衣裳に思いを馳せてみたり。

http://dressmefancy.com/

どうもみなさんこんにちわー。

絶好調に真夏のお日様が照りつける一週間のど真ん中の水曜ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私は日頃あまり土日に関係ない生活を執り行っておりますもので、全然水曜だろうが日曜だろうがテンションは変化しませんのですが、私の周りの人達はこの水曜くらいが一週間の中で一番ツライ曜日だそうで。

日曜休みの人にとっては、やっと半分・・・でもあと残り半分・・・という風に思うみたいですねえ。

昨日仕事の帰りに偶々京都駅で出会った大学時代の友人がそう申しておりました。

不定休の仕事の人は不定休の仕事で大変なんだけどねー。でも見た目は気軽そうに見えるのかもしれないねえ。


そんな仕事のグチを言いあいながら、京都の夜は更けていくのでした。。。

おわり。(´・ω・`)




いやいや、まだ終わりませんよ。(汗)


上の写真はですね、Fancy New Yorkというとこの、アメリカンビンテージシリーズのウエディングドレスの秋冬コレクションのページから。

パッと見ても、全然ウエディングドレスには見えませんけども、わざと50~60年代くらいのスタイルでウエディングドレスを再現してるので、かなり日本的には新鮮に見えますね。

というか、おそらくなんですが、本当の50年代のウエディングドレスはこんなのじゃないはず。
もっとクラシカルな感じだと記憶にありますので、このサイトのドレスはどっちかって言うと、

「50~60年代のカジュアルドレスのデザインをブライダルドレスにしたらこうなった」

てもんなんでしょうね。(´∀`)


50~60年代てと、昔の映画で言うとアメリカングラフィティとかの時代ですか。
て、今の人にその映画の題名言って、わかってもらえるのかどうか知りませんけども(汗)


女の子はブロンド髪にポニーテールで大きめのリボン装着と水玉のミニのワンピース、

男の子は派手なデッカイアメ車にリーゼント。

ハンバーガーショップ行くとローラースケート(ローラーブレードではない)履いた店員さんが車までオーダー取りに来る。


うーん、口で説明できるイメージはこんな感じ。。。

大阪のUSJ行ったら、そんな場所あったような気がします。

知らん人は「オールディーズ」って言葉でGoogle先生に聞いてみてくださいねー。

まそんな時代をイメージしたウエディングドレスの秋冬もんです。


というかこのFancy New Yorkのサイト、アパレル系に多いフルフラッシュのサイトなんですけども、私の好きな白色を基調にして、すっごいシンプルにサイトが作られてるので見やすくて綺麗です。

売ってるコレクションのドレスのイメージにピッタリ。(´∀`)

見てて、あー、これ綺麗でステキやなーてオモタので、今日は何個か記事にしよかなと。





短いゴールドメタリックのベールと、頭の上のカチューシャ風味の飾りが超カワイイ。

昔のモネの絵とかに出てくる貴婦人みたいなイメージが被ったりして。



ウエディングには見えないかもしれないけど、外人さんはほんとに肌が白いので、赤いリップがほんとによく映えますねえ。





これまたクラシカルなドレス。

袖がバルーンスリーブになってて、なんか百合のお花を想像させます。

全部シルクでできてて、ものすごくキラキラです。



英語表記が「シルクミカドドレス」て、なんで日本の帝さまが出てくるのかは不明。
綺麗だしいっか。




これも腰のピンクのリボンがカワイイ。

というか、ネックレス外したらそのまんま50年代の映画のディスコで踊ってる女の子になりそう。

でも、





背中側から見ると一気に大人っぽく。

一気にカジュアルから大人なドレスにイメチェンて感じですね。

またこの写真の角度が絶妙。

背中越しの目というのはなんとも女性の色気を感じます。








アンティークの短いベールに、大きな白のリボンのヘッドバンド。

ここまで思い切ってやるのがアメリカ流なのか。

でも超かわいいので全然許す。








これが一番、今のドレス風味かも。

割合短い目のドレスが多い中で、唯一と言っていいフルレングスのドレスです。

でも腰の大きなリボンはやっぱりちょいオールディーズ。だがそれがいい。



ここで紹介した以外のドレスもたくさんあるので、もし興味のある方は見てきてくださいね。

Fancy New York



日本でも、私がアルバム作る際に見てる人だけでも結構個性的なドレスや衣裳を着てはる方は最近多いですね。

より自分の個性を演出できる、より拘ったドレスを着たい!て思うのは、まあ女性なら当然の権利の主張なので、もう衣裳屋さんの頭を抱え込ませるくらい、希望をぶちまけて選ぶのが良いと私個人は思いますけども。

でも衣裳室でいざドレスを選ぶ!って方は、衣裳屋さん曰く、実はそんなに長く選んだりしないらしいですね。不思議と。

多分衣裳選びに入る前に、もう既に自分の中で、「こんなのがいい!」って決まってる方が多いのもあるんでしょうけどね。

意外と新郎になる男性の方が、あーでもないこーでもないと言ってなかなかタキシードを選べないなんて話しも小耳にしたりしますです。(;´∀`)


白無垢
で、やっぱ日本で婚礼衣裳といえば私の大好物の「和装」なんですけども。

これもいまや、「白無垢」「色打掛」「黒引き振袖」「和装オーガン」・・・とかまあ色んな種類があるわけでして。(;^ω^)

