2010年6月15日火曜日

制作者の職業病

どうもみなさんこんにちわ。

昨日は病み上がりだというのに思い切って働きすぎて、ものすごく疲れてしまったので今朝はついつい寝過ごしてしまってごめんなさいって遅刻した言い訳にしましたが全くの嘘ですごめんなさい。( ・∀・)

な、NAWOです。

相変わらず前振り長い長い。

いやあ、人間って思ったより丈夫なんですねえ。
二日前はへばってたのに、今はしんどい振りするのもウザくなってしまうんですから。
弱弱しいふりで同情を買うのがなかなか難しいです。あー困った。

なんだか暑いんだか寒いんだかわけのわからないこの梅雨空の日々、皆さんはどうお過ごしでしょうか。

昨日はツイッターでmasahiroさんが電車内で膝の上に、マックのノートパソコンを置いて何かしてる人を見かけたーというつぶやきを見まして、今日は私も電車で通勤中にそんな人居ないかな・・・と見ていたんですが、ツイッターで冗談で「ノートパソコンの振りして、実はiPADを二枚持っている人」という風に言ってたら、実際に居ましてビックリしました。(;゚Д゚)

まあ、正確には一人のオニイチャンが、友達のiPADも一緒に持ってたってだけなんですけどね。あなた達お金持ちねぇ・・・・(;´∀`)

一瞬自分には本当に未来を見据える力があるんじゃないかって思ってしまいました。

いや、そんなことまあどうだっていいんですけどね。すいません。

でも反省はしていない。(`・ω・´)


上右の写真は、外国のケーキトッパー屋さんの見本の一種。
あれですよ、ウエディングケーキの一番上の人形さんです。これは陶器製。
飴細工のやつとかもあります。
海外のケーキトッパーはけっこうハッチャケたもの多いので、見てても楽しいですよー


今日も今日で、朝少し遅刻しながらもセッセと作業にいそしんでいます私なんですが、今日は私みたいな、日頃写真を使ったオペレーションや制作作業をしている人達が持つ、職業病についてお話しようかなと思いまして。

まあ、いろんな職業には、それぞれに病気、とまではいかなくても病気がかったくらいに何かが気になる。とかは必ずありますよね。

それでですね、私みたいに年がら年中、ブライダルも広告も子供の写真も、ありとあらゆる色んな写真を見ているのが常になりますと、日頃からもうほんとに一般の人にはどーーーだって良い事が、自分の中ではすごーーーーく気になって眠れなくなったりすることがあります。

いや、寝ますけどね。すいません言い過ぎました。
でも反省はしていない。(`・ω・´)

まあお察しのとおり、日頃から写真ばかり見てて、色んな合成や修正やらをしていますと、必然とそのプロセスというか、写真に入ってる「筆跡」を見分けてしまう事が可能になります。


一昔前に、色んなとこで目にした、北朝鮮の合成写真とか。

こんなのはまあ誰が見てもわかるんですが。
影無いし。

てゆうか飛行中か?(;´Д`)




とまあこれはおいといて、相当手が込んでいるものでも、だいたい一瞬で気がついてしまいます。

で、気が付きだすと、世間中のあちこちで合成や、合成まではいかなくても随分と手の入った写真とかが目についてくるわけです。

で、結果どうなるかというと、雑誌や広告の写真を見て、「私はだまされんぞー」とブツブツ言うことになってしまいます。

もしあなたがコンビニやなんかで雑誌を立ち読みしながら妙にブツブツ言ってる人を見かけたら、できれば変人を見る目では見ないでください。
その人は少し病んでいるだけです。


というかそれは私か。( ゚∀゚)


まだあるんですが、これはブライダル写真よりも、卒業写真ですとか、卒業アルバムのオペレーターさんとかに多いと思うんですが。

卒業写真の個人写真のページというのは皆さんご存知でしょうか?
そうです。あの一人づつ、小さめの四角の中に証明写真くらいのバストアップがずらーーっとならんでいるあのページの写真です。下にそれぞれの名前の書いてある。

普通に見てるだけではあまり気にも留める方は居ないと思いますが、卒業アルバムを組む人は、何が緊張するかっていうとあのページが一番緊張します。

印刷された状態ではわかりませんが、実はあのページの写真は、生徒と生徒で決して差が出ないように、それこそ0.5mm単位で顔の寸法をあわせて作ってあります。

いや、これは大げさじゃありません。DTPで作業すると、全部数値が出てきますので。

本当に0.5mm単位で大きさのズレを修正します。

というか、本当は0.1mm以内くらいにしたいくらい。(*´Д`)

顔の大きさが、写真の状態でどうしても合わない場合は、頭の周りの空間(余白)の面積を、目視で何度も何度も何度も確認して、全ての人数の空間の開きを均等にするんです。

もちろん頭の頭頂部の高さ、あごの高さもきっちりあわせます。

もうメンドクサイので言っちゃいますが、合わせられるものは全部合わせるって感じです。
最初からこういえばよかった。(´・ω・`)

で、多い日には、一日で何十ページもその作業を繰り返します。

結果どういう症状が出るかといいますと、並んでる写真の空間や不揃いがものすごく気になり、何とかして治そうとするようになってしまいます。

病気ですね。(´∀`)

電車の中吊り広告とかで、例えば人がこちらに向かって並んでいる写真を使った広告があって、その人達の位置ですとか、大きさですとかが中途半端に不揃いですと、もうそれを揃えたくて揃えたくてワナワナしてきます。

末期症状です。(;´∀`)

私の知人で一時期一緒に卒業アルバムの制作をしていた人は、JRの駅のポスターの人物の揃い具合がどうしてもどうしても気になって気になってしかたないので、ある日こっそりビリビリに細かく破いて、場所を調整し、再度テープで止めなおしたというツワモノもおります。

ここまでいくと入院コースですね。(;´Д`)

犯罪です。決してマネしてはいけません。ダメ!ゼッタイ!