たまに、どの衣裳が本当に正式な衣裳なのか?とか聞かれる事もありますが・・・。

ま、私は衣裳屋さんではありませんので、ウロ覚えの知識しかありませんけども、


室町時代とかまでさかのぼれば白無垢と色打掛。

最近見る機会の多い、黒引き振袖は以外と歴史は新しくて、大正時代から。

オーガン和装にいたっては見たとおり現代って感じですね。


色打掛
黒の引き振袖に関しては、もっと昔の衣裳じゃないの?と聞かれることもあるんですけど、以外と歴史は新しいんですねえ。

もともと日本の婚礼の儀は3日間やってましたので、その3日目に花嫁としてその家に迎え入れられた象徴として着ることになったのが、白無垢よりも豪華絢爛な打掛ですとか、引き振袖だったらしいです。

でも、もともと一般庶民の間ではそんな衣裳を着れるようになるのはほとんど現代になってからですので、武家ですとかの話しですけどね。

一般庶民がそういう衣裳を着始めたのは大正時代から第二次大戦までという具合です。


黒の引き振袖
一部の超お金持ちの、俗に言う「豪商」と呼ばれる家の方々でも、江戸時代後期になってからしか、その手の衣裳を着ての婚礼はありえなかったらしいですから、意外と歴史は新しいのかもしれませんね。

というか、それだけその衣裳が高価で、普通ではとても買うことは出来なかったってことでしょう。(;・∀・)


いまでも私の勤務先の近所の呉服屋さんとかでは、そりゃカジュアルな着物を安い価格で扱ってるお店もありますけども、天文学的数字の反物ですとか衣裳を置いてらっしゃるとこもぎょうさんあります。

和装オーガン
前の仕事場の先輩で、前職が呉服屋さんの営業をされてた方がいらっしゃいましたが、その時に聞いた話では、やはり大島なんかの高価な取引になると、想像を絶するお金が飛び交ってたと言いますので、本当に高いものは予想をはるかに超えて高価なのだろうと。

ま、今は結婚式のために買う。という人はほんとに少なくて、すごい量の貸し衣裳屋さんもありますので、そちらがメインなのでしょうけどね。


でも、少ないですが、中には曾祖母の代から引き継いでいる着物を結婚式や披露宴に着られる方もいらっしゃいますですね。

そういう衣裳は、私達みたいに毎日毎日婚礼写真の中で衣裳も見ているものが見ると、着物自体の柄行ですとか色合い的なものは現代のそれとは違うので「おや?」っと思いますが、その衣裳から出てるオーラが全然違います。

たかが衣裳といえども、親子代々に渡って引き継がれてきた年数の重みってのは、やはりすごい存在感がありますね。(´∀`)


で、もっと少ないんですけども、最近ちらほら見かけますのが、ウエディングドレスを親から引き継いで着てらっしゃる花嫁さんも居はります。

これも和装ほどではないにしても、独特の雰囲気と存在感があってステキですね。

真っ白な衣裳なんて、保管も手入れも本当に超大変だろうなあって思うんですが。そうやってドレスを引き継いでいける環境に居れることがすばらしい。そう思います。


まあ、いろんな歴史的にも面白い、婚礼の和装なんですけども、時代の推移に伴って使い方も変わってきてますからね。

というか、本当にごくごくマレに、和装の髪結いを自分の髪の毛でされてる方もいらっしゃいますが、あれ相当髪が長くないとできないんですね。この前はじめて知りました。

でもってあんなふうに整髪すると、多分お色直しとかでそうそう簡単に洋髪には戻れないとか。
なかなか和も洋も両方極端にーというのは難しいようです。(; ・`ω・´)

ですが、今ではメイクも通常メイク、髪も洋髪のまんまで色打掛とかも普通に馴染んできてますし。アレンジとしても相当レベルも高まってるとおもいますので、そういう次のスタンダードみたいなものもどんどん出てくるんでしょうね。

それはそれでどんなのが出てくるのか楽しみだったり。( ・∀・)


ニューヨークの50年代リメイクのブライダルドレスから、私の好きな日本の婚礼衣裳まで、ボーッと思いを寄せてみた今日のブログポストなのでした。

ちなみに50年代の日本は、テレビの本放送がスタートしたり、東京タワーが完成した頃です。いまやスカイツリーが完成しようかという事になってますんで、何かすごく古く感じますねえ。

でも結婚される花嫁さんの衣裳は、いつでも可愛くて綺麗。こうでなきゃですよね。


ああ、今日もそんな綺麗な花嫁さん見れるかなー
なんて思いながら、新しい原稿が入ってくるのを待っている私なのでした♪

またがんばろうっと( ・∀・)

ではでは皆様ごきげんようー♪



2 件のコメント:

  1. 大きなリボン、今流行ってますね。CHANELでもモデルさん大きなリボン付けてました。

    私もブライダル業界の片隅にいるのでウェディングプランナーの勉強も少しはしているのですが、その資格がアメリカのもので和婚に関しては全くと言っていいほど出てこなかった・・・

    本家が神社なので辛うじてなんとかなってますけど。

    サーベルのアーチとか、日本じゃまず無いでしょ・・・

    なのでこちらでお勉強させて頂いてます。

    ミカド(帝)シルクはミカド=エンペラーのことね。
    最高級の意味です。

    ちなみにポッキーはフランスでミカド。

    返信削除
  2. >プチソレイユさん

    どもです♪いつもありがとうございますー

    リボンの大きなのは流行もあるんですか。ほんとに私そういうのに超疎いもので(汗)

    プランナーの資格・・というか、婚礼の様式は国によってものすごい大幅に違いますからね。まさに文化の違いと言っても良いうほどに。

    サーベルのアーチてすごいですねえ(汗)さすがに私も見たことございません(汗)

    でも向こうではけっこう普通だったりするんでしょね。

    帝のこと教えてくださってありがとうございました♪
    最高級ってことですか。ふむふむ。

    ちなみにポッキーは知ってましたですよ。
    お菓子には詳しい私なのでした♪

    返信削除