もうひとつは、これはジャンルに関係なく、写真を見ている仕事の人は誰もが少しくらいは経験があるかもしれませんが。

ブライダルでも、卒業アルバムでも、まあどんな写真でもそうなんですが、写真の「傾き」です。
特に写真のセンターの傾きにものすごくシビアになってしまいます。

という私も、今となっては目視でその写真の傾きの度数がわかるようになってしまいました。
だいたい0.3度くらいから全部数字がわかってしまいます。

傾いた写真を見るたびに、「ああ、これは右に0.25度」とか、「あああ、これは左に1.2度」とか考えてしまうようになってしまいます。

というのは、アルバムや雑誌を作るときに使う「クォークエクスプレス」てアプリがあるんですが、これに写真を貼り込んで角度補正するときに、角度の入力BOXに直接数字を打って調整するんですね。

これが一発で「0.25度」と入力して、ピターと垂直が出た時がものすごーく気持ちよいのです。
ま、わからない人からすれば、何言うてるのかサッパリかもしれませんが。


ちなみに上の写真の右側の建物はたぶん右に3.2度傾いてます。誤差プラスマイナス0.1度くらいかな。( ・∀・)


ですが、これの症状のエライコッチャなところは、この世の中には、本当に微妙に傾いてるものがものすごーーく多いってとこにあります。

写真や広告や新聞や、いろんな紙媒体はもちろん、テレビのCMの映像や、果ては映画館のスクリーンの中まで、目に見えるものの角度がすこーーしだけズレてるものが非常に多いんです。

多分普通の人だったら本当にどーーーーーーーっでもいいことなんですけどね。(;´∀`)
日頃そういう仕事してますと、条件反射で角度を補正したくてしたくて、もうトイレを我慢しているのかという具合に落ち着きがなくなります。

あなたの周りで、傾いた写真を前にして、ジタンダ踏んでいる人が居たら、そっとしといてあげてください。軽い病気ですから。

実は私も街中で見かけた看板やらポスターやらで、ほんの少し斜めってるものを見つけると、ゼッタイに垂直にせずにはいられません。

結構頻繁にあちこちで垂直にー垂直にーて色んなものに勝手に触って、怒られたりしとります。

だってーーーー!気になるんだものーーー!

でも、自分の部屋の物はクチャクチャのカオスなんですけどね。( ゚∀゚)


ま、そんなこんなで、今日は病気と健康についてでした。
病み上がりにちなんでなんですけどね。

風邪はもう良くなりましたが、このへんの病気は治る気配さえありません。
というか年々酷くなるばかりです。(;´Д`)=3 

生粋のO型人間なんで、けっこうアバウトな性格のはずなんですけどね。おかしいなあ。

といいつつ、今日も通勤途中の花壇の植木鉢が一個だけズレてたので治してたら、その家のおばあちゃんにお礼を言われて、おまんじゅうをもらってしまった私でした。

病気によってはけっこう良い事あるかも!( ・∀・)

みなさんも病気にはお気をつけて・・・
ではではー

4 件のコメント:

  1. nawoさん!
    うちの写真見ちゃダメ!
    いらいらするでしょうから(笑)
    フォーカシングスクリーン入れましたが、全然だめです(自爆)
    傾いたら、ピーピー♪なるやつでもつけないとだめです。
    多分根性から”いがんでるんです”(笑)
    因みに、A型です(笑)

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  2. すごいですね。nawoさん!
    世の中の物の傾きが数字で全部わかってしまうなんて。
    傾きスカウターが装備されているみたいですね。^^

    絶対音感ってやつでしたっけ?
    世の中の音がすべてドレミで聞こえてしまうってやつ。
    まさにそれと同じじゃないですか!びっくり人間にでれますヤン。

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  3. >はねなしさん

    うふふ♪はねなしさんの写真見てますよー
    でも、そないに歪んでるって思いませんけどね。

    アルバムみたいな、ギッチリ並んでたり、極端に目立つような配置だとものすごーーく気になったりするんですが。

    今のところ、WEB上で無理やり治したいーーてジダンダ踏むことはそんなにはありません。

    てか、最近はウチのカメラマンでもわざと微妙に歪ませたりしてますからね。ものすっごく判断難しかったりして。(;・∀・)

    たまにどっちが天で、どっちが地かわからなかったりします
    ボケ足の方向で判断しなくちゃってのは意外と最近だったりして・・・・

    ですんで私は今のはねなしさんの写真が好きなので、そんな真っ直ぐな生き方は捨てて( ・∀・) 自由に撮ってまた見せてくださいませ♪
    楽しみにしてますです。(´∀`)

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  4. >masahiroさん

    いえいえ、じつは全然すごくないですよ。(´∀`)

    多分、この記事読んで、私の前の勤務先のアルバムオペレーターの人は、「そうそう。私もそう」ってゼッタイ思ってるはずです。

    絶対音感ならぬ、絶対角度感?なんかゴロが悪いな・・・(;・∀・)

    masahiroさんの周りでも、居ませんか?なんか街中でポスターやら看板やら直してはる人。

    きっとそこらにイパーイ居ますよ・・・

    でもスカウターはカッコイイんで欲しいかも♪(´∀`)

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